2024/11/20 のログ
ご案内:「堅磐寮 マトの部屋」にマトさんが現れました。
ご案内:「堅磐寮 マトの部屋」に風花 優希さんが現れました。
■マト >
「~~って事で、新しく此処に入る事になったナユタって子と友達になったんだよ」
ガチャリ、居室の部屋を空けて入ってくるのは、マフラーと上着をワンピースの上に羽織ったマトの姿
いい加減、この格好だと寒々しいので、冬服というのを買ってみるべきかと考えている所
片手には買い物バッグを携えて、楽し気に会話をしながら部屋に上がり、暖房をつける
「でも、本当に一気に冷え込んだよね、だからこそ、"お鍋"が美味しく食べれるってものなんだろうけど」
今日は優希と共に、家で鍋を囲みながら少し座学のお勉強をと言う事で一緒に買い物に出ていたのだが…。
「ふふ、何だかんだ、色々買っちゃったね」
折角だからと色々と買い物した所、何だかんだでそれなりの量の買い出しになってしまったようだ
■風花 優希 >
「また知らぬ間に友人が増えてるねぇ」
並んで歩き、買い物バッグの束の半分を持った優希はマトへとそう相槌を返す。
寒さも老け込み冬の訪れを感じる季節だが、着込んだマトとは対照的に衣装は秋頃とそう変わらない。
バッグを机の上に置き、向かいになるいつもの定席に腰を下ろす。
「鍋もそうだけど汁物って体を温めるもんだしね。
あと単純に作りやすいし、具材も割と何でもありだし」
優希は机に置いた買い物袋から中から買った物を取り出して。
野菜や肉、麺等々…様々な食材がテーブルの上に並べられていく。
■マト >
「うん、何でも色んな種族や性別の相手と交流するのが目的で入る様に進められたんだってさ、だから優希とも… あぁでも、優希はボクと違って自分の事は余りオープンにしてないんだっけ」
ならちょっと難しいかな、何て言いながら一旦荷物を降ろし、台所の方から鍋に使うための卓上コンロを持ち出してくる
「備え付けで之を見つけたら、もう鍋、囲むしかないよね♪」
そういって買い物バッグから取り出すのは鍋用のスープの素…
一口に鍋と言っても、使う素で味は如何様にも変わる
そんな中今回選ばれたのは、高級鍋フェアとやらで売り出されていた素の一つ
「確か、すっぽんって結構高級食材らしいじゃないか
セールでもそこそこしたし… 、優希は食べた事あるかい?」
京風まる鍋セット(肉入り)であった
■風花 優希 >
「ボクは対外的には一般人だからね。オープンにしても困りはしないだろうけど…」
自ら進んで正体が魔導書であることを公表する理由もない。
追及されれば隠しはしないが、さりとておっぴらに公言して回るものでもない。
そういうスタンスで、今も表向きは一般学生としての日々を過ごしている。
「しかしまた、初鍋なのにすっぽん鍋をチョイスして来たのは何と言うべきなのか…」
苦笑をマトへと返しながも、優希は勝手知ったる調子で、コンロに火を灯し鍋の準備を始めるのだった。
「食べたことはあるよ、わりと有名だし何処にでもあるし…健康にもいいしね」
すっぽんは、その身が滋養強壮の薬として珍重される。
また、その肉はコラーゲンを豊富に含み、美容効果も期待できるとあって女性人気が高い。
一昔、二昔前はそうした点でブームになった記憶もあるなぁ、なんてぼやきつつ。
■マト >
「優希のスタンスがそうなら、ボクはそれに合わせるだけだしね
それに、二人の秘密って言うならそれはそれで悪くないし」
実際は知っている人物自体は他にもいるのだろうけれど、こういうのは気分の問題でもあるのだろう。
「だって… 京風って書いてあるなら気になるじゃないか
平安時代と言えば京都だし、まぁ純粋に食べてみたかったのもあるけどね」
そういいながら一度野菜を台所に持ち込み、タンタンタンタン、と小気味いい音を立てながら刻み。
程なくして豆腐にネギに水菜、そして肉を中心としたシンプルな構成の具材が大皿に載せられて。
「ぷるぷるでつやつやになるんだって?ポップにもそう書いてあったよね
それに… 滋養強壮の方も、本当に効果があるかもちょっと気になるしね」
くすくすと楽し気に笑みを浮かべつつ、スープの素をコンロに乗せた鍋に空ける。
臭み消しだろうしょうがが香る出汁の匂いが鼻先をくすぐるだろうか。
常温でこれなのだから、煮込んだ後はきっともっとお腹を空かせる匂いになってくれるだろう。
■風花 優希 >
知ってる人は他にもいるよ、などとデリカシーのない言葉にはチャックをして。
くつくつと曖昧な笑みだけを返すのは、ある種の照れ隠しか。
「〇〇風って書いてるやつはだいたい本家のそれとはだいぶ違うんだけど……。
ま、気になっちゃったならしょうがないか」
何より買ってしまったのだから食べねば勿体ないというもの。
