学園を運営する重要な組織である「委員会」の本部などが立ち並ぶ一画。国家における官庁街に相当する。
基本的に各種委員会の事務などが行われる場所のため、歓楽的なことを求めるには向いていない場所である。
とはいえ、委員向けの飲食系部活もいくつか存在している。
ごく最近、委員会総合庁舎が竣工し、委員会の出張オフィスや窓口が置かれ、委員会間の連携や交流の促進が測られている。
※委員会本部庁舎の会議室などの個別の部屋を表現したいといった場合は、ロールプレイの中でわかるように表現する、あるいは自由記入を使うなど各自ご対応ください。
参加者(0):ROM(1)
Time:05:43:32 更新
ご案内:「委員会街 風紀委員会本庁」から大神 璃士さんが去りました。
■大神 璃士 >
「……これについて、上は…?」
『まだ監査課を動かす段階ではない、と考えているらしいよ。
無理もない、何の確証も無いからな。』
「自分に、何をしろ、と?」
『――俺からは何も言わん。何をする事もない。だが、貴様の判断で動くのは勝手だ。
……一般委員は愚か、俺にも詳しい情報が届いていない、貴様の「鼻の良さ」。
其処に賭けるのも、悪くはない。』
「失敗したら尻尾切りですか。洒落にならん。」
『そうだ。だから動くなら慎重に…かつ、大胆に、な。
お前が確証を持ったら、迷うな。』
「………。」
『まあ、まだ先日の傷も治ってはいないだろう。
動くのはその傷が治ってからでも遅くはない。
今はゆっくり休め。以上。』
「――了解しました。失礼します。」
黒いジャケットの男はその言葉を最後に、一礼をしてから部屋を立ち去る。
――此処で交わされた言葉や事実もまた、夜の闇に消えるばかり。
■大神 璃士 >
『それと、だ。確か貴様、例の作戦で組織Hの幹部と戦ったな?』
「結果的には取り逃がしました。……それが何か?」
『……先程上がって来た、会議の報告だ。』
ばさり、とデスクに置かれる幾枚かの書類。
だが、男は手を付けない。
「自分が見ても良いものですか?」
『問題ない。これをダシに貴様を引き込むつもりもない。』
「――失礼します。」
黒いレザーグローブで包まれた手を伸ばし、ぱらりと書類を捲る。
ぱらり、ぱらり、と少ない枚数を捲る度に、黒いジャケットの男の顔は険しくなる。
「……本気ですか。」
『上は本気らしい、な。どう思う? 「当事者」として。』
「……勘でよければ。」
『構わん』
「作為が働いている、かと。タイミングが良すぎる。」
ばさり、と読み終わった書類を放り返す。
書類に書かれていたのは――組織Hこと違反組織・覇伝洲、及びその幹部の危険度ランク引き下げについて。
『どう思う? 勘でも何でもいい、思った事を言ってみろ。』
「――「蟲」が入り込んでいるのでは、と。」
『あり得る話だ。他にはあるか?』
「……疑いたくはないが、内通者の存在も考えられます。
組織Hに買収された、誰かが。」
『そうだな、風紀委員会とて人間だ。欲に迷う者もある。』
「……………。」
■大神 璃士 >
風紀委員会本庁・特別攻撃課オフィス。深夜にて。
『――書類受理。
報告は受け取った。先日の作戦における貴様の行動の全ては、表向き抹消される。
貴様は先日、落第街にて小規模違反組織と遭遇、戦闘の結果、内臓損傷の怪我を負った。
通常の委員が閲覧可能な記録全ては、そう処理される事になる。
ご苦労だった。』
「処理について受諾。自分は小規模違反組織との遭遇戦の結果、傷を負いました。
不覚を取った事、誠に申し訳ない。」
『…只の使い走り、狗にして置くにはやはり貴様は惜しい。
今からでも我々の下に来ないか? 俺からしてもお前を引き込む事は吝かではない。』
「恐縮ですが…「狗」でいた方が、足が軽くて済むので。」
『その結果が他の課に使われる走狗、か。
つくづく貴様は損が好きな性分と見える。』
――オフィス奥の個室で交わされるのは、先日の大規模戦闘における事案処理。
黒いジャケットの男は本来、特別攻撃課の所属ではない。
それが駆り出された事は、表向きは伏せられなくてはいけないのである。
かくして真実は隠蔽され、それを知るのは極一部に。
ご案内:「委員会街 風紀委員会本庁」に大神 璃士さんが現れました。
ご案内:「委員会街 風紀委員会本庁」からイスラさんが去りました。
■イスラ >
「わかったわかった。日を改めるよ…。
まったくもう、軽いジョークだって…」
しゃがみ込み、手帳を拾い集めて。
「これは予備でぇす。
──ほんとに何もしないってば。でていけばいいんでしょ?」
緊張感を崩さない包囲網
観念したように肩を含め、そそくさと本庁から離脱だ。
「…ヘンに目立っちゃったかな?
