2024/06/28 のログ
ご案内:「常世寮/男子寮 大浴場」にイヴさんが現れました。
イヴ >  
かぽーん。

「ふあわわ~~!でっかい~!」

大きな赤い目をきらきらさせながら大浴場に現れた子狐。
お洋服は更衣室できちんと脱いで畳んで、折れそうなほどほそい腰にきゅっとタオルを巻いて。
時間が早いのか殆ど貸し切り状態…見たこともないくらいに広いお風呂に感動に嵐です。

「ボクんちのお外のお風呂より広いかも!」

やってきたのは今日が初めて。
興味はあるけど、一人で来るのはなんだか勇気が必要だったので、今日はルームメイトを誘ってやってきました。

ご案内:「常世寮/男子寮 大浴場」に風花 優希さんが現れました。
風花 優希 >  
ぺたぺたと、浴室に響く小さな足音。

「おーおー、元気だねぇ」

近所の幼い子供を見るよう目で後からついて来たのはそのルームメイト。
タオル撒いた腰は、見た目細さよりは相応に男子らしい彼はそのままゆっくり流し場に。

「しかし、案外と人が居ないね、めずらしい」

世間話めいた言葉を返しながら、ひとまず体を洗おうと軽く促す。

イヴ > 「すっごい声が響くよ!優希くんっ」

それなりの銭湯と大差のない大浴場。
でも銭湯自体を知らない子狐はわーわーと新鮮な光景にぱたぱたと尻尾を振って喜んでいました。

「わふふ、たくさん人がいても賑やかで楽しそうだね~♡」

ぺたぺた、人懐っこく近づいて。備え付けの桶を抱えてにっこり。

「洗いっこ!!」

この子狐、一人でお風呂という敬虔がまだ殆どない。
大体はママや、姉といった家族に洗ってもらったりしていた。
なのでこの行動は他意も何もまったくない、素直な子どもの要求である。

風花 優希 >  
「今は良いけど、大きな声は控えめでね~」

こうしてみると本当に子供の反応だなぁ、と。
いつもと変わらぬルームメイトの無邪気さに苦笑しながら軽く窘めて。

続く言葉に、「おおう」と思わず変な唸り声が出た。

「はぁ、洗ってあげるからそこに座って、ほらシャワーチェアあるから」

さしもの彼も洗いっこを要求されるとは思ってなかったらしい。
小さく息を吐きながらも、軽く頷き、鏡の前のシャワーチェアを指さした。

イヴ >  
「ん゛っ」

大きな声は控えめで、なんて窘められるとお口に手をあててこくん、と頷く子狐。

「? わーい、お願いしまーす♡」

唸り声に小首を傾げてみつつ、
洗ってあげると言われればぱっと笑顔を浮かべて実に嬉しげ。
指さされた先のシャワーチェアにちょこんと小さなおしりを降ろすのでした。

「えへへー、ちゃんとお返しにボクも優希くんわしゅわしゅするからね~♪」

とっても嬉しそうでした。

風花 優希 >  
彼は普段からこんな感じなのだろうか。
流石に共に入浴するというのは初めてだったが、少しだけ妙な心配もしてしまう。
日頃からこうなら、日課のお風呂はどうしてるんだろうか、と。

「はいはい、洗い返し期待してる~」

そんな生返事を返しながら、優希はひとまず持参した綿のタオルにボディソープを軽く垂らして泡立てる。
アワアワと真っ白の泡をたっぷり作りつつ、まずはシャワーのお湯を出し、温度を確かめてから彼に掛ける。

「温度は大丈夫かな?
 軽く流してから擦るね~」

と、ある程度身体を濡らせばシャワーヘッドを置き場に戻し、その背にゴシゴシと擦り始めた。
力加減は一旦控えめ、軽く滑らせる程度の感触だ。

イヴ >  
そう、入居してからまだ日が浅いというのもあるけれど。
お部屋でのシャワーですら一人は不安なのか、ぴゃっと入ってぴゃっと出てくる。
夜寝るときも、何をするにも一人だと不安なかなりのお子様モード。
ずっと母狐とべたべたに過ごしてきた子狐の親離れ体験コースなのである。

