2024/10/24 のログ
ご案内:「第二教室棟 教室」に黒羽 瑠音さんが現れました。
黒羽 瑠音 >   
「一口に魔術、魔法といってもその内容は多岐にわたる…」

「そもそも魔力といっても何らかの媒体に自身の魔力を込めたり、または自身の中で魔力を練り上げる… 特に後者の場合は気とも言われ、別分野とする研究者も……」

「日本においては、五行思想… 古代中国から伝わってきた考えを元にして、陰陽師等が古くから存在し……」

「……」

「……うーん、聞いたことがある事はいっぱいあるのに、こうしてひとまとめにされると全然わかんないなぁ……」

たった今終わった授業の内容をメモに残しつつ、ため息をつく
一応『素養』はあるという事で、こうして魔術に関する概論……つまりとっかかりに当たる授業を受けてみたんだけど

まず今日における魔術の成り立ちや、地域における魔術と呼ばれるものの違い、異世界における魔術等、色々と頭に詰める事になりました

分からなくても出来る人は出来るけど、今の世の中、一口に魔術と言っても沢山ある訳で、それぞれの違いを学ぶ事で自分に合ったものを見つける助けにするとか…

「分かってはいるけど、今までただの中学生だった身には重いなぁ、面白くはあるんだけど」

といってため息を一つついてみたり

ご案内:「第二教室棟 教室」に雨宮 雫さんが現れました。
雨宮 雫 >  
授業が終わり、特に書かずに終わったノートを閉じて教科書と纏めて。
席を立とうと……としたところで、聞こえてきた声に顔を向ける。

隣に居た生徒には余り意識を向けていなかったが……
改めて見ても記憶には無い。

つまり自分のように単位目当ての若干アレな生徒ではなく、ほんとにこーいうのが初めての子かもしれない、というわけだ。

「…………  ぅん。」

とくれば、にへらーと顔を笑みにして、気安い感じで声を掛けた。

「もしもしー。
 なんかお困りー?もしかして、あんまり経験のない人ー?」

黒羽 瑠音 >   
「うーん……」

と唇の上にシャーペンを置いて唸っていると、急に声をかけられた

「わっ!?」

ぽろっ、と落ちたシャーペンを空中でキャッ… 

ぷす

「いたぁっΣ」

先っぽを掴んでちょっとお肉に刺さった… 怪我はしてないけど、地味に痛い

「うぅ… あ、はい… 私、黒羽瑠音、此処には春先に転入してきて……」

「それまでは魔術とか、こういうの全然無縁な所で生活してたから、面白いけどちんぷんかんぷんが多いというか……」

取りあえず自己紹介しつつ、素直に困っているのを告げながら頬をかく、こういう時に強がっても大抵いい結果にはならないし…

何より、新しく誰かと知り合うチャンスみたいだしね!

雨宮 雫 >  
「ぉう……」

そんなびっくりするとは思わなかった。
キャッチというか、自分で宙に浮いたシャーペンに向かって手の平を刺しにいった姿に、笑みを作っていた表情がちょっと崩れた。

開いていた口が △ こんなんになった。

「なんかごめん……いきなり声掛けたボクが悪かった。
あ、ご丁寧にどうも、雨宮 雫と申しますです、はい……

ぉー、じゃあ半年より経ったくらいかな、成る程ねー。
全然身近じゃなかったというか、ゲームくらいでしか知らない感じだったのかな。

実際聞くと実感ゼロ、的な。」

黒羽 瑠音 >   
「うん、ゲームとか小説はよくやったり読むから知ってはいたけど……こうして実際にあるのを見るとやっぱり違うなって」

集中しすぎてて全然気づかなかったとはいえ、逆にこっちが驚かせちゃったかも…
ともあれ、姿勢を正して雫さんに向き直る

「一応、見せて貰ったり、そういう力が宿ったお守りを貰ったり……少しずつ関わったりはしてるんだけど……」

「でもでも、異能を調べる一環で私の素質を調べたら、ちゃんと習えば魔術は使えるようになるみたいで
折角こんな場所に来たんだから、使えるものなら使ってみたいって思って受けてみたの」

刺さった指先を軽く摩りつつ、にこー、と微笑んだりしつつ
此方からも質問を飛ばしてみようかな

「雫さんは、魔術とか使えるの?」

雨宮 雫 >  
「遊ぶのと自分でやれってのはねえ……うん、だろーなーって思いますだね、うん。
毎年、新入生の人が頑張って授業受けるんだけど、最初の実感が……っていう人多いかな、かな。」

