落第街、スラムの最奥の岬近くに存在する巨大な「穴」、通称「黄泉の穴」。
今から4年ほど前に発生した災禍の爆心地。《大変容》セクトの一つであり、違反部活の一つである「新世魔術師会」の拠点が存在した。
「新世魔術師会」が蒐集した膨大な禁書類を用いて「無名の恐怖」なる存在を召喚しようとした結果、儀式は失敗。
膨大な魔力が暴走し巨大な「穴」が出現し、「新世魔術師会」は消滅した。
風紀委員会などの活躍により、周囲に発生した怪異については抑え込むことができたが、「穴」を完全に封じることはできなかった。
場所が場所だけに常時監視することも難しく、現在は魔術的なバリケードのみが施された状態である。

現在も穴の状態は不安定であり、周辺では怪異の発生も確認されるが、落第街の中に入ることはない。
穴への侵入を学園は禁じているが、穴の内部には「新世魔術師会」の残した膨大な魔導書やアーティファクトが未だ残されているため、それらを手にしようと穴へと侵入するもの絶えない。ここで発掘された物品は闇市場へと流れていく。
黄泉の穴の内部は異界化しており、内部は非常に危険である。

【PL向け】
上の説明文にある通り非常に危険な場所として設定しております。出現する怪異等も危険なものを想定しています。
必ずしも何かしらの被害に遭わねばならない、危険な怪異に遭遇しなければならないというわけでは勿論ありませんが、上記のような場所として設定しておりますので、その点にご留意の上ご利用ください。

●フリー設定ルームです。最初に入室する人が部屋の設定を自由に設定できます。
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部屋説明
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参加者(0):ROM(1)
Time:04:37:52 更新


