2024/06/05 のログ
深見透悟 > 薄らぼんやりと真面目な事を考えながら歩いていたら、気付けば目の前に壁があった。
どうやら通路の突き当りまで来てしまったようで、うぎゃあ、と小さく呻くとくるりとUターン。
柄にもない事考えてたからかなあ、と反省会を開きつつも来た道を戻りながら、今度はしっかり通り掛かった部屋の中をチェックする事も忘れずに。

・・・・・

そうして入り口まで戻ってきた結果。
なんと透悟はカレーのシミは太陽光に当てると綺麗に無くなるという知見を得た!

「……いや、何でだよ!!!」

と、思わず自前でツッコんでしまう程に脈絡のない収穫に、喜べば良いのか落ち込めば良いのか分からないまま、テディベアは訓練施設を後にしたのだった。
リベンジマッチ、あえなく敗北。

ご案内:「訓練施設」から深見透悟さんが去りました。
ご案内:「訓練施設」に桜 緋彩さんが現れました。
桜 緋彩 >  
訓練施設の一室、木刀での撃ち合いの音が何度も響く。
ジャージを着た男子生徒が自身に駆け寄り、木刀を振り下ろしてくる。

「甘いッ!」

その木刀の横っ面を下から振り上げた木刀で弾き飛ばし、その勢いのままに踏み込んで体当たり。
男子と女子の体格差があるにも関わらず、男子生徒は跳ね飛ばされてすっ飛び、蹲ってもだえ苦しんでいる。

「次ッ!」

それを確認し、再び構える。
間髪入れずに今度は木の棒――構え方から槍の代わりのようだ――を持った女子生徒が飛び込んできた。
槍の間合いに入れないよう、遠間から矢継ぎ早に繰り出されるそれを、小刻みな脚運びで避ける。
何度目かの突きに木刀を合わせ、跳ね上げながら一歩踏み込む。
同時にがら空きの胴に木刀を叩き付けるが、彼女は咄嗟に棒を回してそれを防ぐ。
が、その防御ごと吹き飛ばされ、棒を手放して地面を転がる。
彼女は咄嗟に起き上がろうとするも、転んだ時に頭をぶつけたのか踏ん張りが効かない様子で。

「めまいがするなら休んでいなさいっ! 次!!」

稽古開始から一時間、こうしてひたすらかかってくる生徒たちを返り討ちにしている。
一人が撃ちあっている間に他の生徒は休んで体力を回復させ、順番が来たらまた撃ちあう。
勿論あっさり伸してしまっては他の生徒が休めないし、時間をかけ過ぎては回復し過ぎてしまう。
一時間ぶっ通しで動き続けているのは自分だけだが、まだまだ体力に余裕はあって。
常世学園桜華刻閃流剣術部のいつもの稽古の様子である。

桜 緋彩 >  
その後鍛錬は三時間ほど続いたそうだ――

ご案内:「訓練施設」から桜 緋彩さんが去りました。