2024/08/19 のログ
メア > 「じゃぁ、壱さん……」

年上なのでさんはそのまま
思いもよらず道案内してくれる相手をゲットした

「ん、ちょっと入って…帰った……」

流石に危険を感じたので深入りはしなかった
探検してみよう、というカリキュラムはそれでも満点をもらえた
本人は満足しているがはたから見ればかなり怪しさは有る

「切り離せない……ほどく……?」

黒い布はあくまでメアの足元から伸びている
これを切り離せば消えて無くなってしまう
勿論、メア自身異能以外に相手を拘束する道具なんて持ってない

「首…ズドン、する……?」

失神をうまくさせられるか分からないが、試してみようかと首傾げ

橘壱 >  
……なんだか安請負してしまったのかもしれない。
でも出来ることなら何でもしておこう。
言った以上、嘘はつかない少年なのだ。

「ちょっと、って……普通なら入るのも、場合によっては近寄るのだって……。
 ……なぁ、その須崎って先生本当に大丈夫か?あんまり言うのは良くないだろうけど……。」

「とてもじゃないけど、普通の生徒にやらせるようなことじゃないような……。
 それ、一体何の目的でそこまで調べさせてるんだ?その、メアはどういう目的か知っているのか?」

少なくとも課外授業にしたってそうだ。
教師と生徒の関係を真っ当に考えるなら歪つだ。
流石にそこまで聞いてしまうと心配どころか事件性さえ感じる。
じぃ、と彼女を見据えながら次々と質問を投げかけた。

「なら代わりに縛り上げるからほどいてもらっても……わー!ズドンはなし!」

「幾ら加害者でも、一応の人権はあるから!」

何をしてもいいというわけじゃない。
慌ててズドンは掌を向けてストップ!の姿勢。
とりあえずトランクから取り出したは複合合金ワイヤー。
頑丈で縄の代わりにも何かの素材にも使えるから色々便利だ。
これを代わりにと不良生徒たちの手足に縛り付けていく。

「一旦此れでよし…と、もうほどいていいよ。」

メア > 「む……須崎先生、良い人……
知らないけど、たぶん…必要だから……」

ちょっと不機嫌
先生をいきなり疑うなんて、と少しお怒り
巻き添えでぎゅっとされた不良達が小さく呻く

思わず力が入ってしまったらしい

「分かった…ズドン、なし……」

やり方も分からないから強く首を叩くつもりだった、もちろん異能で
ストップと言われて大人しく従う
全身簀巻きから手足の拘束になり不良達は寧ろ少し楽そう
それでも合金ワイヤーを引きちぎれる者は居ない様で暴れているが危険は低い

「皆、出荷……がんばって、ね……」

どなどな~と音程を無視した単語を呟く
これにて引き渡し?も完了した

注意されたばかり、流石にメアも今日はこの後素直に帰るつもり

ご案内:「落第街 路地裏」からメアさんが去りました。
橘壱 >  
「……メアが先生を慕っているのはわかるけど、良く聞いて欲しい。
 その黄泉の穴って場所も、落第街(ここ)も、本来は危ない場所なんだ。」

「須崎先生を僕はどういう人かは知らないけど、僕が心配するのもわかってほしいな。」

或いはそのように思い込まされてる可能性もある。
とはいえ、知らない人間を必要以上に疑うのは良くないのも事実。
だから、そこはちゃんとわかりやすく、優しく説明する。
疑われるにも、そこには正当な理由があるのだ。

こうして拘束した不良生徒達の背中につけるのは妙な四角い装置。
カチリ、と音を立てて展開されれば無数の気球が展開され
夜空へと一気にご招待。フルトン回収によって、今日も多数の違反者が更生室行きだ。
ちょっと予想外の収穫かも。ヘリの中に全部入るかちょっと心配。