「わふーん♪優希くん上手~♡
 あっ、尻尾は自分でわしゅわしゅする!」

肌は女の子みたいにキメ細かいもち肌、おかげで泡がしっとりよく馴染む。
一方で髪はさらさらきゅーてぃくる。髪質もふんわりしているのでたっぷり泡立ちます。泡だらけになるくらい。
もっふい尻尾を正面に抱きかかえるようにして、洗いやすいように。
尻尾は敏感なのでママ以外に洗ってもらうのはちょっと恥ずかしい。

「温度?だいじょぶ!もっとアツくてもいいかも~♪」

寒くも熱くもないちょうどよい塩梅。
洗ってもらっている心地よさに声色もますますりらっくす…。

風花 優希 >  
彼の日頃の行動をずっと見ているわけでもないので詳しくは分からない。
だが、なんとなしに親離れは出来てないのだろうなぁとは感じていた。
それを改めて見せつけられた感じがして、気分としては本当に近所の子供を見ている感覚であった。

「うんうん、誉め言葉をありがとう。
 やっぱ尻尾はデリケートなんだねぇ」

実に子供らしいもち肌に、洗う方はちょいと力を緩め気味だ。
ともあれ言われた通り、尻尾には手をふれず背中をゴシゴシ。
シャワーの温度も少しだけ熱めにして「これくらい?」と確認しつつ。

ある程度前を洗えば泡立ったタオルを手渡し…

「はい、前と尻尾は自分でね~」

と言いつつ、髪を洗おうかなとシャワーを再度片手に、髪を軽く漱ごうと。

イヴ >  
「え? あ、前は自分で洗うんだね?わかったー!」

一瞬の疑問符。
どうやら普段は全面洗ってもらっているらしかった。

「ふんふーん♪みんながきもよーくもふもふできるように~♡」

楽しげに口ずさみながらわっしゅわっしゅと尻尾を自分で泡立てている。
……毛量のせいか泡ですごくもこもこになってきた。

「そいえば優希くんは一人でお風呂入れるの~?何歳ぐらいからー?」

なんとなーく気になって、問いかけ。
ふつーの人間さんじゃないことは種族直感的に気づいているんだけど。

風花 優希 >  
「……もしかして、前も洗ってもらってる?」

一応の確認の問いを投げかける。
たぶんYESが帰ってくる予感はしつつも、流石に己が前を洗うのは避けたかった。
常識的にもそうだが、色んな意味で。

「おおう、やっぱすごいな尻尾があると。
 泡で床が埋もれそう」

軽く流すだけでも泡の川が出来そうなそれに感嘆しつつ。
シャンプーを付ける前に、髪の毛にじゃばじゃとお湯をかけていく。
同時に軽く頭皮を漱ぐように片手で擦り、濯いでいく。

「そりゃあボクもそれなりの歳だしね。
 流石に一人で入れるし…んーまあ、何歳からは忘れたけど」

そうして曖昧な返事を返しながら、ある程度漱げば
シャンプーをコインサイズ程度に手に塗し、両手を合わせて混ぜ広げてからわしゃわしゃと髪の毛を泡立て始めた。

イヴ >  
「うん。ママがきもちよーくキレーにしてくれるよー♡
 そっかー洗いっこでも前は自分で。おぼえた!」

どうやら相当なママであると推察sれるなんだか危なげな発言をさらりとしつつも、そういうモノなんだーと素直に納得する子狐。
わっしゅわっしゅ、白い泡に隠れて見えない子狐の秘密のエリア。

