学園地区の校舎群の一つ。様々な教室や研究室などがこの建物の中に設置されている。
外観としては現代的なビルのようなもの。
※それぞれの教室などの詳しい情景などはある程度自由にしてくださって構いません。
参加者(0):ROM(1)
Time:20:43:29 更新
ご案内:「第一教室棟 屋上」から武知 一実さんが去りました。
■武知 一実 >
「……はー、風紀に祭祀に占星術部。
学校での夜バイトは意外と競合が多いなあ……ほんで向こうはそれなりな大義名分を持ち合わせてる、と来たか」
いざ揃い踏みで鉢合わせしたら、とりあえず首根っこ掴まれんのはオレだけか。
そうなると……オレも委員会か部活か、どっか所属した方が良いんじゃねえかって思えても来るが。
「けど、ま、この異能がどうにかならん限りは難しいよなァ」
右手に雷を纏わせ、すぐに消し払う。
もう少し、コイツの制御が利くようになったら、
―――そン時は、改めて考えてみっかァ。
ご案内:「第一教室棟 屋上」から竜胆 襲さんが去りました。
■武知 一実 >
「危険な目、か……違ェねえ。
ま、そんな奴らの為に人知れず体張ってる奴らも居るってんだから、世の中捨てたもんじゃねえな」
ん?遠回りだけど結果を見てけばオレもその内に入んのか?
ガラじゃねぇなぁ、やっぱバイトで喧嘩してるくれぇがオレには丁度良いのかもしれねえ。
「おう、どうした?
そんな風に見たとこで、別にチクったりはしねえからよ。
誰かに言ったところで、信じて貰えるか怪しいしな」
まあ、そう言われてハイそうですかと信じられてもそれはそれで心配になるが。
学年も名前も言ったんだ、担保としちゃ十分だろ。
「おう、流石に2年も終わりになってくると、先輩って呼ばれんのにも慣れて来たな……
各々思う所あるだけなら、各々で好き勝手やるだろうさ。
アンタの下に集まったンなら、そりゃアンタの人望だ、自信もって誇って良い。部長……リーダーなんて、そンくれェでないと締まんねえよ」
どうにも、この竜胆って女子は平時はどっか頼りなさげな雰囲気が拭えねえ。
だからこそ、人が集まったって事もあるのかもしれねえが、如何せん、そのお仲間を知らねえんだから結論は出せねえ。
「おう、竜胆も気を付けろよ。あ、怪異にじゃなくて誰かに見つからねえ方を、一応な。
オレも程々にしてズラかるからよ」
背を向けた竜胆へと軽く手を振って、見送る。
占星術部か……そんな部活もあったん……そういや、聞いたような気もするような……
■竜胆 襲 >
「はい。いないかと思います。
本来、異能を持っている生徒でも危険な目に遭いかねないわけですし…」
大方は、たまたま学校に残ってしまって、偶発的に巻き込まれる…というのが多いのだろう。
だからこそ、こうして夜の学校に部活動という体で残り、怪異を殺してまわっているのだから。
「───」
見据えた彼に、一瞬何かが被る。
見えざるものを見通す燐光眼に移ったのは……彼の力の根源となるものか。
──怪異と喧嘩、殴りあるような人間。何かしらを持っていないわけはない、とも思っていたけど。
瞳を閉じ、再び開いた時にはそれはもう消えていた。
「それではかずみん先輩…と。私のほうが慣れなさそう……。
…人望、どうでしょう。各々、怪異に対して思うところもあるのだとは思いますが」
それについては勿論自分も。
しかし深くそれに介入することもなかった故に、言葉はそう留めておいた。
「と……私は別の棟も見らねばいけないので、これで…。
かずみん先輩も、…心配ないかとは思いますが、まだ残るのであれば、お気をつけて」
そう言うと黒い外套を翻し、踵を返す。呼び止められることがなければ、そのまま階下へと降りてゆくのだろう。
■武知 一実 >
「……ん?」
何だか腑に落ちねえが、向こうも何だか納得いってない様子だ。
とは言え、オレとしちゃ殴り合いが一番手っ取り早くて戦り慣れてるってのは事実だしなあ。
