2024/08/09 のログ
蒼い影 > 「……まじかよ?」

疑念も抱かずに?恐怖も抱かずに?
魔法の見識もないのにあの蒼色へ踏み込んだのか。
…感情のどっかが、それこそぶっ壊れてるのだろうか。
それは良いとして。危なっかしいなあ。

穴は空間と距離の概念が壊れている。
踏み込めば、まるでそこに落ちるように、男子寮の前へ出て行くだろう。
そして、潜った穴はもう見えることはない。

さて。
この穴が全く別のところに続いてたなら、
彼はどうなっていたんだろう?

「までも。あれだね。」

恐怖はあんまり喰えなかったが。

蒼い影 >  


   「感謝と尊敬ってのも美味いもんだね。」


 

ご案内:「違反部活群/違反組織群」から蒼い影さんが去りました。
ご案内:「違反部活群/違反組織群」から蘇芳 那由他さんが去りました。
ご案内:「違反部活群/違反組織群」にナナさんが現れました。
ナナ > ありふれた違反組織、その一角
机の上に置かれた巨大な爬虫類らしき鱗とサイの角かと思える物体
笑顔を浮かべる女とその対面には不遜な態度の男とその部下らしき男達が控えている

「さっきも言ったけど、これは落第街でちょっとした噂のドラゴンの素材だよ。
ちゃんとした値段で買ってくれるなら喜んで引き渡すし信じないか足元見ようとするなら話はこれまで、別の所に売りに行くだけだよ。」

嗤う男達
ドラゴンの素材なんて眉唾物をただの子供、それも女が持ってきて買い取れという状況を嗤う
そもそも本物なのかもわからない、仮に本物だったとしてなぜ女一人に大金を出す必要がある

素材の価値としてはかなりの物ではある、本当であれば
よくできた偽物かどうか、そもそも目の前の少女をどうするか
下卑た妄想も交えながら一旦は商談のフリを続ける

(こいつらぶっ飛ばして次行こうかな……)

そんな状況に内心嫌気が差しながら大人しく席につく事数十分
我慢の限界は近い

ナナ > 別に丁寧な対応なんて求めてない
愛想が悪かろうが対応が適当だろうが構わない
ただ、せめて物を売りに来た客として扱う事を求めるのは理不尽だろうか?

「おかしな事する前に言うけど、これは本物だしこれを仕留めたのは私と協力者だからね?
私がしたいのはこれの買い取り、できないならしないしこれを持って帰るだけだから。」

争いたくて来たわけではない
ただ金銭目的で売りに来ただけだと3度目程の説明
もうこれでだめなら帰ろう、一生分かり合えない人種なのだと諦める

ただ………

(触ってきたら潰す、触ってきたら潰す、触ってきたら潰す……)

フラストレーションが蓄積された少女は生きた地雷状態となりつつある
もし起爆すれば…どうなるのかは相手次第

ご案内:「違反部活群/違反組織群」にさんが現れました。
> 「うへぇ…依頼とはいえ、何ともすげぇ間の悪さだって話よこれ…。」

扉一枚を隔てた通路にて、聞き耳を立てながら嫌そうに呟く少年が一人。
真っ赤な髪の毛に紅の瞳。腰には鎖で縛られ抜けずの四刀を提げた出で立ち。

今回、この違反組織に臨時の用心棒として雇われたのだが、色々とタイミングが最悪すぎる…!

(マジかよ、何でナナがここに居んの?偶然ってこえぇなぁオイ!)

彼女が口にした”協力者”――隙を作る囮を務めた【竜殺し】の片割れがこの少年である。
さて、どうしたものか。用心棒の依頼なので呼び出されたら嫌でも出番が来るが。

(やー、ナナすげぇ強いし、顔見知りと戦いたくねーし、何とか回避出来んかなぁ…)

ただ、男たちが彼女の態度に痺れを切らしたり、何か不快になったら自分が呼び出される可能性もある。
これが依頼でなければ、今すぐにでも出てナナのフォローをしたい所だが…。

「くっそぉ…依頼を取るか知り合いの弁護を取るか…。」

聞き耳は立てたまま悩む少年である。その前にナナの怒りが爆発したらどうしよう?俺も巻き込まれるんだけど。

ナナ > 何かが起こる切っ掛けはどれも些細な物
部下の1人が焦らされるのが気にくわなかったのか少女の肩に触れようとする
延ばされた手に触れ、力強く掴めば相手が痛みを叫ぶ前に壁に向けて投げつける
ぬいぐるみの様に叩きつけられた男はそのまま気絶し、残った者達に緊張が走る

「よし、もういいや。お前等全員叩き潰してから他の所に売りに行く。」

帰れと言われるまでは我慢できたがこちらに触ろうとしてきたならスイッチを切り替える
両腕が鱗に覆われ太さも華奢な腕から大男以上のそれに変わる
極めて歪んだ見た目に小さく悲鳴を上げる男達、その内の1人が部屋の外の人物に声をかける

用心棒だろ早く何とかしろ!!

そんな事を叫んだ男はナナの腕に薙ぎ払われた

「誰が来ても良いけど、全員潰すから。とりあえずお前等からだけど。」

そして部屋の中では蹂躙が始まろうとしていた

> (うわぁ、やっぱこうなるんかよ!!ちくしょう俺に死ねっての!?)

今すぐ帰りたい気持ちを我慢しつつ、扉をゆっくりと開いてから少女も覚えがある囮役を務めた赤毛少年が顔を出す。

「ちわ~~…今回依頼で雇われた用心棒で~す…どわぁっ!?」

情けない登場に、男たちの一人が投げナイフをかました。ギリギリで回避しつつ。

『テメェ!何だその情けない態度は!こっちは金払って雇ってんだぞ!早くこの化物女を何とかしやがれ!!』

そう言われましても…と、乾いた笑顔を張り付けたまま、ナナの方へと視線を向ける。目が合ったなら軽く手を挙げて。

「おいっす…偶然だなー。」

務めて軽いノリで挨拶をしておく。さぁてここからどう立ち回るべきだろう?
と、いうか両腕がすげぇ逞しいですね貴女。そんなの直撃したら普通にミンチになりそう。

「ちなみに、双方矛を収める気はありません?」

『『『ある訳ねぇだろ!!テメェどっちの味方だ!あぁん!?』』

おお、ユニゾンツッコミすげぇ。なんて感心してる場合ではないが。

「んーと、顔見知りだし共闘した仲だし、気持ち的にはそっちの女の子の方かなって。」

あ、野郎共がピキってしてる…いや、ほら。素直な気持ちは大事だし?

ナナ > 相手を1人殴打するごとにストレスが少なくなるのを感じる
我慢した後はなんとやら、溜めてからの解放は少女の機嫌をみるみる良くしていく

「あれ、赫なにし……あぁ、用心棒ってそういう事?」

男を殴打しながら声のする方へ振り替える
見覚えのある人物、顔見知りさん
一緒にドラゴンを討ち取った仲なのだが状況的に今回は敵対関係なのだろう

「別に殺す気は無いけどこいつらは潰すよ?
次から舐めた対応されない様ここを潰して自己紹介代わりにしようかなって。」

遠回しに収める気がないと伝える
実際、やっている事は打撃に絞っており彼には以前もっと生々しい手段を見せていた
なので手加減と言うかここを殺戮の現場にする気は無い

ただし許す気もないらしい
雇い主と少女の間の板挟みの青年の選択はいかに