2024/09/09 のログ
ご案内:「違反部活群/違反組織群」にスティールバイソンさんが現れました。
スティールバイソン >  
最近、俺様のシマでチョロチョロ動いてたカスどもを。
圧倒的な力で叩き潰した。

順調、順調。
力ってぇのは時々、見せつけねーとな。

「さぁて……新興違反部活の? アルマロスとか言ったかてめぇら……」

倒れ伏すボケどもを蹴り転がす。

「テルミナスセブンのスティールバイソン様に歯向かったことを後悔させてやるぜ」
「おっと、お仕置きはよ……まだこれからだ…!」

「俺様の手を煩わせたんだ、この程度で済むとは思っちゃいねぇよなぁ……?」

メタルスーツの中で眼光が鈍く輝く。
窃盗団程度がイキがるからこうなるんだぜぇ、オイ!!

スティールバイソン >  
廃墟みてぇな、いや実際廃工場なんだろう。
その中は蒸し風呂みてーな温度だ。

「いやぁ、夏はアチいよなぁ……夕闇が迫る中でもこうってんだ」
「空調が効いた部屋から出るだけでもよ……結構イラッとするぜ…」

「なぁ!!」

倒れてるチビを壁際まで蹴り飛ばした。
手癖の悪い小僧だったがこうなっちまえば何もできねぇ。

「いやぁ、暑い暑い……キレてよぉ…ぷつっといっちまいそうだぜ!!」
「そうなる前に手前ェらは俺様に許しを乞う必要があるよなぁ!?」

金を出せ、と言い捨てると。
後方に控えてる部下たちが肩を揺らして笑った。

スティールバイソン >  
両の拳を胸の前で打ち据える。

「弱いってのはこの街じゃあよ…明確な罪なんだぜぇ!!」
「手前ェらが悪い。何もかも、弱いってのが悪いんだよ!!」

笑いながら年長と思しき人物の胸ぐらを掴んで引き起こす。

「さぁ、骨の一本や二本いっとくかぁ!?」
「それとも大人しく金を出すか……選べってんだよ!!」

がなり立てて恫喝。これがシンプルで一番効く。

違反部活の構成員 >  
鼻から血を流しながら、廃工場の隅を指す。

「き、金庫ならあれだ……頼む、もうこれ以上はやめてくれ…」
「金庫のナンバーは……」

服の胸元を掴まれ、地面に足もつかない状態で呻く。

スティールバイソン >  
「何がなんだって?」

指した方向に構成員をぶん投げる。
野郎は転がるように金庫のほうへ吹き飛ぶ。

「手前ェが持ってこい!! なんで俺様が金庫を漁る役だと思ったッ!!」

暴虐。それが俺様の描く悪の姿。
さぁ、明日から下を向いて歩きやがれ。

俺様がテルミナスセブンのデストロイヤーズ・フォウ。
スティールバイソンだと刻みつけやがれ!!

スティールバイソン >  
ヨロヨロ歩きながら金庫の中身を持ってくるクソ野郎を見ている。
自尊心とかそういうのがよぉ……満たされるぜぇ…!!

「ご苦労、部活は解散しな」

ひったくるように金を奪い取ると爪先で蹴り転がした。

「次に同じ状況になっても金は工面できねぇだろ?」

そう言い放ってガハハと笑い声を上げた。
部下の持っている袋に金を入れると、もう名前を忘れた連中を尻目に去っていった。

ご案内:「違反部活群/違反組織群」からスティールバイソンさんが去りました。
ご案内:「違反部活群/違反組織群」にエリザベトさんが現れました。
エリザベト >   
「大きな音がするから来てみたけれど────
 ────私の可愛い妹はここには居ないわね。」

