2024/10/30 のログ
ご案内:「菓祖祭 出店」に雪城 涼子さんが現れました。
■雪城 涼子 > 菓祖祭
それは、常世神社にて行われた合祀祭に連なる祭りである。
ハロウィンとは異なるが、時期が近いことも合わせて、商店ではあわせ技のように商売をすることが多い。
せっかくだから、と洋菓子店『ラ・ソレイユ』でも参加をすることになった。
店先でやってもいいのだが、お祭り気分、ということもあってささやかながら出店を出したのだが……
「あ、あの……これ、ちょっと……」
ハロウィン、ということでせっかくなのでコスプレも、となった。
パティシエも兼ねる涼子は、衣装にまで手が回らないので店員に任せていたのだが……
「す、スリットが、だいぶ……その……」
キョンシー、と聞いていた。
洋菓子店でキョンシー?とちょっと思わないでもなかったが、まあお祭りだし、と思って承諾した。
そうしたら、だいぶ際どいスリット……というより、もう横がガバっと開いているのが来た
「だいたん、すぎない……?」
■雪城 涼子 > 「いやいや、大丈夫ですよ涼子さん、いけますいけます!全然いけますって!」
そういってくるのは、衣装を選んできた女生徒である。
ノリもセンスもいい彼女なら、と思ったのだけれど……
いや、でも、イマドキの子はこんなものなのかな……
「そ、そう? でも、ちょっと布面積とか……」
「今どきのコスなんてこんなものですよ!ほら、お客さんも来てるし、ゴーゴー!」
「え、え? あ……」
そうして、店頭に立っていた
「……え、えっと……お祭りの日に、美味しい洋菓子はいかがですか……」
なんとなく、声が出しづらかった
ご案内:「菓祖祭 出店」に水仙 倫太郎さんが現れました。
■水仙 倫太郎 >
「菓祖祭、か……」
常世神社。祭りを楽しむ人々に紛れるは男倫太郎。
何でも凄い歴史ある祭り(倫太郎的要約)らしいので、
一応その道の端くれとして見に来た次第だ。
とは言え、こういうのは一般人から見れば文字通り祭り。
明るく楽しげな喧騒が実に微笑ましい。
「アイツを連れてきたいけど、来てくれっかなぁ……。
にしても、結構人も多いな。常世版ハロウィンって感じか?」
でもハロウィンはハロウィンでやってる。
こういうごちゃ混ぜ感がある種常世島らしい。
ふ、と口元に笑みを浮かべていると、視線の先にはとある女性。
随分と大胆なコスプレをしているちょっと儚い雰囲気のある少女…だと思う。
背丈とかあの童顔、どう見たって年下だ。
そうと決まれば迷いなく店頭に立つ彼女の前に歩み寄る。
「よ、なんだか困り事か?
祭りの中で縮こまってるからつい、な。
見知らぬレディ、その格好似合ってるぜ」
片手を上げ、気さくに声をかけた。
いかにもカッコつけた歯の浮いた台詞。
本人は内心"キマった"と思っている。何か得意気だ。
■雪城 涼子 >
「え、あ……」
お客さんが来てしまった
あいや、「しまった」はない。大事なお客様なんだから
それにしても、レディ、だなんて。
ちょっとかっこつけた感じ、微笑ましいかもしれない
「いらっしゃいませ。
困りごと、というほどのことじゃないですのでご安心を
まあ……ありがとうございます」
営業スマイル、というほどでもないけれど、気持ちを切り替えてご対応。
にっこりスマイル
流石に、服装が恥ずかしい、なんてお客様にいうのも……うーん
似合ってる、とか言われちゃったのでお礼も添えて
脇が隙間風でちょっと寒い感じ……うーん、やっぱり寒いって感じはあるんだな
「焼き菓子から生ケーキ、色々取り揃えております。
菓祖祭ですし。よろしければみていってください。」
■水仙 倫太郎 >
「ん?」
"いらっしゃいませ"。
何のことだと思ってよく見ると出店らしい。
洋菓子店『ラ・ソレイユ』。そう言えばとこログに乗ってたな。
確かに祭り事に乗じてっていうのは商売として真っ当だ。
おっと、と何処となくわざとらしく肩を竦めた。
「俺としたことが早とちりしちまったかな?
けど、麗しいレディが目に入っちまったんだ。
看板娘効果は抜群だな。笑顔も眩しいじゃねぇか」
やはり男たるもの女性は引き立ててこそだ。
このレディの扱いはバッチシに違いない。
内心ぐっ、とガッツポーズを取っている。
隠せればいいんだが、顔に"キマった"と出ているのが倫太郎だ。
「お、マジか。つーかとこログ星5の店だよな?
スッゲー興味ある!マジで色々あるな……あー、けど、
襲ってそんなに甘いもの得意じゃねぇよなぁ……部活の連中……」
「なぁ、これって犬も食えたりする?
部員にいんだよ、犬。こういうのってさぁ、
犬にまんま食わせたりするとマズいのあったりするからさ、念の為な?」
■雪城 涼子 > 「あ、いえいえ。
……というか、どう思ったんでしょうか……」
といいながらも、そういえば思い切りコスプレ姿だし、なにかと勘違いされたのかな……
うう、それはちょっと恥ずかしい……
それにしても先程から、格好つけた、というか満足げというか……不思議な表情をするなあ
またちょっと微笑ましい
「あ……あはは、そういえばそんなサイトが有りましたね。
ええ、はい、まあ……そうです。」
見ないほうがいい、と思いながらたまに見てしまう。
そうすると、厳しいコメントはともかく恥ずかしいコメントがあったりする。
照れくさい。
「あら、甘いものはお得意ではないですか?
