2024/07/19 のログ
ご案内:「第三教室棟 職員室」におこんさんが現れました。
ご案内:「第三教室棟 職員室」に黒羽 瑠音さんが現れました。
おこん > 「ふふーん ふふーん ふふふんふーん…♪」
人のいない職員室に堂々と備え付けられた子供用ビニールプール。
その中に浸かったおこんは、情報端末をつんつんしていた。
夏休みの課題、そして夏休みのあとの授業について考えているのである。

「なかなか良い出来なんじゃよ!これなら皆も喜んでくれるじゃろう。
 『おこん先生素敵ー!』『ロケット研究部に入ります!!』
 『食べ放題奢ります!!!』 うむ、考えただけでそそるのう…!!」
プールから出した足をばたばたしながらご満悦の表情である。

普段なら他の先生に咎められる態度だが、今は人がいないのが幸いした。
勝手にプールを持ち込み、挙げ句水遊びをしながら授業の準備である。
でも涼しいから気持ちいい。外暑いんだもん。

黒羽 瑠音 >   
「えーと、コミュニケーション学の『おこん』先生がいるのは……こっちの職員室かぁ」
「どんな人なんだろう、種族は狐らしいけれど……」

狐で人の姿をしているといえば、九尾の狐とかを思い出す私です、こう、妖艶な大人の女性をイメージしちゃうよね

ともあれ、夏休み明けにとってみたい授業の一つ、コミュニケーション学について教えてもらいたくなった私
教師なら夏休み中も職員室にいる事もままあるらしいので、思い切ってやってきたのである!
もしいなくってもその時はいる先生に事情を話して連絡先を渡したりすればいいかなーっておもったりなんだり

「おじゃましまーす」

というわけでがらららっ、と職員室の扉を開いて中をきょろきょろ

「すいませーん、おこん先生はいらっしゃいます、かー……」

物音ならぬ水音、ぱしゃりぱしゃり
首を向けてみれば、其処にはビニールプールの中で遊ぶ女の子……いや、よく見たら尻尾が……うん、尻尾?

「おこん先生……?」

おこん > 几帳面な声掛けとともに職員室の扉が開かれる。
声からしてまだ若い…すなわち学生であろう。
狐耳をぴくぴくと動かしながら、手をあげて答えた。

「おう、入ってきていいんじゃよー!今ならクーラー使い放題じゃよ!」
入ってくる生徒の視線と独り言にも近いつぶやきに、鷹揚に頷いてみせる。
ゆっくりと立ち上がり、尻尾を絞って水気を拭う。
相手に向き直ると、自らの腰に手を当てて口を開いた。

「おこんというのは…ワシじゃよ!!」
ばああーん と効果音がしそうな威風堂々とした態度である。

「そんでおぬしはー…ちょっと待っておれよ…ウム、黒羽じゃな。
 どうしたんじゃー?ワシと一緒に水遊びする? お外は暑いからのう。」
窓の方を見やると、灼熱耐久陸上部が地獄のような気温の中で走り込みをしていた。
日陰には、傷病者を狙っているのだろう、緊急対応医療研究会が控えているのも見える。

「…お外は暑いからのう!まあ座っていくといいんじゃよ。
 ワシはその間に着替えておるでのう。」
呑気な調子で相手に告げてから、近くに置いてあったタオルで身体を拭い始める。

黒羽 瑠音 >   
「……かわ」

おぉ、と少し息を吐く、焔城先生より更に大分小さい、そして水の中でもゆらゆらする尻尾
ぴこぴこ動き狐耳

「いい……おこん先生!」

成程、この威風堂々たる立ち方、そして自信満々な表情
背丈こそ小さいけれど、確かにこの人がおこん先生な事は理解できた
うん、それに外が死ぬほど熱かったのは事実です、ほんと溶けそう

「黒羽瑠音です、コミュニケーション学ってどんなものなのか気になって」
「―― いいんですか?」

素で声が出ました、いやだって、ビニールプールとはいえこの炎天下で水場はオアシスだし、しょうがないじゃん

「あっ、はい……少し前までは先生たちもレポートやテストの採点とかで凄い大変だったらしいですし」
「せめて涼しい所で仕事しないと、倒れちゃいそうですよね、冷房病?っていうのもあるらしいですが」

何て言いながらとことこと先生の傍に寄っていく私
うーん本当にビニールプールだ、お風呂の中でスマホならぬ、ビニールプールの中で仕事……
涼し気だけど片付けがちょっと大変そうかもしれない

おこん > 「かわ……?」
ゴクリ。 革で靴でも作ろうか、とか?一瞬ドキッとするけど、
結論としては可愛いだった。 ぱあっと表情を明るくしてポーズを取る。
「かわいいじゃろ―――!!!」
大きな尻尾を左右に揺らし、めちゃめちゃご機嫌な調子で相手に答えた。

「うむ、コミュニケーション学についてか。
 おうおう、この水冷たいから足でも浸していくんじゃよ。
 足湯ならぬ足プールじゃな!」

すぱぱぱと身体を拭い、容赦なくビキニを脱いで裸になった。
素早くタオルで身体を拭いながら頷いてみせる。
「ウム。 とはいえ、生徒の結果に正面から向き合うのは教師のやることじゃ。
 快適にいることが良い結果を生む…ということを生徒に示す意味でも、
 職員室はきちんと冷暖房を使わねばな! まあワシの持論じゃがのう!」
そのまま別のビキニを着てから、袴や上を羽織る。
そのへんのイスに腰掛ける。予備のイスもあるから足プールも容易だろう。

「して、コミュニケーション学についてか…ふむ、良いじゃろう。
 ちょうど新学期用に少し話を用意してあるでな!」
尻尾をくるんと自分の前にやって、手櫛をかけながらつぶやく。