2024/07/26 のログ
■水仙 倫太郎 >
「お前……なんか知らねぇけどすっげぇ賢そうだな……。
サボテンのIQって3くらいって聞いたけど、俺より頭良さそうで偉いな……。」
おぉ、と素直に感心しているのだ。
少年は決して頭は良くないが他人の長所を素直に褒める美徳を持っている。
その過程で物言いがアホっぽくなるのは御愛嬌。
言ってる意図はなんとなく理解しているが、それでも少年はへへっと笑う。
「気にすんなよフォルティ。いいんじゃね?
こういうのも愛嬌だし、頭いいやつが大いに越したことねーだろ?」
「別に不便とかじゃねーよ、植物でもなんでもよ。
小さな花にだって名前あるだろ?そーゆーもんだ。」
それこそ人が勝手につけたものだけど、それが為人。
いや、その個を表すなら重要な部分ではあると考える。
憎まれ口さえ気にせず、端末に納めるのは食いっぷり。
「おー、よく食うな。でけぇモンなぁ、俺もよく食うしよ。
ま、満足したなら何よりだぜフォルティ。お粗末さんだな。」
満足したなら良し。こっちもたっぷり写真を収めた。
ちゃんと片付けは忘れない。
そのまま流すと自然に悪いので、油はきちんと専用の粉で固めておく。
今の時代は便利なもので、理屈はわからないが此れと混ぜると分解されて
自然に無害な良くわからないゲル状の何かに変換されるのだ。
鍋からトントン、と落とせば後は勝手に海に流さえるだろう。
魚の餌か、何かに成れば一石二鳥だ。
「ま、部員がそんだけ集まらればだけどな。な、フォルティ。」
ぽんぽん、お腹いっぱいに成ってる所に頭を軽く撫でてく。
「……ちゃんとこれからも襲達と仲良くなってやってくれよ?
今はいいかもしれねーけどよ。アイツももっと色んな人と関わらねぇといけねーからさ。
いざって時は、俺の代わりにアイツ等を守ってくれよ。"男同士"の約束だぜ。」
恋人同士でもあるがそれ以上に彼女の今後の生活を気にかけている。
部長である彼女は少し、退魔のことに意識が寄りがちだ。
もう少し、少女らしい事を覚えるべきなのだ。
そのためにも隠れ蓑として部活を選んで、部員も集まった。
だから、この犬の温かみも必要だ。
海でこっそり交わす男の約束。前足ぽんぽん、お手の構えで指切りげんまん。
■フォルティ >
『フン……褒められても嬉しく等無いわ』
『だが、倫太郎、貴様は話が分かる方のバカのようだからな、変に勘ぐるような輩よりも扱いやs』
*ぶちっ*
「わふ……」
おや終わりですか、名残惜しいですが……いいでしょう、お手伝いの時間です
体から生えた蔦を使って倫太郎が取り出した道具を一緒に片付け、最後に背中に背負います、帰りは任せてください
「わぉ~~ん」
*てふてふてふてふ*
どうやら今日は平和なようでしたが、これはまた調査が必要ですね!カニ以外もたべ……いえ、怪異が出るか探さねば
そう考えていると、りんたろーが私の頭を撫でました、見上げれば、彼の瞳が見えます、少し吸い込まれるような彼の瞳は、少しだけ主人を思い出します
「くぅん……わぅっ」
ご馳走様ですりんたろー、無論、無論です、私が守るべきものは人と、動物、そのどちらもですから
そして仲間もまた人、私、いえ、『私たち』にとって守るべき存在です
「ばぅっ!」
(フォルティは前足を出し、あなたと強く約束を交わす、一つ力強く鳴いて合わさる瞳には、強い意志が宿っているように見えた)
■水仙 倫太郎 >
「よし、しっかりと約束だからな。……あっ。」
その傍らで当たり前のように千切られるへびたろう。
仲が良いんだか悪いんだかわかりはしない。
死んだわけじゃないし良いんだろうけど、犬も蛇には辛辣になる。
何とも奇妙な共同体だ。まぁでも、犬猿の仲よりはよっぽど良い。
「お、持ってくれるのか。助かるぜ。結構重いからなぁ、それ。」
鍋一つにしろまぁまぁ担ぐのは手間。
せっかく持ってくれるならご厚意に甘えることにしよう。
よっこいしょと立ち上がればんー、と軽く伸びて辺りを見渡した。
相変わらず気持ちの良い大海原が広がってるし、夏風が気持ちいい。
「(襲には、もっと世界の広さを知ってもらわないとな……。)」
仕事に準ずるの良いけど、案外世界はそんなに狭くない。
もっと広い世界の温かみというやつと触れ合って欲しい。
きっと、この先も頼もしい仲間がいれば大丈夫だ。
足元にいる相棒を一瞥すれば、ニィと楽しそうに笑った。
「さぁて、もうちょっと回るぜフォルティ。
まだまだ時間はあるからな。土産話も作っておかねーとな。」
まだまだ遊ぶ時間はたっぷりある。
さぁ行くぞ、と砂浜の方へと駆けてい……ずるっ。
「いってぇ!?」
ずてーん。今度は尻からいった。
岩場で走ろうとするからそうなる。
何とも閉まらない姿に苦笑いを浮かべながら、磯だけにいそいそと砂浜の方へ行くのでした。
■フォルティ >
「ばうっ!!」
りんたろーに一度吠え、砂浜に向けて駆けだします
そうですね、まだ日は高いですが、まだまだ警戒する場所は残っています
此処は一緒に砂浜をぱとろーると行きましょう
ぽかぽかな陽射しに眠くなる時間こそ、魔の手が忍び寄るかもしれません
「くぁ……」
思わず欠伸もでてしまいそうです、思わず空を見上げると、さんぐらすごしに丸い太陽が笑っていました
「わぉーーー …… わぅ?」
勢いよく飛び出したところで、後ろから変な音
振り返るとまたりんたろーが転んでいました、見えない怪異でもいたんでしょうか
「わぅっ!!」
仕方ないですね、待っていますから早く来てください、りんたろーがいなければ始まらないのですから
さぁ、次は海を探ってみましょう、どちらが早いのか勝負してもいいですよ!
(舌を出しながらフォルティは尻尾を振る、ひょろり、と彼から生える蔦が、やれやれと言いたげに左右に揺れ動いた気がした)
ご案内:「【期間限定】海水浴場」からフォルティさんが去りました。
ご案内:「【期間限定】海水浴場」から水仙 倫太郎さんが去りました。