2025/04/26 のログ
ご案内:「落第街大通り」に雪景勇成さんが現れました。
■雪景勇成 > 本日は非番…ついでに、煙草が切れそうなので落第街にまでブラリと足を運ぶ。
この界隈でしか売っていない煙草の銘柄をよく吸っているからなのだが。
「……マジかよ、あの親父は河岸変えやがってたのか…。」
行きつけのひっそりと佇む煙草専門店が空き店舗になっていたのを確認すれば、僅かに吐息を漏らし。
一応常連なのだから、店の場所を移転したなら一報ぐらい寄越せと思わないでもない。
カートン買いもちょくちょくしている程度には気に入っている銘柄があったのだが。
ちなみに、堂々と喫煙嗜好を晒しているがこの男は未成年であり、ついでに風紀委員でもある。
まぁ、本日は非番だから公私をきっちり分けているとも言えるが、普通に未成年である。
■雪景勇成 > 「……あ~~…。」
ふと振動を感じる。懐に突っ込んでいたオモイカネを取り出して一瞥。
特別攻撃課からの業務連絡だ。ザっとそれを流し読みしてから削除。
「…”また”かよ…お偉方は俺を怪異殺しと勘違いしてんじゃねぇか…。」
名のある怪異を討伐した事なんて、後にも先にもただ一度切りだけなのだが。
まぁ、アレのお陰でどういう訳か目を付けられて特別攻撃課に引き抜かれて現在に至るのだが。
「…他に手の空いてる連中とかに任せときゃいいだろうに…。」
非番なのもあってか、やる気がないを通り越して面倒臭そうにぼやく。
■雪景勇成 > 「……っと。」
ふと、喧騒が少し先から聞こえ始めたかと思えば。
男は不意に上体を軽く逸らす…その鼻先を通過する銃弾。
どうやら、喧嘩か抗争か知らないが小競り合いらしい。
(…よくもまぁ、飽きずにやるもんだな…。)
無表情のままそちらを一瞥すれば、今度は首をひょいっと傾けた。
先ほどに続いて流れ弾が通過していく。傾けた首を戻しつつ些かうんざり気。
これが仕事時なら、纏めて潰して制圧するのだが今日は非番だから仕事はしたくない。
別に正義感とか義憤とか、そういうものは生憎とあまり持ち合わせが無いのだ。
やれやれ…と、溜息を小さく零しながらくしゃくしゃになりかけた煙草の箱を取り出して。
そのまま、1本を片手で器用に取り出して口の端に咥える。ついでにジッポも取り出して点火。
ゆっくりと紫煙を吐き出しつつ…面倒だからあの小競り合いを迂回していくかどうかぼんやり考え。
■雪景勇成 > (…そもそも、こっち来た目的が”これ”じゃあな…。)
空き店舗になっているそこに視線を向けて煙草の煙を燻らせる。
つまりここに長居する意味も目的も無くなった訳だ。
…代わりの良い煙草の銘柄を見つけないといけなくなったが。
「…いっそ異邦人街とかあっちの方にでも行ってみた方がいいかもしれねぇな…。」
異世界、異国の銘柄とかの味はまぁ多少なり興味はある。
酒や薬は一切やっていない分、嗜好品が割と煙草に極振りである。
まぁ、仕事時に煙草臭いと同僚や上が煩いので、そこは気を付けてはいる…一応は。
そして、今度はスッと左に一歩移動。再び流れ弾が飛んでいく。流石にうざったい。
(…近くに巡回中の同僚とか居ればいいんだがな…まぁそう都合よくはいかねぇか。)
しかし、自分が言えた義理でもないが、もっとあの連中は銃の腕をマシにしておけと思う。あの調子じゃ味方とか周囲もお構いなしだ。
■雪景勇成 > 仕方ないので、気怠そうにダラダラと件の小競り合いの起きている方へと歩き出す。
歩いている最中も、何度か流れ弾が不規則に飛んでくるのだが、意にも介さない。
…そして、興奮している連中の一人の背後に歩み寄り。
「…往来のど真ん中でドンパチすんな面倒臭い…他所でやれ他所で。」