「これでよし、と。……そろそろ帰る?送ってくよ。
 一人にするのも良くないし、送り迎え位ならするさ。」

なんとなく帰る雰囲気を察すれば護送までご提案。
風紀委員でもあるし、女の子を一人にはしていけない。

メア > 「危ない、けど……大丈夫……」

ジロリと睨む
多少の危険は理解している
それでも先生の事を悪く言われるのは気分のいいものではない

心配しているのは分かる、けれど信頼度の差は確かに存在する

「ばいばぁい……」

妙な機械で飛んでいく不良達に手を振る
くそがああぁ!と悲鳴を上げる者も居たが夜の闇に紛れて回収されるのだろう
飛んでいくときちょっと楽しそうだなと思ったのは秘密

「ん、それじゃぁ…お願い……」

こくりと頷き護送に同意する
最後お願いしますと言わなかったのは先生の事を悪く言われたから
この調子ならその内さんが飛んでいくのも遠くないかもしれない

風紀委員が護送している状態で絡んでくる者は珍しい
無事に家路につく事が出来るだろう

橘壱 >  
「……い、いや、だからごめんって。僕が悪いのはわかってる、けど……。」

信用している人のことを悪く言われるのは気分が悪いよな。
それを理解した上で言っているから、此ればかりはしょうがない。
ある意味純粋なのかもしれない。
とは言え、これは調べてみる必要はありそうだ。
妙な調査カリキュラムを組んでいる教師と生徒。
……変な物が出なければいいが……眼鏡を軽くあげて、肩を竦める。

「お任せ。何もなければいいんだけど……。」

とは言え、余程の無頼者でなければ絡んでくることもないだろう。
その後問題なく落第街を出ることが出来れば、後は自由解散だ。
風紀委員に暇なし。後は書類を書いて、調査報告。
彼女のことは何も言わない。せめてもの気遣い。
余計な面倒事に見舞われないように、だ。

ご案内:「落第街 路地裏」から橘壱さんが去りました。
ご案内:「落第街 路地裏」からメアさんが去りました。
ご案内:「落第街 路地裏」に海藤 宗次さんが現れました。
海藤 宗次 >  
「っしゃあ!運べ運べ~」

ギフトでの騒動はあれど宗次は半グレ組織『覇伝洲(ハデス)』の幹部だ。
やるべきシノギをやって稼ぎを得て、アガリを収めて組織に貢献する。
それが使命で義務だ。とはいえアガリを収めたとて手元に残る金というのはやっぱり幹部待遇だ。
部下たちに檄と叱責を飛ばして夜の時間帯といえど汗水垂らして働き、運搬する。

「運がないなあ嬢ちゃんらぁ。アンタらは俺らの息のかかった店に沈んでもらうで~」

ちなみに今やってるシノギは誘拐。誘拐された人らは手足の自由を奪われ叫ぶこともできない。
しかも美少女やら美女ばっかりを攫っている。
大方、覇伝洲の息のかかった風俗とかに沈めるつもりだろう。

ご案内:「落第街 路地裏」にナナさんが現れました。
ナナ > 人は空を飛べるだろうか
もちろん飛べない、跳ぶ事はできても飛ぶ昨日は人体にない
ならばどうすればいいのか?協力して誰かを飛ばすことはできる

汗を流し労働に勤しむ1人の若者が地面と平行して飛んでいく

「こんにちは~
面白そうな事をしてるって近所の肉屋のおじさんに聞いてきたよ。」

たった今1人蹴り飛ばした体勢でご挨拶
ぐるりと周囲を見回して指示の出しやすい位置に居る人物に目と目が合う

にっこり笑顔を向ける
笑顔をは古来より威嚇の意味を有するらしい

海藤 宗次 > 「カハハハハ、笑いが止まらんて。こんだけの女風呂場に沈めたらどんだけ金貰えるんやろうなぁ~。」
『宗次さん、相場にもよりますが結構貰えます。しかもこき使えば使うだけこっちにもお金が入ってくる仕組みですね』

上機嫌で笑う宗次、そしてそこの横で補足説明する宗次の側近。
側近の説明に更に稼げることに更に上機嫌になり

「せやなぁ~。ぎょうさん金入ってくるし暫くは三食焼肉でもお金余るんやないか?」

それは流石に胃もたれしてしまうがな、と一人で突っ込み。
だがそれだけこの仕事を成功すれば懐が温かくなる

海藤 宗次 >  
ちょうど笑いが収まったころ

「なんや、アンタ」

目つきが鋭くなる。
誰か吹っ飛ばされた?多分うちの構成員やな。
その少女の前に歩いていき。

「ああ~、なんや、あんさんも使い物になりそうやな?風呂場に行くかいな?」

と下種な笑いを浮かべた

ナナ > 「悪いけどお風呂は家で十分かなぁ。
少し前に害虫駆除の相談が有ったんだよね。

何でも誘拐して女の子にひどい事してるって、私そういうの許せないんだぁ。」

翡翠の瞳が見上げる

「個人的な感情で悪い事してる奴等叩きに来たんだけど、どうする?
今すぐごめんなさいして今後やる事考えるならビンタぐらいですましたげるよ?」

笑顔は崩れない
可愛らしく笑ったまま素直に質問する

海藤 宗次 >  
「おいおい、裸の付き合いっちゅうもんは社会人なってから大事なるで~。まあマジで裸の付き合いなのが笑えるわな。
害虫かぁ~そりゃ大変やな。せやけどウチのメンツぶん殴ったのと害虫何か因果関係があるんかいな」

