2025/10/02 のログ
ご案内:「部室棟」に神南 叶菜芽さんが現れました。
ご案内:「部室棟」に風花 優希さんが現れました。
■神南 叶菜芽 > 「んしょ、と…今日はファティナ先輩はいないみたい、かな…?
あ、ふしぎ探しに外国に言ってくるって。じゃ、中入っちゃってだいじょぶだね…」
部室棟の一室、鍵を開けて入室すればたくさんの本が並んだ二つの棚に挟まれ入り口が形成されており、棚の間を抜けて優希を奥へご案内。…本棚を見れば、見事にずらりとオカルト関係の書物が並んでいて、胡散臭いものもあれば…優希から見て、魔力を感じられる品もある。
そして叶菜芽はといえば、入り口横の伝言板を見て先輩らしき人物の伝言を見ている。
■風花 優希 >
「しれっと海外にまで足伸ばせるって、すごい人が部長なんだなぁ」
他愛のない会話を交えながら、部室に案内する少女の後ろを付いていく。
凡そ部活についての話もその道中で交えていたのか、ふと出た先輩が部長の事だと知っている様子。
「にしても、うーん如何にもな本棚がお出迎えだね」
ともあれ、軽く先ずは室内をぐるりと見渡す。
決して整理整頓されてるとは言い難いが、それでも雑多な印象は感じられない。
年季の入った木製のテーブル、これまたアンティーク調の椅子。
棚や本の中には何故か現代風のインテリアもあったり……。
なんというか、生活感が感じられる内装に口角を歪めた。
■神南 叶菜芽 > 「深くは聞いたことないんだけど…インドとか、あっちのほうのお嬢様なんだって」
名前からして、この学園ではあり得る異世界からの人ではなく同じ世界の人らしい。
通路を抜ければ、大きな段ボールが置かれており…その先には、かなり広いスペースに大きな机や冷蔵庫、流し台、ホワイトボードにクローゼットまで置いてある。同好会クラスには過分なほどの居住性の良さであり、部長が相当無茶が利く立場であることが窺える。
「…?何か楽しい本でもあった?…あ、お茶淹れるね?」
優希がふと口角を上げたことに小首を傾げて、ぱたぱたと流し台に向かってお茶の準備を始める。
■神南 叶菜芽 > 「ファティナ先輩がいろんな古本屋さんを巡ったり、お母さんにお願いして取り寄せてもらってるみたい。…風花くん、コーヒーと紅茶、あと緑茶ならどれがいいかな?」
電子ケトルこぽこぽ。
■風花 優希 >
「へぇ…なるほどインドの方か」
名前の雰囲気的にも、言われてみればそれっぽい。
とはいえ身の上を伏せて語る生徒も多い以上、鵜呑みにまでは出来ないのだが。
さておき、凡そなんでもある部室内に少しばかり感心した顔を浮かべる。
かつてはそれなりにちゃんとした部活だったのかも…なんて思案しつつ。
「あぁ、純粋にその手の本が此処まで並んでるのに驚いてね…っと、ありがと」
恐らく普段は部員が腰を降ろしているらしい椅子に腰を降ろしつつも、もうしばらくは部室内の見物。
どんなものがあるのかと、視線を右往左往させていた。
「あ、それなら緑茶でお願い」
■神南 叶菜芽 > 「すっごい美人さんなの。褐色の肌がチョコレートみたいにつやつやで…うぅん…もっとうまく表現できればいいんだけど、うまくいかないや…」
むむぅ…と、表現に悩みながらお湯の準備をしている。
優希の内心を知る事なく、急須を用意して。
「あ、わかる?結構本格的な本が多いみたいなの。中には部長の許可無く読んじゃいけない本とかもあるけど…うん、緑茶準備するね」
沸騰したお湯を何度も別容器に移して、程良く冷ましてから急須に投入。抽出を待っている間に棚の奥からお茶請けを取り出していそいそ。
■風花 優希 > 「ふぅん、褐色美人さんってことかぁ」
何にせよ、此処でもちょっと珍しい容姿をしてはいるのだろう。
そうして用意してくれている様子を少し遠めに見つめていると…ぶるりと懐に仕舞っていたスマホが震えて。
一先ずスマホを取り出しながら、軽い相槌を打つようなやり取り。
「後でどんな本があるか、ちょっと確り確かめようかな」
■神南 叶菜芽 > 「…………気になる?」
ふふ、っとどこか楽しそうにしながら。
じっくり急須を回して、お茶の濃度を均一化。
そういう薫陶を受けているのだろうか。
「あ、ここってWi-Fiも通ってるからあとで登録していったらどうかな?