容赦なく背後から蹴り飛ばし、どれだけ勢いがあったのか、蹴り飛ばされた男は前方に吹っ飛んだ。
そのまま、別の男数人を巻き込んで倒れるのを眺めて。
当然、唖然としていた数人が慌ててこちらに銃口を向けて来るのだがそれをつまらなそうに眺めて。
…まぁ、ここでの日常の一コマみたいなものだから今更のシチュエーションなのだが。
「……アンタ等、射線きちんと考えて撃たないと共倒れになんぞ…まぁ。」
「――地面に倒れるのに変わりはねぇか…。」
■雪景勇成 > ――次の瞬間、いきなり男たちの真上に出現した”鉄塊”が纏めて連中を叩き潰した。
■雪景勇成 > とはいえ、文字通り潰した訳ではなく、不意打ちで昏倒させただけだ。
”鉄塊”も既に忽然と姿を消しており、遠巻きに見ていた周囲は不思議そうだ。
別に優しさでも何でもない。気絶した連中が握っていた銃を一つ一つ拾い上げ。
「……銃火器っつぅのはどうにも俺にゃ合わねぇな…。」
そんな呟きを漏らしながらも、物凄い速さで全ての銃を分解してしまう。
同僚から何か叩き込まれた分解早業テクニックだ…肝心の男は銃火器方面はいまいちだが。
分解した銃は一緒くたにして連中の所に落として放置。幾つか部品も抜いておいた。
「……非番なのに手を掛けさせんなよ…俺はただ煙草を買いに来ただけなんだが…。」
■雪景勇成 > 「…代わりの銘柄どうすっか……あんま知り合いとか同僚に喫煙者居ないんだよな…。」
そもそもお前は未成年だろ!という同僚達の総ツッコミの幻聴が聞こえた気がしたが気のせい。
さっきの小競り合いで気分が余計にダウナーになりつつある…気怠いという意味合いで。
「…そういや書類仕事も溜まってたか…デスクの上は見たくねぇな…。」
能力が能力なので、始末書とか含めて結構溜まる事溜まる事…制圧能力高い面子は大なり小なりこれありそうだが。
そして、次の任務は十中八九は怪異討伐の任務を割り当てられそうだ、先ほどの業務連絡を見るに…本当にウンザリだ。
先ほどの小競り合いを制した現場からそれなりに歩いたが、矢張りこの近辺にあの煙草屋は無さそうだ。
ご案内:「落第街大通り」にスノウさんが現れました。
■スノウ > 「....また迷った。」
私の方向音痴は、治らないようだ。...それは別にいいのだが。
...何だかとんでもない状況に巻き込まれた気がする。
ここは治安が悪い、らしいと聞いたけど。
「お買い物がとんでもない状況に...なっちゃったなぁ」
そんなことを呟きながら、歩き回り...。
きょろきょろと、周りを見渡しているようだ。
■雪景勇成 > 「………何だありゃ。」
まるで迷子かお上りさんみたいに、周囲をきょろきょろと見渡している…耳とかから見て獣人だろうか?
この季節に白のロングコートとか、流石に暑くねぇか?と思いつつ。
(…つぅか、あの左腕…。)
矢張り一番に目を惹くのは”それ”なのか、通りすがりながら一瞥する。
とはいえ、知り合いでも何でも無いので声を掛けるには至らない。
しかし、ロングコートといい、左腕といい、…あと、クーラーボックスといい。
…中々に個性的ではあろうか。しかし、あぁも挙動不審だと逆に目を付けられそうだが。
■スノウ > 「...誰かに道聞いた方がいいのかな。」
今日も暑い方だけど...昨日よりはまだマシだ。
治安悪い場所で道案内なんてしてくれる人、いるのかな。
氷は...まだ、大丈夫かな。
(...一瞬しか見えてなかったけど、アレ、あの人がやったのかな)
鉄塊が落ちてくるのを偶然見かけてびっくりしていたのだ。
その上銃火器は分解してるし、雰囲気は強そうだし...。
あの人なら声かけてもよさそう。
なんて思いながら、悪意もなく近づいてみる事にした。