2024/10/01 のログ
ご案内:「ファミレス「ニルヤカナヤ」」に恋ヶ窪 あい子さんが現れました。
ご案内:「ファミレス「ニルヤカナヤ」」に『流れ』さんが現れました。
■恋ヶ窪 あい子 >
ピンクブロンドが風に揺れる。
折角綺麗にセットした髪が崩れるのを嫌がって、慌てて手で抑える姿を待ち合わせ相手は見るかもしれない。
楚々としたレースのブラウスに、Aラインを強調するような広がるミディアム丈のデニムスカート。
斜め掛けした小さなポシェット。それが今日の少女の出で立ちだ。
装飾は控えめなので気合を入れ過ぎてる、なんて風に思われることはない、と、思われる。多分。
内心は兎も角、そんな微妙な塩梅。立ち位置。
ただ、店の前で佇む少女が男の姿を見つけた瞬間、
ぱっと表情が華やぐのは隠しきらない。
「流れくん!」
前髪を抑えていた手をひらひらと揺らしてはにかむような笑顔を浮かべた。
■『流れ』 > 「や。あい子」
青い髪の男は、今日はこの間のお礼って事で、
ピンク髪の少女に呼び出してもらってファミレスに来ていた。
シャツとズボンに緩い水色パーカー。気楽といえば気楽だが、
この男らしいといえばこの男らしい装いにて。
緩やかに手をあげて近寄っていく。
(…可愛らしい。)
貴女が視覚に入った時に真っ先に抱いた印象はそれだった。
恐らく服装よりも、その愛らしい翡翠色が描く笑みが、
強く印象的だったからだろう。
「今日も可愛いね。」
…で、この男はそういうことは当たり前のように口にするし、
気弱そうなたれ目がちな目をにこやかにして人懐っこそうに褒める。
直球で褒められて嫌な気をする子なんて、あんまりいない事を知っているからだ。
店の前で二人並ぶと、
「待たせた?」
「……最近、涼しくなってきたよな。……あ、まずは店に入ろうか。」
世間話に近況話も、立ち話もなんだから、って。
■恋ヶ窪 あい子 >
尚、当然の如くペッタンコのパンプスを履いてきた。
対面すると、ほんの僅かだが、確かに視線が下を向くからだ。
そんな余談は置いといて。
「わ、ホント?ありがとう、嬉しいな。」
お気に入りのブラウスを着てきた甲斐があったかな、なんて、冗談めかして微笑む頬が仄かに色付く。
「ううん、ぜんぜん待ってないよ。
今日は来てくれてありがとう。いっぱい食べてね。
その代わり、お言葉に甘えて次はお願いしちゃうつもり。」
悪戯っぽく翡翠色を撓めて、促す声に頷き店内へ。
店員に案内された席は―――奇しくも先日青年が座った席と同じだったかもしれない!
勿論そんなことこの少女は知らないけど。少なくとも今は、学校外でストーキングすることは控えてるくらいに自制出来ているから。
兎も角、席に座ったらタッチパネルへ手を伸ばす。
透明に艶めく爪が、ト、と控えめな音を奏でた。
「誘う時にも言ったけど、月見ハンバーグが美味しいんだよ。
期間限定なんだけど……あった、ほらこれ。」
日が落ちると途端涼しくなるが、日中はまだ空も青く日差しは暑い。
とはいえ、暦上では既に10月。あるかな、って少しだけ心配になったけど、無事に見つけて安堵した。
まるまるとした鉄板ハンバーグに半熟の目玉焼きが乗っている。
ソースはステーキソースとデミグラスソースが選べるらしい。チーズトッピングもオススメ!とデカデカ書いてある。
無論それ以外を頼んだっていいし、プラスアルファで頼んだっていい。
ニコニコしながらタッチパネルを男の方へと向けた。
■『流れ』 > 「おや。……ついこの間、部活の仲間ともここに座ったな。」
この男。
なんとそれを隠しもしなかったッ!
