落第街は学園都市の中でも特に治安の悪い地区であり、普通の学生が訪れるような場所ではない。
学園側としては歓楽街の一部とされ、落第街やスラムなどは存在していないと称されているが、現実には存在し続けている。
その名が示す通り、落第生や不良学生、違反学生などが集まる街である。非公認の部活などが殆んどの地区である。
異能や魔術を用いた組織の抗争など、学園都市の闇の集結したような場所。
路地裏よりは治安はいいものの、怪しげな商店や施設が立ち並んでいる。面倒事に巻き込まれたくないのなら行かないほうが無難であろう。
参加者(0):ROM(1)
Time:20:40:26 更新
ご案内:「落第街大通り」から海藤 宗次さんが去りました。
■海藤 宗次 >
「また面白いモノを斬ってしまった…なんつってなぁ!
いや、全然おもろくないやんけ。」
チン、と刀を鞘に納める。
そこで改めて周りを見る。
どうも飛んでいった斬撃のせいで建物が切断して倒壊したところもあるようだ。
まあ、見た感じあの位置はこれから寄っていくタコ焼き屋じゃないので良しとするか。
「はー、ちょち時間使いちゃいましたわ。ほな、いきまひょ」
屍の山をわざわざ踏みにじって置いてあった自転車の方へ行く。
そのままチャリを漕ぐだろう
■海藤 宗次 >
「必殺剣・キャベツの千切りぃ!」
宗次は斬撃を何度も放つ。
それは良い。問題は距離だ。
前方の三名を押し返したし体制も有利だから攻めるのは分かる。
しかし押し返したせいで距離が開いてしまった。このままでは届かない…
本当に?
「木っ端微塵のミジンコになりやがれぇ!はっはー!」
そう、斬撃は"飛翔"する。
宗次が刀で何度も放った"線"は前方の刺客らを原型もなく切断し命を絶つ。
返す刃で背面にも斬撃を飛翔させる。
結果ものの1分足らずで11人の剣士が死亡。巻き添えも10人くらい殺った気もする
■海藤 宗次 >
宗次が刀を正眼にする。
すると死角から一人の剣士が遅いかかる。
踏み込みは…早い!異能で縮地を使っているのか最早一瞬だ。
振るう刀も掠っただけで重症クラス!
「ほいっと!」
宗次は左腕を見向きもせずに突き出す。
左腕が剣戟を火花を散らしながら弾く。
防御力が高いという事か。
「後ろからの不意打ちなんざ男のやることじゃありまへんて」
後ろに顔を向けようとする。しかしその動作すらフェイク!
向けようとするものならば前にいた剣士たちがこぞって襲い掛かる。
突き、袈裟、面…か
「なあ!」
相手方の斬撃の重みはもはや岩のようだ。
それらを全て一撃ずつ丁寧に弾きながら押し返す。
「今度はこっちの番でっせ」
■海藤 宗次 >
「さーて、今日の仕事終わったしタコ焼き買ってさっさと帰ろ。」
チャリをキコキコ漕ぎながら鼻歌交じりに落第街の大通りを通る。
ここでは落第街の中では比較的治安は良い。
だがあくまでも落第街である為不測の事態というのはある。
例えば今、宗次が信号待ちで自転車を止める。
赤信号は待つ派だったがそれが災いしたのか何人もの人間が宗次を取り囲む。
取り囲む人間は堅気の人間ではない。
全員が着物を着て刀を持っている。
なるほど、一人一人が手練れだ。
具体的に言えば剣術の師範級以上が沢山いる。
「あー、ウチ今急いでんねん…駄目?………駄目か」
取り囲む着物の人間達が無言で刀を抜く。
宗次もそれに合わせて自転車から降りて刀を抜く
ご案内:「落第街大通り」に海藤 宗次さんが現れました。
ご案内:「落第街大通り」から追影切人さんが去りました。
■追影切人 > (…そんなに挙動不審になる事かね?)
