2025/04/18 のログ
ご案内:「大時計塔」に霞流 周さんが現れました。
霞流 周 > 人気が少なく、それでいて眺めが悪くない場所…と、なると大体学園内では限られる。
何時も通りのラフな服装に、右手に刀を提げて茫洋とした表情のまま階段を登る。

「…地味に…段数多い…。」

偶に足を運ぶけれど、意外とこれが億劫でもあり。
やがて頂上まで辿り着けば、そのままゆらり、とした足取りで欄干の方へ。

「……うん……。」

矢張りここからの眺めは悪くないし、人気も無いから静かで好みだ。
それでも、基本的に立ち入り禁止らしい…半ば形骸化している気もするけど。

霞流 周 > 4月に突入し、新たな顔触れとも言える新入生たちも続々と入学してくる季節。
…なのだが、基本的に単独行動(ぼっち)の少女にはあまり縁が無い事だ。

別に人嫌いだとかそういう訳でもなく、ただ…積極的に行動出来ていない怠慢だろうか。
何時ぞや、優しいと評されたが…決してそんな事は無いと思う。中身は空虚(からっぽ)だ。

「……自分自身の…評価と…人からの…評価は…やっぱり…随分違うんだね…。」

欄干に軽く体を預けながら、相変わらず活気が無い視線は景色に向けたまま。

霞流 周 > 「……バイト……増やさないと…かな…。」

唐突に呟く現実的な問題。二級学生の身の上なので、バイトは落第街でやる事が多い。
…といっても、主に用心棒やら何らかの作業の数合わせ程度でしかない。
一応、前にあった汚染区域関連の仕事でかなりの賃金を得てはいるが…。

「……刀……やっぱり高い…しね…。」

右手に提げた数打ちの、有り触れたソレは既に細かい刃毀れなどが隠し切れない。
手入れをどれだけ行っても、素人の手入れ程度では矢張り限界もある。

「…学業の方は…問題ない…けど…。」

一部には二級学生と”知られている”ので、迂闊な行動は出来ない。
目立たず事を荒立てず。学園生活においては少女は目立たない空気キャラ――と、少なくとも本人は思っている。

ご案内:「大時計塔」に東雲アリスさんが現れました。
霞流 周 > 地味に考える事は多いけれど、マルチタスクな高性能なおつむはしていない。
一個一個、地道にどうにかしていくしかないのかもしれない。

「……生活費があるだけ…マシと…思わなきゃ…ね…。」

二級学生とはいえ、その中でもまた生活はピンキリある訳で、少女はその中ではむしろ恵まれている側。
二級学生の内情は色々あるにせよ、大抵碌な目に合っていないだろう、大小差は有れど。

「…貯金は…してるし…地道に貯めて…良い刀は…仕入れないと…ね…。」

剣士ではなく、刃物遣いなので最悪ナイフとかでもいいかもしれないけど。
欄干に体を浅く預けたまま、ぼんやりした表情で考え事…こういう場所だからこそ、か。

東雲アリス >  
「ねえ、ここ一応立ち入り禁止なんだけど」

時計台に人影が見えた気がしてやって来てみたら、案の定誰かいた。
普通の人なら見えないだろうけれど、生憎こちらはスナイパーだ。
眼の良さには自信がある。
時計台のてっぺん、入り口で腕を組んで壁に寄りかかりながら話しかける。

霞流 周 > 「……あ…。」

声にぼんやりと振り返る。何時の間にか誰か居た。
…ややあって、相手の服装から風紀委員だと察すれば、能面のような無表情のまま小さく頭を下げて。

「…すみません…考え事をするには…良い場所だった…ので…。」

風紀委員に変に目を付けられても困る。素直に謝罪の言葉を述べつつ、大人しく立ち去るべきか。

(…少なくとも…変に反抗的な態度は…取るべきではない…しね…。)

これでも目立たないように学生生活を送っているつもり。
ここで何か余計にやらかして、目を付けられたら枷が増えてしまう。

東雲アリス >  
「まぁいいけど。
 ここ、みんな結構入り込んでるし」

そこまで仕事熱心な風紀委員と言うわけでもない。
一応注意だけしておこうと思って来ただけだ。

「で、何か悩み事?
 バイトがどうとか言ってたけどさ」

それよりも彼女の独り言の方が気になった。
全部聞こえたわけではないが、バイトがどう、と言うのは聞こえた。