落第街の大通りから一筋外れた路地裏では学園都市の闇が燻っている。
事件が起きても闇から闇へ、よほど大規模なものでなければ判明することは難しいだろう。
路地裏は非常に危険な場所であり、危険な取引もここでなされる。健全な学生はまず近づくべきではない場所だ。

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参加者(0):ROM(1)
Time:21:00:16 更新


ご案内:「落第街 路地裏」からサロゥさんが去りました。 (03/01-00:02:41)
サロゥ > そして呟く。

「可哀そうな子」

右手を第三の目にめり込ませる。
眼球を抉り出すように、右手の掌で第三の目をホールドし、引き抜く。

生生しい音と共に第三の目は掘り抜かれ、額には穴があく。
血は出ないし、穴の奥にも特に何もない。

その穴も、再び額が沸騰すればきれいさっぱり消えさった。

「あんなものあっても面白くない」

あからさまな不満のこもった声。
人の心を読める第三の目は、少女のお気に召さなかったらしい。

少女は青年が逃げたのとはまた別の方へと去っていく。
第三の目だったものは、その辺に放り捨て。
少女の目には青年も第三の目も、既に映っていない。
(03/01-00:02:39)
サロゥ > 更に10分程経過した頃。
青年は既に気を失い、大きく見開いた三つの目の周囲には涙の痕が残っている。
数分前までは暴れていたが、気力が果てたようだ。

そしてまた数分、糸が第三の目から引き抜かれる。
するりと抜けた糸の群れは少女の掌に吸収されて消えてゆく。

沈黙が場を支配する。
両者動きはない。
少女は意識があるようだが、瞬き一つせずに青年に視線を固定したままである。

突如として少女の額が沸騰する。
何かが内で荒れ狂うように、膨張と収縮を繰り返す。
そんな状態が数十秒続いた後、少女の額に縦一筋、線が引かれ

第三の目が開いた。

そして無言のまま青年の頭部を掴み、再び音叉の音が響けば青年の意識が覚醒する。
青年の目に生気が戻り、直後少女を見れば短く悲鳴を上げて後ずさる。

拘束は既にない。
少女も後ずさりに合わせて立ち上がり、青年を縛るものは何もない。

青年が悲鳴を上げて逃げていく。
暴れて限界の体力を振り絞り、何度も転びそうになりつつ逃亡する。

少女はその様子をじっと見ている。
出来立ての第三の目で、その背が見えなくなるまでただ見つめる。
(02/28-23:56:27)
サロゥ > 伸ばした手、その指先から音叉のような音が響く。
紫の糸を纏う指先が青年の第三の瞳に触れる寸前、糸が第三の目へと潜り込んでいく。
まんべんなく全体に、ゆっくりと沁み込むように潜っていく。

言っていたように痛みはない。
しかしながら、当事者にとっては痛み以上に恐怖が勝るらしい。
当然だろう。
数多の糸が眼球に突き刺さっているのを一人称で見続けるのだ。
恐ろしくない訳がない。

青年の抵抗が激しくなる。
固定された頭部を動かそうと、動かせる全てを動かして拘束からの脱却を試みる。
当然、第三の目もぎょろぎょろと落ち着きなく動き回る。

「危ないよ。やめた方がいい」

それでも少女は動じない。
指先を器用に動かし、眼球に潜り込む糸を操る。

ついに限界を迎えたか、青年が金切り声があげる。
人間のものと思えないような甲高い声、遠くまで響くような高い音だ。

「ハイストップー」

先程まで何もしなかった少女が即座に応じる。
喉元を空いた手で抑えつけ再び音叉の音がすれば、青年の金切り声がぴたりと止む。
それでも青年は止まらない。出ない声を振り絞ろうと口を開き続けている。

少女もまだ止まらない。
第三の目に糸を潜らせてから、既に5分が経過している。
(02/28-23:20:59)
サロゥ > 青年がどれだけ暴れても、少女はびくともしない。
眼下の青年を見下ろし、穏やかな微笑みを絶やさない。

「乱暴にしてごめんね。でも大丈夫、じっとしてればすぐ終わる」

再び少女が口を開く。
低姿勢に、諭すような言葉。

短く悲鳴を漏らした青年が涙を流す。
額にある第三の目から、一筋の涙が溢れる。

少女と青年は見つめ合っている。
少女は第三の目を、第三の目は少女の目を。
お互いに瞳の奥を見透かし、お互いの底を探り合う。

周囲に音叉の音が響く。
少女の爪先、地面に触れた場所に紫の糸が集い、地中へと消えた。
そして地表に飛び出し、青年の頭部と両手に巻き付き地面へと引っ張る。

青年の頭部と両手は引っ張られるまま地面に固定され、動かせなくなる。
その状態に危険を感じたのか、青年が一心不乱に暴れ始める。
足をばたつかせ、全身を捩り、尻尾の先端を振り回して少女の足に刺す。

しかし、少女は動じない。青年の第三の目ばかりを見つめて、やがて空いた手を前に出す。
青年の、第三の目に向けて―――
(02/28-22:24:19)
サロゥ > 少女と少青年の少し高い声が聞こえる。
しつこく強請る少女と、怯え気味に断る青年の声だ。