ともあれ、敢えて女の子がとかは言わないけれど。
共にタッチパネルをのぞき込み、
お勧めの限定商品を見てみる。
鉄板にじゅわーってなってるハンバーグ、写真で見るだけでも美味しそうだ。
というわけでこれを一つ。
ステーキソースに…ほうほうチーズも。
熱にとろーっと融けるとすげー美味そうだよな。じゃあトッピングも追加で…
「そうそう、オススメなんだったな。では、いっぱい食べてのお言葉に甘えて……まずはこれと。」
「そうだ、苺が好きでね。いちごシェイクをお一つ。」
「あとはー……ふむ。」
「コーンスープとシーザーサラダだな。ハンバーグによくあう。ここのは美味いぞ。」
「さ、こんなところだろう。」
「あい子もどうぞ。」
一通り注文をタッチし終えると、ほら、とちょっと肩を寄せてタッチパネルを覗けるように向け返す。
おひやとお手拭きが2人分テーブルに運ばれてきた。
サイドメニューくらいは、良いだろう?
なに、ちょっとくらい欲張ってみせたほうが、
相手も次の機会に遠慮なく向かってこれるだろうから。
■恋ヶ窪 あい子 >
なん……だ……と……?
――と、ざわめくことも出来ない。何故なら少女は知らないからだ。
堂々たるその様に「そうなんだ?」なんてパチパチと上向きの睫毛を揺らしている。
「ならファミレスじゃなくてカフェにすればよかったかな。
次……は流れくんに甘えさせてもらうから、次の次はもっとちゃんとリサーチするね。」
何気なく告げるが、この少女のリサーチ=ストーキングである。
当然、タッチパネルを軽やかに踊る指先をしっかり観察するのも忘れない。
・苺が好き
少女の脳にばっちりとインプットされたことだろう。
「じゃあ、あたしも同じものにしようかな。」
オススメした手前もある、ワンサイズ下の小さい月見ハンバーグにトッピングはナシ。
男が美味しいというシーザーサラダに、コーンスープ。
飲み物はアイスティーにした。ご飯と合わせるので無糖。
……と、シェアの為にポテトも頼んじゃおう。男がたくさん食べるというのは調査済みだった。
緊張……してるのかな?
喉が渇いた気がして、店員が持ってきてくれたお手拭きで手を清めてから、お冷でそっと唇を濡らす。
「流れくんは部長さんなんだよね。一緒にファミレスくるなんて、仲が良いんだ?
――おもしろシーンまとめ部、だっけ。まだ少しだけだけど、見たよ。
すごく面白くって、最近暇さえあればチェックしてる。」
おかげで少し寝不足、なんて笑った。
■『流れ』 > 「次の次まで機会をくれるつもりでいるのかい?」
「光栄だよ。」
気が早い…が、まんざらでもなさそうに男は笑う。
「ああ。気の合うやつら集めてるのさ。皆優等生だけれど…カッカッカ、そこから先はまた今度話すさ。」
表向き、優等生だけだけれど。
皆ちょっと欠けて尖ってる。……俺も含めて。
……なんだか目の前の少女も、もしかしたらそうなのかもしれない。
そんな予感がした。
「んんん…、なんと。……俺のアップしている動画を。見てくれたのか。」
ありゃあ色々な動画を打ち出しているが、
面白いって言ってくれるって事は……健全な方のヤツを見てくれているんだろう。
最近は踊る植物の動画とかアップしたな。
後は転移荒野の妙な宝物の噂話に、
常世学園で栽培されている滅茶苦茶美味いらしいイチゴ農業区域のインタビュー。
新時代の魔道自動車理論―――
まっ、こんなところだろう。そう、表向きは健全だ。
ちょっと深入りされれば、
異能者と無能力者の対立煽りだの、アイドルの下品な噂だの、悪質まとめ記事だの、
綺麗じゃない話題も見当たってしまうだろうが、その辺は良い感じに隠している。つもりだ。
しかし……。
(寝不足になるくらい見ていてくれてるのか…?)
