2024/10/16 のログ
ご案内:「違反部活群/違反組織群」に海藤 宗次さんが現れました。
海藤 宗次 >  
海に近い倉庫街。
ここも違反組織群の区域にあたり、常世島の西部海沿いに位置する。
海に面していることもあり島の外から武器や麻薬を入手しやすい重要な拠点でもある。
違反部活や組織はこの拠点は欲しいものであり事実、覇伝洲が抗争の末に勝ち取った大事な場所。
立地的にも学園から程遠い場所なので風紀の介入もいくらかはしずらい筈だ。

「おぉ~?ぎょうさんヤクが仕入れてねんなぁ~ええでええで~ほな、仕分け作業して早速売り捌きにいってくださいな」

と倉庫街には今日、沢山の麻薬が島の外から仕入れてきた。
この組織の名前は覇伝洲。中堅の半グレ。
そしてコンテナの上に登って指示出してる関西弁風の男は幹部の海藤宗次

ご案内:「違反部活群/違反組織群」に6号さんが現れました。
海藤 宗次 >  
麻薬の売買は闇組織における大きな収入源だ。
だから、良い港の確保と仕入れ先の確保と…後は資金の確保だったりシマの確保だったり色々あるが何も準備や投資も無しに0からできる事ではない。
つまり覇伝洲はそれなりに資金と歴史を持った由緒正しき半グレ集団である。

「ん~ヤクの質も悪くなさそうやな。絶対に吸いたくはあらへんけど。この分やと明日入ってくる銃火器も期待できそうやな。」

麻薬のパッケージを見て唸る宗次。
こっちは普通に売る奴とこっちは依存症に落とす奴とそれなりに考えて仕分け作業を指揮する。

6号 >  
倉庫街の一角を進むコートの人影が1つ
歩を進める程に違和感は強まる

ここを管理していた者達の姿が見えず、代わりに何かせっせと働く新顔ばかり
コンテナの上に跳び全体を見回せばこれまた予定にない筈の荷物を船が運び入れており…

「潰された…?」

どこぞの別組織に支配されたのだと悟る

そうなれば最低限事情を知る必要が有るが…
荷物の確認をしつつ他の者達に指示を飛ばす青年を見れば一先ずそちらへと近付いていく

この身なり、彼が気付く前に誰かしらに止められるかもしれないが

海藤 宗次 >  
電卓で今後の売り上げを計算する。
その途中で違和感。
他の者達は未熟者か労働で気づいていないがコンテナの上で指示を出している宗次は違う。
見下ろす時に全体の動きに違和感。
均一のはずが一人仲間外れがいるような…そんな感覚だ。
ともかくその違和感の原因である異物(部外者)はすぐに見つかる。

「こんばんは~あいあいどうもどうも~ここは覇伝洲の敷地内でっせ。道間違おうてますよお客さん。」

コンテナの上から跳ぶ。
結構な高所から着地。着地地点は彼の目の前。
そしてニコニコと口元を吊り上げながら敢えて柔らかな声で注意を促す。
相手の後ろを指差して今すぐUターンするようにと

6号 >  
「覇伝洲…そうか。」

先ずは欲しい情報が一つ
彼等は覇伝洲という名前のグループもしくは組織らしい

ここを制圧して船の運用までしている辺り、組織の方がらしい筈

「ここに居た者達はどうした?
殺した後の死体の話しだ、それが聞ければ最低限の仕事だけして帰る事にする。」

親切な青年に追加で質問

だらりと両の手を下げる

海藤 宗次 >  
「そそ、最近そこそこイケてるあの覇伝洲。あ、ちなみに俺は海藤宗次と申しますわ。これでも一応幹部の六番手を務めてますねん。」

敢えて自分の名前と序列を出す。
幹部だからといってタダ考えなしにイキってるわけはない。
幹部の六番手。つまりこれで六番手だと、自分ではなく組織の層の厚さをアピールをするのだ。