ケタケタと笑う。
発言内容に全くの責任感も感じられず更にすっとぼけて見せる。

「どうするったってなぁ…」

宗次は思案する。
この人数相手にしかも少女がこんな啖呵切ってるのはバカか自分に自信のある実力者。
しかしながらこいつはウチの構成員を叩き飛ばしての登場だ。まあある程度の実力はあるか。
なら答えは簡単。穏便に済ます

「あ~はいはいはい。そりゃ、失礼したわ。そんじゃこの場はごめんなさいしといて今後の事はお家で検討致します~。そんじゃこの女共は持ち帰るんでまたの」

舐めてる。謝罪も心こもっていない。
魔法の言葉『検討致します』を使ってのらりくらりと躱そうとし、しかも何事もなかったかのように部下に息のかかった風俗に運ぶように指示まで飛ばす始末。

ナナ > 「メンツ?集まってまでやる事が下種の害虫しかいないけどなぁ?
裸の付き合いはしたい人とすることにしてるんだぁ。少なくともお前等とは絶対しない。」

今後の事は検討、まぁ悪くない
大人しく言う事を聞いてくる相手ならそれも良いかと
ただ、反省しないならまだしも舐め腐る相手なら話は別

「そっかぁ、こんな所に女が1人で来る意味も分かんないかぁ。」

ミシミシと華奢な両腕が膨張する
爬虫類めいた鱗と凶器と呼べる爪、ありていに言えばドラゴンに近い見た目の両腕に

ふと目に着いたまた別の下っ端を上から巨腕で叩いてみれば見事な重傷者の出来上がり

「じゃぁ仕方ないよねぇ、言って分からないなら叩いて分からせるしかないし?
全力で抵抗すればいいよ、それを上から叩いてあげるから。」

海藤 宗次 >  
「お嬢ちゃん言っていい事と悪い事があるで。ウチらはお金稼ぐためにわざわざこんなクソ暑い中汗水垂らして働いとんねん。それをお前…働いている全世界の労働者の皆様に申し訳ないと思わへんのか?」

キャラじゃないがとりあえず説教を垂れることにした。
幸いにしてさっきガム食べたから舌が潤ってべらべらと長々話せる。

「まあ、俺も裸の付き合いは遠慮したいがな。パーソナルスペースに入られんの嫌やねん。」

下っ端はそれなりに連れてきた。だが目の前の少女が暴れたことで先のも合わせてこれで負傷者二名か。
一瞬で力量を図る。
能力はドラゴンとかそこらの変身能力か?
だとすれば数ばかりいる下っ端じゃ話にならんし減ったら減ったで今後の仕事に支障が出そうだ。

