学生街の中にある大きめの公園。「常世公園」と名付けられている。
普通の公園にありそうなものは基本的に存在する。遊具なども存在している。
遊具のほかに自動販売機、池などもあり、住民の憩いの場となっている。
参加者(0):ROM(1)
Time:04:28:35 更新
ご案内:「常世公園」から蘇芳 那由他さんが去りました。
■蘇芳 那由他 > さて、そろそろ戻ろうか。土日は少しゆっくりしたいけど…。
「…まぁ、出来る事は出来る内にやっておきたいし…。」
例えば家事、例えば勉強、例えば瞑想などなど。
ベンチからゆっくりと立ち上がり、軽く伸びをして多少体を解す。
結構長い間座りっぱなしだった気がする。
近くのゴミ箱に空き缶を捨ててから、一息吐いて少年は帰路へと。
■蘇芳 那由他 > 「…まぁ、『凡人』が一気に色々考えても煮詰まるだけだし…ゆっくり一つずつ行こう…うん…。」
正直そこまでキャパが大きい訳ではないので、あれもこれもとこなそうとすると直ぐにパンクしそう。
缶コーヒーをちびちび飲みつつ、静かな夜の公園で黄昏る…割とちょくちょくこうしてる気がする。
「……そういえば、――さんは元気かな…もう消えてないといいんだけど…。」
かつて、裏常世渋谷で会った一人の幽霊のような女性を思い出す。
…彼女にはある『預け物』をしている。それをきちんと返して貰う約束は今も生きていると…信じたい。
やっぱり、一人だと色々と考え込んでしまうなぁ、と微苦笑を浮かべて。もうちょっと前向きに生きたい。
■蘇芳 那由他 > 新しく移住した『堅磐寮』だが、まだ引っ越して二日程度だが部屋そのものには慣れた。
既に初日で一人寮仲間が出来たのも大きい…こう、気分的に楽になるというか。
…僕って案外人見知りなのかもなぁ、と少し遠い目になる…普段目が死んでるので、完全にイってるように見えそう。
ちびり、とコーヒーをまた一口。取り敢えず、知人友人は少しずつ増えていくといいなぁ、と思う。
「…それと並行して、神器との対話と…試練をクリアしないと…。」
あと、アルバイトとかボランティアの仕事も不定期にある。
どちらも大分慣れてきたと言えなくもない…少なくとも、怪異や悪霊や呪物に関しては。
慣れてきただけで、知識は残念ながら全く追い付いていないのだけれども。
(…アルバイトやボランティア的な立場とは言え、自分でもちゃんと最低限の知識は身に付けないと駄目だなぁ)
色々覚える事、こなさなければいけないタスクが地味に多い気がする。
■蘇芳 那由他 > ――やがて、盛大に腹の虫の音が。思わず目を開いてしまう…気が抜けてしまった。
「…夕飯食べないで瞑想の真似事してたらこうなるよね…まぁ…。」
つまり数時間はそうしていた事になる。意外と集中力はあるらしい…まぁ、それも今の腹の虫で途切れてしまったが。
軽く腹を擦りつつ、一先ず瞑想は切り上げてベンチから立ち上がり近場の自販機へと向かう。
取り敢えず、ホットの缶コーヒー(微糖)を購入すれば、再びベンチにトンボ返りして腰を下ろす。
「…僕なりに頑張ったつもりだけど、さっぱり応えてくれないなぁ…反応とか気配は感じるんだけど…。」
こちらと対話する気が無いのか、矢張りまだまだ舐められているのか…先は長そうだ。
小さく溜息を漏らしつつ、缶コーヒーのプルタブを開けて中身を一口、ほぅ…と、息を零す。
■蘇芳 那由他 > 夜の常世公園――人気も無い一角。ベンチの一つに腰を下ろして何やら目を閉じている凡庸な少年が一人。
「―――…。」
目を閉じたまま、殆ど微動だにしないその姿は寝ている…のではなく。
知己からのアドバイスを参考に、少年なりに『瞑想』をしているのだ。
とはいえ、少年は武芸者でも何でも無いので、目を閉じて出来る限り雑念を抱かないようにするくらい。
目的は、自分の内側に眠る十三ある死神の神器の一つ――【破邪の戦槍】との”対話”だ。
…が、これが中々上手く行かない。少年が瞑想とかサッパリなのもあるのだけど。
何より、件の【槍】が中々に捻くれ者らしく、意識や気配は感じるのだけど対話に応じてくれない。
結果、ベンチに座ってひたすら眠っているように瞑想をする羽目になっている。
ご案内:「常世公園」に蘇芳 那由他さんが現れました。
ご案内:「常世公園」からオルニスさんが去りました。
ご案内:「常世公園」から橘壱さんが去りました。
■橘壱 >
ふるふると体を揺らすその姿、動物っぽいな。
意外と野性的なのかもしれない。旅人だし。
「それもそうか。キミなら起こさないだろうけど、
変な問題は起こさないでくれよ?変に仕事が増えたら困るから」
話した感じ良識は存在しそうだし、その心配はなさそうだ。
ただ一応、時分も風紀委員である以上、釘の一つくらいは差しておく。
「うっ……善処します。オルニスも気を付けてね」
痛いところを突かれてちょっとのけぞった。
デリカシーのなさを自覚し始めて入るが、難しい。
我慢というよりもどうにも正直なお口、頑張って矯正すべきだ。
面目なさに後頭部を掻いて、その背を見送った。
「さて、僕も行くか」
こうして自らも宵闇の帰路へと戻っていくのだった。
■オルニス > 「本当の意味で問題児ならそれこそ監視でもついてるでしょ。」
ん~~と大きく背伸びをして。
ブルブルと大きく体を振った。
フクロウが体を揺らすみたいに。
「んーん、大丈夫。
もうしばらくはいろいろ一人で探索するつもりだし。
送られるほど貧弱なつもりもないからね。」
最後にへら、と笑う。
後ろ手に腕を組んで、大股で一歩一歩。
くるりとキミを振り返りながらゆっくり離れて行く。
「キミは市民の安全の前にデリカシーを守るべきじゃない?」
ちょっと意地悪に笑ってから。
「じゃぁねタチバナ。 また機会があればそのうち会おう。」
■橘壱 >
「で、出歩くことすら?一応、普通の生徒だよね?
