2024/09/23 のログ
ご案内:「常世公園」に『流れ』さんが現れました。
ご案内:「常世公園」に恋ヶ窪 あい子さんが現れました。
恋ヶ窪 あい子 >  
―― 買ったばかりのスカートを穿いて、髪をふんわりと巻いて、
―― 少しでもかわいいって思ってもらえるように、めいっぱいお洒落をしたの。
―― 大好きな人が、「公園にでも行こうぜ。」って久し振りに誘ってくれたから。

―― だけど……、



「え……?」

昼間の喧噪は過ぎ去り、恋人たちの睦まじい触れ合いまでは幾許か間があるか。そんな半端な時刻に、一人の少女と青年がベンチの傍で向き合っている。

青年に告げられた言葉が信じられず少女が狼狽えていると、青年は再び同じセリフを違わず口にした。
数分前までは幸せそうに浮かべていた笑みがぎこちなく歪む。

「……わ、別れてくれって……、
 どうして? あたし、なにか間違えて……あっ、ご、ごめんなさい!
 謝る、謝るからっ、そんなこと言わないで……っ!」

唇を戦慄かせる少女に対し、青年は何も言わない。
どころか、少女の紅玉めく瞳に水の膜が張ったのを見た青年は、煩わしそうに眉を寄せ踵を返すと、振り返りもせず去っていった。
紛うことなき決別の瞬間だった。

「~っぅ……!」

揺らぐ視界で青年の背中が失せるのを見届けると、耐え切れずといった様子で少女の瞳から大粒の涙が零れる。
決別の時に紅玉から翡翠へとその色味を変じていた。この喪失感は何度味わえども慣れることはない。

夕暮れ、空が橙と紫のグラデーションに染まる中、少女は一人佇み、嗚咽を殺して泣いている。

『流れ』 > 「お?」

ここは、公園。
青い髪の気弱そうな男が、何やら騒がしい、
2つ向こう側のベンチに横目を向けていたッ!

流れと呼ばれるこの男は、一言でいえば"クズ"であった――。

他人の痴話喧嘩を聞いてはニヤニヤするし、
芸能人のスキャンダルを見れば悪質まとめサイトで広告収益を得るし、
良い女がいると見ればとりあえず隙を見て声をかけていい思いをしようとするし、

兎に角"クズ"であった。
しかも非常に厄介な事に、
自分が良い思いをするためなら"いい事もする"し"いい奴のフリもする"タイプの"クズ"であった。

そんなクズの前で繰り広げられているのは、

洒落た可愛い女の子と、
好青年らしい身長の高い男だった。

『別れよう』

その男の言葉を繰り返されて泣く美少女!
逃げるように去っていった青年ッ!

(ほうほう!)
(なるほどねえ!!!)

こりゃあ面白くなってきた
首を突っ込もう
突っ込むしかない――!

『流れ』 >   


        即断即決ッ!!


 

『流れ』 > ってなわけで。ベンチのほうへ歩いてちょいと。
身を乗り出して顔を向け

「涙を流してどうしたね。お可愛らしいお嬢さん?」
「やあ、こんにちは。良い夕焼けだねえ」

男はそりゃもうクズだったんだが
良い人のふりをするのもまぁ上手かった。

気さくに優しそうに気弱そうな顔でにこやかに貴女に笑いかける男。

恋ヶ窪 あい子 >  
―― そしてこの少女は年頃らしく、恋に恋して恋する乙女。
   今此処に、或る意味で出逢ってはならない二人が出逢ってしまったのである――!


ひ、と引き攣る喉から時折漏れ出る殺し損ねた嗚咽。
それに重なるように降る、男の声。
涙に濡れた顔をそろりと持ち上げると、一見穏やかで優しそうな微笑みが此方を見ていた。


ぽっ……。


――ではなくて!