スープの素の裏側に書かれた作り方を一瞥しつつ、鍋や皿を材料を切ってる合間に整えて。
「体調改善、疲労回復。それに加えて美容効果っていうんだからまぁ、健康食材だよね。
マトの言い回しだと何か、含みを感じちゃうけどさ」
まぁ、すっぽんの効能はともあれ鍋は鍋だろうと肩を竦めて鍋を見つめる。
煮立つのを待ちながら時折掻き混ぜ、具材を順に投入していき火が通るのを待つ。
鍋としてはもう殆どこれで出来上がりで、後は火の加減やらを微調整する程度だろう。
■マト >
「今の優希もとっても素敵だけど、昔の優希の事もとーっても気になるボクとしては
こういったものに興味が出るのは自然って訳さ、だから…こういうのも買ってみたわけで」
そういって取り出すのは、近くのブースで売っていた日本酒、その中でも「貴醸酒」と呼ばれるもの。
平安時代の貴族が好んで飲んでいたもの、という触れ込みだったようだ。
「一応、チューハイとかも買ってきたし、食べて、飲んで、楽しもうよ♪」
一応、勉強会も兼ねているはずなのだが、完全にお部屋デート気分を隠せていないのだった。
「ふふ、含みって何のことだい?ボクだって半分は女の子だからね、美容とか、興味があるものさ」
口元に指をあてて悪戯っぽくくすくす笑う彼女も、鍋が出来上がっていけばそわそわと楽しみな様子を隠さずに。
そろそろいけるかとなれば、具材をよそう傍らグラスにとぷとぷと貴醸酒を入れて差し出すだろう。
「こういう時はなんだっけ… ささ、ぐいっと…だっけ?」
何処で聞いた言い回しか分からない言葉をつぶやきながらも、そうして恙なく夕餉の準備は整うだろうか。
■風花 優希 >
「一応ボクら、まだ高校生って奴だよ?」
机の上に並ぶ酒、それを見ながら優希は何とも言えぬ苦笑を浮かべる。
とはいえ、実年齢でいれば本来な自分は飲んでも何も問題がないし…
そもそも種族的に、自身もマトもそんな決まりに縛られない身ではあるのだが。
「まぁ大丈夫だとは思うけど、飲みすぎないようにね。
ボクの身体もアルコール、効かないってわけでもないんだし…マトも経験ないでしょ?」
そういうわけで、釘を刺しつつも止めはしない。
浮かれている彼女の顔を見て、強く言えないというのも半分くらいはあるのだけれど。
「ひとまずそういうことにしておくよ、藪蛇になりそうだし……と、ありがと」
今はお酌してくれた事に感謝して、差し出されたグラスを手にとって。
くいっと呷る様に……ではなく、軽く唇をつける程度にして口に含み。
こくり、こくりと一口づつ飲み下していけば、鍋を前に手を合わせた。
「それじゃ、食べよっか。いただきます」
■マト >
「だって、ヒトに合わせたらボク、下手したら20年は待たなきゃいけないし…
えへへ、大丈夫だよ、ちゃんと他の場所なら弁えるさ」
今日は君と一緒だから特別!といいつつ、じぃーっとグラスの中で揺れるお酒を見やる。
その目は好奇心にキラキラと輝いているように見えるだろうか。
「うん、でも何だろう、ちょっと甘い匂いと… あんまり嗅いだことの無い匂いがするね」
そうして、お酌した優希の見よう見まねで、ちび、ちびと唇の先で吸うようにお酒を口に含む。
「… なるほど… これがお酒…」
まだ今一分かって無さそうな雰囲気のまま、今度は一緒に手を合わせ。
「ん、いただきます」
よそったすっぽんの肉を、まず一口、こりこり、ぷるんとした舌触りを味わう。
そのままネギも口に含み、しゃきしゃきと音を立ててしみ込んだ出汁を感じながら。
もう一度、ちびっ、とお酒を口に含んでみたりして。
「んっ、んっ……成程… しょうがが効いてるね、ぽかぽかしそうだ」
自身なりの感想を告げながらも、熱心に『味わって』いくだろうか。
何だかんだお腹もすいていたのだろう、小さく肩を揺らしつつ、口元を緩めて美味しそうに食べ進めている。
■風花 優希 >
「たぶんアルコールの匂いだね、それ。
結構好みも分かれる味というか喉越しもあるし、飲めないなら程々で」
反応を見る限りでは、まだ好みも曖昧といったところなのだろうかと。
そんな推察をふわふわ思案しながら、自分も料理を口に運ぶのだった。
「ん、やっぱり寒い冬には染みるね鍋は。
ガッツリした感じのでもないし、パクパクいけちゃうし」
そういいながら、はふはふと熱々の豆腐を冷ましつつ口に運んで。
出汁としょうがの香りに目を細めつつ、もきゅもきゅと咀嚼して飲み下す。
そうしてまたお酒を口に含み……今度はお猪口に注ぐようにくいっと一気に飲み干して。
ぷはっと小さく息を吐くと共に、ほうっと満足げな吐息を漏らすのだった。
「で、どんな感じかな、人生…ゴーレム生?初の鍋の感想は」
■マト >
「あ、確かに言われてみれば… 消毒液とかの匂いにもちょっと似てるね
