2024/09/04 のログ
ご案内:「スラム」に一般戦闘員Kさんが現れました。
一般戦闘員K >  
「イーッ!ギフター様様だイーッ!この体に力が漲るイーッ!カッコイーッ!」

ニチアサとか特撮でよく見る一般戦闘員(ショ〇〇ー的な)みたいな恰好と顔には落第街を騒がせている噂の白黒のギフトの仮面(ベニヤ板で日曜大工して頑張って作った偽物)をつけてギフター達に紛れる潜入捜査をしていた。
見るからに雑魚の恰好だが一応は目立たない程度に…いや既にこの如何にもな恰好過ぎて目立ってるかもしれないがまあ良し。

「(なんか情報ゲットできればええけどなぁ…)」

宗次がこのやたらニチアサオタクに受けそうなレベルのクオリティで戦闘員のコスプレをしたのは潜入捜査は勿論、潜入捜査で情報を持っていくため。
情報の目的はいくつか…。

海藤宗次こと一般戦闘員Kは周囲にいるモノホンのギフター達と合流する。
聞き取り調査開始!

一般戦闘員K > 「イーッ!敬れイーッ!周囲の警戒終わりました。このあたりに風紀の連中はいませんでした。」

やたらと喧しい変な語尾をつけながら敬礼。潜入の際のキャラ付けだ。
この辺りにはギフターが数名。
とりあえずこちらが一番下っ端っぽい振る舞いをしておいたので他のギフター達は先輩っぽく振舞ってた。
この潜入ではとりあえず有能っぽい後輩戦闘員って感じで振舞っとこ

『ご苦労、ところでお前のギフトの能力ってなんだ?』

白黒の仮面を被ったとある男子生徒からそう聞かれる。
ギフトで得られた能力?ああ、そんなの考えてなかったわ。能力など頼らず現代兵器と文明の利器で攪乱し得意の肉弾戦と白兵戦で仕留めるのが常套手段だし、それの腕っぷしで半グレ組織の幹部に上り詰めた。

「えっと…漂白剤を自在に操るギフトですイーッ!洗濯物などの雑用はお任せくださイーッ!」

とりあえず一歩間違えれば大惨事なしょぼそうな能力をでっちあげておいた

一般戦闘員K >  
『なんか微妙だな…』

まあ見た目が一般戦闘員でニチアサの雑魚代表格でもあるので対して追及はされなかった。
そいつは妥当か、と早々に宗次の戦闘力に見切りをつけつつある。

「ところでパイセン、最近噂を耳にしたんですが…。どうも俺達の仲でめっちゃ強い能力持ちが出たとか聞いたんですが…なんでも異業者って呼ばれているらしイーッです」

宗次としてはこの事案を早々に解決したいので元凶の情報を直接聞きたいところだがそれよりもヤバイ連中が暴れているのは知っている。
だからまずはそいつからだ、とどことなくギフターの先輩にこっそり聞いてみる。何か情報があればいいが…

『ああ、そいつらか。そいつらは見境ないから近づくのはやめた方が良い。けどそうだな…』

先輩はギフターの割に戦力を無駄に消費したくない理知的な性格なのか近づくなと警告する。
それほど異業者というのは危険らしい。

一般戦闘員K >  
『魔法少女と赤い不死身の奴は見たことあるな…片方は魔法で片っ端から消し炭にするし、片方は不死身な上に銃火器も使う。だから本当に注意しておけよ。』

あんまり強くは無いけど頭数は重要なんだからな、と続ける。

…なるほど、こいつは分かっているな、と宗次はその先輩風のギフターを一瞥した。
雑魚といっても戦争や抗争には頭数は絶対外せない。
ここ一番での勝負で損害はしょうがないが、それ以外であればなるだけ無駄な被害は抑えた方が得策だ。
君子危うきになんちゃら…ってか

「わっかりましたあ~とりあえず今日はこの辺に風紀の連中でも待ち伏せしときます?ゲリラ的に」

まだ情報が弱いな…
これはまだもう少し潜入する必要がある。
頭でそう考えつつ口に出したのはまあそれっぽい案。

半グレの宗次からしても風紀は目障りだし戦力を削っておくのも悪くはない。
まあ、何かあれば変装説いてバックレてギフター達のせいにすればこちらはノーダメージ。
我ながら全く完璧な作戦だった

ご案内:「スラム」から一般戦闘員Kさんが去りました。