まぁ、俺も積極的に連絡先交換とかあまりせんけど。
何かおどおどし始めた彼女に首を傾げつつも。
ともあれ、連絡先はきちんと交換はしておきつつ…。
「――やっぱり他の奴が巻き添えになる前に斬るしかねぇか。」
一度だけ、あらぬ方角を見据えるも、直ぐにそのまま二人で歩き去ろう。
ご案内:「落第街大通り」から伊都波 悠薇さんが去りました。
■伊都波 悠薇 >
「姉のこと、よろしくお願いします」
お辞儀をひとつ。
そして、連絡先といわれると。
おどおどし始めて、前髪を整えたりなんだりしたあと。
「は、はぃ」
耳を赤くしながら交換したとか。
そんなやりとりをしながら、歩いていった。
■追影切人 > 「…まぁ、そうだな。」
捜査とかに便利そうだな…とか思いつつ。
多分、能力以前に彼女から姉の事は結構色々聞いた気がするんだけども。
「…おぅ、参考になりゃいいんだけどな――と、んじゃボチボチ引き上げっか。」
彼女も小休止と水分補給で回復したようだし。…あぁ、その前に一つだけ。
そのまま歩き出しつつも、彼女の方に振り向いて携帯端末を軽くひらひら取り出して揺らし。
「――お互い、風紀だしまた何かあるかもしれねぇから連絡交換?でもしとこぅぜ。そっちが良ければだけどな。」
なんて、言いつつ彼女と二人でぼちぼち帰投するとしようか。
■伊都波 悠薇 >
「その辺りは姉さんに聞いてみてください」
あまり言いすぎると怒られるかもしれない。
……もう、遅いかもしれない
「ありがとうございます。参考にしてみます」
前髪を整えて。
「もう大丈夫です。動けます。あの、では帰りますか。帰り道の警邏と、報告もありますし」
■追影切人 > 「アイツのは…何だっけか?物とかの記憶の読み取りか何かだった気が。」
実際それを用いている所に居合わせた事は無いが。
常時発動型、と聞いてへぇ、と目を細める。そうなると今この時もずっと発動そのものはしているのか。
「――アドバイスにもなんもならんかもだが、一応最低限コントロールは出来ている身からすりゃ。」
一息。これが彼女の力に適用できるかは分からない、という前提はあるが。
「――【基準点】…中心…つぅか0地点の目安を設けるこったな。それがありゃ、異能が乱れても基準点を目途にして多少は何とかなる。
…つっても、常時発動型となると難しいだろうし、オマエの力に応用できるかは分からんけど。」
絶対にブレない力の中心点。そこを目安に力を制御したり、能力の異変を事前に感じ取れるもの。
■伊都波 悠薇 >
「はい」
実際褒めているので伝わったようで嬉しい。
「わかりません。異能のことは、もとより才能とかには縁がなかった、ので。でも姉はできてるような?」
あくまで妹視点からだけど。
「私は、常時発動型、みたいなもので。今は効力がほとんどない、と言われてますから。
でもコントロールできるなら、できたならと思って、聞いてみました」
半分は嘘、まではいかないが包み隠した言葉で返答する。
ーー相手が真っ直ぐ包み隠さないから
■追影切人 > 「真面目ラインって何だよ……まぁ、誉め言葉として受け取っておくわ…。」
この妹、中々イイ性格してるなぁ、と思いつつ。
まぁ、遠慮なくあれこれ言われる方が男としても分かり易くて話が早いが。
「…そもそも、完全に自分の力をコントロール出来る奴なんているのかね…。
そう自負してる奴でも、極限状態とか我を忘れたら100%正確に能力を扱うのは無理な気もすっけどな。」
なので、男にとってコントロールというのは、取り敢えずある程度普通に使えて暴走の危険性が極小、というイメージ。
「――んで?その感じだとオマエも異能があってコントロール出来て無い感じなん?」
と、ストレートに聞いてみる。別に素直に答える必要も無いけれども。