「こ、こんにちは……すみません、お見苦しいところを、……あの、」

よもや一部始終を見られていたとは知らず、付き合ってた人に振られたところです、なんて言えないものだから、気まずさを覚え言葉を濁す。

男の言葉に釣られたように沈んでいく夕日へ目を向けて、

「ほんとうだ……きれいですね。」

少女の顔にほろりと笑みが浮かぶ。
涙のあとや赤らむ鼻など、かわいらしい、っていうには残念な笑顔ではあるけれど。
スン、と鼻を啜った。

『流れ』 > そう。
一見、一見である。
この男は、人の良さそうな良い奴の顔をするのがまぁ上手かった。

しかもだ。

「ああ、分かっているさ。聞こえてしまっていたからな」
「気分転換に、と思っていたんだが。」
「どうも、可哀想でつい、おせっかいをね…」

嘘である。
いや2割程度は本心かもしれないが、
このクズの根底は

"何かかわいい子がいるからとりあえず声をかけて楽しい事にならねえかな"

とか思っていやがるのである。

「思いっきり泣けほれ」
「これで拭き取ればお前も夕日より綺麗になるぜぇ…?」

適当にポケットティッシュ取り出すと全部使えばいいと
半ば押し付け気味に泣き顔の貴女にあげるだろう。

さて、何よりこのクズの厄介なところが――

「カッカッカ、思うところはあるだろうし」
「どうだ、何かの縁だ。」
「気持ちを吐き出したら楽になる事もあるだろうし…」

「内心に抱えたものを俺に言ってみるといい」

会話の"流れ"を操る能力、である。

なかなか言えない話、
受け入れられない事実、
他人に明かせない秘密、
譲れない交渉――

こうしたものを、自然な形で言葉を操り、
自分の思うままに会話を運ぼうとする。

それがこの厄介なクズの厄介な能力だった。

恋ヶ窪 あい子 >  
聞かれていた。見られていた。
気まずさが羞恥に塗り替わり、かぁ、と頬が朱に染まる。

押し付けられたティッシュを受け取って己が状態を覚ると、折角の厚意(に見える)だからと有り難く数枚抜き取り、目許をそっと抑えるようにして涙を拭う。

「ありがとうございます……。」

何度か瞬きを重ね、翡翠色を縁取る睫毛が軽くなったのを確かめる。
頬も、あと、念の為に鼻の辺りも綺麗にしたが、化粧が崩れてしまっていることは間違いない。

男の視線から逃れるように、手で前髪を直してなるべく隠してしまわんと悪足掻きをしていると、
ふと――それこそ“流れ”が変わったかのような、水を向けられた――操られた?――兎も角、少女には自覚がないままに、男の言葉と意思に沿うよう、薄紅の唇が開く。

「あたし、よく振られちゃうんです。よかれと思ってしたことが裏目に出やすい……ってゆーか。でも、

 好きな人のことはなんだってしりたくなるのって、ふつうのことですよね?
 好きな人にはなんだってしてあげたくなるのって、ふつうのことですよね?
 好きな人に自分のぜんぶをもらってほしいのって、ふつうのことですよね?

 あたしのチカラだって、そう在るべきだって、その為に在るんだって……。
 でも、振られちゃうんですぅ……。」

『流れ』 > 化粧は崩れて綺麗になった。
――なんだやっぱり美人だねえ!見ての通りだ。
目と目が合うとよおくわかる。

「おおう。そうだったのか。」

中々どうして重いッ!
だがそれが良い。
この男が思うままに、会話が流れる。
流れてしまう。

少女の想いは全てが流水のように集まってしまうのだ…

「良くフラれる?ほう~?」
「――。」

彼女が喋っている間は、
口を閉じる。
一切の茶々入れをしないで話しやすい流れを作る。
そして、言い切って問いかけを口にしたところで…。

「カッカッカ――どう、だろうなあ?お嬢さん。」



「俺はねえ。」

「"隠し事はしないでほしい"だが"ミステリアスでいてほしい"」
「"何でもやってほしい"だが"何かをしてあげたい"」
「"全部を手に入れたい"だが"秘めたモノを求め続けていたい"」

