2024/11/30 のログ
雪景勇成 > ――昔、風紀に入りたての頃に不死の怪異を単独で討伐した事はある。
…アレは正直もう二度と戦いたくない相手だったが。今戦っても勝てる気がしない。

「――【逆棺】…アレみたいなのがまだまだあちこち居たり、とかゾっとしねぇな…。」

鎖、赤黒い棺、その中身――■■に■■された■■を思い出して顔を顰めた。
気晴らしの散策が、煙草が不味くなる――まぁ火は点いてないのだけども。

(…不死殺しなんてもう二度と出来る気はしねぇしな)

殺せないモノを殺す。そんな異能も魔術も無いのに何故アレを殺せたのか。
正直、あの時は記憶が飛び飛びになっていてよく覚えていない。
ただ、アレを完全に滅したのは同僚達の検分で確定された――それが結果で事実。

雪景勇成 > 「…余計な事思い出したな。…帰りがてら飯でも食ってくか。」

特に何事も無く、今夜の路地裏は”平和”らしい。
それに安堵する事も残念と思う事も無く。
気だるげな足取りのまま、青年はそのまま路地裏を歩き去ろう。

ご案内:「落第街 路地裏」から雪景勇成さんが去りました。