「あー、そういやここって抗争で取ったもんでしたっけ?うーん、知らんけどどっか散り散りなったか死んだか…んなもん一々覚えてへんわ。」

ぼりぼりと頭をかく。
どうも殺したとしてももはやどうでもよかったり忘れるくらいには血の匂いが濃い。

「まあ仮に殺したとて…まああれやな。ミンチ機械にぶち込んでそのまま魚のエサ。そうすりゃ足もつきまへんて」

ごそごそとタバコを探すように左腕を懐の中を探す。

「ほんで?これで話はしまいや。気ぃつけて帰りなはいな。」

6号 >  
「幹部、六番手か…随分大きい所だ。」

最低限上が五人、下は不明だがそれでもその量の幹部が必要な組織なら尚の事面倒ではある
港を運用できる理由も頷ける

「そうかありがとう。

では仕事に入らせてもらおう。」

両の手を青年に向け、コートの袖から銀の光沢が見える触手が懐に伸びる左手と頭向けて槍の様に飛び出す

頭を狙う一撃、意図としては分かりやすい筈

海藤 宗次 >  
「まあ安心しなされ、俺が一番下の幹部やねん。恥ずかしながらな。」

一番下であることを敢えて教える。
つまりは最低でも宗次レベルでは幹部にはなれないことを意味する。

「っと!」

先ほどから煙草を探す素振りをしていた、だが実際は万一に備えて武器に手を伸ばしてた。
その武器は古風なリボルバー。
抜いたと同時にもう既に銃声は鳴っていた。
槍の様に飛び出た触手に当たり前のように当てて、その軌道を逸らした。
掠って頬に傷が残る。

「なんや、仕事って自殺ですかいな?ほんなら練炭買えば簡単に自殺できまっせ」

掠った頬とは逆の方にサイドステップを踏んで射撃。
相手の胴に2発。ただし銃声は1発しか聞こえないレベルの速射だ。

6号 >  
「それは…朗報だな。」

となれば幹部は六人
巨大組織とまではいかないのならそれでいい

今後の面倒が多少減る

「ここの組織は取引相手だった。
そこが潰されたと報告するうえでは最低限少しは間引くか戦闘をしたと示さなければな。」

青年の得物がリボルバーと見れば銀の触手を振るい近くで作業していた者達に叩きつけ、薬物諸共海に投げ捨てる

青年の追撃には目に見えた対処は無い
しかし発射された計二発の弾丸はコートに触れる前に動きを止め…空中に止まった後地面に転がり落ちる

「何人殺すべきか…ここにはどれくらい人員が居る?」

触手はコートの中に戻り、また尋ねる
頭の中では幹部クラスと自称する彼を殺せるか、仮に殺せたとしてその後の事を試算する

身のこなしを見るに相当手馴れているらしい
さて、面倒事が増えたと悩む

海藤 宗次 >  
「ああ、そうかい。それはご愁傷様やなぁ。せやけどいつまでも過去にすがってもアカン。死んだ者は生き返らない、それが摂理やから前を見て生きたらええんちゃう?そろそろお前死ぬけど」

叩きつけられた衝撃で薬物もろとも数人海に落ちた。
まああれは死んでない感じするから後で回収すればええ。

銃撃は効果なし。
まあ知ってたことだが。
つまりは接近戦くらいしか有効打はなさそうだが…

「12人…やった。残り10人や。俺を含めてな。」

実際には10人全員やられる前に退散するが。
つまりそこまで部下の士気は高くない。
今も手に負えない化け物が出ただと騒ぎ立てて物陰に隠れる。

「久々に刀でいっちゃうかなぁ~」

男に異能や魔術を発動させる気配などない。
代わりにリボルバーをしまって腰の長ドスに手をかける。
手をかけて中腰のまま静止。
居合の構え。

6号 >  
「死ぬ……はっ、面白い冗句だ。」

嗤いが零れる、やれるものならやってくれと

「12…ならあと二人くらいか。」

そこまでやれば、これからこの場所でやっていこうという出鼻くらいは折れるだろう
ここで働いていたら訳の分からない相手に襲われた、なんて広めてくれれば尚良し

「おちゃらけてる割に回転が速いな。」

また袖元から銀色が覗き…伸びて固まり剣の様に

そして構える青年…ではなく隠れてこちらを見ている人員の1人の元へ駆け出す

海藤 宗次 >  
「死んだらアイス棒でお墓立ててあげるわ。」

狙いはこちらではなく…ああ、最近は入ったばかりの新参か。
狙われた新参者の動きは遅い。無駄に狼狽えそのせいで足が動いていない。
ビビる前に足動かせっちゅうの。
そんな内心の毒づきもむなしくビビり過ぎて奴はこけるのだが

