2024/07/17 のログ
ご案内:「第一教室棟 教室」に奥空 蒼さんが現れました。
奥空 蒼 >  


      「教室で―――騒ぐなっっ!!」


 

生徒の影 > それは
まるで
ピンポン玉のように

かの鬼教師に蹴り上げられた
ナイフを持った生徒は

教室の窓から外に出て行った―――。



だが
何故か一切怪我をせずに着地できたのだ、という。

奥空 蒼 > なんだ、教室内で"ナイフもってカツアゲ"って。
この間もそれで風紀委員が誰か捕まえたらしいな?

治安どうなってんだよ治安。

まぁ

破壊神(わたし)が教師してるし今更か。

「……はい、授業を再開するねー。」
「見せもんじゃないからねー。」
「じろじろ見なーい。」

そういうわけで。

教室でカツアゲするバカタレは教室外に追放され、
世界は少し綺麗になった。

ガヤガヤ > 「あっあいつ……バカでは?」
「ああ、本気(マジ)のバカだ…」
「よりによってこの教室でカツアゲするか?普通……」
「ねーほんと……」
「ありえないわ……」
「あの鬼教師の……教室だぞ……!!」

奥空 蒼 > 「……聞こえてるよ?」

にこーっ。

「次にキミがお空を飛びたくなかったら」
「今すぐ黙って自習しなよ。」

だが、まだざわつく教室。

「ふむ」

一考。

「じゃあ、こうしよう」

こほん。
教壇でそりゃもうにこにこ、いじわるーくわらってる。

奥空 蒼 >  


   「次喋ったヤツはそっちの窓から蹴っ飛ばすね。」
    ………シーン。

 

奥空 蒼 > 「……優秀だね。」

よし。―――静かなままだった。

「そんじゃ、先生はゲームしてますんで。」
「質問があったら挙手してね。」
「学ぶ意欲があるなら、何でも教えよう。……ない?」

そんな事言いながら、
ゲーム機器を教壇で弄り出すこの教師の言葉に如何ほど説得力が、あろうか。

奥空 蒼 > 「…ないね、よし。」
「じゃあ後は静かにやりなっ!」

破天荒な教室に…
ひと時の、平穏。

ご案内:「第一教室棟 教室」から奥空 蒼さんが去りました。