ん… っく、確かに鼻に抜ける感じが… 」
ちびちびと口を付けながら、すぅ、と息を吐く。
桃色の髪を揺らしながら少しだけ真剣な顔になって。
「… 嫌いじゃない、と思う、ただ、一気に飲むと大変そうな気がする
何と言うか、喉が少し、かーってなるね?」
ずず、と出汁の効いた汁を飲みながら、また一口鍋を摘まむ。
しゃきしゃきの水菜とお肉を一緒に口に運び、二度、三度と咀嚼して。
また少しだけ、お酒をちびり、そうしてちょっとずつ消費していく。
「うん、悪くない、いや、寧ろ好きだと思う、勿論、味もだけど
食べていて体がほかほかしている感じとか… 後はそうだね
こうやって向きあって、湯気越しに話すと、何だか何時もと違う感じがするよ」
何と言うか、何時もより心が軽く感じる、といえばいいのかな?と呟きながら、お代わりをよそうマト、どうやら、鍋自体はかなり気に入った事がその様子からうかがえるだろうか。
「―― あ、そうだ」
そして、慣れてきたら当然やる事もあり―― よそったばかりの自分の皿から、すっぽん肉を一つ摘まんで、すす、っと箸を優希に向けて伸ばすだろうか、そう…『カップル』ならよくある、アレの構えである。
「あーん♪」
■風花 優希 >
「アルコールだからね、喉が焼けるって表現もあるけど…まぁ、あんまり間違ってないよ」
カップ一杯を此方は飲み干して、鍋のほうへと集中する。
野菜を摘まみ、咀嚼してゆっくり味わい嚥下する。
その繰り返しを堪能しながら、合間に会話を挟んでいく。
「それもまた鍋の醍醐味だよね。鍋を挟んでしゃべりあって…。
なんというか、心のほうがあったかくなるというかさ」
果たして作り物の自分たちにそれがあるのか否かは議論の余地もあるのだろうが。
しかして、今そう感じているのならば、近しいものは確かにある。
だから、そう口にしながらもそうした思案は言葉にせずに、ただ『感じた事』だけを形にする。
そんな最中にふと聞こえた言葉に視線を向ければ…
「……あ、あー……ん? 」
所謂あーんの体勢で構えたマトが其処には居た。
苦笑しながらも致し方なしと、優希も口を開いてそれへと返す。
本当に、最初に会った頃からと様変わりしたな、と。
そんな感慨を抱きながらも、その恋人仕草に付き合うのだった。
■マト >
「喉が… 焼ける、比喩表現って奴だね、オノマトペもだけど、そういうちょっと遊び心がある言い回しって好きだな」
マトの方はと言うと、一杯目を飲み干した後は、ぷしゅっ、と一緒に買ってきた缶チューハイを空けてぐびっ、と口を付けてみているようで。
「こっちは… すっきりしてて飲みやすいね、普通のジュースみたいだ
レモンのやつを買ってきたけど、之もお鍋にとっても合うかも?」
「… ふむ、心が暖かくなる… いい表現だね、ボクが感じているのも、きっとそれだよ
今日は優希と二人きりが良かったけど…今度はもっと大勢で
それこそ、鍋パーティ何かするのもいいかもね、きっと楽しいし」
鍋と一緒にお酒を味わい、目を細めたり、匂いを吸い込むように息を吸う姿は、凡そ少女のそれと変わらない。
穏やかな時間が部屋に流れ続ける中、少しずつ鍋の中身も減っていく。
「… ♪ ふふ、隣り合うのもいいけれど、向き合うのもこういうのがしやすくっていいね
優希の顔も、良く見えるしさ」
何て屈託のない笑みを浮かべながら、恥ずかし気も無くそう言い放つ。
おかわりはいる?〆は何にしようか、だなんて世話を焼こうとするのもこの時間を楽しんでいる証だろうか。
「ほんと美味しい~……♪ 一応勉強もするつもりなんだけど、満足したらそのまま寝ちゃいそうで怖いなぁ」
■風花 優希 >
これは飲みすぎる奴だろうなぁ、と密やかに。
後でチューハイはやめておいたほうが良いと忠告しておこうとは思いつつ。
今は差し出されたお肉に舌鼓を打って、少し赤い頬をもくもくと動かす。
「会話をするなら正面に、寄り添うならその隣に…だっけか。
座る位置でも人間心理やらなんやらで、関わるり方とかもかわるって聞いたな」
そんな雑談を交えつつ、照れ隠しめいた笑みを返して食を進める。
「〆はボクは麺が馴染みがあるかな、うどんでも蕎麦でもいいけど」
のんびりとした空気の中、時間はゆるゆると流れていく。
それはまるで……静かに流れる時の川の様に。
時たま思い出したように言葉を交わし、互いに笑みをこぼすそんな時間で。
そうして、気づけば鍋の中身は殆どなくなっていて……。
「胃の中のものが消化されるまでは起きてたほうが良いよ~?健康の為にも。
うとうとしちゃうのは、しょうがないけどね」
■マト >
「距離や立ち位置だけでも相手をどう思ってるか、どうしたいかが分かるって事か
… 普段は優希の隣にいたいし、割とあってるかもしれないね?
