2025/01/02 のログ
桜 緋彩 >  
尚もからかってくる様子の彼にじとっとした視線を向けて。
しかしすぐにはぁと溜息を吐いて、やれやれ、と言った雰囲気。

「私の友人には、「斬る」ことに特化した人がいます。
 彼ならば、詳しい原理は知らずとも、そう言ったものの「概念そのもの」ごと斬り伏せるでしょう」

そこまで出来るかはともかく、「魂の芯」とも言うべきものを捉えて斬る方法を考えるぐらいはしてもいいのではないだろうか。
と、後ろから風紀委員の同僚に声を掛けられる。
そろそろ撤収の時間のようだ。

「っと、話し込んでしまいましたね。
 それでは私達風紀委員はこの辺りで失礼いたします。
 皆さんもお気を付けてお帰り下さいませ!」

彼と、まだ残ってがやがやしていた野次馬たちに声を掛け、ぴしりと一礼。
改めて友人であるクマのぬいぐるみの彼にもう一度手を挙げて挨拶をし、その場から立ち去るだろう――

ご案内:「歓楽街」から桜 緋彩さんが去りました。
深見透悟 > 「はいはーい、センパイもお気を付けてー!
 ううん、魔術師でない相手とこんな話をするとは……」

有意義ではあったけれど、何だか感慨深い。
腕組みして神妙に頷きながら、風紀委員の撤退を見送っていたが、その姿が見えなくなると踵を返し。

「さて、と。
 面白い話も出来たし、帰って術式構築(かき)初めでもしますか!」

すぽん、とテディベアから霊体が抜き出ると、テディベアを抱えてすいーっと飛び去って行った。
はたから見れば突然テディベアが宙を舞い出したようにも見えるだろうけれど、気にする事は無く――

ご案内:「歓楽街」から深見透悟さんが去りました。