2024/09/22 のログ
ご案内:「常世島環状道路:一般道」に海藤 宗次さんが現れました。
■海藤 宗次 >
今日は半グレ幹部海藤宗次の休日。
休日といえばまあ趣味に打ち込むのが殆どだしそれが青春時代の健全な過ごし方だ。
そして海藤宗次の趣味といえば愛車のバイクで常世島を一周かっ飛ばすという事だ。
今日は思い切って高速道か細い道を攻める一般道か…
しばし考えながら半グレ組織覇伝洲の本拠地のビルへと足を運ぶ。
ここの敷地内は安全だから駐車場に安心して停められる。
駐車場で愛車を見つける。
相も変わらず今日もゴツくて重厚なデザインが美しい。
「さあさあ飛ばすでぇ相棒。今日は島を時計周りに行ってみよっか」
エンジンをかける。
低く深い底から鳴り響く。
香るガソリン排気。
跨れば独特な振動が体に伝わる。
■海藤 宗次 >
「ほな、風になろうかぁ~。ヒャッハー」
アクセルを踏む。
グン、と慣性の法則で身体が後ろに引っ張られる感覚。
それと同時に目まぐるしく変わる景色。
重厚なエンジン音を鳴らしながら走る。
「えーと、まずはおっきい道路に出るかなぁ?」
まずは本拠地から見て北東に進む。
しばし進めば歓楽区の中央辺りに差し掛かる。
いつもだったら騒がしいこの区画も朝の健全なる時間は割と静かだ。
良い子だったら日曜なので特撮とか見ている時間だ。
■海藤 宗次 > バイクを走らせる。
エリアは歓楽区→落第街へ。
太陽はまだ真上まで上がらずの時間だ。
■海藤 宗次 >
落第街。
まあ、いつもの見慣れた光景だ。
特筆するべき点はない。
一応舗装されてはいるが問題は周辺。
圧倒的治安の悪さからこの区域にはあんまり駐車はおろか停車したくはない。
何故ならこんな良いバイクだ。少しでも目を離せば盗まれるのは目に見えてる。
その辺の有象無象に指一本だって触らせたくはない大切な愛車だ。
「お、赤信号だ。とーまろ。」
半グレ幹部はやってるが赤信号は止まる。
ルールはかっちり守るほうやで。
「あん…?お前ら俺のバイク狙っとるんかいな?」
だが赤信号に素直に止まる奴はここじゃ馬鹿のやることだ。
停車してる間に強盗が取り囲むようにこちらに来よった。
そしてその連中は金とバイクを出せと武器を出して脅してきたものだ。
■海藤 宗次 >
そして待ってる信号も赤から青に変わるだろう。
「こりゃあきまへん。信号が変わってしまうやんけ。こっちも片はついたし、ほなさいなら~」
再び愛車(バイク)に跨って重厚なエンジン音を鳴らして先を急ぐ。
そういえば停車中に絡んできた連中(強盗団)は?
そいつらは宗次によって10等分位の肉片となっているだろう。
まだまだ時間は朝でごみ収集車が出入りする時間だ。
そういう時間はカラスとか多く飛んでるので彼ら(肉片)はカラスのえさになる。丁度いい。
「たいしてトラブルなくて助かったわ~。まあ朝やし出てきてもあんなもんやろうな。みんな遅起きやし」
宗次はバイクを走らせる。
連中を肉片にした長ドスはしっかりと腰に差して。
向かう先は異邦人街
■海藤 宗次 >
落第街→異邦人街へ
時刻はもうじき昼だ。
■海藤 宗次 >
結構走った気もするが俺の相棒は疲れ知らず。
…と言いたいところだがまあ、種を明かせば前日にガソリンを満タンまで入れたからだ。
ぶっちゃけ今日のツーリングは前から楽しみにしていた。
「…あ、異邦人街の宗教施設群」
これは失念してた。
あれはつい先日の事。
大体この区域で敵組織の葬式が行われてたんでチャンスと言わんばかりにとりあえず爆破して沢山ぶっ飛ばした。
するとどういうことか一人の大人が出てきた。
その大人は半グレの武装をこの世から消した挙句にこう言ってきた。
“お前たちは全宗教の敵だ”
“風紀と公安それに祭祀局すらも敵に回した”
“宗教戦争がどうのこうの…”
「………」
宗次は考える。
俺はどうすればいい?
俺と言うよりも覇伝洲だ。
この先組織としてやっていけるのか?資金は?同盟は?
なによりも俺たちの敵はどれほどなんだ?
いつ襲撃されてもおかしくはないんだぞ
■海藤 宗次 >
そんな考えもよぎったが
「まーどうでもええわそんなん。」
鼻をほじりながらよぎった考えを一蹴。
ぶっちゃけどうでもいい。
過去は過去。
確かに粉はかけたという事実も認められんわけでもないしその後の風紀委員の部隊をバタバタなぎ倒したのはそれは確かに悪かったとは思ってる。
だが手加減くらいはして風紀には死者は出していない。
「そもそもあれくらいで目くじらは立てへん。」
考えを一蹴したあとは秋特有の冷たくも心地よい風を感じ道路を走る。
結局そのまま異邦人街は通り過ぎるだろう。
■海藤 宗次 >
異邦人街→学生居住区
時刻はお昼ごろ。
■海藤 宗次 > 学生居住区。
ハッキリ言って宗次からすれば居心地の悪いというか多分警戒されて、警戒して然るべき場所だろう。
ここはしっかりとした秩序があり、逆に言えば治安が良いからこそバイクも少しの間なら手放しても問題ない区域だ。
「まあ、ラーメン屋でもええけどコンビニで買ったおにぎりとかも乙やな。」
近くのコンビニでおにぎりやサンドイッチなど軽い物を買う。
すこし走らせて常世神社の近くまで止めて鳥居の下で食う。
夏は地獄だが今の時期はちょい暑いくらいか?
まあバイクに乗れば涼しくはなるだろうし
■海藤 宗次 >
学生居住区→未開拓地区~研究区
結構走るのでそろそろ夕方だ。
■海藤 宗次 >
未開発地区はハッキリ言ってあまり行く機会は無いし縁のない場所だ。
だがここから眺める夕日は格別。
しばらく夕焼けを眺めればあっという間に辺りが暗くなるだろう。
「おっと、せやった。やることあるんやった。」
陽が暮れて街に灯りがつくころ。
思い出したように宗次は手を叩いた。
バイクのエンジン音を鳴り響かせて向かうは研究区。
ここにはある人物がいる。
その人物とは宗次の背中の刺青はおろか覇伝洲の刺青能力者全員が世話になっている。
つまりその人物は彫り師。
元々は芸術方面で活躍し文字通り絵に効果を持たせる異能の芸術家。それが彫師となっている。
「ま、ちょいと削れてるし彫り直すだけや。おじゃましマンモス~」
芸術研究所と書かれた看板の近くにバイクを停める。
勿論鍵をかける。
最近何かと死んで背中の刺青が消費する機会が多い。
だから宗次は軽快な挨拶と共に扉を叩いて中に入るのだ。
■海藤 宗次 >
こうして宗次の平和な一日が終わりを迎えていく。
ご案内:「常世島環状道路:一般道」から海藤 宗次さんが去りました。