主に独身の教師や職員のために用意された職員寮。男性寮と女性寮がある。
職員は希望すればここに入居できる。
設備としては普通のマンションという感じであるが、食堂なども用意されている。
※フリー設定ルームとして設定しています。ロビー、部屋など、使用したい内部施設名と簡単な部屋説明を書いてご入室ください。
参加者(0):ROM(1)
Time:02:31:01 更新
ご案内:「職員寮 第四アパート」から黒羽 瑠音さんが去りました。
ご案内:「職員寮 第四アパート」から焔城鳴火さんが去りました。
■焔城鳴火 >
「――――」
通じてなかった。
天然なのか、アルコールのせいなのか。
「ああもう、る――っ!?」
不意打ちで抱きしめられれば、胸がぎゅう、と締め付けられるような感覚があった。
「――はぁ、もうこの子は」
そんなふうに言う声に、嬉しさが全く隠せておらず。
そのまま、また少女に体をすっかり預けて。
その温かさに、どこか、とても遠い記憶――懐かしさを感じて――
「ん、そうね。
――ありがと、瑠音」
そうして、心から安心できる温かさに身を預けて。
ほんの少しだけ、穏やかに目を閉じるのだった。
――その後。
14歳の少女に、完全に誑かされてしまった自分への凄まじい羞恥心に悶え転がる干物女や。
掃除のお礼に、特製のカレーを一緒に作って嬉しくなってしまってまた悶えたり、と。
年下の少女に、散々、調子を狂わされてしまうのだった。
■黒羽 瑠音 >
「……」
「……?」
「いや先生、何言ってるんですか」
唸った後に襲われたいの?とかいう先生に思わずそう返しつつ
「あ、ありがとうございます……いやいや」
「ちょっとぼーっとしちゃっただけですって、これが『酔っぱらう』って感じなんでしょうか?」
「もー、…」
ゆさゆさされて少しだけ目が覚める
「しかたないですねー」
肩を掴む先生の両手にカウンターする形で私からもくっついて
そのまま頭を抱え込むようにぎゅーっとする事で押し倒されるのを防いじゃおう
「ふふ、私結構鍛えてますから?先生が襲わないようにこうしちゃいます!」
まだちょっとだけ酔ってるのかもしれない、でもまぁ
このくらいならいいよね、先生も、いつも大変だろうから
枕になるくらいは――うん、どうせ今日は休みだし
「休んだら、もうちょっとお部屋片づけましょう?」
「流石にこのままだと~~直ぐまたお部屋が汚部屋になっちゃいますし?」
くすくす、と笑いながら撫でる仕草は、ちょっとだけ様になってる……といいな
■焔城鳴火 >
頭を撫でられると、胸の奥が温かく満たされるのを感じてしまう。
自分がどれだけ、人の温もりに飢えてたのか、嫌でも自覚させられてしまった。
もちろん誰でもいい訳でなく――
「――んんんんん゛ッ!」
少女の胸に顔を押しつけたまま、ヘンな声で唸る、思春期を拗らせた干物女。
「――ばかっ、あんた、ここで寝たら私の理性が持たないでしょうがっ」
そう言ってがば、と顔を上げて、プラカップを奪い取って一気に飲み干す。
「――はあっ!
もう、瑠音、あんた、私に襲われたい訳!?」
と、言いながら、真っ赤な顔で、欠伸をする少女の両肩に手を置いた。
抵抗されなければ、このまま押し倒してしまいかねない勢いだ。
■黒羽 瑠音 >
「そ、そーなんですか… 」
うらやましいのかどうなのか、酔うという経験が無い私にはいまいちわからなかった
まぁいまその初めてなくなりそうなんですけど
「う~~ 先生、流石にアルコールはこれ以上やばいんでこっちも飲んでください……」
何時もは変えたものは気合で飲み干すが、流石にアルコールはまずいので先生におすそ分けする事にした
「あ、ちょっ……もう、先生、今日本当……なんだろ」
「まぁいっかぁ」
ちょっとまたぽかぽかしてくる頭ではうまく考えられず、何となくぽんぽんと先生の後頭部をなでてしまったりして
「まぁ、実験もぉ、之でOKですし、今日はもうゆっくりしましょ……ふぁ」
何て、安心したら欠伸がでてきちゃったのでした
■焔城鳴火 >
「私、アルコールじゃ酔わないし、身体も悪くならないのよね。
ある意味、特異体質みたいなもんか。
そうねえ――私はあんまり甘いものには詳しくないけど、脂ものが美味しいのはわかるわ」
そして実験の経過を聞いていたら、大きなくしゃみ。
「ぷっ、あははっ!
