常世学園にある大図書館群である。常世学園では異能や魔術含めてあらゆる分野の書物を集めており、いくつもの大図書館が立ち並んでいる。
稀覯本など特殊な書物などは特別な手続きが必要だが、それ以外の本は正規の学生証を所持している学生や職員なら自由に借りることができる。
それ自体が魔力を持つような強力な魔導書はある程度魔術についての知識や技能があるものでなければ借りることはできない。
また、図書館群の奥には「禁書図書館」というものも存在している。主にこれまでの歴史で禁書とされたり、焚書にされてしまった本などが置かれている。
強力で危険な魔導書なども置かれており、普通の生徒は入ることを許されておらず、存在も公開されていない。
しかし、その割にはあまり厳重な警戒とはいえず、普通の図書館から迷い込んでしまう可能性もある。
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Time:04:24:18 更新
ご案内:「図書館 閲覧室」からリョーガ・パレコルタさんが去りました。
■リョーガ・パレコルタ > 『…お。』
手元の懐中時計が時間を示す。
今日の彼は《用事》があった。
とはいえ大した用事ではなく、ただのいつもの異能検査だが。
『んじゃ、あがるとするかい。
意味のわからない異能持ちは本当に大変だねい…』
立ち上がった後────風のように、そこから姿を消したのだった。
■リョーガ・パレコルタ > 『…(そういえばあまり図書委員の担当のセンセと話してないけど、どんな人なんだろうねい。)』
ペン回しはやはり人目に付く。
興味深くみるものもあれば、不真面目とみるものもある。
今のリョーガに関してはそんなものはお構い無しだが。
自らからしたら曲芸に過ぎずとも、傍から見やればそれはまた違うのだ。
■リョーガ・パレコルタ > 『(…暇だし密かにペンでも回してるかねい。)』
と考えて。
手元にあったボールペンを片手で回し始めながら、往来を眺めゆく。
彼も完全真面目な図書委員という訳でもあるまい。
そんなことをしたら気詰まりを起こしてしまうのであるからして。
『…誰か話し相手になってくれないもんかよい。』
■リョーガ・パレコルタ > 『んー…』
静かな図書館の一角。
監視員…という程でも無いが椅子に座って行き往く人々を見守る図書委員の青年ありけり。
たなびく片腕の袖を気にも留める訳もなく。
ひたすらに職務を果たしていた。
『(最近俺も出ずっぱりだし、新しい子が入らないかって考えてしまうよねい…)』
ご案内:「図書館 閲覧室」にリョーガ・パレコルタさんが現れました。
ご案内:「図書館 閲覧室」から天川 コウハさんが去りました。
■天川 コウハ >
「ボクの魔法は死神の…それも異形狩りに特化してますからね…ふむ。色々な適性を鑑みると水や氷などが相性が良さそうですか…」
色々と書物を読み漁るにつれて分かっていく自身の適性。
独学ではあるものの、これでも分析や解析はかなり得意な方であれこれと考察してるうちに真理へと辿り着くのがいつものことだ。
水や氷に適性があるのも全くの当てずっぽうではない。
というのも死神と水や氷は意外と接点がある。
死界にはいくつか河が存在するが一番有名なのはレーテの川。別名忘却の川。
そこは触るだけで凍り付く冷たい水で満たされている。
詳しい事は言わないがコウハにとっても馴染みのある場所なので相性はいいはずだ。
■天川 コウハ >
「さて色々と興味はありますが…。僕の使う魔法と学校で習うメジャーな魔術を比べてみましょうか」
開口一言目でこれだ。
どうしてこんなことをするかというと魔術の試験にて自分の使ってる魔術と習うであろう魔術との齟齬だ。
勿論コウハの使っている死神術式は発動するし、なんなら使用効果だけを寄せる事はできなくもない。
だが必要なのは答えとそこに至る過程であり、数学で例えるなら途中の公式やら過程がなければ正解にならないのと等しい。
故に自分の魔術に加えてより扱いやすい魔術を取り入れようと書物を読み漁る
ご案内:「図書館 閲覧室」に天川 コウハさんが現れました。
ご案内:「図書館 閲覧室」からリョーガ・パレコルタさんが去りました。
■リョーガ・パレコルタ > 『まあそんなこと言ったら"相棒"にしばかれそうだねい?
浮気でもないけど…そう思われそうだし、さ。』
彼からするといつものバディが1番気が合うからして。
と、ペンを回し終えて懐へ。
『…さぁて、お仕事はきっちりやりますか。』
また書架整理を始めた。
────かれこれ2時間も未だにやっているのであった。
■リョーガ・パレコルタ > 『…しかし図書委員もそろそろ人員が増えて欲しいもんだねい。』
なんてボヤき始めた。
変にボヤくのはこの男の特徴であるが。
『戦える人員だけじゃなくて…こう。
ザ・図書委員って感じの子もいて欲しいよねい。
…俺の把握してる同僚、ほとんど戦えるもんだからねい…』
■リョーガ・パレコルタ > ──────とはいえ。
この膨大かのようなな書架の数を整理するのは異能を使わない場合でも骨が折れたか。
『ちょっと休憩するかよい…。
いやぁ、時間はかかるから大変ではあるねい…?』
なんて言いながら、誰もいない空間の椅子に腰掛けながら。
かといって何をするかと言われたら────
ペンを片手で回していたのである。
■リョーガ・パレコルタ > 『…ふんふん。』
なんて軽く鼻歌を歌いながら片手で書架整理をする図書委員の男が1人。
1人寂しく作業をしているが、本人は特段そんなことは無いようで。
『やっぱり地道な作業は楽しいねい…。』