2024/09/09 のログ
ご案内:「違反部活群/違反組織群」にスティールバイソンさんが現れました。
■スティールバイソン >
最近、俺様のシマでチョロチョロ動いてたカスどもを。
圧倒的な力で叩き潰した。
順調、順調。
力ってぇのは時々、見せつけねーとな。
「さぁて……新興違反部活の? アルマロスとか言ったかてめぇら……」
倒れ伏すボケどもを蹴り転がす。
「テルミナスセブンのスティールバイソン様に歯向かったことを後悔させてやるぜ」
「おっと、お仕置きはよ……まだこれからだ…!」
「俺様の手を煩わせたんだ、この程度で済むとは思っちゃいねぇよなぁ……?」
メタルスーツの中で眼光が鈍く輝く。
窃盗団程度がイキがるからこうなるんだぜぇ、オイ!!
■スティールバイソン >
廃墟みてぇな、いや実際廃工場なんだろう。
その中は蒸し風呂みてーな温度だ。
「いやぁ、夏はアチいよなぁ……夕闇が迫る中でもこうってんだ」
「空調が効いた部屋から出るだけでもよ……結構イラッとするぜ…」
「なぁ!!」
倒れてるチビを壁際まで蹴り飛ばした。
手癖の悪い小僧だったがこうなっちまえば何もできねぇ。
「いやぁ、暑い暑い……キレてよぉ…ぷつっといっちまいそうだぜ!!」
「そうなる前に手前ェらは俺様に許しを乞う必要があるよなぁ!?」
金を出せ、と言い捨てると。
後方に控えてる部下たちが肩を揺らして笑った。
■スティールバイソン >
両の拳を胸の前で打ち据える。
「弱いってのはこの街じゃあよ…明確な罪なんだぜぇ!!」
「手前ェらが悪い。何もかも、弱いってのが悪いんだよ!!」
笑いながら年長と思しき人物の胸ぐらを掴んで引き起こす。
「さぁ、骨の一本や二本いっとくかぁ!?」
「それとも大人しく金を出すか……選べってんだよ!!」
がなり立てて恫喝。これがシンプルで一番効く。
■違反部活の構成員 >
鼻から血を流しながら、廃工場の隅を指す。
「き、金庫ならあれだ……頼む、もうこれ以上はやめてくれ…」
「金庫のナンバーは……」
服の胸元を掴まれ、地面に足もつかない状態で呻く。
■スティールバイソン >
「何がなんだって?」
指した方向に構成員をぶん投げる。
野郎は転がるように金庫のほうへ吹き飛ぶ。
「手前ェが持ってこい!! なんで俺様が金庫を漁る役だと思ったッ!!」
暴虐。それが俺様の描く悪の姿。
さぁ、明日から下を向いて歩きやがれ。
俺様がテルミナスセブンのデストロイヤーズ・フォウ。
スティールバイソンだと刻みつけやがれ!!
■スティールバイソン >
ヨロヨロ歩きながら金庫の中身を持ってくるクソ野郎を見ている。
自尊心とかそういうのがよぉ……満たされるぜぇ…!!
