2025/04/19 のログ
ご案内:「委員会街 中央通り」に霞流 周さんが現れました。
■霞流 周 > 委員会街…普段まず訪れる事は無い一帯だ。
用向きがあるとすれば、せいぜい生活委員会への申請や書類提出くらい、だろうか。
私服姿のまま、右手に何時ものように刀を無造作に提げて少女が建物の中から出て来る。
【風紀委員会本庁】――昨日出会った先輩の紹介もあり、ついさっき手続きを済ませたばかり。
「…思ったより…時間…掛かったかな…。」
呟いて空を見上げる。まだ明るいが少々夕暮れに差し掛かる頃合。
懐から、先ほど受け取った書類のコピーを取り出して眺める。
『風紀委員会特別攻撃課・嘱託隊員認可』…つまり、非正規の特別攻撃課の隊員という事だ。
其の立場上、少女は風紀委員会の所属では無くあくまで一般学生の立場だ…二級学生だけども。
「…非正規の予備人員……説明は…受けたけど…。」
確かに給金はしっかり出るし、駄目元で頼んだ刀を一振り欲しい、という要望。
経費から本当に落としてくれるらしい…太っ腹だ。人員不足なのは嘘ではないらしい。
■霞流 周 > 一つだけ面倒なのは、あちらの要望でこちらの戦闘能力…というより。
”出来る事”を把握しておきたい、という事で簡単な面談があった事だ。
下手に誤魔化したり隠したりは見抜かれるか、後に心象を下げて良い事が無い。
そう判断したので、本当に言えない・言いたくない部分以外は包み隠さず話した結果。
「…異能の…検査……かぁ…。」
過去に一度受けて、異能があるのは既に判明している。
ただ、肝心の異能の内容を少女はさっぱり覚えていない。
自分の事なのに…と、言われそうだが少女は異能に関してはほぼ無関心。
魔術に関しては、独学で色々と身に付けているが自分の異能は欠片も把握していない。
(…つまり…最低限…どんな異能持ちか…きちんと把握と報告しろ…って…事かな…。)
小さく吐息。無関心の事にわざわざ時間を割きたいとは思わないが。
会っても無くても少女は異能に頼る気は毛頭無い…だって。
異能で地獄を見た人間を散々見てきたから。
一先ず、書類のコピーは折り畳んで懐に突っ込んでゆらり、と歩き出す。
…少し小腹が空いたけれど、この辺りに飲食店はあまり無さそうな気がする。
■霞流 周 > 学生通りや商店街とは、当然ながら街並みも雰囲気も全く違う…身も蓋も無い言い方をするなら”お堅い”。
…各委員会の本庁などがあったりするので、それはまぁ当然なのだろうけれど。
目立たぬように、人の目に留まらぬように、ゆらりゆらりと独特の歩き方で人の間を擦り抜けるように歩く。
ややあって、ちょっとした広場のような場所に出た…空いているベンチがある。
(…少し…休憩してから…万妖邸に…戻ろうかな…。)
思ったより疲弊していたらしい…面談とかそういうのはあまり得意では無いし。
ゆらり、とベンチに歩み寄れば静かに腰を下ろし。刀は膝の上に乗せておく。
ご案内:「委員会街 中央通り」にスノウさんが現れました。
■スノウ > 日光に照らされてウトウトと歩く少女が一人。
「...疲れちゃったな。」
体質が体質なので、表立って入学式ではなかったものの。
入学手続き自体はスムーズに行われたのだが...。
検査、検査、また検査....!何個か診断あった気がするけど。
「息苦しい感じがするけど、私も一応は1年生か...。」
疲れてるせいなのか友達が見えるような気がする...。
その隣にベンチあるみたいだし使わせてもらおうかな...?
なんて思いながら近づいてみる。
■霞流 周 > 「……ん…。」
思っていたより疲弊したのか、ついウトウトしかけるが直ぐに何かに気付いたのか目を軽く擦って。
相変わらず、覇気も生気も活力も無い、茫洋とした銀の双眸がその姿を捉えて。
「…あれ…スノウ…さん…?」
こんな場所で遭遇するとは思わなかったので、微かに意外そうなニュアンスが混じる呟き。
取り敢えず、数少ない(というか現状2人しかいない)友達の姿に、軽く右手をゆらぁと挙げて。
「…こんにちは…スノウさん…奇遇…ですね…。」
と、これも相変わらずのぽつり、ぽつりとした独特の間の喋り方で挨拶を交わそうと。
■スノウ > 「アマネさん...?」
ここで会うことになる事とは思わなかった。
目の錯覚なんじゃないかな、なんて思いながら近づいていく。
「アマネさんだ...わーい...」
手を挙げてくれたので私も異形の方でゆっくり振ってみる。
そうだ、私にはアマネさんがいるじゃないですか...。
「こんにちわぁ....暑いですね...あ、私一年生になったんです。」
聞きなれた友達の声でほっとする。間違いなくあの声だ。
ゆーっくり隣に座ろうとしてみるが、やっぱり疲れているようだ。
■霞流 周 > わざわざ異形の左手の方で手を振り返してくれる姿に、意外と信頼してくれてるのかな…?と、思いつつ。
「…今日は…そうですね…ただ…これから…もっと暑くなって…きますよ…。」
冬場なら兎も角、これから訪れる夏場や湿度が上がって蒸し暑く感じる6月などは目の前だ。
それまでに、彼女には何とか倒れない程度に対策を講じていて欲しいけれど。
「…あ…正式に…学生になったんですね…おめでとう…ございます…。」
少女の、独特の間のある…それでいて物静かな声は意外と印象には残るだろうか。
隣に座ろうとする彼女に、ちょっと体を横にズラして座り易いスペースを空けておく。
「…それで…スノウさんは…その手続きの…帰りですか…?」
ふと、そんな疑問、委員会街にわざわざ足を運んでいるなら、そういう手続きか申請関連かと思ったので。
■スノウ >
「そうなんですねぇ...私暑いの本当にダメなので...困る...」
アマネさんの前だと表情にこにこしちゃうな...。
「ありがとうございます...なんだかうれしいな...。あでも...
異能と体質の所でもたついちゃって...何か違うっぽくてぇ...」
氷を交換しながら、暑さで溶けてるような声で喋っていく...。
私の能力と体質は理解しているのだが、ちょっと違ったらしい。
誤差もあるよとは言われたものの、かなり気になっているようだ。
「お隣失礼しまぁ...す....あぅ」
お言葉に甘えて、そのままそのスペースに座り込んだ。
「あ、そうですそうです....手続きです...!」
うんうんと同意しながらゆっくりと話していく。