「――そんな、矛盾した"境界"の上に居続ける感覚」
「それを"楽しむ"事じゃねえかと思うんだ」

境界、なんて言葉を殊更に際立てながら、
矛盾する言葉を告げていく。
この男の欲する欲深いクズなりの女の像であるというだけで、
必ずしもこれが正解であるとは限らないが、
まるでそれが正しいことであるかのように語るのがクズだった。

「お前の意見は"間違ってはいない"が…それだけが"正解ではない"と思うぜ、俺は。」
「どうだ?…もう少し話を聞きてえか?」

彼女の語る普通、を、間違ってはいないとしつつも持論を述べる。

このクズは知っている。
無理矢理意見をぶつける事で容易く会話など決裂することも。
気取った事を言いながらも、自分の話を続けていいかを問うのだ。
そしていやだと言われればきっぱりと「今のナシ」と流すつもりだ。

そうやって自分が良い立場で話せるように立ち回るのもこのクズのやり口だった。

恋ヶ窪 あい子 >  
折角涙を拭ったのに、名も知らぬ男に心の内を吐露する内に、ぐす、と鼻の奥が鳴る。
ティッシュの汚れた面を内側に畳んで赤み残す鼻へ宛がう。

かなしげに眉を下げて、潤む瞳を男へ向けた。

滔々と、歌うように紡がれる男の持論。
唯々それを聞いていよう。

「矛盾した境界の上に居続ける感覚を、楽しむ…?」

―― 恋をすると、その人の事で頭がいっぱいになる。満たされる。それだけで得も言われぬ幸福を覚えることはある。
   だが、それを“楽しむ”ことなど、あっただろうか。

巡る思考の片鱗は、はたりと瞬く翡翠色にも覗えるかもしれない。
聞きたいか?――その言葉に答えるかわりに、チラリと傍らのベンチを見遣る。

「ぜひ。……折角なので、落ち着いて、きかせてください。」

着席を促し、了承してもらえたら共にベンチへと。否やと言われたら立ったまま。
どちらにせよ、耳を傾けることに違いはない。

『流れ』 > 「じゃあちょっと失礼するか」

落ち着いて聞かせて、何て言われると、
ちょっとばかり距離を置いて席へ座る。
何で距離を置くかって?
後々で詰められるかもしれないってお楽しみの為に敢えて開けてんのさ!
まあいちばんは警戒されないようにだけれど。

「どうもお前は――話を聞いていると。」
「その人の事ばかりになって、かけひきや、ドキドキを楽しめずに。」
「何かに焦ったようにそのお相手の事ばかり考えちまってるようだな。」
「良いねえ、そういうの。」

このクズは、
女癖最低のクズ野郎なので、そういう初心さは逆に新鮮である。
横目を向けて心底愉快そうに持論を語る。

「でもよ」
「やっぱ…"楽しむ"ってことが一番大事なわけじゃねぇか」

それは、ただのこのクズ男の信条でしかない。
が、さもそれがすべてに適用されるかのように話すのだ…

「――なあ、全部最初っからくれるって言われるより」
「"まだまだ謎がある" "もっと欲しくなる" "自分からもしてあげたい"」
「って方が、ドキドキ出来ると思わないかい?」
「だけど同時に"全部あげるよ"ってチラつかされてさあ。」
「……楽しいだろ?追ってるのか、追われてるのかも分かんねえ"境界"に立つ感覚」

「――まっ、そりゃ俺がそう思ってるだけだがね!」


よくしゃべるクズの蒼色の眼差しに、宝石のような翡翠色が瞬いたような気がした。

「なあ」
「お前が可愛いのに男から逃げられる理由ってのは――」
「あげたい、追いたいって気持ちでいっぱいだから何かなぁって思ったのさ」
「可愛いのにね。ああもっとその顔を、全身を見つめたいね、カッカッカ。」

