2024/06/10 のログ
ご案内:「商店街」に東堂 一さんが現れました。
東堂 一 >  
「ぼーっくらは~みんなーあんぱん食パンアヘンパん……あれ、何か違うっすね」

今日も無事に授業が終わってHAPPY!
という訳で早速男子高校生の嗜み。これをしない男子高校生は全国に僅か0.04%(俺調べ)
そう…買い食い!英語で言うとKAIGUI!かっこよく言い換えると"漆黒の魂を喰らいし収奪の行軍~その大鎌は命を刈り取る~"っす!

因みに漆黒の収奪云々かんぬんは斎藤の案っすけど、流石にそれはどうかと思うってマジレスしたら12分口きいてくれなかったっす。寂しいっす…。

「今日は~何食べるっすかねー!コロッケ~?焼き鳥~?いや…コンビニ肉まん…?ふふ、ふふふ…おら、ワクワクしてきたっすよ…!」

ふんふんふーん♪
と商店街を闊歩する俺様の目に飛び込んできたのは!なんと!

「!!!」

「期間限定常世島謎肉クラフトコーラ…!?」

あれ、クラフトコーラって肉使うものだったっすかね?
でも…何か……何かめっちゃ良い匂いが…あの屋台から…!
人もいっぱい並んでるっす…!

「うおーー!たのもーー!!」

となればダッシュっす!
DKの食欲に敵うものはないっ!今の俺はピンクの悪魔をもしのぐ存在なのだーっ!!

東堂 一 >  
「あ、ちゃんと今何人待ちか書いてるっす…えーと……『4!ではないよ』」

「………」

「いやまあ…確かに24人も並んではいないっすね」

ぱっと見、5~6人くらいっす。せめて3!にしとくべきじゃないっすかね?というかせめて数を書くべきではないっすかね…?
いやまあ、確かにこれ置いとけば書いてる数字以上に並ばなければ置きっぱなしで良いっすけど…。

「しかし、何っすかねこの……フルーティな様でジューシーな様な…中華?っぽいこの香りは…」

取り合えずどう考えてもクラフトコーラの匂いではないっす。
美味しそうなのは間違いないっすけど、少なくともコーラの匂いではないっす!!!
あ、お客さんが出て来た……ちゃんとカップ持ってる…ストローも刺さってる…めっちゃ美味しそうに飲んでるっす…。

「……見た目は普通に普通のクラフトコーラなんっすね…」

あ、列動いたっす。
あれ、看板の文字が変わって…変わって!?
て、手書きっぽく見えたっすけど、異能か魔術か使ってる看板なんすかね…?

「えーと何々…『残り僅か。売り切れたらごめんぴ』」

「……ぬ、ぬわーっ!?か、買えるっすかね、買えるっすかね…!?どうしよう、定期テストよりどきどきしてきたっす…!」


と、列の最後尾でそわそわワクワクどきどきしている男子高校生が一人。
挙動不審というわけでは無いだろうが、何と言うか色々と喧しい。

東堂 一 >  
結局、常世島謎肉クラフトコーラなるものを東堂が買う事が出来たのか。それとも目前で売り切れてしまったのか。
全てを知るのは、遠くから眺めていた斎藤(18)だけである…。

ご案内:「商店街」から東堂 一さんが去りました。