「気に入ったものはあったか?」
そこまで知られたうえで「面白い」なんて言ってくれているんだろうか。
それとも知らずに、綺麗なものだけ見ている状態なんだろうか。
ちょっとだけこっちも緊張してしまう。
探りを入れる代わりに緩く問いかけてみよう。
可愛らしい見た目に反して、案外そういう話も、好きなのかもしれないし。
綺麗な話だけしていたいのかもしれない。
■恋ヶ窪 あい子 >
「モチロン!だってあたしには野望があるもん。
流れくんに『ラブちゃん』って呼んでもらうっていう壮大な野望が、ね?」
パチンとウィンク一つ。
いつかの公園とは違って気安い仕草と冗談めかす軽い口調。
どうやら被った猫を少しだけ剥がした少女は、年頃らしく明るい性格である様子。
ちょっとしたストーカーじみた気質を除けば……という話だが。
対して男は謎めいている。
うず、と、少女の悪癖が疼くのを笑顔の下に押し留め。
「なぁに、なんだか含みがある言い方。
そんな風に言うと、張り切って“今度”がくるようセッティングしちゃうよー?」
等と雑談に興じていれば注文した品が順にやってくる。
カトラリーへ手を伸ばし、フォークを取る。
「いただきます。」と律儀に手を合わせて先ず食べるのはサラダから。ベジファースト、ってやつ。
フォークの先がシャキ、と瑞々しい葉物に刺さる。
「連絡先が書いてあった紙に部活の事書いてあったから、折角だしとおもって。
そうすればこうやってお話するネタにできるでしょ?
……って、最初はそう思ったんだけど、いまはフツーに楽しんじゃってる。」
此処で一度言葉を区切って、フォークに刺したレタスやルッコラを口へと運んだ。
シャクシャクと控えめな咀嚼音が続き、よく噛んで味わってから飲み込む。
「ん……ホントだ、おいしい。チーズの香りがいいね。
で、えっと、なんだっけ。そうそう、何が気に入ってるかだっけ?」
んー。と、間延びした声を零しながら斜め上をジェイドが見上げる。
「そうだなぁ、色々面白いものは多いけど、気に入ってるのは一風変わった異能まとめ!かな。
プロのラインダンサーも真っ青な一糸乱れぬキレッキレダンスを踊る植物とか、めっちゃ笑ったもん。」
くすくすと思い出し笑いを手で覆って隠す。
穏やかな口振り――恐らくは未だ表層をなぞっているのだろう。
何せ出会ってから間もないし、ストーキングレベルも意識して抑えてる状態。
だから男へ告げるのは、なんとも呑気で極々平凡な感想だ。
■『流れ』 > 「カッカッカ――まあ、なんだ。その名で呼ぶのはちょっとばかり」
「俺の信条に反するというだけなんだがね。」
「――ほれ、ミステリアスな方が、面白いだろ?あい子」
「張り切って秘密を暴いて追いかけたくなる――ってわけさ。」
そのストーカー染みた気質すら、男は乗りこなそうとしているのかもしれない。
追い回されて、求められる。可愛らしい少女にそれ程感情を向けられるなら、
望むところだ、と。想う程に、女癖が悪い…かもしれない。
「お、来たようだ。頂きます。」
「ふむ――タマゴの焼き加減が良い。肉とチーズの味わいが絡み合うのが良い。」
「程よく熱いのを喰った後にいちごシェイクを注ぐのは最高の贅沢だな。」
目に入った喰いたいものから、無遠慮に食っていく。
順番は自分がしたいと思った通りに――という、
ある種欲望に忠実な順で食べるところを見せるだろう。
美味い。
熱い旨味の強い料理と、冷たい甘みの強い飲み物。
ジューシーな味わいとフルーティーな味わい、
いずれも最大限楽しむ。
小さい割に、よく食べるのが見ていて分かるだろう。
「ああ――それだったか。」
「お花の踊りか。あれは植物を操る優秀な異能使いの能力なんだが」
「見るからにすさまじい動きを見せてくれていたよな」
「所謂踊ってみた動画というやつも、新時代を迎えるかもしれない」
最近のアップロードのやつだった。
何せソレは、…森すら操る自慢の後輩との合作だ。
「あれは踊っているのを見て笑うというのも楽しめるが」
「――もっと別の楽しみ方も出来る」
