2024/07/16 のログ
伊都波 悠薇 >  
「…………ひぇ?」

自覚はなく。確かにそう聞こえてもおかしくない。

「ちちち、違います! 自分に、自分にです」

ぶんぶん、首を横に振って否定。

「あ。えとお世話になるか、わかりましひんが。いとわ、はるか、です」

ぺこりとお辞儀して、自己紹介。

奥空 蒼 > 「あーっはっはっは」
「そっか、度胸あるねーはるかちゃん。」
「自習室に入って"あのろくでなしの奥空先生"にそういう事言ったって言ってごら~ん、皆ビビるかもよ。」

色んな意味で、ろくでなしの名は知られてるからね。
さぼり魔だけど。
ま、お世話になるかは彼女の言う通り分からない。

必死に首振って否定するのが可愛くって、ちょっと意地悪。
こほん。

「―――冗談だからね。」
「よろしくッ」

「…どう?ゴミ処理でも付き合ってかない?」
「大丈夫大丈夫、適当にゴミ袋のありかを先生に教えてくれるか良い感じにゴミ捨てアイテムを持ってってくれるだけで良いからさー」

「ねっ?」

伊都波 悠薇 >  
「は、はぃぃ……」

冗談と言われるとちからが抜けた。
ほっと息を吐き。

「えっと」

時計を見る。まだ、少し時間はあった。

「一時間くらいでしたら、大丈夫です」

家族と夜ごはんの支度の約束をしているから、そう返して。

「なにをしたらよいかわかりませんので、適宜指示していただけると助かります」

よろしくお願いしますと、再び頭をさげるのだった。

奥空 蒼 > 「……え?」

目ぱちぱち。

「付き合ってくれるの?
いや、ゴミ処理よ?
めっちゃ歩くよ?
暑いよ今日?
一時間あれば十分だけどさ…
…まじで?」

再確認。
4度。

「うはぁ、良い子過ぎる。助かるー」

「ちょいと硬いもんや重いもんがあるからさ、それをちょっと処理してくだけ。」
「名前を当ててくれた景品に、素敵な魔法を魅せるよ。」

同意が得られたら、ゴミ処理を名目にちょっとロビーから去るだろうか―――

誰からも必要とされなくなった
さりとて廃棄するにも、
何なら動かすことさえ手間がかかるような
廃品ってラベルされた物品を
貴女にどこにあるか、目についた奴教えてって伝えて



摩訶不思議な魔術できれいさっぱりに消し果てて見せて、
こう言った。

奥空 蒼 > 「世界が少しきれいになったね。」
伊都波 悠薇 >  
「はい? えと、いいですよ」

お手伝い、というのなら、別に構わない。
少しでも役にたてるならそれは良いことなのだから。

「わあ」

思ったより大変ではあったけど、でも。

「素敵な魔法ですね」

綺麗になったという先生は、かっこよかったから。

ご案内:「第三教室棟 ロビー」から奥空 蒼さんが去りました。
ご案内:「第三教室棟 ロビー」から伊都波 悠薇さんが去りました。