分かるよーとか言いつつ、よいしょっと椅子に座り直す。

「ああ、素養はあるって調べ済みなんだ、えらい。
あれちょっと勇気が要るヤツなのに……じゃあ、頑張ればイケるってことなんだね。

ん?あ、ボクはちょろっと使えるよー。
さっき授業でやってた陰陽道ーとか五行ーとか、その辺がボクの魔術のところだねー」

黒羽 瑠音 >  
「多い…って事は、雫さんはこの授業、何度も受けてたりするの?」

言いぶりに少し不思議に思って聞いてみる、首をすこーし曲げつつ、じぃー、と興味の視線
それにしても綺麗な人だな、いや、この学園、綺麗な人ばっかりなんだから今更かもしれないけど

「うん、研究者さんは異能と素質の相関性から、何かヒントを得られないか調べたかったって言ってたけど……」

結局何かが分かったのかはいまいちわからない、ただ、『無駄では無かった』らしいけど…

「おお、陰陽師とか、ニンジャが使ってるような奴だよね、陰分身の術!とか……火遁とか…
お父さんが亀が忍者になって活躍するアニメが好きだったなぁ」

何て思い出しつつ、唇に指をあてて自分の考える『五行』を浮かべたりして

「日本や中国とかの人だと、そういう術の方が親和性が高かったりするのかな…?」

雨宮 雫 >
「ふ、よくぞ聞いてくれました。
この授業は初めて魔術に振れる生徒向けなので、慣れてる人……というか魔術が使える人には、見知った内容が多い。
つまり、単位が取りやすいのデス。

つまり、こういう授業を選んでおけば、必要最低限の単位稼ぎになるという……まぁ真面目にやれって言われればそのとおりだけど。」

得意げに言ってたが、そんな誇れることでもない自覚もあるので、段々とトーンは下がっていく。

「なんか魔術の元になる魔力とか気力とか霊力とか、そういうのが引っかかったんじゃない、検査に。

忍者は五行術とか……ああ、火遁水遁とかだからか。
カメはどっちかというと、武器で殴ってたイメージあるけど……

あーいや、別に国籍とか民族はあんま関係ない、かな?
神様に祈る系はそういうのあったりするけども……

ということは、さっきの授業、あんまりイメージわかなかった?」

黒羽 瑠音 >   
「単位制かぁ、私、中学から直接此処にくるからそれ自体があんまりなれなくって
慣れれば自分の好きなように授業を取れるって楽なんだろうけど…取りあえず自分が取れるものを選ぶだけでも大変で
というか授業数も多いし、気になるのも多いし、頭がくらくらしそうだったなぁ」

必要な単位は兎も角、ひたすらに多い授業の数に目を白黒させていた事を思い出す
多分、来年もそうなるんだろうなぁ、とそこだけはちょっと憂鬱かも

「でも、単位をちゃんととるって気持ちがあるだけ偉いと思います、留年?とかがあるかはちょっと分からないけど」

「そうなのかな?今度詳しく聞いてみたほうがいいのかも
どの道、異能についてはまだまだ調べて貰わないとだし……

確かに想い返すと、結構肉弾戦が多かったかも、亀……私も嫌いじゃないんだけど
イメージというか、あれなんです、私そういうサブカル系が大好きでぇ……色々本は読んでたりしたんだけど
逆に、やりたい事が多くって、絞れなかったというか、だけど色々手を出すのは半端になりそうだし
どれを集中して覚えるかの一押しが無い状態、って言えばいいのかなぁ」

贅沢な悩みかもしれないけれど、そんな心中を伝えつつ、むー、と口元に指をあてて考える仕草をしてみたり

雨宮 雫 >  
「本土、日本って言えばいいのかな。
あっちだと中学生って単位制じゃないトコ多いもんね、義務教育として詰め込まれるからなあ。

その辺は先輩とか慣れてる人を掴まえるといいかな、みんな通る道だから……ボクでもいいけど」

テンション下がる顔にも覚えがあるのか、あはは……と笑って励ます、励ましてるつもり。

「留年は勿論あるよー、進級に必要な単位ってあるから。
ま、まあ単位は置いといて。

異能がどんなものか楽しみだね、それはー……オモシロカッコいいのとかだと、テンションも上がるし。

なるほど、ドレが良いっていうか目移りしてるよーな感じかな、かな。
漫画やアニメ、映画にゲーム、一杯あるからねえ。

好きなコレしたい!って明確なの無いと、ドレにするのがいいんだー……にはなるか。

手を出すっていうか、ちょっと入口入ってみて、合わないなーって思ったら帰るでもいいと思うけどね。

何にしても、食べてみないと味も分からないしさ。

ちなみに五行とかは便利だよ、自分の守備範囲なだけにオススメです、お客さんー」

黒羽 瑠音 >   
「あはは、じゃあ困ったときはお願いする… ね」

今更だけど身長は同じくらいだけど学年とか上の人じゃなかろうか、まぁ気にしては無さそうだけど
今から変えるのもそれはそれで変かもしれないし、取りあえずはこのままで… うん