「おどれら、いっぺん下がれや。…お嬢ちゃん、人様に迷惑かけたらアカンねん。そんなにやりたいなら俺がどついたろうか?」

部下たちに下がらせる。そしてその場から動かせず、静観させる。
そして宗次は前に立って臨戦態勢。
堂々とタイマン。それしか方法はない

ナナ > 「汗水垂らしてやる事が女の子の誘拐でしょ?
全世界の真面な労働者に謝るのはそっちじゃない。」

恐らく、ここまでの会話でこの男と穏便に和解することは無いと確信する

「別に良いよ?どうせあんたが一番こういうの慣れてんでしょ?
困るもんねぇ、あんた無視して周りの子達再起不能にされたらさ。」

頭を残して手足を捥ぐ様な事
それでも良いがこの頭を多少潰さなければまたしばらくしたら集まってくる
半グレとはそういうもの

なので分かりやすく伝える
逃げたら下っ端共からだと

「人様に迷惑かけてる奴のセリフじゃないけどねそれ。
ほら、異能でもなんでも使ってみなよ。」

騙し討ちまでは考慮に入れる
こういうタイプは最終的に勝てば良かろうだろうと

真正面から拳を振るう
はっきり言えば実力者でない限りこれだけで話がつく質量攻撃

海藤 宗次 >  
「労働基準法は守ってるがな。真面目やねんうちら。ま、風呂に沈められたモンらは知らんけど」

サングラスにアロハシャツとふざけた格好。
さらに無責任な物言いが聞いてたら健常者は苛立つほどだ。

「あー、ほんまになぁ。働き手がいなくなるんは痛手やわ。やめてーな
 お?真正面からくるたぁ剛毅やのう」

タイマンは久々だ。だが久々での怠慢であの質量攻撃の拳…少々きつい。
身体がほぐれるまで受けはしない。
慣れた感じで身体を逸らして躱す。
逸らした側に再度ステップを踏んで大きく距離を離す。

「君、目ついてる?俺、これでも腰に剣さしてんねん。んで得意技は居合抜刀やねん」

距離を離した状態。
宗次は腰に差した長ドスに手を伸ばす。
姿勢は中腰。
脚に力が入る……居合術が、来る。


「なーんてな。」

腰の長ドスで居合抜刀…と見せかけての隠し持っていたチャカで少女の胴体に風穴を開けんと正確無比に射撃を放った

ナナ > 「害虫にそんなのあるんだ、初めて知ったよ。」

適当という概念がが服を着ている様な姿
それでいてやっている事は下種寄りなのが更にイラつく

「だろうねぇ、でも目の前で訳の分からない化け物に潰されたらそれこそ終わりじゃない?」

恐怖と暴力で支配している上がその暴力で負けたら?
答えは簡単、権威の失墜
ちょこまかと動くがウォーミングアップといった所か

(まぁ流石にそうだよね、ある程度は動けるか。)

どうやろうか、そう考えるタイミングで相手が得物に手をかける
居合術、果たしてどうか?
目の前でドラゴンの腕を見せたのに接近なんてしてくるのか、それとも鱗を切り裂ける?
そんな考え虚しく乾いた音と腹部に痛み
Tシャツにはしっかりと赤い血が滲む

それを見れば少女は嗤う

「お前、目機能してる?
こんな事してる化け物にそんなのが効くとでも?」

カラカラと地面に落ちる弾丸
腹部に入った弾丸を丁寧に肉が押し出し数秒もせず綺麗なお腹に元通り
ここでいくつか考えなければならない

「異能もない、魔術もない、そんなんじゃただ嬲り殺しにするしかないんだけど?」

巨腕のサイズが人間サイズに戻る、鱗と爪はそのままに
そのままゆっくりとそちらへ歩き出す

海藤 宗次 >  
「ウチらは害虫ちゃうで。働きアリさんや。てか自分でワケ分からん化け物言うんかい。自分の正体位ハッキリ把握しときぃや」

辛辣な物言いをする少女に対してこちらはヘラヘラと危機感ない態度。
暴言たいしては半笑いの突っ込みが返る。

「ウチの目は視力2もあるて。至って健康な目ん玉や。」

とかさんざん煽っておきながらもこちらも目に意識を集中させ頭をフル回転させる。
ハンドガンもそこそこの威力だ。
血は出たし一応は肉を抉ったが一瞬で元通り。なるほど再生力はある。
だがこちらの言葉に騙されたのかそれとも避けきれなかったのか避ける気はないのか…回避能力に穴があるなぁ、とひとまず宗次の脳内で結論付ける。

「君、舐めたらアカンで。俺これでも通信教育で日本刀習っとったねん。」

確かに相手の言う通り宗次に今のところまともに扱える魔術や異能もない。
だがこの落第街で半グレの幹部になった理由はある。
それはチャカの腕前ではなく接近戦における戦闘力。

少女の距離を当たり前かのように侵略する。
それは音も無くしかも気配もない独特な足運び。
意識の合間を縫うかのような、いつの間にか長ドスが抜かれて目の前に迫る。
狙いは少女の両目を裂こうとしている。まずは視力を奪うつもりだ

