堅磐寮(かきわりょう)は学園公営の学生寮である。
男子寮/女子寮との違いは入寮するのに「性」は無関係であるということ。
異邦人の中には「両性」「無性」など「地球」における男女の性別とは認識が異なる、あるいはそういった区別を持たない者も少なくないため、この寮が作られた。
「地球」人の男女も当然性に関係なく同じ寮内で住むことが出来、同性異性にかかわらずルームシェアを行うことが可能。
家賃がほぼ無料。
ロビー、食堂、大浴場などなど、まさに寮というような設備が用意されている。。
部屋はキッチン、ユニットバスなどが備え付けられている。特に学園側から監査があるわけでもないので部屋を好きなように改造している生徒もいるという。
一人部屋から二人部屋、など部屋の種類は豊富。
参加者(0):ROM(1)
Time:02:26:28 更新
ご案内:「堅磐寮 マトの部屋」から風花 優希さんが去りました。
ご案内:「堅磐寮 マトの部屋」からマトさんが去りました。
■風花 優希 >
「そりゃあもちろん。
さっき約束した、ばかリだからね」
流石にずっと泊まるのは、辞めておくけど、と。
くつくつと苦笑しながら、擦り寄る彼女の頭を撫でて。
「でも、とりあえずはそれなら──まずはご飯は食べておこうか」
今の空気を一度、入れ替えるように肩を竦めながらそう告げるのだった。
■マト >
「…… 」
「ふふ」
何て小さく笑って
「うん、優希なら何時でも、何日だって泊っていって構わないよ?」
何て言いながら軽くあなたに抱き着いて、甘えるように顔をすりつけたりするだろうか
「そのかわり……ちゃんと『リード』してくれるよね?」
何て悪戯っぽく囁きながら
■風花 優希 >
「……うん、それでいいよ。
代わりにボクも…そうするからお相子だ」
頬に触れる艶やかな感触。
それに返すように、こちらもまた頬に淡いバードキスをお見舞いして。
「…だからさ、今日も泊まって構わないかな?」
そう正面から問いかける。
それが意図する意味合いは、つまりはそういうことだった。
■マト >
「っと……優希?」
引き寄せられる、そのまま驚いたような表情であなたのささやきを聞いて
「…そ、っかぁ」
えへへ、と小さく笑みをこぼす
「じゃあ、うん、『そういう時』は我慢しないように、するね?」
耳を赤くしながらも、照れたように、それでも何処か艶のある笑みをあなたに見せ
「ボクも、積極的な優希でも好きみたいだからね」
何て、お返しとばかりに頬にちゅ、と柔らかいものを当てるだろうか
■風花 優希 >
ひんやりと冷めた手が、温かなものに包まれる。
マトのぬくもりに目を少しだけ見開き、視線を向けて。
「……正直そうだね、嬉しいというか、なんというか」
曖昧な言葉を彷徨わせたまま、ありのままの答えを返す。
羞恥心は一旦投げ捨て、包まれた手を軽くぐっと引き寄せる。
「ボクは好きだよ、そういう子でも。
むしろもっと…積極的でもいいかな、なんて」
その上で、揶揄い交じりに引き寄せた彼女の耳元にそう紡ぐ。
そうしてしまったのが欲情ゆえか、感情ありきか。
その何方かは定かでないが、素直な気持ちを声色にはしっかり載せて。
■マト >
「人並、かぁ」
あれが人並… なんて呟いて何かを思わず思い返しているのだろうか
「えっと……」
きゅ、と手を握られる感触
「そのさ ボクがこういうのに興味があるとしたら……どう思う?」
何て、ちょっとずるい聞き方をする彼女の姿が其処にはあって
まぁそもそも、そういうのに一切興味も何も無ければ、今こうしてはいないし
海や家であのような事をする事は無かっただろう
「恋人とそういう… その、そういう方向でも色々試してみたいっていう欲求は、あるかもしれない」
何て呟きながらきゅ、と手に力を込めているだろうか
■風花 優希 >
「……人並みにはあるよ、うん」
何がどう人並みだというのやら。
何とも言えぬ返答をしつつも、妙な空気が室内を包む。
海の話題を濁した意味は、もはや完全に失われていた。
「そんなのまで、特集してるんだ。
……それ、興味ある?」
その上で、そんなことまで聞いてしまうのだから猶更だ。
本当に自分も行くとこまで行ってしまってるのだなと、少年は内心自嘲していた。
■マト >
「……」
「そ、そうだね… こういう下着…凄い、わぁ、…」
ごくり、と唾をのむ音
「ゆ、優希もこういうの、興味あったりとかは……」
何て変な質問をしてしまいながらも、ぺら、ぺらりと
「え、これ……外の人の来ない場所とか……あぁ、もしかしてそういう……いや、ボクらも人の事は言えないけど」
こんなのものってるんだ、と目を白黒させる珍しいマトがいるでしょう
■風花 優希 >
「……」
やっぱりというか、この手のものに彼女は興味津々であった。
食いつくように頁を眺める彼女を横目に、必要な情報にだけは目に通す。
「……しかし案外と、こっちも充実してるんだな、ここ」
そんなふと思ったことを零しつつ、
内心ではこれをみた彼女がどう動くのか、密やかに期待していたのだった。
■マト >
「……おぉ」
思わず声を漏らす
学生向けの『ホテル』の場所や、ムーディーなバーといった場所の紹介に始まり
「下着のお店…?下着専門のお店なんてのもあるんだ、でもこれ…」
所謂『勝負下着』を売る店をはじめとした『夜向け』のお店の特集なんかもあって
「うわ、凄い形だ……これ、下着としてはダメな気がするんだけど……」
並んでぺらぺらと捲られる頁を食い入るように見たりしているだろうか
■風花 優希 >
素っ頓狂な珍しい声が聞こえて、
さっきの彼女に少しはやり返せたかな、と胡乱なことを思いつつ。
「あー…まぁうん、見るくらいならいいか」
今はその袋とじのほうに興味を向ける。
その中身がどんなものかは、実のところは大体把握していたが、興味が勝った。
そうして当然、その中身は予想通りのもの。
まぁうん、そういうのだよなぁ、と思いつつも
少し年頃の男子らしく、ぺらり…と頁を捲っていた。
■マト > 「うん、期待しておい―― ふぇっ」
彼女にしては珍しい呆けたような声が漏れて
期待している、という言葉の意味を飲みこみ、ごく、と残ったお茶を急いで飲み下した
「あ、はは……うん、そういう事で」
何て、そう返すのが精いっぱいなまま袋とじに目を向けて、きょとりと
「あれ、こんなのついてたんだ… まって、今はさみ持ってくるから」
すっく、と立ち上がって机から鋏を持ち出し、すーっ、とページを切り離していく
はらり、と中の頁が開かれれば……
『夜の常世島特集』
といういかにもな文字が目に入ってくるだろう
■風花 優希 >
「……あーと」
なんと返答するのが正解なのか。
答えを探るための無言が周囲を包む。
しかして当然、考えたところでその答えなど出てくるはずもない。
誤魔化すようにお茶を口にし、少しだけ冷静を取り戻してから口を開く。
「うん、それは期待しておこうかな」
まぁ、その返答が果たしてヨシとすべきものだったかはさて置いて。
少なくとも今言うべきことはコレだったろうと目を伏せる。
「っと…うん?
……あ、これ………」