「異能については… 隠してるわけじゃないし、良ければ今度見せますよ、周りに迷惑が掛からなそうな場所で……
そんなに面白いものじゃないけどね」

オープン情報にしているので、学生証の番号とかで調べれば大体の情報が出てきたりもする、はず
続く言葉には、うんうんと強く頷く、まさにそうなんだよね

「そう、委員会とか部活もだけど、色々ありすぎて逆に中々決められなかったというか…優柔不断なのかも
一応部活は最近ロケット研究会、っていうのに入ったんだけど……ふむふむ
確かにそれもそうだよね、五行、五行……興味はあるかな、世話になっている先生も多分そっちの方だし
もしよければ、もうちょっと詳しく教えて欲しいんだけど……雫さん、時間ある?
えへへ、ジュースくらいなら授業料で奢れるけどどうかな?
折角だから隣り合った同士、仲良くしたいと思ってるんだ、お近づきの記も兼ねて、なんて」

何てじーっと見ながら提案してみよう

雨宮 雫 > 「うんうん、是非ー」

にこぉーと愛想よく笑っておく。
好感度は稼いでおくに越したことはないので、色々と。

「あら、それならボクもなんか先払いでもお礼しないとー。
……ロケット?宇宙に行くアレ?宇宙好きなのかな……」

科学よりな単語が出てきたので、かくっと首を傾げた。

「ほほう、興味があるなら全然、いいよー。
同類?同業者?が増えるのはボクは嬉しいし、時間は一杯あるので大丈夫だいじょーぶ。

ボクも友達増えるのは大歓迎だし、何でも教えましょーぞ。
どんな感じに知りたいかな、かなー。

あ、ジュースはお茶でお願いします」

黒羽 瑠音 >   
「えへへ」

此方もにへらと笑みを返す、之からも色んな人に世話になるだろうけれど…
こうして優しくしてくれる人がいるから私でも立派に生活できるんだなぁ、と実感したり

「宇宙も好きかなー、でも、一番は何度か世話になった先生が顧問…というか創設した人だから、かな
色々あるから、逆にそういう… 縁で決めてもいいかなって」

こくこく、と頷くようにして見たりしながら

「なら、ある意味雫さんは師匠だね、よろしくししょー!なんちゃって
お茶は了解、私は烏龍茶が好きかなー、黒烏龍茶、ごはんと一緒に飲むと健康的になれる気がするよね
まぁ、気休めといえば気休めなのかもしれないけど……」

一応女の子として、脂とかは気になるのです、そういう時の強い味方、それがお茶、特に黒烏龍茶

雨宮 雫 >
「へえー、そんな部活あるんだねえ。
宇宙に行くロケット作るのなら面白そう、シャトルの打ち上げ動画とかカッコいいし。

後でスマホで部活調べてみよっと」

そうすれば顧問も分かるだろうし。

「あは、ボクが師匠とは出世したなー……頑張りましょー弟子よー、あはは。

黒ウーロンって美味しいっちゃ美味しいけど、そんなの気にする歳には見えないけど……
健康的な顔色とお肌してるのに。

五行でも陰陽でも説明はするけど、どんなコト知りたいかイメージあれば言ってね。
教科書の説明じゃわからーんってあるだろーしさ」

師匠と言われると、ガラじゃなーいと手を振る……けどちょっと嬉しそう。

黒羽 瑠音 >   
「ね、かっこいいし、何というか、ロマンがあるよねえ… 宇宙、魔法とかとはまた別ベクトルと言うか
別腹と言うか……まぁまだ入ったばかりだから具体的に何かしてるわけじゃないんだけど、私は」

「健康的、ふふ、最近は素振りを始めたり、ちょっと体を鍛えたりしてるからそう見えるのかも?
単純に味が好みっていうのもあるけど、こういうのは若い頃から気をつけないと
大人になって不摂生を後悔してからじゃ遅いのよ、って母さんも言ってたし、そういうのは守る様にしてるの」

「ふむ…… じゃあ、折角だし、五行って、木火土金水っていうよね
初心者向けとか、入門向けの属性とかあるのかな?」

少し考えてからまず聞いてみるのはそんな内容、得手不得手はあるとしても、その中でもとっかかりやすい属性とかあるのかな?

