常世学園の象徴である「橘」が文字盤に掘りこまれた巨大な時計塔。
鐘がついており、学園内のチャイムはすべてこの時計塔のものである。
非常に高くそびえており、登れば常世島が一望できる。だが、危険のため基本的には生徒は立ち入り禁止になっている。
しかし、特に警備がいるわけでもないので入り込むのはたやすい。
参加者(0):ROM(1) 
Time:18:34:23 更新
ご案内:「大時計塔」から幣美奈穂さんが去りました。
■幣美奈穂 >
まずは作戦会議。
この案件、霊的予防係だとぴったりです!
でも委員会の会議室、がしゃどくろさんは入れません。
窓の外からご参加です。
がしゃどくろさんはおっきいですから、普通の場所での活動はなかなか難しい。
そこで、コスプレ案を提案します。
大丈夫です。美奈穂、宗教的関係ならよく知ってますから!
そこで選んだのが時計塔。
横に梁を伸ばして、十字架骸骨さんオブジェの真似です!
喧々囂々、というよりにゃーにゃーわんわんといった感じ。
だって、がしゃどくろさんと普通に話せる人が少ないですし。なんやなんやと付いてくる、お馴染むの委員会周辺のノラ猫さんの方が多いぐらいなのですから。
そういう会議を経て、コスプレの為の舞台づくり。
でも、こういうのは生活委員会の仕事です。
その上、忙しいこの時期にねじ込むのですから現場の不満も大きいです。
猫の手も欲しいというので、ノラ猫さんたちに慰問を頼んだりもしています。
あっ、わんこさん、がしゃどくろさん齧っちゃ駄目ですよ!
そんなてんやわんや……。
時計台に横に長い鉄筋を伸ばしていき、下から梁で支えるだけなので、意外にスムーズにできます。
うんうん、うんうんっ。
がしゃどくろさんと頷き、位置とポーズ確認。
夜にはライトアップしていただきましょう!
迫力満点なはろうぃんになるはずです!
■幣美奈穂 >
切っ掛けは、なにかビルの陰からおっきな髑髏が見えたりしていると、霊感が強めの学生からの声。
すわ、事件でしょうか!?
そんな現場、一触即発。
なにせ、10階建てのビルの陰に隠れるように体半分を隠している骸骨と対峙しているのですから。
でも、美奈穂の頭はかくりと傾げます。
敵意と言いますか、邪な感じをまるで感じないからです。
てこてこてこ。
何気なく近付いて見上げます。とってもおっきな骸骨さんです。
「どうしましたの?」
尋ねます。
小さい美奈穂が近付いているのに、みなさん、見上げていて気付かなかったようですが。声を出すとはっとする委員会の人達。
危ない、下がれ、など聞こえてくるのですが。
ふんふんふんっ。
美奈穂は頷いています。
一部、耳を抑えてびっくりしている人もいます。
この「がしゃどくろさん(女性)」、なんとハロウィンに参加したいそうです!
聞こえる人にしか聞こえない、妖の声。
普通に聞こえている美奈穂です。
結構、可愛らしいお声なのですが、ハロウィンに参加したいけれど言い出せず、こっそりと準備をのぞいてみていただけだそうです。
霊感ある方も多いこの島、気付いちゃった人も結構いたんですね。
そこで今に至ります。
■幣美奈穂 >
ふんすっ。
今日の美奈穂もやる気です。
装束の裾をたすき掛け、働く美奈穂です。
「そこ、もう少し高く。あっ、そっちはもう少し低めですわ」
ぴっぴっぴーっとホイッスルで合図。
場所は時計前、張り切っていますけれど、実際に指揮をしているのはお隣の生活委員会のお兄様。
その傍で一生懸命、なんか働いている感じで言っているだけです。
でも、きちんと理由があるのです。
そう、はろうぃんなのです。
ご案内:「大時計塔」に幣美奈穂さんが現れました。
ご案内:「大時計塔」から霞流 周さんが去りました。
ご案内:「大時計塔」から東雲アリスさんが去りました。
■霞流 周 > 「…私としては…むしろその方が…助かります…。」
自身の”無意識の行動”は敵味方関係ないので、近くに味方が居ないのはむしろ好都合。
(…ただ…アリス先輩は…勧誘した手前…あと…私が二級学生だから…監視目的で…組む事も…ありそう…かな…)
彼女が口に出していない事を、奇しくも心中でそう予想する。
そこはあくまでそういう可能性もある、と視野に入れているだけだが。
「…今は…正規学生に…なる気は…無いので…。」
この先、そんな時が来るかも分からない。先の事を考える事はあまりしたくないから。
「…そういえば…元々…私に注意をしに…来ただけです…もんね…。」
そうでなければ、先輩はここに立ち寄ってすらいなかっただろうから。
これもまた”縁”というもの…なのかもしれない。
「…あ…はい…。」
と、彼女の声に我に返り、緩やかな独特の足取りで彼女に続いて時計塔を下りていく。
道中、別れる間際までは他愛もない会話でもした…かもしれない。
■東雲アリス >
「だからもしバディ組むとしても、見える距離で立ち回ることはあんまりないかも」