「あれだけ一糸乱れぬ植物の操作が出来るようになったなら」
「どれだけの不可能を可能にして」
「どれだけの楽しいが出来るようになるだろう?」
「そんな視点で見てくれると、また違った楽しみ方も出来るだろうね。」
やんわりと、お話の流れを持って行く。
あの動画についてもっと楽しめる方法とか、
…一糸乱れぬ動きをする植物を操って、他に出来る楽しい事の発想、
それについて深く話し合って掘り下げられるように、
会話の流れを作っていく。
それは、一見少し不自然な言動かも知れないけれど。
ごくごく、違和感もなく、お話の延長線上に展開されていくはずで。
「でも、なんだ、ありがと。褒めてくれて。」
「クリエイターってのは生の褒め言葉貰えるのが一番嬉しいんだ」
「特に…具体的に褒められるとね。」
男は一般的な価値観からすれば、どうしようもないクズだが。
それはそれとして、
また一般的な17歳の普通の人間の感性も多分に持っている。
寝不足になるくらい見てくれて、
楽しみの一つにしてくれている、
なんて。
嬉しいに決まっているじゃないか。
平々凡々な言葉だって、
それを口にして告げてくれる人がどれだけいるのだろう。
嬉しい、とか、楽しいとか、
そういうあいまいな感情を求める男にとっては、喜びでしかなかった。
■恋ヶ窪 あい子 >
「無理に呼んでもらおうなんて思ってないから安心して。
ただ、そんな流れくんがいつかお気に入りの愛称で呼んでくれたら
それはとってもとっても嬉しいことだし
なにより、山と目標は高ければ高い程、頂を目指すのは“楽しい”じゃない?」
男がよく口にする“楽しい”という感情。
公園でのやりとりを思い出しながら双眸を細める。
猫科めく笑みのまま、「暴いてもいいの?」なんて肩を揺らした。
さて、男も食事を始めた様子。
食事姿をじっと見つめるのは少々お行儀が悪いけれど、
あくまでも口実とはいえ、お礼の場である。気に入ってくれるかな、って、少しだけ心配そうな目を向けた。
――が、それも杞憂だったようだ。
よく進む食事の手に安堵して、少女はのんびりと小さな一口を繰り返す。
「うん、向日葵のソロパートにはシビれた!
ああも自由自在に踊らせることが出来るんだもん、きっとすごい人なんだろうね。」
男の言葉に同調するように頷く。
サラダを食べ終えてハンバーグへ。丁度良い温度になったお肉を小さく切り取り、崩した黄身と絡めて頂く。
合間にコーンスープも挟みながら「美味しいね。」って笑った。
「ふぅん……流れくん的には与えられた情報をそのまま楽しむだけじゃなく、
多角的な視点で楽しんでもらいたい、ってことかな。
異能……異能かぁ。
あたしのチカラはどちらかというとサポートタイプってゆーか、性格的にそうならざるを得ないとゆーか……
条件を満たした瞬間に勝手に発動して、条件を満たしてる間はずっと発動したまんまだから
あんまり自分で“使う”って意識はないんだよねー。」
極々自然に操作された流れに沿って、
極々当然のように雑談調で話は続く。
そんな中で、ありがとうと、嬉しいと。
告げられる男の素直な感情に、少女は満開の花の如く喜びの笑みを咲かせた。
■『流れ』 > 様子を見れば明白にわかるだろう、
食う時は夢中になって、次に、次にと食事をしていく。
とりわけ、ハンバーグの減りも早く、口数がたまに減るくらい夢中で。
美味しいねなんて笑いかけられたら、だなぁ、って緩んだ笑みで頷く事だろう。
ある種、それは無防備な、心を許し切ってしまっているようにすら見える様。
「――楽しいか、なら…止められないな。」
自分を目標に楽しむ、そう言われたら、もう。
敵わないなあ。自分の在り方をもう知られてきているような気すらする。
だが、
心地よい。
「カッカッカ。――世の中、隠しとく方が良いもんもあるんだぜ。」
「なああい子。」
一つ、前置き。
緩い沈黙、そして。
■『流れ』 >
「暴いた先にあるのが決して綺麗だと言えないものだったらどうする?」
■『流れ』 >
―――その言葉も、貴女の想いを、探求心を煽る事だろうか?