雨宮 雫 >  
「いいんじゃない、ロマンとかカッコいいは大事だよ、モチベーションに。
これから頑張ろうーってことで」

何するにしても、ポジティブな感情持ってないと続かないし。

「ボクは保険課の人でもあるので、健康にはちょっと詳しいのだよ。
その目から見て、黒羽は大分健康だと思うしー、見た目通りなら、そんなに内蔵イワしたりしないと思うけどもなあ……

摂生できるのはいいことだけどもさ、ジャンクフードとか美味しい!とまんねえ!とかならないの。
ハンバーガー美味しいよ」

ナゲットとかポテトとか、と並べつつ。

「五行は基本、どっから入ってもいいと思うけど。

どこからっていうなら、ボクは木か土が良いんじゃないかなと思いマス。

馴染むにしても練習するにしても、火とか水に浸かってるわけにいかないしね」

黒羽 瑠音 >   
「えへへ、がんばります!」

ぐぐっ、と拳を握りしめてーー

そのまま持ち上げてーーー

「ふふふ、そう
学生通りの、異能とか魔術を使ったパフォーマンスを交えた料理とか
常世ならではのスイーツとか、料理とか
何より一人で好きなものを選んで食べれる高揚感とか!!

調子に乗ってたのと手続きとか忙しくて好きなモノばっかり食べてたら一月でその、うん、ね…?
なので今はバランスを取ってるの、うん、思い出したら食べたくなってきたかも」

ぶんぶん、と首を振りながらも思い出すのは肉汁たっぷりのハンバーグとか
夏に食べた異能を活用してしゃりしゃりに仕上げたかき氷とか……じゅる

「成程… 環境的な意味で、って事かな?確かに之からの季節を考えると水はちょっと寒そうかも
木と土かぁ… 何となく、どっちも守りに長けてそうなイメージがあるかも、特に土は堅そうだよね」

ふんふん、と頷きながらメモってみたり

雨宮 雫 >
「ああ、この島は魔術とか異世界料理みたいなの、目に付くもんねえ。
それで体重が増えた苦い経験も……」

すでに暴食にとらわれた後だったか、と納得して頷いた。

「じゃあ後で、ハンバーグでも食べにいこうか、美味しいの。

火は事故ると大変だし、そうだねー、季節的に水モノもねえ。
ああ、イメージがそうなるの分かるけど、魔術は戦闘用なだけじゃないからさ。

木は植物を成長させたり、花を咲かせたりとか。
土はぶっちゃけ畑にも便利だし……あと、人間自体は土行に属するモノなので、そういう意味でもオススメかなって」

しれっとハンバーグの誘惑はしておく。

黒羽 瑠音 >   
「わぁい!」

万歳しそうになるのは流石に抑えました、うん、まだ他の生徒さんの目もあるしね、それにもう14歳だし

「ふんふん… 成程、人間は土行…へぇー、でも、確かに他のイメージもあんまりないかも……
あ、花を咲かせたりとかは素敵かも、母の日に魔術で花を咲かせてプレゼントしたら吃驚されそう
土もそう考えると生活に直結してるんだなぁ、覚えたら結構役に立ちそうかも」

目をきらっ、と光らせて頷いてみる
成程、どっちも結構魅力的かもしれない

「後何となく、土っていぶし銀な感じがして嫌いじゃないかも、ほら、縁の下の力持ちっていうか」

やっぱりイメージではあるんだけど、便利さも含めて土属性というのは特に『悪くない』気がしてきた

雨宮 雫 >  
「美味しいお店に行きましょう、行きましょー。
勉強の後にはご褒美があるべきなのだとボクは思うしー」

なお、カロリーは考えないものとする。

「生まれつき、他の気が強いって人も居なくはないけど、基本は土なのだよー。
土はまぁ……その、地味だけども、ソレは否定できないんだけど。
アニメやゲームでも派手さがないもんね、分かるよー。

