2020/07/14 のログ
ご案内:「落第街 路地裏◆特殊Free(過激描写注意)2」にフィーナさんが現れました。
フィーナ > 「んー…」
思案しながら、路地裏を練り歩く。
新しく交配実験をしてみたいな、と思いつつ。良い素質の持ち主が見当たらない。

そこらのチンピラに大事なタマゴをくれてやるわけにもいかないし。

ご案内:「落第街 路地裏◆特殊Free(過激描写注意)2」に紅月 純さんが現れました。
紅月 純 > 「クソがっ!!」

拠点の近くで暴れていたチンピラを殴ってたら大物そうなヤツに逃げられた。
また異能を使うと折角見えるようになった顔が煙まみれに逆戻りなので迂闊に使えない。
急いで邪魔者を吹っ飛ばして追いかけたが、もう姿はなく。

「あんにゃろ、次はぜってー殴る……む」

見失ったことに自己嫌悪して引き返そうとするが、
見覚えのある姿が視界を掠めた気がして立ち止まる。

フィーナ > 「…なにあれ」
煙に巻かれているニンゲンが一人。
なんか見覚えあるような…
とりあえず近付いてみる。歩いて。

紅月 純 > 「あ、やっぱり。……」

歩いてきたのは知り合いだった。
ふぅと肩の力を抜いて、そちらに向き合う。
向こうはこの顔以外が煙まみれになっている俺をどう思うか。

「……よう」

フィーナ > 「え、なにそれどうなってんの」
煙に巻かれている、フィーナの知識では知人とされている純というニンゲンに、興味深そうに近づき、聞いてみる。

紅月 純 > 「俺も聞きたい。全部あの月ってヤツが悪い」

半ば冗談のように言ってるがマジなので。
変なものだから触れない方がいいぞ、と手で静止させてみる。

「時間が経てば治るからまあいいとして……あまり近づくなよ?
で、調子はどうよ」

フィーナ > 「大分マシにはなった」
腰を捻ってみせる。身体的には人並みに調子が良いようだ。

「今は感覚遮断してる」
元々は感覚補佐をしていたのだ。遮断できても不思議ではない。

紅月 純 > 「そりゃあよかった」

ふ、と笑う。厳つい顔なのはご愛敬。

「感覚遮断なぁ……どうせなら俺のこれも遮断できるようになりてーなぁ」

自分でもこの姿は半笑い。手甲と顔以外は全身タイツみたいになってるんだぞ?
あと視界がめっちゃうるさい。

フィーナ > 「どういう理由でそうなってるんだろ。魔力が干渉してるわけでもなさそうだし…」
興味深そうに、眺めている。
もしかしたら目を開いているのを見るのは初めてかもしれない。

紅月 純 > 「さぁな。クソ博士の予測じゃ、『異世界のルールそのものも異能となる』だそうだ。前例が二つしかねぇから知らん」

俺とクソ博士。その世界から来た人だけのシステムなのか、それとも。

「俺は、こうやって、魔力みたいに扱えるが」

煙のかかってない、手甲の掌から魔力弾、ともいえない異質なエネルギー弾を空に撃ってみる。

「他のヤツにも、使ってる自分にも毒だそうで。勇者(笑)すぎるわ」

あ、煙が濃くなった。顎下の視界が。

フィーナ > 「つまり…純の居た世界独特のエネルギーということ?」
興味深い。
是非手に入れてみたい。
扱えるものが増えれば、それだけ進化出来るというものだ。

紅月 純 > 「……わからん。独特なら、こっちでこうなってはいないさ。
だが、あの世界で唯一使える俺が消えた。
それでもこっちで使えるんだから、これは俺の魔力だな」

何かのカテゴリに当てはめるなら聖・毒属性。
そんな複合、妄想の産物みたいで笑ってしまう。

「まぁ、これは他所様が使うにゃ過ぎた力だ。あと俺以外が使えたらアイデンティティも失っちまう」

フィーナ > 「興味深いなぁ。是非解析してみたい」
純粋な興味。これは元々フィーナが持ち合わせていたものだろうか。
どっちでも良い。
欲求を満たせられればそれでいい。
「触れてみても?」
まずは接触だ。自分の魔力感知に引っかからない以上、それ以外の方法で感知するべきだ。

紅月 純 > 「えぇ……。自力で辿り着く分にゃいいが、俺から解析するのは勘弁してくれ。
存在が害なものをそう易々と渡すか」

深く、深くため息をつく。
触れようとすればひょいひょいと避けて踊るだろう。

「触れてみてもよろしくない。テストの機材ぶっ壊して怒られたばっかなんだよ」

ましてや、これは魔を崩すもの。迂闊に触れさせるわけにはいかない。

フィーナ > 「えぇ~…、残念」
もったいぶって、手を引っ込める。上手く解析できれば耐性作れたかもしれないのに。
「ところでそれ、どうにかなんないの?」
鬱陶しそうな煙を見て。

紅月 純 > 「時間で治る。それまで治らん。
だから大人しくしてたんだが、チンピラ共がな」

あのチンピラ共には人ン家の前で遊ぶなと言いたい。
あ、風紀を呼べばよかったのか。アフロあたり。

「そんなわけで、もうここには用がないし俺は帰るとするかな……。
まぁ、知り合いに会えたのはいい気分転換になった」

軽く伸びをして、立ち去ろうと。

フィーナ > 「ん、そっか。それじゃあ、また。」
こちらも踵を返す。深追いするのは良くない。
どうにも、糠に釘を打っているような感触だった。

背を見せている。無防備だ。

紅月 純 > 「じゃぁな。また猫探しでもしよう」

そちらを一瞥して足を止める。
そして背を向けて去る様子を、手を振って見送った。

「……はぁー、次はぜってー殴る……はぁー」

今日あった出来事を引きずり、まだグチグチいいながら拠点へ。

ご案内:「落第街 路地裏◆特殊Free(過激描写注意)2」からフィーナさんが去りました。