2024/08/29 のログ
ご案内:「落第街 路地裏」に海藤 宗次さんが現れました。
海藤 宗次 > 「あちゃ~…これよく見たら風紀委員の腕章つけてるやんけ。なんか邪魔したらアカンルートにおったからとりあえずしばいたけどこりゃ厄介事になったで~」

わざとらしく頭を抱えている男がいる。
その近くの壁に人間が文字通り突き刺さっている光景。
このわざとらしく困った様子をしているサングラスアロハシャツの男が半グレ幹部の海藤宗次。近くで壁に突き刺さって半分死んでおるのが風紀委員。

なんか武器を密売している時に邪魔してきたので首根っこ掴んでそのまま壁に向けて時速160㎞の剛速球で投げつけた結果がこれ。
投げてから気づいたが風紀委員。さてこれからどう対処するか違法武器を売りさばきながら考えている

海藤 宗次 >  
ここで取れる選択肢はいくつか挙げられる。
例えば、とりあえず遺体(これ)を風紀委員の拠点のところまで持っていって素直にごめんなさいをすること。
そのあとは勿論、波を荒立てないようにすぐに帰るつもりだしまだまだ仕事は山積みだから自首して捕まるつもりも毛頭ない。

背景では部下達が違法武器の商談取引を進めている。
人間が一人死んだ事など誰も気にも留めていない。
気に留めているとすれば後処理に追われる幹部(宗次)くらいだ。

「おっしゃ、決めたで~。おい柴田、今から海産加工会社に連絡や。ちょっち俺らでやることあるから生産ライン一個開けといて~って言うて。ああ、金はちゃんと出すっても伝えといてーな」

柴田と言われる部下に声をかける。
そして海産加工会社にコンタクトを取れと言うのだ。
その柴田という男は命令の意図が理解できず、それを察した宗次がため息をつく

海藤 宗次 >  
「柴田ぁ、お前かまぼこ好きかぁ?海産加工会社にかまぼことか魚肉ソーセージとか美味しいモンつくるとこあんねん」

それを横耳に聞いていた他の部下は意図を察したのかギョッとする。
残念ながら柴田と言う男は察しが良くないのかキョトンとしていた。
宗次はそんな出来の悪い部下にも怒らず、いやむしろいい機会だから全員に教えるつもりで丁寧に説明を続けるか。

「かまぼことかソーセージってのはな、かたーいお肉を専用の機械で粉々に砕いてな、こねくり回して丁度ええ形にこねくり回してつくるねんな。」

そこで初めて察しの悪い柴田は感づいてはっとし、青ざめる。
それをみた宗次はにっこりと優しく微笑んで見せた。ただしサングラス越しの目は笑っているかは見えにくいが

「お?ようやっとわかったな。せやな、その専用の機械で風紀委員の遺体(これ)を砕くねん。砕いてあとは適当に近くの海に船だしてポーイや。お魚さん専用のエサになるんや。」

「つまり、これで足はつかへん。…あんたらも下手こけばこうなるど」

宗次が選ぶ手段は遺体を粉々に砕いてそれを海にばら撒いて証拠隠滅。
ドラム缶詰めではガスが溜まって浮上するし森に埋めるのも警察犬とかに発見される。
宗次は徹底する。だったら砕いて魚のえさにすればバレることもない。完全な行方不明だ。

そうして察しの悪い部下、覚悟の足りていない部下に優しい声色で注意をした。
下手こけば魚のエサになる、と

ご案内:「落第街 路地裏」から海藤 宗次さんが去りました。