2024/08/29 のログ
ご案内:「委員会街 風紀委員会本庁」に奥空 蒼さんが現れました。
■奥空 蒼 >
「すーずーしー」
冷房温度、18℃。
■奥空 蒼 > 風紀委員会の一室にて、
蒼いのはそれはそれは我が物顔で占拠しながら
携帯端末片手に冷房ガンガンに効かせてそれはそれはぐうたらしていた。
やってる感の合間合間には休憩が必要なのだ。
■奥空 蒼 > (さーてと、メッセージでも送っとくかなぁ…)
ちょっとばかりゲームを中断して、
メッセージのアプリを立ち上げる。
最近追加したばかりの連絡先。
Dr.イーリスの名前を選ぶ。
前に無茶ぶりした履歴とツッコミ入れられた履歴が残っていた。
(さて、何を送ったものかな――)
■Message > From @SkyBlue
『この間はありがとね~』
『面白いメカで授業盛り上げてくれたりして~!』
『色々考えたけど』
『ちゃんという事聞いてくれる子には、私も多少はちゃんとしないとなーって思ったから』
『ちょっと真面目なお仕事の連絡入れちゃうね』
『ああ大丈夫大丈夫、』
『そう深く考えずとも良い。ゴミ処理だから気楽に構えてさ。』
『あっイチゴとか好き?』
メッセージの内容は、蒼いのらしく、気まぐれなようで、
妙に安心させるような緩いものが、
五月雨式に続いていく。
■Message > From @SkyBlue
『今回の清掃対象は廃品神隠っていう―――』
『空間系超常犯罪者に分類されるね。異能か魔法か原理は不明』
『物品の窃盗と、人攫い―――』
『後は薬物の流通、つまり運び屋やってる』
『空間転移能力者にはぴったりの犯罪だね!』
『あそこらへんの麻薬王みたいなもんかな、決して表には出てこないけど』
『イチゴの形した中毒性と緩やかな致死性のあるブツ―――幻毒苺の流通を大量に担っているんだって』
『キミ、こういうの嫌いでしょ?』
■Message > From @SkyBlue
『コイツは近く確実に清掃されるんだけど―――』
『どうせなら、キミにも手伝ってもらわないといけないし、課題を幾つか与えてみよう!』
『1つ:本案件の処理は、下手を踏んだらその結末は非常に速くなる。
空間ごと別所へ飛ばされる、空間ごと逃げられる、
一般的な対処法では、それだけで終わり。』
『キミならどうするね?』
■Message > From @SkyBlue
『2つ:空間系超常現象の持ち主は、えてしてかくれんぼが得意だ。』
『キミはこの間居場所を探り当てたけれど』
『もう逃げているかもしれない』
『空間を移る犯罪者。確実に居場所を突き止める方法はある?』
『破壊神なら―――』
『全部、逃げ場の可能性になるとこ同時に上から叩き潰すかな』
■Message > From @SkyBlue
『3つ:実は今までのは全部フリだよ。』
『やつの破滅は確定しているからね』
『これが一番重要なんだけど―――』
『最大限、空間を操る犯罪者に対して』
『"恐怖を演出できる方法"を考えてみてほしいな』
『手段は問わないから』
『破壊神の力で完全なる破壊を演出するんだ。』
■Message > From @SkyBlue
『最後に。』
『殺すな、って言ったよね?』
『甘い考えだ。』
『無知でそんな考えを述べたなら、それを許さない』
『けれど、キミにそれに相応しい覚悟があるなら受け入れるよ』
『だから……』
■Message >
『覚悟を決めろ。』
■奥空 蒼 > 「よーっし、こんなもんで良いかー。」
満足そうに並んだメッセージの文章を見返して頷く。
「あー長くなったなコレ。」
「どーしよ」
気ままに文章をつづっていったら、
思いのほか長文になってしまった。
……私としては恐怖を煽れればそれでいいんだけど。
さて。
あの子の天才的な知能で、
どんな面白い言葉が返ってくるか。
今からワクワクが止まらないね!
ご案内:「委員会街 風紀委員会本庁」から奥空 蒼さんが去りました。