2024/08/02 のログ
ご案内:「落第街大通り」にナナさんが現れました。
■ナナ > 「暑すぎ…夏ってこんなに暑かったっけ?ここまで暑いと死んじゃうよほんと。」
疲労交じりのため息をつく
こんな事なら商店街で行われているというお祭り?に参加すれば良かったかもしれない
大き目の催し物でこの通りの普段もない活気がさらに失われていた
「負けずにこっちでも派手なお祭りすればいいのに。
どうせなら落第街らしく喧嘩祭りとか。」
こんな場所でそんな事をすればどうなるか、間違いなく祭りは血祭りになる
ただ、大きなイベントがここで起こること自体は悪くないアイデアかもしれない
■ナナ > 例えば、落第街での大規模な暴動
そんな事が有れば先日会った風紀委員とやらの組織が出張ってくるのは間違いない
それで更に騒ぎが大きくなれば研究区の警戒も少しは薄まるかもしれない
「もっと逃げる時に色々見とけばよかったなぁ。
そんな余裕なかったけど。」
見ていた所でもうセキュリティや警備も自分が居た頃と変わっているかもしれない
表沙汰にならないとはいえ危険な研究体が逃亡したのだ
そのままの体制を維持して変わらないと言うのは考え辛い
なんて、考えるだけで不毛な事を考え続けるのもこの暑さからの現実逃避かもしれない
暑すぎるせいでそこかしこの不良も元気と忍耐がガリガリと削られている
目に付く相手に喧嘩を売りそうだが体力を削られていて何もできない
そんな輩がそこかしこに居座り、偶に転がっている
ご案内:「落第街大通り」に蒼い影さんが現れました。
■蒼い影 > (ちょっとした、日常の刺激を得るために。)
野次馬根性丸出しの蒼色が、猛暑日に緩く危険区域を歩いている。
清掃中、のハチマキをつけて。風紀委員、の腕章をつけて。
やってる感。そう、やってる感である。
―――異常猛暑のせいか、
―――イベントのせいか、
妙に今日のココは普段より活気がないっぽい。
でもそういう時こそ楽に仕事やってる感が出せるよねってことで!
(少女か…大体わけありな事が多いんだよなー……。)
ふとしたら純白髪の少女が目についた。
この街でこういう綺麗な見た目してるってのは―――
(大体何かしら"非日常の中の非日常"の要素があるんだよ。)
ってことで、ちょっとばかり見つめてみよう。
笑顔。
優しそうに、意地悪そうに。
■ナナ > 風紀委員の腕章とは、所謂目印である
落第街の人間ならそれを見れば目に見えて距離を取るか右の手で中指を立てて左の手で地獄に落ちろとハンドサインを送る
ナナは昨日の出来事からその事を心身ともに理解していた
(うわぁ…噓でしょ。)
大きなイベントをやっているのになんで態々ここに居るのか
サボりなら場所を考えてほしいしこんな時でも元気に職務に励むやる気十分な人なら関わるべきではない
こっちを見て笑顔を浮かべる女性、こちらも笑顔で返し…
たりはしない
笑顔を返してもややこしい事に巻き込まれるのだと学んだのだ
見てんじゃねぇと一度睨み、大人しく横を通り過ぎようとする
■蒼い影 > ただ、風紀委員の腕章の付け方はめちゃくちゃ雑であるし。
風紀委員の制服すら着用していない。
これでどれくらいこの蒼いのが真面目にやってるかはわかるだろう。
「こわぁ…。」
めっっっちゃ睨まれた。
うん、そりゃそうだわこんな街でにやつかれたらそうするわ普通。
因みにコイツは前者。
サボりである。
何故この場所を選んだのかっていうとまあ……
やってる感
である。
「……取って食ったりしないからちょっとお話ししようよ。ね?」
「何か聞き込みやんないといけないらしいから。」
「変なもんおちてないか調べて来るんだとさ。」
「ああ、別に全くやる気はないんだけどね」
その学びは正しいのだが、
コイツの理不尽な性格には、
あんまり通じないばかりか、
ややこしい事をこっちから突き出してくるのだった。
(ま、本音言えば野次馬根性だけど…)
■ナナ > 「…やる気ないならやらなかったら良いんじゃないですか?