クズはどこまで行ってもクズなので、
良い女の可愛いところを沢山見たいのである。
自然な流れで褒めながらも、ストレートにそんな言葉も交えて来る。

恋ヶ窪 あい子 >  
皺にならないようにスカートを整えてベンチへ腰を下ろす。
ティッシュは畳み過ぎて小さくなってしまったので、肩に提げていた鞄の中に仕舞った。
残りのポケットティッシュはいざという時の為に両手を被せる形で膝の上。

「良い――ん、でしょうか……。」

大抵の人には「重い。」或いは、「ウザい。」と、そう言われる。言われてきた。
新鮮な響きを受けて、ほんの少しだけ肩の力が抜ける。

合間にそうした呟くような声はあれど、基本は傾聴。
口を閉ざして男の語る声を聞いているし、不思議そうに――或いは、もしかしたら、見惚れるように?――愉快そうな笑みを瞳に映している。

「――……つまり、駆け引きが大事だと。
 押して、押して、押し倒す勢いで迫るだけではなく、
 偶には退いて、追わせることを意識すれば、すぐに振られちゃうようなことはなくなる、と?」

恋に恋して恋するが故に在る少女は考える。
駆け引きなんてしたことがなかった。

「って、かわいいだなんて、そんな……だって、泣いたから、お化粧だって崩れてるだろうし……み、見ないでっ!」

男の言葉を噛み砕いて自身の糧とせんとする中、さり気なくかつドストレートに告げられる褒め言葉に身を捩る。
お行儀よく膝に添えていた両手で頬を覆って隠すと熱いので、丁度沈みゆく夕日みたいな色をしているのだろう。

『流れ』 > 「良い」
「良いんだが――その結果がお前にとっては良くないようだな。」
「そうそう、駆け引き――」
「ずーっと押してるのもいいぜ。それって言うのは――…ンンッ…あー、まあ、相手への気持ちだからな」

何か言おうとして言いよどんでから、
ひたむきにストレートに相手へ向かう感情は…それ自体は悪いものではないだろうって思うのだ。
それはクズでもそう。

ふむ。
こうして語りを静かに聞いてくれる様を見ると、
益々可愛らしい。

「そうそう、その通りッ」
「全てを知ってほしい、してあげたい、貰ってほしいってのは、」
「ちょっと隠してゆっくりと、近づいてくってのが定石だ」
「――相手から近づいてくるようにな。」
「その為には…楽しい時間を過ごしてやろうって気持ちが何より大事だな!」
「秘された全てを解き明かす楽しさ…ってやつだ」

やけに楽しさを強調する男。
逆に貴女は愉しい思いをしたかと疑問に思っていたようだから、
楽しさ――って言葉は、妙な交わり方をするかもしれない。

「――ま、俺も全てを欲しくなる気持ちはわかるぜ。俺は欲張りなんでね。」

"全てほしくなる"
――だから、女癖は最悪である。
あの女もこの女も手を出すのが、このクズ。
ひょっとしたら目の前の少女にだって既にそういう目を向けている…かもしれない。

「泣いた顔に、お化粧が崩れた素顔ってのもまた、」
「――秘された一面には違いないだろう」

「カッカッカ――」
「だがそういうなら、その一面は見ない事にしようか。」

お顔は見えないけれど。
頬を染めて照れた様子、
それを見れただけで何だか十分な気がした。
男はまた愉快気に笑うと、そっと…視線を貴女の逆側、背を向けるようにしたのだった。

(こうやってちょっと距離を置いたりするのも、駆け引きの楽しさだな!)

