2024/12/03 のログ
ご案内:「落第街大通り」に霞流 周さんが現れました。
霞流 周 > 違法パブでの用心棒のアルバイト、汚染区域の調査や汚染動植物の討伐、そして――絡まれた際の返り討ち。
決して散財は出来ないが、多少なり懐にもやっと幾ばくかの余裕が出てきたかもしれない。
そろそろ冬服も新調しておきたいが――常世渋谷とか扶桑百貨店より、落第街の衣服の方が”安い”掘り出し物が多い。
もっとも、中古だったり偽ブランドだったり、当たり外れも相応にあるのだけど。

「…まぁ…それでも…計画的に…使わないと…ね…。」

ついさっき、この容姿や大人しそうな見た目や雰囲気のせいか、違反部活だか違反組織の連中に絡まれたばかり。
一人残らず返り討ちにしてから、迷惑料として彼ら彼女らの財布の中身はきちんと頂いてきた。
金銭欲がどうのというより、単純にお金はあって困るものでもないから。二級学生の身分には特に。

霞流 周 > (…まぁ…お洒落云々より…実用性の方が…大事…だけど)

お洒落に然程興味関心は無く、機能性に優れた服装で奇抜過ぎなければいいかな、というのが少女の基本的な考え。
無意識に反応する特性を考えると、動きを出来るだけ阻害しないのが望ましい。スカートとかは論外だ。
茫洋とした視線は、往来の服装や偶にある衣類の店へと向けるけれど、これといって惹かれる物は無い。

かといって、そろそろ寒さも本格化してくる頃合だろうし、冬服は纏めて買っておきたいもの。

霞流 周 > そしてもう一つ問題があるとすれば、今も右手に鞘ごと手に提げて持ち歩いている刀だ。
無銘の量産品――いわゆる数打ち物。作者は不明だが高名な刀匠の作品、ではなさそうである。
手入れは怠らず、予備の刀も無いので地道に使い続けてきたが…そろそろ限界が近い。
素人の手入れではどうしようもない、細かい刃毀れなどがあちらこちらに見受けられる。
ちゃんとした刀鍛冶や、その手のスキルを持つ人に見て貰えればいいのだが…。

(まぁ…伝手も無ければ…お金もそこまで無いし…ね…。)

多少懐に余裕がある今でも、研ぎ…だけならまだしも、仮に新調するとなると数十万は最低でも飛びそうだ。
表情は能面じみたまま、誰にも聞こえない程度の小さな吐息を漏らす。
冬服も欲しいが、ある意味でこっちは死活問題だ。優先順位的にはむしろこちらとなりそう。

「…とはいえ…あまり…非合法に…染まり過ぎても…ね。」

別に善人と謳う気は無いし、非道な事もそれなりに経験済みではあるが。
それでも、なけなしの一線――ラインみたいなものはかろうじてある。かろうじて。

霞流 周 > 違法パブで用心棒のアルバイトしたりも、まぁアレなのだけど…店員ではないだけマシか。
汚染区域に関しては、危険手当の意味合いも込めてそれなりに報酬も魅力的だが…。

(…刀が長くは保たない可能性も…考えると…せめて短刀…辺りは…欲しい所…だけど。)

まず金銭が足りない。コツコツ貯金しようにも生活費とか諸々でかなり削れる。
お陰で、数日空腹とかも正直慣れてきてしまっている自分が居て…流石にまずいな、と思ったりも。

「…一攫千金…は…リスクがセット…だし…何とか…地道に稼ぐ…しかない…かな…。」

金の亡者ではないが、生きる為にはどうしても金銭は必要なのが悲しい現実というやつ。