ゴミなんて路地にでも入れば幾らでもありますよ。」
恐らく、気持ちの良くない笑顔を向けられた時にはロックオンされてたのだろう
睨んでも話しかけられてしまった
無視して後をつけられたらややこしいので一応の受け答え
近付いて、尚感じる違和感
風紀委員の腕章もどこかから奪い取ってきたと言われた方が納得できる
何となく、この女性と関わるのは危険な気がするのだ
■蒼い影 > 「やってる感だよ、やってる感。」
「サボってまーすっていうより、やってるフリしてサボる方が良いのさ。」
やる気ないならやらなかったら良い―――そうとも。
だが、その言葉を一太刀にて切り伏せるのが、やってる感。
「ふ……別に"ゴミ探してる"とは一言も言ってないよ。」
「あ、コレ見てくれたの?良いでしょ。ふふん。」
(実際、超常危険物探してるのはそうだけど、路地にそうあるもんじゃないだろうさ)
ちょいと、つけたハチマキを示す。
「聞き込み調査しましたーって言えるような実績がありゃそれで良いのさ。」
「それに」
「最近のこの辺の危険なブツについて教えてあげなくもない。どう、悪くないでしょ?」
■ナナ > 「だめな大人だ、割とダメな大人だ。」
悪質な方向に悪い人だった
結局サボりなのかと安堵出来たらよかったのだが
「顔見たら目に付く位置に着いてますから。
こんなとこで清掃活動とか、だいぶ無意味だと思いますよ。」
ダサい、これをつけろと言われればまずはNOと答える位にはダサいハチマキ
この暑い中無駄にエネルギッシュな彼女にやる気も元気も吸われる気がする
「清掃中に聞き込みしないでくださーい。
……危険なブツってなんですか?」
藪蛇と分かっていても気になる単語
だめと思ったが聞き返してしまう
■蒼い影 > 「……なんかあれだね。物言いキツいね。泣いちゃいそう。」
ダメな大人。無意味。聞き込みするな。
正論の槍が私を貫いた。
可愛い見た目なのに大分いう事キツいな。
このキッツい物言い、みょーに私の親友に似てるよーな…いやそれはいいや。
「あ!気になる?」
「色々あるんだよ、これが。」
聞いちゃうよね。
待ってました!
そういわんばかりだった。
「恐怖を吸い取ってから撒き散らしてを繰り返して廃人を生み出すブツ」
「なんも知らない人間をさらってく強制空間転移ポータル」
「良い具合に都合よく記憶を改竄する異能残滓」
「この街は実験に使われる事もあるらしいからさ」
「そういう超常危険物がいっぱいあるの」
「私はそれの清掃活動―――はぶっちゃけどうでも良い。
やってるフリしにきてるんだ。」
ダメな大人である。
■ナナ > 「ここで貴女が優しく話しかけられることなんてほぼないと思いますよ。
せめてその腕章外したら人間扱いはされるんじゃないですか?」
ここでは彼女は危険物、何なら人以下の扱いを受ける
彼女だけでなくその物騒な腕章はそういうモノ
まぁ、腕章が無くても関わり合いになりたくはない気配がする
「…聞かなきゃよかったかも。」
ぼそりと小声
ただ、聞かされたものは大概ろくでもない物ばかり
恐怖をまき散らすとか強制転移とか
頭がおかしいと言い切るにはこの島は物騒すぎるのもまた事実なわけで
「流石にそんな危ない物が大量にあるなら真面に掃除してくださいよ。
それが任されてるか趣味にする位には強いんでしょ?」
是非フリではなく血眼で働いてほしいものである
■蒼い影 > 「うるっせー。じゃあこれあげるー。」
腕章を外して差し出した。
ちょっとした邪神ジョークを一つまみ。
…なんだかすごい失礼な事を考えられた気がするぞ。
でも彼女の考えはとっても正しい。"こんなもん"ただの威嚇でしかないからね!
「気になってんのは恐怖に纏わるブツかな」
「実害がデカいのは記憶改竄系危険物」
「ありゃ大分ヤバい。」
何がヤバイかは特に言わなくても分かるだろう。
話してて分かるけどこの子大分呑み込みが良いみたいだから。
「えー?」
「"こんなとこで清掃活動とか、だいぶ無意味"ってキミが言ったんじゃん。」
「まあ、仕事でやらされてはいるんだけどさ。」
「楽にやりたいんだ。楽に。」
■ナナ > 「要らないですねーそんな呪物。」
着けるだけで街全体から嫌われるまさに呪物である
丁重にお断りさせていただく
「曖昧ですね、なんか。
恐怖をまき散らすとか異能残滓とか、分かりやすく生き物ならちょっと興味ありますけど。」
物質的な生き物が起こしてる事なら少しだけ、興味はある
態々探したりはしないが、情報を聞いてみるのは良いかもしれない
「世間一般的な清掃活動なら、その通りですね。
でも、貴女が言った事を纏めたら尋常じゃない対象のハントでしょ?