「はー、記憶を封じる、ねえ。
ま、大抵は怖い思いをしたってんだろうから、その方が良いのかもな。
好き好んで夜の学校で怪異相手にドンパチやろうって物好きはそんなに多くねえってだけだろ」
異能だなんて能力を持ってたって、そいつら全員血気盛んってわけじゃねえだろう。
わざわざ危ない橋を渡る様な生活をしたくない、ってのは喧嘩屋してる時に周囲からよく感じてた感情だ。
此方を見据える視線に対し、オレは肩を竦めて見せる。
――――――――――――――――――――――――――
そんな一実と被る様に。
天災を人型にしたような、激しい雷とどこか歪な神性を垣間見る事が出来るかもしれない。
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「別に馴れ馴れしくなんてねーよ、名乗った時は大抵相手にゃそう呼んで貰ってるからな」
その内慣れると思う、多分。 何だかんだ、これまで渾名呼びを頼んだ奴は大抵慣れてくれてる……よな、多分。
「なるほどな。
てことは、仲間が何人か居ンのか……人望も、それなりにあンだな」
■竜胆 襲 > 「そうじゃなくて…いえ、いいです…」
人が怪異を滅ぼすために呪具や神器といった装備を用いる。
それこそ当たり前なのであって、素手で殴り合うのがおかしいと思っていたのだけど。
さも当たり前のように言われると言葉に詰まってしまう。
「いました、けど。
その、トラウマになるような恐怖を感じてしまっていたり、
そういう一般生徒の方も多いので…記憶を封じる術をかけさせてもらっていました。
こうして、怪異と渡り合っている生徒を見たのはまだ二度目くらいですよ」
じ…と夜の闇の中でもよく見える、金色の夜光眼が少年を見つめる。
見て、何を思うのか。──本当に黙っていてくれるのか、といった確認の視線にも思える。
「そ、そうなのですね…では…かずみん先輩……な、馴れ馴れしくないですか…?」
本当にこれでいいんだろうか…と困ったように眉根を顰めて。
「…そう、ですね。
というよりも…この活動をするために私が、怪異と戦える生徒を集めて、立ち上げた部です」
■武知 一実 >
「アンタだって鎌で斬ってたんじゃねえか。
鎌か拳か、使えるもん使ってるって点で、大した違いなんか無ェだろ」
拳プラス雷だけどそこはそれ。
まあ、得体の知れない怪異を相手にステゴロなんて良策じゃねえのは何となくわかる。
「今まで直接助けた奴は居なかったんだな……」
「あー、えーと……なら一実の方で呼んでくれ。
一応必要だから名乗っちゃいるが、苗字はあんまり好きじゃねえんだ。
……竜胆、な。 1年で部長って事は、今まで無かったってことか? 占星術部」
占星術……確か星の巡りから運勢やら何やら占う、んだっけか。
あんまり詳しいことは知らねえが、なるほど、夜間活動のカモフラージュするには丁度良いってわけか。
■竜胆 襲 >
「怪異と殴り合いの喧嘩をする人をはじめて見て、驚いただけです…」
とりあえず信じたらしい少女。
実際に倒れている怪異を見れば信じるしかないとも言えるのかも。
誰にも言うつもりがない、と言われれば見るからにほっと胸を撫で下ろす所作。
どうやら夜に活動ができなくなる、というのは相当に困ることらしい。
「良かったです。口を封じねばならないかと、
咄嗟に助けに入ってしまった後で、思ったものですから…」
「武知先輩…じゃダメなんですか…? その、そう呼ぶのはちょっと…。
あ、……一年の、竜胆襲と言います……占星術部の部長をやっています」
占星術部。
星を見る、という名目で夜の学校にいても違和感なく、教師から夜活動の許可を取りやすい部活だ。
■武知 一実 >
「ああ、喧嘩だ喧嘩。
珍しく売る側に回ったけど、どっちかがぶっ倒れるまでのどつき合い。
それが喧嘩じゃなかったら何だってんだ」
自分で言っててそんな気がして来たけど、多分違う。