ご案内:「黄泉の穴」からF.U.R.Yさんが去りました。 (11/15-21:05:29)
F.U.R.Y > ここは黄泉の穴。

怪異蔓延る魍魎の巣なれば。

来るものは力を示せと、獣たちは云う。

示したものに力を、肉を。安らぎを与えながら――――
(11/15-20:53:58)
F.U.R.Y > 完全に沈黙した双頭狼の体からのそりと剥いでて。

雄たけび一つ、獣のようなそれで穴に”示す”。

己は強者だ。手を出すなら覚悟をしろ。
その覚悟ない者は、近寄ることすら許さない、と。


その声ではない”コトバ”は獣たちにすぐさま伝わり。
一時、ほんの一時、この穴の主が入れ替わる。

強者の座として。
双頭だった狼の亡骸は、肉は糧に、毛皮はベッドにされながら。

男はただひと時、安眠を勝ち取る事だろう。


(11/15-20:52:30)
F.U.R.Y > 今だ。

すぐさま左腕を引きずり出し。拳を握る。

「根負けだなァ!!!」

噛みつかれ、振るいまわされ、血まみれ赤にまみれた真っ赤な拳。
その腕の赤、すぐに炭化するように、黒い鎧が重なって。

メガトン譬えられよう鉄槌が、双頭狼の頭を貫く。

鈍い衝撃、一瞬の沈黙と、けいれんする巨躯。

びくんと跳ねた狼の体から力がなくなれば――――それが決着の合図だった。
(11/15-20:47:30)
F.U.R.Y > 二つの獣が、ぶつかり合う。

「――――――ッ!!!」

異形の左腕を潰そうと、双頭狼が食らいつく。
それを受けながら、有り余る膂力で男が狼を振るいまわす。

技術は一切ないガチンコ。噛む力と、殴る力の、押し合い、引っ張り合い。

双頭の狼の頭捕らえ、地面に叩き付けんと力いっぱいに振るうも……狼の巨躯がそれを許さず。

逆に男の体を地面に叩き付け、岩盤砕きながら引きずりまわす。

「ッぐ!!」

背中と頭に焼けるような痛み。
割れたか、と思うような衝撃と、中身がはじけるように赤が飛び散る。
だが、負けじと足を踏み込みなおし、異形のかいなに力込める。

「ガァア―――!!」

男にはこの腕一つしか武器はない。
この拳一つあれば良い。

その一つを引きちぎらんとする双頭の咢の内側、舌を掴んで、握りしめ。

ぐ…っと力を、籠める。籠める。

引きずりまわす双頭狼の舌を。
ブチリ…!と握りつぶせば、牙が緩む。
(11/15-20:43:16)
F.U.R.Y > 「……」

男もまた。
双頭狼が”この穴の中でも強者の部類に位置する”と理解する。
手下を従え、獣たちが怯えるように萎縮するのは、強者の証。

だからこそ、対峙する意味があった。

この穴の中で眠る方法。

それは――――

「テメェをノしたら具合よく寝れそうだな…ッ!」

周囲の獣たちに”圧倒的な力”を見せつけること。
強きものだけが与えられる。

権利を。

故に――――――

(11/15-20:32:20)
F.U.R.Y > 群れ蝙蝠の嵐を搔い潜りながら、そのうちの数頭を”噛み食らう”。
口の中で暴れまわる拳大の蝙蝠を咀嚼しながら、双頭狼に迫る。

全て、同時進行。

「人の飯奪った罰だ――――ッ!!」

双頭狼が吠え、数頭の手下を引き連れて飛び掛かる。
そのうち一頭に、左腕の鋭い一撃。
一瞬でミンチを作りながら、しかして迫る、二頭目、三頭目の牙を体に食らう。

「チッ―――!」

体から血が吹きながら、噛みついてきた数頭の体を強引に引き剝がし。
そのまま、二つの頭をかち合わせ、沈黙させる。


「ッハ…!」

残る一体、蚯蚓蛇を奪った双頭狼。
連れ従っていた狼共よりも二回りほど体格の大きなそれは、手下を下された事により完全に男を”敵”とみなしたようで。

男の周りをゆるりと回りながら、にらみ合いが始まる。

緊張感が、周囲のけだもの達にも伝わったのか。
双頭狼がこの穴でそれなりの”地位”を持っていたのか。

男と双頭狼のにらみ合いに、割り込むものはおらず――――
(11/15-20:27:41)
F.U.R.Y > 「―――――ダァラ!!!」

蚯蚓が集まったような、3,4mほどの大蛇の頭を左拳で叩き潰す。
ただの人間を叩きのめすには十分な肢体も、この穴の中では異形の左腕以外は有効打足りえぬことがままある。
並外れた肉体も、この穴の中では容易に傷をつけさせる”天敵”が現れる事がままある。

そんな状況。狩るか狩られるかの鉄火場。
モラルやルールが完全に存在しないこの穴では、漁夫の利、不意打ちは当たり前の手段の一つでしかない。

ここの獣は、常に飢えているのだ。
頭部を破壊され沈黙した蚯蚓蛇の肉体を、近くにいた巨大な双頭狼がかっさらう。

「テメェ、人の獲物に手を出すたァいい度胸じゃねェか…!!」

すぐさまとびかかる男に、群れ蝙蝠が襲い掛かる。
気を取られればいつだって、獣たちは孤立したものを狙う。

「は――――ッ!!」

だが、ここの獣たちは知らない。
この小さき孤立した、柔らかい生き物がどれほど凶悪なのかを。


(11/15-20:16:30)
F.U.R.Y > スラムの奥底に空いた大穴に、何がいるかなど気にする輩はここにはいなかった。

ただ、巨大な”孔”に蠢く異形たちは、今か今かと外に出る機会を伺い。
孔の外はそれを防ぐ為に魔術的防護が張り巡らされている。

そのにらみ合いは、24時間365日欠かされることはない。
しかしてにらみ合いは”穴から出る”怪物に睨みを利かせているのみで……つまるところ、”外から入る”ことに関しては大した労力を必要としないものだった。



だからこそ、男はここをねぐらに選んでいた。
潰す相手に欠かず、自分の居場所を自分で確保する必要に迫られ……そして雑魚の入り込まないこの場所は、男にとっては騒がしいスラムよりも居心地の良い仮宿としておあつらえ向きだった。
(11/15-20:07:33)
ご案内:「黄泉の穴」にF.U.R.Yさんが現れました。 (11/15-19:57:22)
ご案内:「黄泉の穴」からギフタ―さんが去りました。 (10/06-22:54:51)
ギフタ― > 「あぁ…そう言えば王道を忘れていたである。
………君もそう思うだろう?」