けれどもこの男が隠しているものは、
世間一般で言えばきっと綺麗だとは言えないものっていうのが、真実。
「――そういえば、初めて会った時にも少し」
「異能について、なんとなくそんなことを言っていたような気がしたな。」
会話の流れを操って、
行きついたのは貴女の持つその力についてのお話だった。
「常時発動型、パッシブ型の異能は、使うより…」
「勝手に使われているという感覚が確かに強いだろうが…」
「……具体的には…どんな異能なんだい?」
「差し支えなければ、教えてくれよ。」
話は流れる。
それは強制的に会話を攫おうとするものではない。
緩やかに、優しく、この話を続けやすいように。
自ら語ることが心地よくなるような、そんな流れ。
流れには従っても、逆らっても良いけれど。
……もしかして、流した先に行きついたのがこの話なら。
貴女自身も話してみたいんじゃないかな、って思ったから。
■恋ヶ窪 あい子 >
会話をしている時以外は、基本手元に目線を落とすのだけれど、
時折不意にひとみを持ち上げて、美味しそうに食べてる様子を盗み見る。
笑いかけたら、笑い返してくれる。
その笑顔を見れただけで、来てよかったな、って思うのは流石にちょろすぎだろうか。
「ぅん?」
呼びかけられて手を止める。
とろりとした黄身が流れた。
そうして告げられる言葉は――言葉に。
違和感なく、まるでそう在ることが当然だというような流れに。
はたり、と、不思議そうに瞬いた。
男の言葉の意味するところ。
その真意を探るよりも先に、尚も続く言葉に一先ずは耳を傾ける。
沈黙を埋めるよう、止まっていた手を再開して、
黄身にまみれたハンバーグを一口。
ちいさい頃から刷り込まれる、『よく噛んで食べましょう』っていう極々普通の価値観に沿って繰り返される咀嚼。
その長い空白は、まるで勿体ぶるようでもあるのかもしれない。
が、異能に関して別段隠しているわけでもないので、口の中のものを呑み込んでしまえば容易にそれは開示される。
「どんな、っていっても、前に言った通りのチカラだよ。
好きな人に、あたしの全部を捧げるチカラ。
具体的に言うと、そうだなぁ……
異能を発現する為のエネルギーってあるでしょ?
魔力って言われたり、魂って言われたり、そういうの。
それをそのままあたしが惚れた人に与えるの。」
恋愛脳の少女故、異能学に関しては少々おざなり。
だから説明する声は時折言葉を探すように曖昧に惑う。
「好きな人が出来るとね、目の色が変わるんだ。それが合図。
普段はね……あたし結構、力――これはパワーって意味ね? が、あって。
多分それはその有り余るエネルギーを変換する方法を学んでないから、
判り易く使い易い筋力ってカタチで顕れるんだろうってセンセーは言ってた、かな。」
「受ける側にそのエネルギーがどういう風に反映されるかは結構人それぞれだったりする。
あたしみたいにパワー的な力が強くなったり、元々その人に備わってた異能が強化されたり、
あ、運がよくなった!ってギャンブルにハマった人もいたかな。」
ストローを咥え、無糖の紅茶で喉を潤す。