 蒼いドレスに赤い髪。
 既にコトを終わった後であろう、跡地へと辿り悔いた狂気の不死姫。

 伸びている構成員を探る。
 金目のものはなかった。

「アルマロス……?」

 伸びている構成員へと、銃身を向け────引き金を、

 引かなかった。

「……流石に"ない"わね。」
 

エリザベト >   
 理知の一切れ。
 無駄だ、と認識したのだろう。

「……別にあのいじわるな殿方のことばが耳に痛い訳じゃないんだから。」

 以前に交戦した男────彼女にとってのいじわるなとのがた、刀剣狩り。

 そのものと交戦してから、どうにも引き金が重い。
 苛立ちのようなものを吐き捨てる。

「ええ、でも少しずつ悪い虫は片付けてる。
 大分手古摺る手合いが増えてきたわね。」

 ギフト騒乱からも日数が立ち、大分淘汰がされた
 委員も白黒の仮面の同志(とは思っていない)も、随分と数が減った。
 負傷したものと、戦線を退いたもの。どっちもいるだろうが気にはしない。
 
 悪い虫が、手古摺る強敵ばかりになった。
 一時期の風紀委員による一斉捕縛は、エリザベトでも警戒した。

「……妹が心配だわ。早く見つけないと。」

 理知はあるが狂気の最中。
 この違反部活群から出て、別の組織へと向かう。
 
 

エリザベト >  
 次に辿り着いたのは、人身売買を担う下部組織の一
 どこのグループなどかは知らないが、何処からか連れた少年少女をコンテナに詰めていた。

 その光景に、スイッチが入る。

「これは───とっても悪い虫ね!」

 もしかしたら妹が居るかもしれない。
 少なくとも、運んでいる奴らは悪い虫だ。

 可愛い妹などと、見間違えるはずもない!

エリザベト >  
 
 
「こんばんわ。死んでッ!」
 
 
 

エリザベト >   
 構えたものは自動式散弾銃
 軍用品か、それ以上。

「死んでッ!詫びろッ!お前たちがッ!お前たちがッ!」

 何処とも知れぬ構成員を撃ち、罪を重ね続ける。
 装弾のくびきから解き放たれた散弾群が大人(構成員)を刈り取って回る。

「お前もッ!お前もッ!お前もッ!」

 一人。頭を撃ち飛ばして、心臓を撃ち砕く。
 二人。頭を撃ち飛ばして、心臓を撃ち砕く。
 三人。頭を撃ち飛ばして、心臓を撃ち砕く。
 四人。頭を撃ち飛ばして、心臓を撃ち砕く。
 五人。以下無尽────。

 念入りに、自動式散弾銃の過剰火力で頭と心臓を撃ち続ける。

 なにか(応戦)されている気がするが、無尽の異業による再生で傷をなかったものにし続ける。
 無尽の狂気と憤怒が、末端の違法組織を食い潰す。

 一人一人念入りに、始末を重ねる。
 滾った狂気が、念入りに"やれ"と、エリザベトへ囁き続けいた。
  
  

エリザベト >  
 銃撃の嵐の跡。

 残ったものは子供だけ。
 返り血で真っ赤に塗れたドレスのまま歩いて近づく。

「お前────、ッ」

 銃を構えかけたが───、投げ捨てる。
 これは違う。留まった。子供だ。耳が痛い。

 ただ、違う。これじゃない。
 恐怖に濡れた顔をしているこの子たちじゃない。
 こんな顔はしない。

「私の妹は────どこ。」

 建物の中をひっくり返す。
 いくらか、同じような子供はいた。梱包が邪魔だったので壊した。
 でも、みんな同じ顔をしていた(怯えていた)

 私の妹はそんな顔をしない。

「どこ、どこなのよ。私の妹は……。」
 

エリザベト >      
「あんたたちなんて……知らないわ。」

 解放のつもりはない。
 偽善のつもりはない。
 もう止まれない。

「血に濡れた手でなんか、触られたくもないでしょう。
 あんたたちに帰るところがあるか、知らないけど。」
  
 怯えた子供(商品)に、一方的に語り続ける。

 何処かに売られた方がマシと思い留まるもの居れば、
 幼いながらも隣り合う子供(兄姉)を庇い合い、睨むものもいる。
 だいたいのものは、状況すら理解していない。

「……妬ましい。わたしがあんたたちだった良かったのに。」

 自分でも何を言っているのか分からなくなる。
 妄執と狂気と理知に塗れた言葉を吐き捨てて、解放された商品を、置いて去る。


 

ご案内:「違反部活群/違反組織群」からエリザベトさんが去りました。