2024/06/28 のログ
ご案内:「第三教室棟 屋上」に深見透悟さんが現れました。
深見透悟 > 『たまにはこうして幽体にならないと、うっかり幽霊って事を忘れそうになるんだよなぁ』

ふわふわ。黄昏時の屋上を幽霊が往く。
腕には相棒のテディベアを抱え、気儘に風に流されるかのように宙を漂う。
然しながら霊感があっても視えない故に、誰の目にもテディベアが独りでに浮遊している様にしか見えない。

『うーん、夏も近いしブログネタは水着紹介とかそういうのにする?
 そういや商店街の寂れた洋服屋がこの夏はオリジナルの水着で売り上げを持ち直したいとか言ってたっけなー
 問題はどう売り込んでいくか、だけど……一枚噛んで売り上げ山分けとかで手を打てねえかなあ~』

姿が見えない分、デカめの独り言をつらつらと。
傍から見ればテディベアが独りでに浮遊しながら儲け話を企てている様にしか見えない。

深見透悟 > 『となると、必要なのはモデルか……
 うーん、そう都合よくやってくれる人居るかしらん。
 ……一応知り合いには後でメール送ってみるけど、そもそも忙しさMAXぽいしなー』

ふわふわ、テディベアを空中浮遊させながら意味も無く屋上を一周し、近くのベンチに寄って来るとテディベアを降ろす。
その後背もたれに腰掛けて、意味も無く考える人の像のポーズを取り。

『まあぶっちゃけ水着特集すっげえやりたいけど。
 とこコレにも貢献出来ないかね?出来ると思わんかね?
 いやバットしかし不純な動機がバレたら命がいくつあっても足りない案件……あ、俺もう死んでらぁ』

じゃあ問題ナッシーン、と考える幽霊タイム終了。
もっと根本的な問題があるのはひとまず考えない事にして、ふよふよふわふわと気の向くまま空中遊泳を楽しみ始めた。

深見透悟 > 『よーし、霊的運動終わり!
 いやーいやー久々にいい汗かいたわあ』

再びベンチの背に腰掛けると、大きく背伸びをして。
ぐるんぐるんと肩を回しながら、ベンチに置いたテディベアを見下ろす。
帰りは中に入って歩いて帰ろう、そんな事を考えるが早いか、するりとテディベアの中に入り込む幽霊。

「腕ヨシ、足ヨシ、よし今日も俺インリリィは超キュート!
 さーて帰ろ帰ろーっと」

手足の稼働を確認すると、ぴょこんとベンチから飛び降りて。
ぽってぽってとファンシーな足音と共に屋上を後にしたのだった。

ご案内:「第三教室棟 屋上」から深見透悟さんが去りました。