「うちの大事な従業員にヒドイことせえへんでくれますか?」

一歩踏み込む。
瞬間、宗次がいたところに暴風が吹き荒れる。
一足で10mは距離を詰めていた。

「必殺・居合式輪斬り!」

ビビった新参へ到達する前に首筋目掛けての居合斬り。
どういう訳か先ほどの銃撃よりも攻撃速度が速い。

6号 >  
「そんな物、要ると思うか?」

想像よりも情に厚いらしい
幹部と言うのは伊達ではないか

音と共にこちらに向かう青年へと振り返り、居合切りに銀の剣を合わせる
打ち合わせるというよりもそこに置いて相手に当てさせる様に

「速いな。さぁ折角抜いたんだ、ゆっくりしていけ。」

銀の剣半ば以上に迄ついた切り傷はまた触手めいた動きを見せ元通り
受けたのとは逆の腕で至近距離の青年に殴りかかる

その拳は銀色で覆われており、ガントレットの様に固まっている

海藤 宗次 >  
「死者に手向けしたるねん。化けて出て来おへんようにな。」

正味下っ端の命なぞあまり興味はないがここで総崩れとなって撤退になる事態は避けたかった
そうすれば売り上げもシャレにならない位に減る。
だからここで男気を見せる必要はある。

「これを当てるか」

防がれた…というよりは剣を置かれてこちらの刀が引っ掛かったが正しいか
どうも勘が良いらしい。
ならば技で魅せる。剣士らしく。

「っ!」

銀の剣でカチ合ってる間に逆の腕が動き出した。
それに合わせてスルリとすり抜けるように銀の剣から引くように剣を戻す。
一瞬の立て直しだがもうすでに拳は直ぐ。
今すぐ防御すればギリ間に合う。
だが

「必殺・シュラスコ斬り!」

カウンターを選択。
鉱物の如き硬さの拳に頭を揺らされながらも技は正確無比。
瞬時に右から左へ抜ける斬撃、左から右へ抜ける斬撃の計二発をほぼ同率時間軸上にあるかのように振るって見せた。
技で時空の矛盾を一蹴する理不尽。

「ゴバハァ!」

こちらは脳天を拳で撃ち抜かれ頭蓋にひびが入る。
流石にカウンター技を打った後はよろめくか

6号 >  
「死んだらそれで終わりだ、化けて出るなんて妄想だよ。」

剣士めいた動きの連続、少なくとも剣の扱いなら向こうが上手
こちらは有利を押し付けていくしかない

防御を捨ててこちらに切りかかる様は狂戦士のそれが近いか

「何だその技の名前…名前が技に劣るなんて初めて見たよ。」

一閃に見せかけた二閃の同時攻撃
胸元にまともに受ければ致命傷でもおかしくはない
事実コートの胸元には一直線の切れ目と血の色が見える

だが、血は見えるがその量は少ない

「装甲ごと斬る辺りは流石だな。
頭が揺れながらじゃなかったら、最初からコレごと斬る気だったらどうなっていたか。」

コートの中で銀が蠢く
血の赤を覆いなおす様に動き、傷口を隠した

「負傷し仕方なく…まぁそれでも良いか?」

海藤 宗次 >  
「せやな。死んだら潔く消えろって話やな」

さて、先のやり取りをカチ割れた頭から垂れる血を拭いながら整理する。
まず一つ奴に銃弾は効かない。不意を突けば或いは、という場合もあるが。
次に剣の腕だけならば押し切れる。無論相手が隠し玉を持ってる可能性は否めない。
最後に相手の金属は自在だが打撃に富んでいるように見えた。つまり拳は一級品。

「ああん?かっこええやろシュラスコ斬り。もっと面白いもん見せたるわ」

攻撃はある程度までは受けて良い。
死ななければ安い。
だから技の精度重視で行く。

「必殺・肩ロース斬りぃ!」

中段に構えた刀は突如刃を上にして下段から上に飛び出る。これが一段目、文字通り相手の左肩を抜ける軌道。
次いで上に飛び出た刀と同時に宗次の身体も浮遊…すなわち跳躍しており二段目、今度は反対の右肩に抜ける軌道の振り下ろし。

6号 >  
「化けて出るならどれだけ良いか、って事だよ。」

頭への一撃は仕留め損ねたが悪くないダメージを刻んだ
こちらもカウンターは有ったがまだまだ動きは鈍らない
もう2.3手で沈められるだろうが…この様子、相手の手札の底が見えない

「ふざけた名前だなっ!」

初撃には左手を畳み盾代わりに防御を合わせる
分厚く固めればただの刀、防げない事も無い

そして二撃目は…跳んだ、空中で
思わぬ行動に防御を合わせるのが遅れ、胸と同じく切り傷から血が滲む
先程よりも若干深い傷が

ただ、目的の物はすれ違い様に拝借した

「借りるぞ、洒落たリボルバー。」

懐の中から引き寄せる形で抜いたリボルバーを向け…撃った
振り返り様の雑な射撃は見事に外れ宙に弾丸は消える

そして数秒もしない間に勢いを増して背後から青年の後頭部に向けて飛来した