それだと意味が全然違いますよ。
あとはまぁ、貴女そいつらをゴミって言うくらいには慣れてるか力があるか…嫌いなんでしょ?」
楽に対象を掃除したい
その感覚には賛成できる
■蒼い影 > 「だよねー?」
「これ付けただけで呪われた種族になれる気持ちを体感できるってわけだ、嫌だよね、けらけら」
「まぶっちゃけ、だから私は"滅多につけてこない"んだけどな」
どこまでルールを破壊すれば気が済むのかと。
「あー、まぁ表向きはそうだからさ」
「なんで残滓かっていうと、明確に形をとってないモノが多いからとりあえず分類しているだけ。」
「厳密な話をすると」
「…生き物ね。」
「当然異能"残滓"があるなら、異能の"使い手"がいるよね」
「そいつら含めて全部ゴミだよ」
つまりだ。
いるわけだ。生き物が。
異能者っていうゴミが。
そして、だ。
興味を持ってくれるってことはつまり。
(ちょっとでも"噛んで"くれるかもしれないだろ?)
(そしたら、私が楽できるかもね)
ダメな大人である。
「頭良いじゃん?8割くらいあってる。」
「私さ、ゴミ処理係って部署の所属なんだ」
「概ね"ゴミ"と"掃除機"の関係だと思ってくれていいよ!」
眼鏡の奥のお顔は、とてもにこやか。
■ナナ > 「今はそれ抜きでも貴女の事要注意だって分かったんで、今度からつけてなくても良いですよ。」
次からはもう腕章をしてようがしてまいが警戒対象
「異能者、ですか。
ならあんまり関わりたくないですねぇ。」
異能者、つまり人
人相手では襲う意味も薄いのでやる気は出ない
記憶改変なんて曖昧な能力だしまぁいいか、と
「………」
ゴミ処理係、それはまぁいい
そんな部署も世の中には有るのだろと納得できる
ただし次の言葉はどうしても気になる
「ゴミと、掃除機ですかぁ。
それって誰が貴女を使うんですか?」
笑顔で返す
自動掃除機、掃除人ならまぁいい
態々掃除機と表現した意味を問う
■蒼い影 > 「……なんか要注意な事言ったっけ私。めっちゃ自分本位~。」
一体どこ目線でつけなくても良いなんて言ってるんだこの子は!
……まあ、大体つけないけど。
「記憶改竄できる奴と関わりたい奴なんていないでしょ。
ましてこんなとこうろついてるならなおさら。」
関わりたくないって言葉には心底同意する。
私もそうだ。
勝手に消えててくれたらありがたい。
ついでに功績は私のものになってるともっとありがたい。
「うわー、いやーな顔ー」
「でもごめんね、その質問は守秘義務違反~」
「もっとも、ちょっと使いこなすのが難しい掃除機なのは自覚してるけどね」
「ようはあれだろ、
使われてるって笑いたいんだろっ?」
何とも嫌な笑顔、してくれるなあ。
「あは…呑み込み良いね。面白いよ。」
■ナナ > 「自己中心的な子は嫌いですか?私は素直に生きてるんで。」
自信たっぷりにそう答える
自分本位で何が悪い、と
「いや~そこはまぁ色々とね?
人によってはそうでも私にとっては違う事もあるんで。
ただまぁ今回はその通りですね。」
関わりたくないのはそうなので頷く
いた所で、関わったとしてもそれを覚えてないだけかもしれない
そう思うと背筋が寒くなったりもする
「綺麗な顔でしょ。
ま、部外者に話せないのは納得なのでいいですよ。
別に、そんな事言いませんよ。誰が何を使おうがそこはどうでもいいんです。
ただ、それがどういう関係性なのかは知りたいなってだけなんです。」
お互い笑顔なのに、物騒な話をしているみたい
穏やかなお話が腹の探り合いになったのはどこからだろう?
■蒼い影 > 「自己中心的なうえに捻くれてるねキミ。」
「そのくせに情報の理解が逐一早い。」
「それでいて……ここで生き残れる程度にパワーがある。」
「良いね。」
「どう?一緒にゴミ処理係してみる?ほれ。」
ハチマキを解いて差し出した。
多分こっちも拒否られるだろう。
小粋な邪神ジョーク、2つ目。
「ソレ自分で言うか?」
「綺麗だけど。」
「んー、まあ」
「長い物に巻かれる代わりに」
「長い物から得られ得る恩恵を受け取る、そんな感じの関係、かなー」
「楽できるんだよ。お互いにさ。良い事でしょ。」
にこやかに話すけど。
何かこの子に具体的な情報を話すと、
すぐ紐解かれそうな気がしてきた。
(……おもしろー……)
声かけて良かった。