「えへへーあわあわだね~♪
 あ…ボクは優希くんの後ろも前も洗ってあげても全然イイよ♡」

見返り気味に視線を送る子狐。
その視線に妙な色香というか魔性というか…を感じられるならば危険は回避できる筈。
相当だと思われるママの血をしっかり引いている子狐。

「んー、んー、ボクも一人でおやすみしたりお風呂、ちゃんとできるようにならないと」

髪を梳かれ洗われて、心地よさげに目を細める子狐。

風花 優希 >  
「イヴくんはママっ子かぁ~」

そう言えばまだ10歳くらいだったか、なんて思いつつ。
そのくらいの歳ならまだ、そういう子も居るかと頷いて。
自分で泡立たせ、洗ってくれている姿にはほっとする。
尻尾は自分でやっているのだから、前も出来るだろうとは思っていたが。

「あー……流石に前はちょっと、遠慮しておくね」

とはいえ、なんとなぁく…それだけではない予感は微妙に感じていた。
どこか色気や魔性の類を感じる仕草や視線がその一因。
そういう類のモノには、一定の思考凍結機能が働く仕組みが己にあって、内心ほっとしていた。

ただでさえ、ちょっと前に踏み外してしまったばかりなのだから。

「そうだねぇ、何時かは一人で人は生きていくことになるものだからな」

そんな含蓄めいた言葉を返しながら、わしゃわしゃと。
しっかりと髪の毛を泡立てて、頭皮を擦る。
長い髪の毛でも髪を絡めずわしゃわしゃと出来ているあたりは、微妙に慣れが伺えたが。

イヴ >  
「ママっこ…?うーん、そうかも!
 ママもおかーさんも、どっちも好き!」

不思議な台詞ですが狐なのでそもそも存在が不思議です。何も問題はない筈。

「遠慮しなくてもいいのに~。
 ちゃんとママに教わってるから上手だよ♡」

洗いっこが。という意味に違いない。
きっとそう。

「それはちょっと寂しい~。
 ボクはずーっとたくさんの中で生きてたいなあ~」

だばー、と桶に溜まっていたお湯で尻尾を前を洗い流し。ちょっとしっとり尻尾。
髪を現れていると大きな耳を気持ち良さげにぱたぱたさせつつ。

風花 優希 >  
「うん???」

今微妙におかしな単語が並んだ気がした。
そう、まるでママとお母さんが両方いるような……

とはいえ、その事は今は髪の毛の泡と同じように軽く次の話の中に流れていく。

「そりゃあ毎回洗われてるなら教わってるだろうけども」

洗い方を、だろう。
たぶん、きっと。

そうであってほしいと思った。

「うーん、気持ちは分からなくもないけどね。
 それでも独りになる事もあるし、独り立ちって結構大事だからねぇ」

人に使われる道具としては、寂しい気持ちは理解する。
己だけ、個として活動するのはやはり、心もとないものはある為だ。

じゃばぁとシャワーで泡を洗い落としながら、少年は言葉を返して。

「でないと、ずっと親は安心できなかったりするんだよ?」

イヴ >  
流れていく話の中でいくつもあった違和感はきっと種族特有のモノ。
狐の倫理観であったり、狐の常識であったり。
ちょっとずつがやっぱりズレていて、そういうものの矯正のためにもこうやって一人で学園生活へと。
ママ狐がそう決意したのでしょう。

「ひとりだちー…うーん。それはそうかも!
 そっかー、ママが安心できなきゃいけないんだー」

シルクを梳いたような髪からはさらさらと綺麗に泡が流れてゆく。
まるで女の子みたいな肌も、髪も。
この狐をお風呂にいれてあげていたママ狐の丁寧な扱いが感じ取れるような。

「わぷーっ、よーし!今度はボクの番!」

優希くん座って座って、と自身の髪から水気を流しながら椅子へと促す子狐。

風花 優希 >  
やはり種族差なのだろうか。
そもそも彼がどういった種族なのかも実のところよく知らないが、人のそれとはズレてるのは違いなく。
其処に加えて子供というのも相まって、彼にもなんとも判断が付かないのであった。