……まぁでも別に悪いことしたり騒いだわけでもないし…」
指名手配とかされないよね?なんてちらりと振り返りつつ…。
「うーん、次は何処にいってみようかな……」
ガイドマップを手に、吸血鬼は良い陽気の中を歩き去った。
■イスラ >
「(このおねーさんを魅了しちゃえれば楽だったんだけどなぁ)」
仕方ないね、と制服のポケットをごそごそと探し──。
「ええっと…どの学生証なら入れてくれるの?」
───その両手から複数の生徒手帳を取り出し、バラバラと床へと散らかして見せた。
どれもが、落第街、あるいてはその付近で行方不明になった生徒のもの。
……そんなことまでは、中身を確認しなきゃわからないだろうけど。
それでもその異常性を認識した、瞬間に辺りを風紀委員に包囲された。
「………生徒手帳出せっていうから出したんじゃん」
むっすり膨れっ面。
いや、でも優秀だね。行動に淀みがない。
■イスラ >
「何の用かって? えーっと、見にきた…じゃ要件にならない?
社会見学、そう社会見学だね。この島を守る機構に興味があってさ。…事前に申請? ふーん……」
へらへらと笑みを浮かべながら受付と問答。
そう簡単に部外者は入れないらしい。さもありなん。
ゴネていると、学生証の提示を求められる。
「ああ…そっか、生徒じゃないとそりゃあ怪しまれるよね」
納得したように頷く───。
■イスラ >
「あっ、うっ……ぉ………」
その建物に踏み込むと、ばち、ばちんっ、と身体から火花が散った。
なるほど、魔術的な結界を張って強力な魔の存在の侵入を拒んでいるらしい。
それもかなりの強度。仕方ないから一旦力の大半を外に"置いておこう"か
「Bună dispoziție! Ofițeri de poliție câini」
本庁入口。受付のカウンターに現れた吸血鬼は陽気に片手をひらひらと振りながら挨拶する。
……当然、本庁の委員会員達は怪訝な表情を浮かべている。
そりゃあそうか。用もなしに生徒が訪れる場所じゃないんだろうし。
ご案内:「委員会街 風紀委員会本庁」にイスラさんが現れました。
ご案内:「委員会街 中央通り」から伊都波 悠薇さんが去りました。
■伊都波 悠薇 >
走っていく姿を見送り、見えなくなったあたりでほっとしつつ。
「よし」
元気をもらったので。
「がんばろ」
ぱんぱん。
火照る頬を二度叩いて見回りへと向かった。
ーー異能、使えてるの羨ましい
そんな、心のうちにやどった言葉はもう、聞こえない
ご案内:「委員会街 中央通り」からジャスパーさんが去りました。
■ジャスパー > ジャスパーからしてみれば風紀委員!可愛い!優しい!で大三元だ
控えめなところも素敵だし頑張ってほしいという気持ちは強い
「さんきゅー
お、やっぱり?忙しいよなあ、風紀委員…」
体調には気を付けて欲しいと思いつつ
「おっけ。足元には特に気を付けるよ。ありがと
じゃ、俺はこれでー。はるかちゃんこそ気を付けて頑張れ~」
軽い調子で、ひらひら手を振って
男子寮などがある方面へ小走りで走っていこう――