ナナ > 「化け物以外に見えるなら言ってみてよ、プチプチ潰れる前にさ?」

肉体が異形に変わり再生能力も人外のそれ
少なくとも真面な人間扱いを受けるには少々歪みが過ぎる

「舐める、それはちょっと違うかな。」

前提として、目の前の彼は強い
下っ端たちが大人しく従っていたのも頷ける
妙な歩法で距離を潰し的確に弱点を狙う状況判断能力も有る

ただ、恐らくだが自分の様な化け物紛いの相手はあまりした事が無いのかもしれない

「化け物のポテンシャルと人間のポテンシャルは比べるのが間違いなんだよ。」

目の前に迫るドスをそのまま手で掴む
鱗に覆われ金属同士がこすれるような音を立てて

よく見れば女の片目が節足動物の複眼めいた見た目に変わっている
小さく悲鳴を漏らす者も居る気色の悪い見た目

「どうする?今からでもごめんなさいしてみる?」

海藤 宗次 >  
「ん~でも見てくれはべっぴんさんやし、風呂場に落としたら結構いい値付くし上客もつくがな」

宗次の肝は普通の人間のそれではない。
この期に及んで目の前の少女を人間扱い。
ただし、戦闘時は得体の知れないものだと定義して対応する。

「それを舐めてるんとちゃいますかって話」

交戦しながらも観察し分析し糸口を見出す。
これが得体の知れない相手と戦う上での立ち回り。
相手の言う通りこういったあからさまな人外相手は人間同士の抗争中心だった宗次からすれば経験は浅い。
だが戦えないわけじゃない。

「一体いつ化け物(お前ら)人間(俺ら)より上だと決めた?」

長ドスが掴まれる。
重いっきし引っ張って力比べも良いだろうがそれでは長ドスが耐えられない。
ここはあえて力を抜く…力を一瞬だけ抜いて長ドスを諦めたと見せかけて、一気に急激に引っ張って抜く。
これは敵に掴まれた時の対処法でもあり力を無から100%を急にやられれるとやられた側は対処しずらい。
例えるなら捕まえた魚がするりと手から抜け落ちる感覚か。

「燕返しやで」

抜いた長ドスの刃を返す。
身体のバネ全身を使ってドスを振るう。
振るった先は首。しっかり急所狙い

ナナ > 「きんもぉ、筋金入りだね。」

もう潰すか、そんな考えがよぎる
異能がまだ見えないとなると使えない、条件型、何かしらの縛りに絞られる
現状このまま押し潰すのは余裕が有る位

そんな考えだからか、するりとドスが零れ落ちる

「っ……!」

首元一閃
生き物らしい赤い血が流れる
放す気は無かったのに妙な技で抜かれてしまった
それがこの様
明確な致命傷、そんな一撃を受ければ普通は死ぬのが道理

「……決めたんじゃないよ、決まってるんだよ。」

喉を切り裂かれたのに牙をむいて喋る
喉の傷は既に赤い線程に塞がっていた

「こんな技術も有るのにやってる事がこれとか、残念極まりないね。
弱くはないよ、接近してからは想像以上。」

胸元までべったりと血に染まった状態で男の胸と伸びきった腕を掴み、地面に叩きつけようとする
せいぜいアバラを痛める程度に加減して

海藤 宗次 >  
「仕事熱心やねん。なんで、仕事熱心な日本人攻撃すんねん。」

被害者面はいっちょまえに
しかしやってることはかなり攻撃的で強気だ。
攻撃一辺倒かと思えば変化をつけていなし、からのカウンターが飛んでくる。
そんな男だ。

「モンスターは勇者様の経験値やって、RPGの基本やで~。おっとぉ?」

相手の反応を見る限り攻撃は決定打にこそならないものの血が出れば痛覚はある…?
再生能力はあると言えど何かしらの制限はあるはずだ。例えば特定の攻撃に弱いとか攻撃し続ける、或いは超ドデカい一撃で一気に殺す…とか
どれかは分からないしどれでもないかも知れない。
手探りではあるがまるで発言通りゲームのボスを攻略するかのように分析している。

そうしてる間に腕を掴まれて地面に叩きつけられた。
ゲフ、と息が自動で吐かれるが骨は折れていない。
体制を立て直す間もなく男は行動を起こしていた。

「残暑見舞いです。つまらないものですがどうぞ」

なんと、叩きつけた衝撃で少女の前に転がったのは手榴弾だ!
しかも既にピンは抜かれている。
そして数瞬だけおいて二人を完全に巻き込む大爆発を起こす。
宗次は至近距離の爆発に巻き込まれゴロゴロと力なく少女とは真逆の方に転がっていった