青年は少女より頭二つほど大きく、身なりは貧相。
ロクに食べていないのか、やせ細っている。
異邦人なのか、額の第三の目と一対の捻れた角、先端が三又の尾を持つ黒い肌の悪魔のような姿だ。

話して数分もしないうちに、少女が青年を組み伏せる。

青年の態度はひたすら弱気だ。
馬乗りに青年を抑えつける少女に対して、覇気のない言葉を投げかける。
やめて、いやだ。
そんな情けない言葉を吐きながら少女に向けて両手を振り回すが、少女はそれを両手で地面に抑え込む。
そして耳に顔を近づけて囁く。

「安心して。痛くはしないし、殺したりもしないよ」

有無を言わせぬ行動に反し、その言葉は優しく穏やかもの。
しかし、それが恐怖を誘ってしまったらしい。
青年は顔を真っ青にし、目尻に涙を浮かべて首を振る。

やめて放して何もしないで。

青年の絶叫が路地裏にこだました。
(02/28-22:05:36)
ご案内:「落第街 路地裏」にサロゥさんが現れました。 (02/28-21:53:17)
ご案内:「落第街 路地裏」から大神 璃士さんが去りました。 (10/30-02:54:35)
ご案内:「落第街 路地裏」からサロゥさんが去りました。 (10/30-02:54:27)
サロゥ > 「――――」

市販のものはどういうものがある?どういう仕組みで遠方とやり取りが出来るのか?

食い気味に口を開き、質問を投げかける。
強い興味を示し、教えられたあらゆることに興味を持っていくだろう。
認証とは、精密機器について学ぶ方法、電波の仕組み。
うんざりするほど色々聞こうとするだろうが、その前に車両が来てしまった。

すると今度は車両と、その中の機構などへと興味が移ろいでいく。
他の風紀委員の視線など意にも介さず、興味を満たそうと節操なく問いを投げかけ続けた。

このあと事情徴収や、一般常識の教育を担当する風紀委員はかなり苦労することになるだろう。
とはいえその尽力あって、サロゥが反秩序的な行動にはしらなかっただけ、その委員は報わるのかもしれない。
(10/30-02:53:02)
大神 璃士 >  
多少なり気を張りつつ、黒いジャケットの青年は女傭兵と異邦人とのやり取りを目にしている。
二人への警戒…も、多少はあるが、主に向けられているのは外――違反組織の人間やら犯罪者が
突然現れてこちらに向かってこないか、であった。

そんな警備体制の中、改めてかけられた異邦人からの言葉に多少の安心を感じた所で、
突然の質問の意志に少し驚く。

(今までで一番強い意志だ。知識欲が旺盛…だが、同時に危うくも感じるな。)

それを表に出さず、手にした携帯端末を示して説明。

「通信…離れた場所の相手と、機械的な手段で会話を行う為の機器だ。
これは組織の都合上、詳しく見せる訳にはいかないが、一般向けの機器も販売されている。」

簡単に通信端末と、市販されている携帯端末について説明を行う。
精密機器であり、認証などもある為、分解しての解析は推奨されない事もついでに。

(…販売されている端末でも、分解されてしまったら取り扱い先が大変だろうからな。)

そんな事を伝える間に、護送の為の車両が到着するだろう。
二人が乗り込んだのを確認すれば、青年も今回の件に当たった委員として同乗する事になる。
そのまま、問題がなければ落第街を後に、風紀委員会の本部へと向かっていくだろう。
(10/30-02:42:18)
サロゥ > 「―――――」

サロゥで構わない、風紀委員と敵対しないように気を付けるという意志表明。

これらを男に伝える。
そして、男が別の誰かと意思疎通を行っている間、女傭兵へ報酬を渡すようだ。
ワームホールのような裂け目がサロゥの目の前に生じ、そこに掌を差し込めば、何かを取り出す。
それは、この世界の通貨である円の紙幣。十枚、いやもっと、関節や四肢に触れる対価としてはかなり高額な金額を手に、女傭兵に近づく。

口を小さく開き、紙幣を渡す。
女傭兵は恐る恐るながらそれらを受け取り、枚数を数えたりすることもなく、落ち着かない手つきで内ポケット辺りにしまい込んだ。
同意を得られたとはいえまだサロゥに恐怖を感じているのか、サロゥに向ける視線は落ち着かない。

そうしている間に男が連絡を終える。
サロゥは話しかけられていることを察知し、男の方を向く。
一通り聞き終えれば口を開く。

「――――――、――――」

ここがどのような場所と思われているか理解したこと、これからどうなるか理解したこと
それらの風紀委員の行動に感謝すること、措置を理解出来ること
大神璃士という名前を覚えたこと。

これらを伝えた。相変わらず声も音も伴わない情報伝達だが、男の名前:大神璃士の発音ははっきり理解していると伝わる筈だ。

そして、もう一度口を開く。

「―――――」

待っている間に聞きたいことがある、その道具はどういうものなのかを知りたい。

その道具とは、大神の使用した通信端末のこと。
そして、知りたいという強い願望が情報として伝わっているだろう。
特に強引であったり、脅迫じみたものは含まれないが、これまでで最も強い意志だ。
(10/30-02:27:08)
大神 璃士 >  
(この世界の言語では発音が難しい言語だ。
異邦人と確定して、相違ないだろうな。)