なにいまの、漫画みたいなくしゃみ!」
可笑しそうに、声を上げて笑う。
そして笑いながら、自分のカップを飲み干す様子を見守り――
「瑠音っ!?」
流石に悲鳴が上がれば驚きもする。
心配そうに顔を覗き込んだ。
「うっかり、ってあんた――もう、心配させるんじゃないわよ」
そう言いながら、安心したように息をついて、また少女の胸に体を預ける。
本気で焦った顔を見られるのが恥ずかしかったのと、恥ずかしさで赤くなった顔を見られるのが上塗りで恥ずかしかったからである。
しかし――耳から首筋まで真っ赤になってるから、『アルコールで酔わない』という話をしてしまった以上、別の理由で赤いのはまるわかりになってしまうのだが。
■黒羽 瑠音 >
「こほ、こほぉっ」
思わず涙目になる私、うう、これ大分恥ずかしいぞ…!
「あ、あれぇ……あ」
「あ、あはは、うっかり自分のまで"変えちゃってたみたいです…"」
色んな意味で失敗に気づいた私は、飲みかけのプラカップを持ち上げながら耳まで真っ赤にして先生にひくついた笑みを向けるのであった
■黒羽 瑠音 >
「う~~」
「そんなつもりはないんですけど、ねぇ」
少ししなを作る様に言う先生は様になっている
う~身長だけなら私の方が上なんだけどなぁ!
「へぇ……私としてはせんせーにはごじあいしていただきたくおもうんですけどね」
「でも、体に悪いものっておいしいですからね、こう、あぶらとか……すいーつとか…」
じゅる
「そうですね、今のところ他の人に使った時も美味しいのばっかりで……ちょっとうらやましいという…」
「ふぇ、ふぇっ」
近づいた先生、鼻先に香るものが鼻をくす、くすぐりーー
「ぶぇっくしょい!!」
勢いでくしゃみをし、大きく頭が揺れる、思えばさっきのお酒で『酔い』が少し回っていたんだろうか
私はその時、思わず自分が持っている方のカップにも異能を使ってしまった事に気づかなかったのである
「あ~きつ、たしかに之は飲んだら大変そうですね……」
そしてその変わった先が、偶然か必然か、先生の持っているお酒と同じ中身になっていた事も――
照れ隠しに、それを一気に飲み干したことも――
結果
「!!!?!!?!?」
「かっっっらぁ!!?」
辛い、としか言いようがない、文字通り喉が焼けるような感覚が喉奥に拡がったのであった(続)
■焔城鳴火 >
「なーに言ってるの、私をタラシたのは『瑠、音』、でしょ?」
と、わざと色気を出して言うのだから、こればかりは経験値の差だろうか。
――さてさて。
「ふうん?
まあ、さっきのはほとんどジュースみたいな味に作ってる酒だからね。
んー、慣れてないと酔う前に喉が焼けるかしら。
私が呑んでる酒なんて、身体に悪いもんばっかりだし」
そう言いつつ、貰ったカップのお酒は大事に味わう。
うっかりとは言え、『惚れて』しまった相手から貰ったものなのだ。
じっくり楽しみたくもなるのである。
「不思議なもんね、あんた、自分で呑むものにやったら、また大変な事になるんでしょう?
でも、私に渡したものは、こうして美味い酒になったわけで」
そう話しながら、すす、とさりげなく少女の隣に座り、距離を詰める。
ほら、と飲みかけのプラカップを少女の鼻先へ向けてみれば、しっかりとアルコールの匂いがするだろう。
■黒羽 瑠音 >
「… えへへ」
撫でられると素直に嬉しくなって、頭をすりすりとしてしまう
小さい頃に母さんにはよくこうしてもらったけれど
流石に一人でこっちに来てからはご無沙汰だった
「~~~ もう、先生、そーいうのタラシっていうんですよ!」
全部本気、と言われると逆に困ってしまう、何だか、これから会うたびに意識してしまいそうで…
何て言ってる時点で意識してるじゃん、もうっ!
