2025/04/24 のログ
ご案内:「違反部活群/違反組織群」に海藤 宗次さんが現れました。
海藤 宗次 >  
半グレ組織『覇伝洲』の勢力圏。
その中でも『武器庫』と呼ばれるウチの一つ。
ここは海に面した港のコンテナ群だ。

そして時間は夜。
まあ、悪さ、あるいは取引をするにはうってつけの場所と時間だ。
特に宗次の組織は人がいるので武器の調達は必至。

「いやあ、こんばんは~はるばる遠くからお越しいただきおおきにです~」

ヘラヘラと幹部である宗次が対応する。
相手は島の外で活動を続ける武器商人。
宗次の脇に控えさせてある部下には金がたんまり入ったアタッシュケース、対する武器商人は船いっぱいに詰んである"商品"

海藤 宗次 >  
これは正式な取引現場である。
マフィアや半グレからすれば神聖な場であり侵してはならない神域である。
少なくとも宗次はそう理解しているし、だから護衛の数も20と相当数つけた。

重要な場面。
だからこそ宗次は敢えて緊張はせずいつものようにヘラヘラした態度で臨んだ。
それは互いにより親密な関係であることを願ってだ。

「遥々遠くまで。船旅は長かったでしょうなぁ~ささ、コンテナにあがってくださいな。
 大したモンはありませんが、ここは潮風が当たってお体に触りますねん。
 コンテナ内はソファとかにも吸われますし紅茶とかも淹れてはります」

宗次は武器商人を武器庫へと案内する。
武器庫ではこうした取引の場でもあるのだろう。
最低限客をもてなす設備はある

海藤 宗次 >  
「ほな、それぞれ確認事項から済ませましょうか。」

というと武器商人側から武器の積まれたケースをカート単位で出してくる。
はっきり言えば戦争をおっぱじめられる夥しい数と火力だろう。
だが宗次は構成員の装備更新も考えているのでこれが普通だと感じる。

そして各々が確認作業を行う。
武器商人達は手分けして紙幣を数えて、目利きの人が偽札でないことも確認している。
宗次達は購入する銃器の確認。
隣のコンテナに試射室もあるのでそこを使う。

宗次は一つのライフルを取ると的に向けて射撃する。

「ほほう、反動も少なくてええな。俺みたいな射撃下手でも安定して撃てるなぁ」

海藤 宗次 >  
一人の武器商人が口にした。
『急な案件で、しかもこんな武器を何故?』と。
互いに互いが首を深くまで突っ込むのは感心しない。
しかしながら今回は急な大量発注にて苦労したのだろう。

「いやー、最近な。風紀の連中がおっそろしいねん。
 俺らの寝床をな、躊躇なく大砲みたいなのでぶっぱなすねんな。
 だから俺らも自衛せなアカンのですよ。
 まあ、春には大暴れするバカが増えてくる季節でもありますからなぁ。…突然の注文に関しましてはほんますんまへん。」

次に宗次は普段使うハンドガンを取って試射する。
新しいハンドガンの性能は…まずまず、だがこれは一般構成員に持たせておいていい。

風紀委員の連中が最近活発になっている。
この間だってスラムあたりで区画ごとぶっ飛ばされた、なんて噂があるほどだ。


「まあ、物騒な世の中になったってことですわ」

そうして夜が更けていく。
取引は成功したのか商人達は日が昇る前にはここを発つであろう

ご案内:「違反部活群/違反組織群」から海藤 宗次さんが去りました。