「そうそう、今は良いけどいつかはね」

とはいえ、独り立ちして立派な大人になる事を望まぬ親は居ぬまいと。

頭皮の泡もしっかり擦りながら洗い流して、シャンプーを終える。

「ん、じゃあお願いするね~」

そうとなれば今度は交代、此方が現れる番だ。
タオルを巻いたまま、チェアーに腰を下ろして背を向ける。

整って透き通る髪が揺れる項は可憐とも言えるが、やはり彼の肉付きなんかは男子のそれであった。

イヴ >  
「ふぇぇ」

きれーな背中。
なんとなく見惚れてしまうような。
いいなあ~、こんな感じの男の子らしい男の子の身体にちょっと憧れる。
そのためにはたくさん食べて運動いっぱいをするべき、なのだけどそれが苦手なもやしっこ狐。

「優希くんの背中きれー♪」

ふんわりすぽんじにわしゅわしゅと白泡と立ててお背中を軽めにごしごし。

「わふふん♪おかゆいところございませんか~?♡」

そんな声をかけつつわっしゅわっしゅ。ところどころはお手てですべすべ手洗い。

風花 優希 >  
子供って本当に「ふぇぇっ」て言うんだなぁ、とか暢気に思いつつ。
わしゃりと泡とタオルが背中を擦る感触にはふりと息を吐き。

「ん~、もうちょっと下の方かな~」

なんて、軽い感じで問いに返す。

わしゃりとしたタオルやときどき混ざる手の感触には、わりかし心地よさげであった。
尚、直に触れればわかる事だが、彼の背中はそれなりに筋肉を感じられただろう。
……まあ、それが目立たないあたりは先天的な容姿なのかもしれないが。

イヴ >  
「は~い♪ 下の方ですね~♡」

手触りの良い肌をきめ細かい泡をなじませるような手洗い。
これが美肌維持のコツ!とママに教わったのです。

「優希くん体つきかっこいい~。
 運動とかもちゃんとしてるの?えらい~」

そんな言葉を返しながら、下の方下の方…。
そう意識すると素直な子狐の手はどんどん下に向かっていきます。
そう、どんどん下へ。
しっかりした筋肉を感じられるお肌から、ぷにっとした柔らかいエリアにまで及びます(悪気なし)

風花 優希 >  
「流石に手慣れてるねぇ」

手洗いを交えるあたりの細やかさは、彼の手の細さもあって中々のモノだった。
毎度、洗われながら教えてもらってるだけはあるのだろう。

「あー、まあ本を運んだりとか歩いたりはいつも……」

そうやって洗っている彼の手が下へ下へと来ている事を(自分がお願いしたのもあり)不思議にも思わず…
自然体で返答していると、その手が臀部にまでやって来て。

「んぅっ…」

ちょっとだけ、裏返った声が出た。
とはいえこれくらいならば、普通に洗う範疇、咎めも特にはしなかった。

イヴ >  
「えへへー、洗いっこはいっぱいしてるからねっ♪」

一人でお風呂に入れない子狐のこと。
毎回が洗いっこのようなものなのです。

「そっかー図書委員?なんだっけ。
 本とか重いもんねえ…いいとれーにんぐになるのかな?」

大きな狐耳ぱたぱた…。
よーく聞こえるふぉっくすいやー、どんな小さな音だって逃しません。

「にゅふふー気持ちいい~? やっぱり、前も洗う…?♡」

ぬるんぬるん。
泡をすべすべと滑らせながら、なーんかそんな色めいた声色でついそんなことを問うてしまうのですが。

風花 優希 > 「毎日運んでたら、嫌でも重量トレーニングになるよ」

もちろん毎回、本棚の整理を担当したりはしては居ないが。
なにより実のところ、多少の鍛錬で影響が出てくる身体ではない…筈なのだ。
元からそんな感じだった、という方が正しいものだ。

「まぁちょっとくすぐったい感じだけど…前は良いって、前は」

そんな世間話と洗いっ子のまま、無事に事が終わるかよ想っていたのだが。
彼のその問いはどうやらそれを赦してはくれなかったらしい。

ちょっとだけ冷や汗が出てくるのを感じながらも、一応はそう断る。
何故にこうも、色気があるのか…不安が過るのは気のせいでは無い筈だ。