見える距離まで釣り糸を巻き取れば
オレンジ色の目玉みたいな怪物が針にしっかりと食いついている

目が合う、とても気まずい

カリカリカリと音を立ててオレンジ目玉はまた穴の底の方へと降りていく

「ん゛っんぅ!
さて、倒すべき巨悪のやる事と言えそうなもう一つの要素とは?
それは……んん?」

ガリガリと音を立ててリールから釣り糸が流れていく
まさか、オレンジ目玉君が何かに食われて餌になったという事か!

さて、すさまじい勢いで持っていかれる釣り糸
そして奮発して購入した釣竿をしっかりと握る手

この後起こる事は?

「えっ、ちょっとそれは流石にっ!」

あ~れ~と声をあげながら穴の奥へ釣り竿事吸い込まれていくギフター
残るものは何も無く情けない悲鳴じみた声だけが響いた
(10/06-22:54:35)
ギフタ― > グイグイと何かが穴の中から竿を大きくしならせる
キリキリと釣り竿の糸を巻きながらギフタ―は笑う

「勿論、悪のラスボスとして華麗に君臨する事であろう?
そして物語と違い正義を食らう逆英雄物語を魅せる事こそ怪人ギフタ―の使命!」

勧善懲悪、正義は必ず勝つと信じてやまない者達の絶望へ
捨てられ、不運の中で嘆く惡の華達の希望の光へ

その為に必要な事とは?

「存在していることが脅威であるという流布
これはフィスティア嬢から風紀委員の諸君初め色々と話は広がるであろう。

圧倒的な力
これに関しては…まぁ未来の私に期待であるな。」

こうしてみると条件は順当に揃いつつある
さて、他に何が必要だろうか?

折角であれば倒すべき巨悪と呼ばれる事は凡そやってみたくなる
(10/06-22:47:18)
ギフタ― > 「こんな場所で何が釣れるというのか、そもそも釣りをする場所ではないと言いたい気持ちはよく分かる!

しかし!何事も試さない事には結果など分からない物、未知の恐怖とはこうして開拓されるのである!」

凄まじく大きな独り言を叫びながら釣り竿をゆらゆら
勿論何かが食いつくどころか突っつく感触も無いがそんなものは関係ない

何か連れればそれを食べ、連れなければ引き上げた少し炙られたベーコンブロックを改めて焼いて食べるだけ

今は分厚く切ったベーコンと目玉焼きが食べたい気分

「異業者もみなそれぞれの末路を迎えギフトの子等も元気にその数を減らしている。
イーリス嬢と魔法少年のいう事も最もであるなぁ。」

気のせいか釣り竿の先端が緩くしなった気がする
まさかとは思いつつクイ、クイ、と動かしてみたり

「フィスティア嬢にもついには目論見が露見しだして私も未知の怪人からありふれたヴィランへのステージを進みつつある。

さて、そうなってくれば私の役目とは何であろうか。」
(10/06-22:39:13)
ギフタ― > 何だかんだと落第街で好き勝手遊び回っていたが意外と着た事の無かった場所
通称黄泉の穴、どこぞの集団が我等が母星地球に明けた穴

中には魑魅魍魎が跋扈しており近付くべからず
異界とまで呼ばれるそんな場所にやってきたギフタ―

そしてその方には巨大な釣り竿

「心を落ち着けつつ思考の本棚を整理するのには何が一番効果的か諸君は御存知かな?

そう!釣りであああある!!」

掛け声を高らかに釣り竿をぶん投げる
遠くまで餌を付けた釣り針が飛んでいく

針というより中に居るであろう異形を加味して鉄製のフックではある

餌には皆大好きベーコンブロック
一部少しだけ炙って美味しい臭いのおまけ付き
穴の淵に腰掛けのんびりと釣り竿を構え穴を見つめる
(10/06-22:29:58)