人間相手にする喧嘩は別にどっちかがぶっ倒れなくても止めるし。
ただ、討伐とか祓うとか、そんな風に言うのはどーにもオレには合わねえんじゃねえかって。
「へえ……そりゃ殊勝な心掛けだな。
まあ別に誰かに言おうって気はねーよ、言えばオレが何でその場に居たんだって話になるしな」
要するに対怪異の自警団、みたいなもんか。
話した感じ風紀とは違ェみてえだし、祭祀局とも違うし……。
というか、声掛けて来た時と今とでだいぶ雰囲気変わったというか……まあいい。
「オレァ2年の武知一実、かずみんって呼んでくれ。
もしアンタらの活動が知られた時は文句言いに来るのに名前は知っといた方が良いだろ?」
そして十中八九濡れ衣だから、真犯人を探す口実になる。
まあ、そんな事起こり得ない方が可能性は高いが。めっちゃ。
■竜胆 襲 >
「喧嘩」
目を丸くして、答えられた言葉を反芻するように口に出してしまう。
それから続いたのは、少し大きなため息だ。
「わ、私は…たまに放課後に残っている生徒が、
こういう怪異に襲われないようにと活動しているだけです…。秘密裏に、ですけど」
勿論、それも人知れず。
なので彼にこのことを口外されると困る立場であったりもする。
それでも、咄嗟に助けに入ってしまったのは性分というものだろう。
「あの…一応、その。助けたという体で、このことは内密にお願いします」
少し卑怯な言い回しかな…なんて思いつつも。
怪異を殺した時とは随分と違う雰囲気になったしまった少女は、そう言葉を向けていた。
■武知 一実 >
「何って、えーと……喧、嘩?」
今しがた殴り倒したばかりの怪異を指して答える。
喧嘩っつって良いのかな、でもバイトって言うよりはマシな気もする。
雇い主とか色々訊かれたら面倒だし、喧嘩って事にしとこう、うん。
「アンタも人の事とやかく言えねえだろ、ンな物騒なモンまで携えてよ。
劇部の練習っつっても無理があンじゃねーか?」
要するにお互い様だろう。
仮に向こうに深夜の学校に居る正当な理由があろうが無かろうが、別に誰かにチクる気はねーんだが。
てか告げ口すればもれなくオレの足元にもでっけえ墓穴がクラフトされるんだが。
■竜胆 襲 >
「お礼はいいです…。
そんなことより、こんな夜中に学校で何をしてるんですか」
足元の怪異の残滓を踏み潰し。黄金色の瞳を少年へと向ける。
その視線は、どちらかといえば厳し目の表情で向けられている。
大きな怪異の前に立つ少年。
それはきっと彼が倒したのだろう。
自分達以外にもこういった怪異対峙をしている生徒がいることは知っていたが、こうして鉢合わせることはあまりなかった。
■武知 一実 >
「あン?」
さてこのデカブツの写真でも撮って成果報告としようか、とスマホを取り出そうとした矢先。
突然耳に飛び込んだ声に、反射的に右腕に雷が奔る。
不意打ちなんて仕掛けてくる上等なヤローに手痛いカウンターをかましてやろうってハラだったが、どうやら未遂に済んだようだ。
「……おう、何か知らねえが助けてくれたんか、ありがとうな」
状況から見るに、背後から襲い掛かりそうだった怪異を、黒いコートの女子……女子だよな? が、斬り伏せたみてえだ。
他に人が居るとは思ってなかった。……どうやら、気付かない内に随分とバイトに集中し過ぎてたらしい。
もしこれが風紀や先生だったらと思うと背筋が寒くなる。気温も低いけども。
■竜胆 襲 >
───それは、少年が足りない刺激にぼやきを零したすぐ後のこと。
「危ない───!」
響いたのは少女の声。
それと同時、そう遠くない背後で空気が斬り裂かれた音と共に怪異の悲鳴が轟いた。
振り返るなら…あまりにも学校には相応しくない黒い外套、
そして同じく黒い大きな鎌を手にする、表情の抜け落ちたような少女の金色の夜光眼が目に入る。
胴を切り離され、のたうつ黒い影のような怪異へと無慈悲に鎌刃を振り下ろし…少女はふぅと一息を零していた。