た、確かに場合によってはやむを得ず監視が付くだろうけれど、
キミってもしかして結構問題児か相当何かワケあり……?」
確かに異邦人に至っては先ずは、
地球側の常識良識を学んで貰いはする。
が、それはそれとしてすぐにはいかないもの。
場合によってはそういうこともありえるだろう。
結構大人しそうに見えて、意外とヤンチャなのか。
ほんの少し、表情も引きつった。
「状況が違うけど、生きるって意味なら、
コッチだって変わりないよ。此の島だけでも、おっきなもんさ」
地球の時代の最先端、こんな島でも見た目以上に大きい。
誰もが生きるために必死なんだ。どっちがどっちという事もない。
気づけば随分と周囲も暗くなっていた。
軽くカチャリと眼鏡を上げれば周囲を見やった。
「結構長く話し込んじゃったな。
ま、きっとどんどん慣れていけるよ。
もし島の地理とか知りたいなら、何時だって呼んでくれていいからさ」
「市民の安全を……ってね。
もう暗いし、送ってくよ」
■オルニス > 「それこそ、出歩く事すらままならないのにそんな急に覚えられないよ。」
この世界に前から住んでいるならいざ知らず、異邦人や得体のしれないかいいともなればそう簡単に島を出してもらえるはずもない。
この島の外を見れるようになるのにいったい何年かかるのだろう、想像するだけでも嫌気がさす。
「……自分が生き延びるためなら、どんなことでもする。
そういう世界もあるってことだよ。
助けた、というのは一つの側面から見た見方でしかなくて
ただ別の目的で技術を仕込んだだけかもしれないんだから。」
思い出したくもない過去ばかり思い出されて、少し首を振る。
ベンチから立ち上がってはパタパタとマントをはたいた。
気がつけば随分外も暗くなってきている。
■橘壱 >
「ぐ……つ、つい思ったことが口に……ごめん……。
……け、けどそういうキミこそ、思ったより勘違いをするなぁ。
別に学園を知ってる事を自慢気に言ったんじゃないよ。
そりゃ、僕のが早く入学したし、仕事柄地理の把握はしてるんだ」
「ソッチじゃなくて、卒業後のこと。
僕は自由に回れるだろうし、キミはどうなんだって話。
昨日今日きた人に聞くべき話題じゃないけれどね……」
此の正直な心持ちのお口が許せない。
勿論自分の悪いところは謝る素直さは持っている。
ぐ、と口元への字になるもついつい反論。
思ったよりも勘違いが多いのか、此の渡り鳥は。
まったく、と思いながら気を取り直すことにした。
「こっちでも世界中に『門』がでたりするけど、
確かにそういうのが対処出来ないレベルでいるならそうだね。
戦争している場合ではない、か。潤沢な資源がなければ、
戦争なんて起こしようがないし、起きもしないよね」
戦争がほぼ起こり得ないほどに、魔物のによる災害が顕著らしい。
ある意味戦争よりも深刻だ。その対策に金を使い、
下手に土地も人も養えなくなったらジリ貧の一歩。
憶測でしか話せないけれど、明日を生きるのも命がけらしい。
何とも言えない表情で、自身の首を撫でた。
「そんな世界で旅をしていたって考えると、
やっぱりキミは結構逞しいんだな。
……そういう所で人の面倒見れるのって、
どんな思惑が当ても、いい人になると思うけどね」
どれほどの規模かとおいそれとわからないが、
そんな世界で人に手を差し伸べられるなら充分ないい人な気もした。
■オルニス > 「……キミってちょっと失礼だよね。」
むす……明らかに頬を膨らませて拗ねてみせた。
いくら何でも14歳にむけでおばんとは何事か。
デリカシーの欠片もないとはこのことか……ジトーという冷たい目線を向ける。
「……戦争ね、なくはないけど。
戦争ってさ、戦争する余裕があるからできるんだよね。」
そういう意味ではこの世界はよく恵まれているとおもうよ、と続けて。
「一般の人が町の外を出歩くだけで命の危険が常に付きまとうような『魔物』の蔓延る世界だよ。
どの国も領土を守る方がよっぽど重要さ。
土地がやせすぎて炭なくなったりしたら話は変わってくるだろうけどね。」
そもそも国のあちこちが領土を主張してるのだって聞いた時は驚いたものだ。
国の領土は塀の中である、という常識をそっくりひっくり返された気分。
「まだまだだよ、あちこち探索してるところ。」
なにを得意げにしているんだろう……と思わず真顔になった。
そんな数日前に来た転校生に何を自信満々に……
「どうだろうね……良い人じゃないからこそかもだよ。」