「ご苦労、部活は解散しな」
ひったくるように金を奪い取ると爪先で蹴り転がした。
「次に同じ状況になっても金は工面できねぇだろ?」
そう言い放ってガハハと笑い声を上げた。
部下の持っている袋に金を入れると、もう名前を忘れた連中を尻目に去っていった。
ご案内:「違反部活群/違反組織群」からスティールバイソンさんが去りました。
ご案内:「違反部活群/違反組織群」にエリザベトさんが現れました。
■エリザベト >
「大きな音がするから来てみたけれど────
────私の可愛い妹はここには居ないわね。」
蒼いドレスに赤い髪。
既にコトを終わった後であろう、跡地へと辿り悔いた狂気の不死姫。
伸びている構成員を探る。
金目のものはなかった。
「アルマロス……?」
伸びている構成員へと、銃身を向け────引き金を、
引かなかった。
「……流石に"ない"わね。」
■エリザベト >
理知の一切れ。
無駄だ、と認識したのだろう。
「……別にあのいじわるな殿方のことばが耳に痛い訳じゃないんだから。」
以前に交戦した男────彼女にとってのいじわるなとのがた、刀剣狩り。
そのものと交戦してから、どうにも引き金が重い。
苛立ちのようなものを吐き捨てる。
「ええ、でも少しずつ悪い虫は片付けてる。
大分手古摺る手合いが増えてきたわね。」
ギフト騒乱からも日数が立ち、大分淘汰がされた。
委員も白黒の仮面の同志(とは思っていない)も、随分と数が減った。
負傷したものと、戦線を退いたもの。どっちもいるだろうが気にはしない。
悪い虫が、手古摺る強敵ばかりになった。
一時期の風紀委員による一斉捕縛は、エリザベトでも警戒した。
「……妹が心配だわ。早く見つけないと。」
理知はあるが狂気の最中。
この違反部活群から出て、別の組織へと向かう。
■エリザベト >
次に辿り着いたのは、人身売買を担う下部組織の一。
どこのグループなどかは知らないが、何処からか連れた少年少女をコンテナに詰めていた。
その光景に、スイッチが入る。
「これは───とっても悪い虫ね!」
もしかしたら妹が居るかもしれない。
少なくとも、運んでいる奴らは悪い虫だ。
可愛い妹などと、見間違えるはずもない!
■エリザベト >
「こんばんわ。死んでッ!」
■エリザベト >
構えたものは自動式散弾銃。
軍用品か、それ以上。
「死んでッ!詫びろッ!お前たちがッ!お前たちがッ!」
何処とも知れぬ構成員を撃ち、罪を重ね続ける。
装弾のくびきから解き放たれた散弾群が大人を刈り取って回る。
「お前もッ!お前もッ!お前もッ!」
一人。頭を撃ち飛ばして、心臓を撃ち砕く。
二人。頭を撃ち飛ばして、心臓を撃ち砕く。
三人。頭を撃ち飛ばして、心臓を撃ち砕く。
四人。頭を撃ち飛ばして、心臓を撃ち砕く。
五人。以下無尽────。
念入りに、自動式散弾銃の過剰火力で頭と心臓を撃ち続ける。
なにかされている気がするが、無尽の異業による再生で傷をなかったものにし続ける。
無尽の狂気と憤怒が、末端の違法組織を食い潰す。
一人一人念入りに、始末を重ねる。
滾った狂気が、念入りに"やれ"と、エリザベトへ囁き続けいた。
■エリザベト >
銃撃の嵐の跡。
残ったものは子供だけ。
返り血で真っ赤に塗れたドレスのまま歩いて近づく。
「お前────、ッ」
銃を構えかけたが───、投げ捨てる。
これは違う。留まった。子供だ。耳が痛い。
ただ、違う。これじゃない。
恐怖に濡れた顔をしているこの子たちじゃない。
こんな顔はしない。
「私の妹は────どこ。」
建物の中をひっくり返す。
いくらか、同じような子供はいた。梱包が邪魔だったので壊した。
でも、みんな同じ顔をしていた。
私の妹はそんな顔をしない。
「どこ、どこなのよ。私の妹は……。」
■エリザベト >
「あんたたちなんて……知らないわ。」
解放のつもりはない。
偽善のつもりはない。
もう止まれない。
「血に濡れた手でなんか、触られたくもないでしょう。
あんたたちに帰るところがあるか、知らないけど。」
怯えた子供に、一方的に語り続ける。
何処かに売られた方がマシと思い留まるもの居れば、
幼いながらも隣り合う子供を庇い合い、睨むものもいる。
だいたいのものは、状況すら理解していない。
「……妬ましい。わたしがあんたたちだった良かったのに。」
自分でも何を言っているのか分からなくなる。
妄執と狂気と理知に塗れた言葉を吐き捨てて、解放された商品を、置いて去る。
ご案内:「違反部活群/違反組織群」からエリザベトさんが去りました。