そのままの発音は難しいが、何とか近い発音を口にする事は出来る。
個体名称が存在する位には「個性」と言えるモノがあるのだろう、と思いたい所であった。
ともあれ、双方で和解ないし同意が得られたのなら話は早い。

「個体名称を理解した。生憎、こちらの言語では正確な発音が難しい言語だ。
支障がなければ最も近い発音で、「サロゥ」と呼ばせて貰う。
併せて、この地の秩序を学ぶ意志がある事に感謝を述べさせて貰いたい。

――ようこそ、常世島へ。
秩序と風紀を学び、遵守する意志があるならば、風紀委員会は貴方の敵にはならないだろう。」

定型文めいた言葉を最後にかけると、黒いジャケットの青年は通信端末らしきものを取り出し、起動する。

「――こちら大神。落第街にて、異邦人と推定される存在が事件を引き起こしかけた所を確認。
会話にて鎮圧に成功した。当該存在は秩序学習の意志あり。
当該存在と、既に接触を行っていた人物の双方が任意同行と事情聴取に協力の意志を示している。
速やかに風紀委員会への護送人員を送って貰いたい。座標は――」

それから数度の会話で、通信は終了する。
通信を終えると、改めてジャケットの青年は二人に向き直る。

「護送の者が来るまで、もう暫く此処で待っていて貰いたい。
此処は犯罪者や違反組織等が多数存在する、危険地帯だ。
安全に風紀委員会の本部まで送り届けるまでの、必要措置だと理解して欲しい。」

主にサロゥと名乗った異邦人に向けての説明。
本来此処は危険地帯であり、滞在が事件に巻き込まれる火種になりかねなかった事。
理解が通じれば助かるのであるが。

「――風紀委員会所属、大神璃士だ。
以後、風紀委員会本部への到着まで、貴方がたの身柄は自分が一時預かる。」

堅苦しいが、護送の為の面子が到着するまでの護衛役、である。
(10/30-02:07:18)
サロゥ > 男の発言はしっかりと女に伝わった。

「――――――」

指示と要請を受け、間を置かずに口を開く。

指示と要請を理解して承諾すること、人間の関節について理解したこと
秩序を学ぶ意志があること、女傭兵に報酬を支払いたいこと
事情聴取の際にこの場所や世界について聞きたいということ。

それらが順番に男に伝わるだろう。
次は女傭兵の方を向いて口を開くと、女傭兵は多少怯えながらも、小さく頷く。
和解か同意か、何らかの合意が得られた様子だ。

再び男の方を向き、口を開く。

「――――――、―――」

自分の個体名を伝える、個体識別のために必要だろう、◇◇◇◇。

日本語や英語といったこの世界の言語では発音が難しい名前だが、発音しやすく言い換えるのであればサロゥといったところだろう。
男に自己紹介をした。
(10/30-01:40:21)
大神 璃士 >  
「………成程。」

傭兵と思しい女の言葉に、自身の立てた推測が凡そ外れていなかった事を認識し、青年は一言を呟く。
想定よりも重大であったのは、異邦人と思しい女が恐らくは通常のヒト型生物とはかけ離れた
身体構造であろう、という事と、思考の面でもかけ離れている所があると思しい点。
恐らく、女傭兵に接触したのはより「人らしく」形を整える為の「参考」にするものだったのだろう、と結論する。

(……恐らくは相互の認識の行き違い、と言う所もある、か。)

揉め事になったのはその辺りだろうか、とも推測する。
流石にこれ以上を路上での事情聴取で調べるのは限界がある。

「双方とも、言い分は凡そ理解した。」

先ずは、異邦人と思しい女へ。

「…関節可動域調査の過程で負荷をかけ過ぎると、人体は重篤なダメージを受けかねない。
その場合、敵性存在として風紀委員会…この島における警察機関に指名手配される危険性が存在した。
貴殿が如何なる場所から来訪し、如何なる価値観を持つかは分からないが、
この世界にはこの世界の「秩序」が存在する。

侵略意図等が無いのであれば、それに従って貰いたい。」

其処までを言葉にしてから、先ずは大きく呼吸。
今度は双方に言葉をかける。

「――此処で発生した問題は、認識の齟齬にある所が大きいと思われる。
申し訳ないが、風紀委員会への任意同行と詳細な事情聴取への協力を要請したい。
要請を受け容れて貰えれば、風紀委員会としても助かるのだが。」

あまりやりたくはない事ではあるが、言葉の裏に僅かながら脅しを入れて置く。
つまり、此処で任意同行に応じなければ厄介な事になってしまうぞ、という「危機感」の、僅かな提示である。

(……気が進まないが、出来るだけ丸く収めるには仕方がない、か。)

内心密かに自嘲しながら、黒いジャケットの青年は二人の女に鋭い視線を向ける。
(10/30-01:26:47)