ヘンテコな本も多いよー。なんて書いてあるか分からない本まであるし…」
■風花 優希 >
「ん、まぁ素直にどんなのあるんだろうなって」
その正体が魔導書で在り、尚且つ魔を封じる機能を持たされた優希にとって、それは純粋な興味を惹くもの。
『許可なく読んではいけない本』もあるなんて聞けば、確かめない訳にもいかないのだ。
…勿論、その事をあからさまに表に出したりはしないのだが。
「回線も通ってるんだ、それなら登録だけでもしとこっかな。
本を確認するだけでもちょっとした暇つぶしが出来そうだね、ここ」
■神南 叶菜芽 > 「あ、そっちもそうだけどそっちじゃなくて。
…その、美人なファティナ先輩、気になる?」
年頃の男子なりにそういうの興味あるのかなー…チックな好奇心の視線がチラチラ飛んでくる。控えめだけど年頃の女の子らしい好奇心はあるようだ。
「うん、じゃあ後でパス見てもらおっか。
ふふー、本だけじゃないよー?お茶の時間も楽しめちゃうから…」
ふにゃり、と笑いながら向かう目線の先は二人がけのソファー。長机だけでなく、まったりできるスペースまで完備されている。
■風花 優希 >
「ぶっ…、そっち???」
スマホをぽちぽちしている最中、ふと飛び込んで来た言葉に苦笑を浮かべる。
そんな事を聞かれると思っていなかったのか、ちょっと反応が大袈裟気味だ。
「まぁ気にならないわけでは無いけど…」
とはいえ、気を取り直すようにコホンと息を吐きながら無難な返答を返す。
「ふぅん…あそこはお茶スペースって感じなのか。
色々置いてるみたいだし、なんというかリラックススペースなんだね本当にここ」
視線は何故だか窓の方を向いている辺り、返答には迷いもあったのだろう。
■神南 叶菜芽 > 「褐色美人さん…って言ってたから、想像したのかな〜って。
風花くん、クールなイメージあったから…ちょっと意外なトコがあってなんか嬉しかったかも」
口元を軽く抑えて楽しそうに笑ってる。
「写真もあるけど、それなら実際に会ってもらった方がもーっと美人さんだから…じゃあ、先輩の帰国を待とうかな?」
香り高い淹れたてで程々に熱いお茶と、丁寧な細工が美しい和菓子がお茶請けに並べられる。
「うん、ここで先輩やお母さんとのんびりするの。お母さんも時々ここにサボりに……っと、これ内緒ね?」
指を口に当てて、言っちゃった…って顔。
■風花 優希 >
「そ、そこまでそういうのを意識した訳でも無いんだけどなぁ」
流石に何とも言えない苦笑を返すしかない。
そもそも彼女…彼女?持ちなので、そう思われるのは少しだけ気まずいのだ。
…とはいえ、反応がちょっと大げさだった彼の自業自得な部分もある。
「そうさせてもらうよ」なんて適当な相槌を打ちつつ、目の前に出されたお茶をまずは一口。
「あはは、まぁ先生も休みたい時はあるって事か。
ボクも軽く休憩に此処に寄ろうかなぁ」
仄かな苦みを嗜みつつ、少し落ち着いた感じで彼は笑いを携えた。
■風花 優希 >
『もう、からかわないでくださいよ。ビックリしちゃいました』
メッセージをまた一瞥、流石に苦笑しながらも一旦はそういう感じかぁ、と納得して。
当たり障りのない文面を今の所は返しておく。
■神南 叶菜芽 > 「でも、ファティナ先輩なら風花くんのこと気に入りそう。
…からかい甲斐ありそうだし?」
冷静沈着がちょっぴり崩れた様子をちょっと面白そうにしている。
控えめなクラスメイトが相手でこれなら、部長であるファティナは一体どれほどのものなのか。
「うん・受験の追い込みとかだと貸し出し図書の数もスゴいみたいで、最近司書のおしごとが特に大変みたいなの。夏休みも終わったし…
うん、いつでも来て欲しいな。さすがに三人だけだと寂しいから、風花くんものんびりとか…一緒にふしぎ探しとかできたらいいなぁ」
ぽんやりと、朴訥にそんな願望も呟いて。
■風花 優希 >
「それはちょっとボクにとってはバッドニュースだなぁ」
大人しくて引っ込み思案な方かと思えば、すこし突っ込んだ冗談を交えてくる少女。
もしかすると、その件の部長にして先輩の影響なのかも、と考えると苦笑が流石に浮かんでしまう。
「あぁ、図書の仕事も増える時期だもんなぁ…ボクも手伝ってあげよっかな、図書委員だし…」
ずずずっとお茶を飲みつつ、軽く思案。
少しばかり気になる部分もあるが、それを含めても所属する事にデメリットは現状なさげで。
「部員になったらそういう活動も、ちゃんと参加するよ。折角だしね」
ひとまずはそう、暗に部員になるという意図の返事を返すのだ。
■神南 叶菜芽 > 「う、もしかして入部チャンスが減っちゃった?これはマズいかも…」
おそるおそる言いながらも、冗談ということは窺えて。
「で、でもファティナ先輩はホントに嫌なことは言わないししないから大丈夫だよっ。」
そんな弁明まで慌てながら述べるのだ。