心理学、侮りがたしってやつだ」
「ならボクも麺を試してみようかな、お揃いって事で
おじや、っていうのも美味しいらしいけど…また何度でも試す機会はあるし」
また、くいっ、とお酒を口に含む、どうやら結構こなれてきたようだ。
とはいえ、少し頬が赤らんできているのを見るに、ちゃんとアルコールも仕事をしているようなのだが。
具材が少なくなってきたら話していた通りに麺を投入して、鼻歌交じりに煮込んでいく。
落ち着いてきたまる鍋の匂いがまた部屋の中にぐるぐると混ざり始める。
「何だかんだ、二人でも食べきれちゃうもんだね、余ったら明日にしようかなって思ってたけど
ん、大丈夫、ボクも本で読んだよ『食べてすぐ寝ると牛になる』だっけ?中々怖い話だよね」
ジョークなのか分かっているのかどうなのか、くすくすと笑みを浮かべながら、二人分の〆の麺を掬いとる。
はふはふ、と熱々のそれを冷ますように吹きながら、名残惜しそうに楽しんでいく。
「~~~ ごちそうさま、っと」
最後の一口まで綺麗に汁まで味わって。
食後はしっかり手を合わせ、二人鍋の時間に一先ず終わりを告げるだろう。
■風花 優希 >
「またさらっと恥ずかしげもなく言うねぇ~」
相も変わらず慣れないなぁ、とぼやきつつも、満更でもない様子で。
また少し、頬が赤らんで見えるのは、鍋とお酒のせいだけではないだろう。
「これから冬だしね、鍋はまだまだ食べられるし。
お雑煮みたいにするってなら、もっと冷え込んだ時にイイ感じだもんな」
ともあれ〆の麺を投入すれば、今度はそれを食していく。
箸を進めて麺を啜り、ちゅるっと汁まで飲み干して。
最後に残ったネギを絡めて箸で摘まみつつ、それを口に運ぶのだ。
「マトも結構食べるもんな、ボクより食欲は旺盛だし。
まぁ、牛になる諸々は例えというかなんとやらだけども…と、ごちそうさま」
ともあれ、しっかり食べ終われば手を合わせて。
軽くお腹を撫でながら、まずは机の上を片付けるのだ。
■マト >
「恥ずかしくないからね、二人きりの時なら」
悪びれる風も、恥ずかしがるそぶりも無く言えるのは彼女の長所なのかもしれない。
最も、食事とお酒で少し気が大きくなっている部分もあるかもしれないが。
「友達にもおススメを聞いてみたい所だね、十人十色ならぬ十人十鍋って事で
スーパーで売ってた他の素もきになったし… 柚子とか、キムチとか…」
食べ終わった食器を片付けながら相槌を打つ、まだ部屋に残る鍋の匂いと、ほかほかの体。
ついでに湯船も焚き始めたのか、機械音と蛇口から流れ出る水音が浴室の方に増えていた。
「食べる事は嫌いじゃないからね、好きな人と食べるなら、尚更別腹にもなるってものだよ
―― あ、冷凍庫にアイス入れてあるから、お風呂あがったら食べようね」
ぱちり、とウィンク何てする仕草、鼻歌交じりに手慣れた様子で食器を洗っていき。
二人での後片付けも、すっかり慣れてきたといった所だろうか。