火とか派手で目立つし、水はクール系に人気だしさ。

そうそう、土は色々便利だよ。
五行は循環するし、逆向きのを抑え込んだりとか、ね。

目立つ火を吸い取って土、自分の力に変えたりもできるよ、使いこなせればね」

黒羽 瑠音 >   
「えへへ、確かに!頑張ろうって思うには、それなりの報酬がいるものですもんね」

「よーし、ならその分勉強も頑張らないと……後運動も」

食後は運動すればヨシ!素振りがんばろ…

「火と水は分かりやすいもんね… でも、母なる大地ともいうもの、大事なファクターって奴だよね
ふんふん… 火を吸い取る、ふぇー……聞いただけだとやっぱりあんまりイメージ湧かないかもだけど
でも、こうやって聞いてると少しずつ理解、出来て来たかも、相剋とか、相生とか…
漫画とかでもばん!って出てくるとかっこいい相関図のやつ…!」

雨宮 雫 >
「そうだよ、だから沢山食べていいんだよ。
運動もこー、太極拳みたいなのすると健康にいいよ、全身運動」

こんなの、こんなのーって、腕をゆっくりふなふりゃさせてる。

「吸い取るっていうとイメージ沸かないかもだけど。

火で燃えた後の灰は土になるって考えるといいかも。

ああ、五角形の相関図ねー。
火が燃えて灰が土になって、土の中に金属が生まれて、金属は水滴をつけて水を作ってー、水は木を育てて、木は燃えることで火になってーって感じ。

頭の中で火とか土の漢字じゃなくて、自然の光景とかイメージするといいかもねー」

黒羽 瑠音 >   
「太極拳!おぉ……雫さん、そういうのも出来るんですね、すごーい…」

思わず目をきらきらさせてしまう、ふにゃ~っと揺らぐように動く手に目が行って

「あ、確かに……金属、あ、冷えたコップに水滴がつくみたいな…ふんふん……面白いかも
そう考えると結構イメージできそう、つまり…」

「キャンプは、五行が大体揃ってるって事だっ
山の中だから木も土もあるし、ご飯作る時に火も水も使うし、テントとか食器に金属は欠かせないし」

「ふふふ、脳内に風景が浮かんできた気がする……」

沈む夕暮れを見ながらキャンプ飯でハンバーグを作る私と雫さんの姿が……!

雨宮 雫 >
「ちょっとだけ?くらい?
ラジオ体操みたいなノリで良ければ……」

キラッキラの目にちょっと視線をそらした、ス……って。

「ああ、キャンプいいねえ。
本格的に冷える前に、行ってみても良いかも。焚き火作る時にも、これで火が生まれて、灰が積もって土になってー……山の中には鉱石があって、とかイメージしやすいし。

お、イメージできてるー?
良いじゃんー、頭の中で光景をしっかり画けるのも才能だよー、優秀だと思うー」

多分、この2人がそれぞれイメージしてるものはぜんぜん違う。

黒羽 瑠音 >   
「それこそ実践的なラジオ体操と思えば…!えへへ、ルームメイトの友達にも教えられるようになるかな…」

逸れた瞳に首をこてりと曲げつつも、わくわくを抑えずににこにこ笑ったり

「少し前にキャンプのアニメとかもやってたもんね、ちょっと興味はあったり……
常世島にも山がいっぱいだから、キャンプしていい所とか調べてみようかな?勝手に入ったら危ない所も多そう」

優秀、と言われると何だかちょっと恥ずかしい、思わず首を撫でるようにしながらもじもじしちゃって
それでも、やっぱり嬉しいから笑顔を見せてみたり

「ありがとう雫さん、といっても、実際やってみないと活かせるかは分からないけど
五行、習ってみようかなって気持ちにはなったかも!」

といってそのままサムズアップ、親指を上げてやる気だけはアピールしておこう

雨宮 雫 >  
「ラジオ体操レベルで慣れれば、教えられるかもしれない。
やるなら教えてもいーけどぉ……ああ、キャンプアニメあったね。

あれでソロでキャンプする人が増えたとかなんとか。
あ、この島は危ない場所はマジ危ないから、やる時はちゃんと調べてね。
探せばちゃんとキャンプ場あると思うし。

アブナイとこはもっと島に慣れてからーってことで……何この可愛い子、びっくりだー」

もじもじしてるのとか、なんだか慣れてなさそうなのが可愛らしい。
ちょっと構いたくなる気がする。

こっちもにっころりしちゃう。

「ぉ、やる気の足しになったなら何よりだよー。
イメージしっかりできるよーになったら、実地でもやってみてもいーし。

土はどこでもできるしね、地面があれば」

黒羽 瑠音 >   
「私もキャンプちょっとしてみようと思ったんですけど
ソロキャンは流石に無理だし、友達は虫とかいやーって子も結構いたりで…
お金もかかりそうだし、結局やらなかったんだよね…でも今なら出来る気がする!」