組むかどうかで言えば前衛とサポートなので機会は多いかもしれない。
まぁ彼女は二級学生だし、監視の意味と勧誘した責任の都合でも組まされるかもしれないけれど。
それは口には出さず。
「仮に正規学生になって、丸特に正式採用されたらそう言うのもあるかもね」
あくまで可能性の話。
話している間に、だいぶ時間が経ってしまった。
うーんと伸び。
「じゃあ私も帰ろうかな。
アマネが帰るならここにいる意味ないし」
残っていたらそれこそ立ち入り禁止違反だ。
くるりと向きを変え、入り口まで歩いて行き、
「ほら、帰るよ」
そこで一度振り返り、彼女を促す。
■霞流 周 > 「…成程…。」
――私と特に戦闘の相性が悪いタイプだ。
魔術も使えるとはいえ、少女は近接メインで中距離までが限界。
遠距離攻撃手段も無い訳ではないが、狙撃手相手となると分が悪い。
まぁ、アリス先輩と戦いたくはないが。その可能性がゼロではない以上は考えもしてしまう。
「…経費で…落ちるんですか…。ああ…そこまで…凄い武器じゃなくても…いいので…。」
切れ味がある程度あって、そこそこ頑丈なら無銘でも何でも拘らない。
ならば、予科隊員の申請をする時に刀を一振り、支給をお願いしてみようか。
「…ありがとうございます…懸念が…一つ…消えました…。」
代わりの刀を用意する事は、割と切羽詰まった事情だったので本当に助かる。
そして、ふと景色と空の暗さに目を向けてから。
「…先輩…私は…そろそろ戻りますが…アリス先輩はどうします…?」
■東雲アリス >
「うん、狙撃手」
今は持ってきていないけど、専用の狙撃銃がある。
厳密に狙撃銃と言っていいのかどうかわからないが、役割としてはそれだ。
「あぁ、なるほど。
それなら普通に経費で落ちると思うよ。
専用兵装になると正式な所属じゃないと難しいかもだけど」
予科隊員とは言え、武器の支給ぐらいはあるだろう。
専用兵装とまではいかずとも、任務に耐えうるレベルの武器は申請すれば用意してくれるはずだ。
■霞流 周 > 「…隠し事が…無いに…越した事は無いんですけどね…。」
とはいえ、人間生きてれば誰にだって秘密や言えない事の一つ二つはあるだろうか。
「…アリス先輩は…後方支援…そうなると…射撃…魔術…狙撃…?」
その辺りだろうか?と首を傾げて。と、冗談めかした先輩の言葉に違います、と律義に首を横に振って。
「…初任給の時は…金銭はいいので…刀を一振り…私にくれるよう…上の人に…提案して貰えたら、と…。」
左手の刀を軽く示して。「…そろそろ…使い込み過ぎて…限界近いので…。」
と、理由も簡潔に示す。実際、この刀は手入れをしてもそろそろ折れてもおかしくない。
■東雲アリス >
「人間知られたくない事のひとつやふたつ、あるからね」
自分もあんまり名前の漢字は知られたくないし。
「私はどっちかって言うと後方支援タイプだから、直接カチあうことはあんまりないと思うけど」
スナイパーなので、見るからに近接要員の彼女と直接退治することは少ないだろう。
もし仕事で対峙したら、まぁその時はその時だ。
「ん?
なに?
お金貸して欲しいとか?」
そんなことを考えていたら、お願いがある、と告げられて。
首を傾げて、冗談めかして聞き返す。
■霞流 周 > そういえば、明確に学生の先輩の知己になるのはこの人が初めてになるのかもしれない。
少なくとも、年齢や学年が近い先輩は彼女が初めてだろう。
「…そう言って頂けると…助かります…。」
軽く会釈を一つ。あまり根掘り葉掘りされないのは色々と有難い限りで。
「…気負ってるつもりは…無いんですが…。まぁ…私も…別に…風紀に…喧嘩を売るつもりは…無いので…。」
落第街でもバイトをしているので、そこで彼女と鉢合わせしてしまったら、まぁちょっと問題になりそうだが。
(…落第街のアルバイトは…一先ず辞めて…こっちに集中する…べきかな…。)
と、そこは打算も色々と。とはいえ、アリス先輩に迷惑をあまり掛けたくないのは本音。
そういう所は意外と真っ当な感覚、というか二級学生としてはむしろ珍しいかもしれない。
「…あと…アリス先輩…可能なら…一つだけお願いが…。」
そろそろ良い時間になってきたが、駄目元で一つだけ先輩に頼みたい事がある。
■東雲アリス >
一応彼女が初めての直接の後輩になる。
直接の後輩ってなんだ、と言われればそうなのだが、まぁとにかくそんな感じである。
「ふうん?
まぁ別にアマネがそうするって決めたなら私は何も言えないけどさ」
彼女が決めた事ならば口を出すこともないだろう。
「あー、まぁ別にいいよ。
あんまり気負わず適当にいこう」
余程風紀そのものに迷惑を掛けるようなこと――それこそ風紀に直接気概を加えると言ったような――をしなければ別に迷惑とも思わない。
異能での事故があまり目立つとそれはそれで監視対象とかになったりするだろうけど、別に自分に何か迷惑がかかるわけでも無し。
ひら、と手を振って。