恋ヶ窪 あい子 >  
断言されて、ハッとしたように目を瞠る。
じわりと胸に灯る温み――今まで何度も泣いてきた自分が、その一言で救われたような心地を覚えたのだった。

手を胸へ宛がうと、妙に鼓動がはやい気がする――。

何処かぼんやりとした眼差しが、言い淀む様にキョトンとした風に変化する。
小首を傾げて不思議そうにしつつ。


つい、見ないで、と。
恥ずかしさのあまり語気を荒げてしまったにも拘らず、男は気にするどころか笑いながら反対側を向いてくれる。
律儀なその様子に、くす、と微かに笑う吐息が聞こえるだろうか。

そんな男を見つめながらに、少女は引き続き考える。
展開された男の持論――今までの自分――盲目的な性質は自覚していた。
恋の駆け引きなんて、出来るだろうか?

そんなことを考えながら、ふと、夕日に照らされる男の青い髪が涼しくなってきた秋風にそよぐのを見た。

「あの……あたし、あい子――恋ヶ窪(こいがくぼ) あい子って言います。
 もしよかったら、お名前、教えていただいてもいいですか?

 ……ティッシュのお礼も、したいですし。」

そろりと、窺うように慎重な視線を向ける。

『流れ』 > 「こいがくぼ、あいこね。じゃあ、あい子と、次があれば呼ばせてもらおう。
 あい子の愛らしい色合いの桜色の髪、緑の瞳―――まっ、一目見ればわかるだろう。」

その自己紹介に、背を向けたまま満悦そうに言葉を投げ返す。
クズはどこまでもクズであり。
自分の話を聞いてくれたって事にそりゃもう満足してたわけだ。
背中に聞こえる零れる幽かな笑い声も、その気持ちを高めてくれる。
いやあ、
やっぱり可愛い女の子の前で良い奴のフリをして、
楽しい気分になるってのはこれだからやめられねえなあ!
ついでにしっかりと相手の容姿を褒める。
名前を呼んだ上で。こうするとちょっとばかり互いの距離感が縮まる。

――ってのは"女癖が悪いから"知っている知識である。
クズである。

「ああ俺はねえ、流れって呼んでくれるかい?」

多くは語らないで、
本名とは到底思えないであろう名乗りをする。
だが、この学園においては、そんな人間も、人間以外もそう珍しいものではない。
語る口調は慣れた様子だ。

「普段はちょっとしたおもしろ動画とか、部室棟の方で作ってたりするからよ。」
「まっ、ティッシュのお礼は、」

「もう貰えたがね。」
「こうしてお前の名を知れただけで、良い」
「もっと言えば――泣き止んで綺麗になった顔を真っ直ぐ見れたらもっと良いが」

「それは」

「もし次があればって事にしようか」
「これも駆け引きってやつ?」

自らの居場所をほんのりと仄めかしてから、
また会えたら、なんて呟く。

――しっかしまあ、一挙一動、可愛らしい女だなあ、本当に。

恋ヶ窪 あい子 >  
褒められると恥ずかしげに、しかし嬉しそうに眦を柔らかく綻ばせた。
が、化粧崩れを気にして前髪を弄る素振りで隠してしまう。

「友人にはラブって呼ばれてて、
 あたしもそれを気に入っているから、そう呼んでもらえたら嬉しいな、なんて。」

お気に入りの渾名だ――嘘ではない。
そこに下心がないとはいわないけれど。

尚も此方を見ないから、少女は遠慮なく男を見つめることが出来る。

「流れ……流れさん?くん、かな。」

立っていた時の目線の高さを思い出しながら問う。
先んじて「あたしは17で、2年です。」って、己の情報を提示することで胸襟を開いていることを示している心算。

「ふふ、口が巧いなぁ。
 でも、ううん、きちんとお礼がしたいから……お礼、させて?」

ついでに口調も幾らか解いて、柔らかな声音に強請るよな色を含ませる。
駆け引き――というには拙いけれど、それでもそれは確かに“次回”を、少女からも望んでいるという証。