「か、かわいいって… それをいったら雫さんも、とっても綺麗だし、私みたいな顔何てそれこそ沢山いると思いますよ?
はーい、風紀委員の人たちとか、迷惑かけたくないし、そこはちゃんと調べるよ
自衛が出来る、くらいじゃどうしようもないものがあるって事は、新聞でもよく見るし……」

こくこく、と何度もうなずきながらも、わくわくは止まらなくって
何を買おうかな、誰を誘おうかな、何て思考が湧いてくる

「うん、あ… 良ければ、連絡先交換してもいい?
暇な時でよければ、勉強とか、一緒に遊んだりとか……したいなって」

そういってスマホを取り出してみる、あんまり長い事教室に居座るのも先生に迷惑だろうし

雨宮 雫 >  
「リアルだと虫も居るし、片付けも大変だし……移動もね。
アニメじゃ数分でも実際は数時間荷物担いで歩くのは……あはは、お金もかかるね、確かに」

実際キャンプ用品は高いのである、揃えようとすると。

「ボクは男なので綺麗とかはあんまり……いや、黒羽の顔は黒羽だけの顔だよ、沢山は居ないよー。
ボクが可愛いと思った黒羽は顔だけじゃないけど、目の前の黒羽だけだよー。
だから一人だけでーす。

あ、風紀委員とかその辺分かってるなら大丈夫そうだー。」

勢いで イケるかも! って突っ込んだりはしなさそうだ。
頷きながら、上着のポケットからスマホを取り出す。

「交換しましょーそうしましょー。
蓬莱オンラインとかで遊んでるから、けっこーネット見てる率高いから、気軽に連絡してねー。」

メルアドもSNSも、ひょいひょい教えちゃう。

黒羽 瑠音 >   
「勝手に突っ込んだり無茶して大切な人を悲しませたりはしたくないですから
そんな事をしなくていいように自分の身くらいは守りたいって気持ちもあるけど…うん
えへ… へへ、そう… なら、素直に受け取っておくね、ありがとう雫さん」

続く言葉に何だか頬が赤くなりながらも笑顔で返して、そのまま連絡先を交換する

「あ、蓬莱オンライン!私もキャラデータあるよ、最近はもっぱらメタラグの方を遊んでるけど……」

「私はこっちで…… よし、あらためてよろしくね、雫さん!」

そのまま手を差し伸べて握手をしようとする、データの交換だけだと、ちょっとだけ味気ない気がするし

雨宮 雫 >  
「えらーい。
身を守るのに一番大事なのは、危ないトコを避けるコトだからねー。
力が頑張って勉強しましょうーというわけで……あはー、どういたしましてーかな、かな。

お礼言われるとボクも恥ずかしいけど」

交換された連絡先を軽く見て、頷いてから上着のポケットの中へ。
新しい友達、新しい候補ができました。

勿論、握手も喜んでやりますとも。

「ぉ、黒羽もやってるんだね。
じゃあそれでも遊べるかもーだ……うん、よろしくお願いいたしますー。

じゃー、そろそろハンバーグ食べにいきましょーか」

黒羽 瑠音 >  
「君子危うきに… って奴だよね、知ってる!というわけで…危うくないを増やすためにも頑張ります?」

ぎゅぎゅっと握手しながらにまー、と笑みを浮かべつつ、そのまま手を振り上げて

「ハンバーグっ!私、デミグラスが一番好きかも、雫さんは?」

何ていいながら、新しい友達と一緒にハンバーグを食べに向かうのかも
この授業も、何だかんだで楽しくなりそう!

雨宮 雫 >  
「一緒に頑張ろうー、同門が増えるのボクも嬉しいからー」

おーって手を挙げて。

「ボクはねー、目玉焼き乗ってるやつがいいなー。
それか和風おろしソースーが好きだよー。

じゃー行こう行こうー。
美味しいお店が待ってるぞー」

れっつごーって言いながら、手を引いてご飯を食べに行くのでした。
普段、コヤツは授業が適当なわけなんだが……

この授業だけは出席率が良くなったようであった。

ご案内:「第二教室棟 教室」から黒羽 瑠音さんが去りました。
ご案内:「第二教室棟 教室」から雨宮 雫さんが去りました。