「風花くん図書委員さんだものね。うん、じゃあお母さんのお手伝いしてくれると嬉しいな。もちろん、私もお手伝いするよ」
むん、とちょっぴり気合い入れて。
「…………いいの?」
目をぱちくり。あまりにあっさり新入部員としての意思表明をしてくれて、あっさりとは信じられないようだ。
■風花 優希 >
「揶揄う子は慣れてるから平気だけどね」なんて、少し慌てた様子の少女に返す。
別に失言をしたわけでもないのだから、気にしなくていいのだというように。
「もちろん、居心地は悪くなさそうだしね」
ともあれ、所属する分には何の問題も無さげな部活であるのは確認できたのだ。
特に誘いを断る理由も無くて、案外と軽い感じでそう返した。
■神南 叶菜芽 > 「んぇ?慣れてる、って?」
きょとん、とした様子。クラスメイトとはいえ交流も薄かったため、彼女持ちだということは知らなくて。
「あ、居心地はすごくいいよー。ついのんびりしすぎて居眠りしちゃうことも多いの。そこのソファーもすっごいふわふわしてるし」
ほわほわと、陽だまりの中で寝入ってしまうことの多いだろうことが容易に想像が出来る笑みで、手を合わせる。
■風花 優希 >
「あぁいや、仲いい子に揶揄ったりしてくる子が居るからさ」
まぁ彼女?の場合はからかうというか天然なのだけど…と、口にしない余分な思考。
ひとまずはそういう子が居る、という事だけを目の前の少女には伝えておく。
「へぇ、そうなんだ……どれどれ」
そして気を取り直す為にもお茶のカップをテーブルに置き、ソファの方へ。
軽く座って、その感触を確かめれば、おぉ~なんて声を上げていた。
■神南 叶菜芽 > 「ふぅーん…どんな子なんだろ…?」
何かしらの香りを感じたのか、視線の力がじーっと強くなる。おとしごろ。
「ほらほら、のんびりできるでしょー。ここでいつでも読書タイムを楽しんでいいんだからねー?…ふふふー」
ごそごそと、自身の学生鞄の中を探って。
■風花 優希 >
「…そ、そういう話はまた今度ってことで」
視線を逸らしながら、頬を掻きつつそう返す。
既にその返答が、半ば答えを出せてしまいそうな反応ではあったが。
「なにはともあれ、確かにこれならゆっくりできそう。
入部届だけ、もう書いておこっかな」
■神南 叶菜芽 > 「ふぅーん?ふぅーん?…話してくれてもいいのにー」
にこにこー、からにやにやー、の笑みになる地味女子。
でもからかいすぎる気はないようで、ちょっぴり鼻歌を歌っている。
「あ、じゃあ入部届持ってこよっかっ」
その言葉を聞けば、気分が変わらないうちに…!と顔にわかりやすく書いてある様で、さらに奥の部屋に向かって入部届を探しにいく。
■風花 優希 >
「そこはほら、ボクのプライベートって事で」
今はそうやって誤魔化すしかない。
まぁ、口にしても別にいい事なのだが、何となく気恥ずかしいのだ。
「ん、お願いするね」
■神南 叶菜芽 > 「むー、むー、むー。それはそうだけど、同じ部員になったんだしー」
入部届を片手にいそいそと戻ってきた叶菜芽は、その入部届と一緒に鍵も添えて。
「これで風花くんがのんびりしたいときに、いつでも入室出来るから気軽に遊びに来てねっ」
ふと入部届の文面を見れば、部長の名前はファティナが明記されている隣に副部長の名前として叶菜芽の名前が記載されている。そこで、目の前のクラスメイトがただの部員ではなく副部長であることがようやく明らかになって。
■風花 優希 >
「まだほら、部員じゃないから?」
まだ未記入の入部届を受け取り、ひらひら見せつけながらそんな屁理屈。
とはいえ、傍から見ればそれは実に微笑ましいやり取りではあろう。
「ん…これでよし、かな?
……というか、神南さん…いや、叶菜芽ちゃんって副部長だったんだな」
そしてしっかり入部届に記入して、改めるように呼び方も変えるのだ。
■神南 叶菜芽 > 「詭弁だーっ!」
今日一大きな声で、ぴーっと不満を述べるふくぶちょー。
親しくなると意外とオモシロイ子なのかもしれない。
「かなめちゃ……う、ん、かざは…ゆ、きくんには、いってなかったよね。うん、実は副部長さんでしたっ」
ぎこちなく、なんとなく、そうしたいな、と思うままに名前で呼んで。胸を張って、えっへんと。
■風花 優希 >
成程、親しくなると色々と緩くなっていくらしい。
わかりやすく、けれども面白い子だなと思いながら……。
「じゃ、これからはよろしくね、部員として」
胸を張る少女にウィンクを向けて、そう返す優希なのだった。
■神南 叶菜芽 > 「うん、これからよろしくねっ優希くんっ」
ほにゃ、っと新たな部員を歓迎するように力の抜けた微笑みを浮かべて、のんびりお茶会でおしゃべりに興じるのでしたーーー
ご案内:「部室棟」から神南 叶菜芽さんが去りました。
ご案内:「部室棟」から風花 優希さんが去りました。