「はい、元々そのために多めに買ってきたのも……日本酒、ですか?」
「父さんが良く飲んでたけど、透明だし匂いもちょっと甘い感じでよくわかんないんですよね」
「さっきのは……本当にジュースみたいでしたけど」
「まさか、流石に一口じゃよっぱらったりしませんよー……多分」
「でも、美味しいならよかったです、今のところ皆美味しいっていってくれてるなぁ……」
先生の反応をメモしつつ、ちらちらとプラカップの中身に目を向ける私
……実は日本酒も、飲んでみたら美味しかったりするのかな
既にオレンジでお酒の味を知ってしまった私は、そんな事を頭の片隅で考えてしまっていたりして
■焔城鳴火 >
「なんとかだって、ついていけてるだけ大したもんよ、えらいえらい」
なんて頭を撫でてしまう。
仕方ないだろう、少女へはもう、『特別』を自覚してしまったのだから。
「ん、言っておくけど全部本気。
私、好いた惚れたで適当を言うつもりはないし。
まあ、それで恋人になれとかせまるつもりゃにゃふぁ――」
むにむにと、頬を引っ張られる。
無駄な肉のない頬はハリがあるが柔らかく、むにぃっと伸びるだろう。
「――まふ、なに、ラムネに使ったの?」
ヘンな音を出しながらほっぺを解放されると、炭酸の抜けたラムネ(仮)を眺める。
「んー?
なにこれ、なんか覚えのある匂い――」
そう言いながら受け取ったカップの中身を味わうように一口含み。
んー、と考えるように唸りつつ、呑み込んだ。
「――うん、私好みの日本酒ね。
んー――日本酒度は10ちょっとくらい?
度数は20くらいかしらね。
あんたが呑んだら、一発でふらふらっといきそうなヤツだわ」
と、詳細な感想を告げつつ、二口目を味わう。
やはり、この干物、味覚だけは凄まじく繊細なようだ。
■プラカップの中身 >
微かにフルーティな風味に喉を抜ける心地よさ、きりっとした刺激の辛口、それも上等な日本酒のように感じる
度数も恐らくそれなりに高いのではないだろうか?
■黒羽 瑠音 >
「振られた、って……もう!」
ぷんぷん、と頬を膨らませてからかってくる先生に怒ってみる
――いや、そうしないと何だか流されちゃいそうだもん
「体育とかならまだ、なんですけど、あんな広い教室で皆で授業……講義を聞くって」
「やっぱり勝手が違いますね、先生も皆さん丁寧に教えてくれますし」
「偶に他の友達と勉強もしてますから何とか……」
ついていける、といった所である、自分でいうのも何だけど頑張ってる方だと思うよ、私
「う~~~、もう、何処までが本気か分からないのが性質悪いです」
「それもこれも、この前の先生との『勉強』とのせいでもあるんですけどねっ」
少しだけ意趣返しに頬に手を伸ばしてむにーっと引っ張ろうとして見る、これくらいは許されるはずだ
「とーにーかーくっ、OKなら早速やってみましょう!」
「えいっ」
ラムネに異能を使ってみると、炭酸が消えた……けど色は変わらないみたい
「さ、先生、飲んでみてください♪」
そんなわけで、プラカップの中身を渡してみるのである(続)
■焔城鳴火 >
「あら、フられたわね」
なんて言いながらも、楽しそうに笑う様子は、やはりいつもよりも穏やかだ。
「あー、そうか、講義形式、しかも科目も自由選択ときてるしね。
一般教養はまあ、ほぼ必修みたいなもんだけど」
そりゃあ、外の中学生がいきなり大学や専門学校に放り込まれたようなものだとしたら、慣れるのも大変だろう。
それにしては、随分と上手にやれてるのは、この少女のひた向きさがあるからか。
「あははっ、瑠音ってば、真っ赤になってるじゃない。
なによ、嫌なの?
私は、正直、よかったわよ、瑠音とのキ、ス」
声を上げて笑いながら、少しだけ、悪戯に艶の出した声で、つい先ほどの事をわざと思い出させ――
「――なんて、次やったら、私、絶対あんたのこと押し倒すからダメね。
そのまま大人の階段スキップで登らせて、明日になっても絶対帰さない自信あるわ」
なんて、けらけら笑って言うのだから。
少女からしたら困った先生だろう。
「部屋の掃除もしてくれたし、お礼くらいさせてよ。
あんたのための協力なら、少しだって出し惜しみしないわ」
と、とても柔らかく優しい声で微笑みながら答えた。