ご安心ください。そういう方にもオススメの甘さ控えめのお菓子もありますよ?」
甘いどころかしょっぱいものまで用意してある。
お菓子、と言いながらもできることは色々あるのだ。
なんなら、オーブンを再利用して惣菜だって出来る。
「犬……ワンちゃん、ですか?
うーん……チョコレート系はダメですね。
カカオが身体に合いません。
そういう意味ではレモンも危ないので、チーズケーキ系もあまりオススメできません。
選ぶなら……そうですね、ショートケーキです。
ただ、どんなワンちゃんかにもよりますけれど、あまり一杯あげると健康に良くないのでご注意くださいね。」
■水仙 倫太郎 >
「ん?何か人混みに取り残されたキョンシーガール」
ありのままに答えるバカ正直。
実際言葉はともかく一切悪意はない。
そう見えた、困っているように見えたからこそ声を掛けたのだ。
倫太郎という男の人間性が良くも悪くもわかりやすく出ていた。
「便利だぜとこログ。良く活用してんだ。
確かにヘンなコメント書く奴もいるけど、
評価に嘘はねぇって思ってる。でなきゃ、祭りにゃ出れないだろ?」
こういう場所だからこそ、店の信用問題が出てくる。
そもそもそこで弾かれるような店なら、評価も散々だ。
意外とネット記事という奴は、侮れない。
「それに、アンタみたいな人がいるんだ。
きっといい店だってもうわかるぜ。店の顔だろ?
そこに立ってるってことはよ、滅多な奴には任せねぇさ」
に、と笑みを浮かべて。
「あー、や。俺はイケんだよな。好き嫌いないし。
俺の彼女がそんなに甘いものが得意じゃなくてよ。
こう、ラーメンとかが好きなタイプなんで、土産どうしようかなってよ」
此処であったのも何かの縁だ。
どうせなら彼女の店で買いたい。
うーん、と悩み顔で自身の顎を撫でる。
「そう、犬。部活動の部員の一人でさ……。
あ、俺常世学園占星術部の副部長やってる水仙倫太郎ってんだ。
宜しくな。あー……えっと。デッケェコーギーで……なんかツタが絡んでる」
こんぐらい、って両手を目一杯広げる。
実際デカい。凡そ85cm!
■雪城 涼子 >
「ひとごみにとりのこされたきょんしーがーる」
ガーン
そんな書き文字が背後に現れてそうなくらいのショックを受ける
そ、そんな感じだったんだ……
思わずがっくり肩を落とす
一瞬、色々ずり落ちるのでは?なんて恐ろしい想像がよぎってすぐに気を取り直す
「あー、うん……まあ、そう。そうですね。
まあ、その……信用できる中身も在るのはそうですね」
時折、変なコメントが紛れ込むのだけがちょっと……
やっぱり恥ずかしい
「いえいえ、人手不足、とまでいいませんけれど。
ただの、店員ですよ」
商品の紹介をするなら自分のほうがいいかな、と思ったりして立候補したのは確かだけれど。
そこまでしっかりしたことを考えたわけでもない
「なるほど、そういう感じですか……
そうであれば……例えば、どちらかというとしょっぱい感じの商品とかいかがでしょうか。
こちらは、チーズを練り込んだパイ。
こちらは、柚子胡椒を混ぜ込んだクッキー。
こちらは、七味唐辛子を合わせたクッキー。」
一つずつ取り出して並べて見せる
こういう思いつきみたいな商品でも色々やっていけるのが部活の強みだな、なんて思う
「もしくは、こちら。チョコレートケーキですが、ナッツと甘さ控えめのカカオのお陰で少し大人な感じの美味しさですよ?
なんでしたら、ご試食などいかがでしょうか?」
ついつい、色々売り込んでみせたりする。
まあでも、お店だしいいよね。
「85cm……」
なんと、自分の半分より大きい。それは立派な大きさだ。
「占星術部。占いですか? ロマンチックですね」
となると、あの格好つけた感じはそのへんから来てるのだろうか。
ロマンチストなのかな……?
「それにしても、それだけ大きければ、一口くらいは大丈夫でしょうね。
あんまり小さいワンちゃんだと多すぎたりしますし。
あとは、癖になりすぎても困っちゃいますからね?」
人間の甘いものの味を覚えると、中毒じみて癖になるとも聞く。
ほどほどが大事なのだ。
「あ、私は洋菓子『ラ・ソレイユ』の雪城涼子です。
オーナーも店長も私ではないですけれど……」
■水仙 倫太郎 >
あ、なんか色々ずり落ちそう。そんなにショックだったのか。
ちょっと悪いこと言ったかも、と申し訳無さに眉が垂れる。
「あ、わ、悪ぃ。そういうつもりで言ったんじゃねぇんだ。
気は落とさないでくれ。な?実際似合ってるからさ。マジで」
どうどう、と宥めておいた。
「だろ?つーか、別に肩書きは関係ねーじゃん。
店がアンタに任せたいってなって表出してんだ。
それが全てじゃね?だろ。後からでもついてくるモンだから胸張っていいと思うぜ」
どんな経緯であれ、店は彼女に任せた。
それが全て出し、役割をこなしているなら尚良し。
「現に、こうして一人釣れたしな」
へへ、と楽しげに笑った。
「お、おぉ……流石とこログ星5店。
マジで色々ありやがるな……え、それ美味いのか?」
パイはともかく柚子胡椒に七味と来たものだ。
クッキーと言えば甘いもののイメージなので、ちょっとビックリ。
寧ろそういう本来アリエなさそうな組み合わせだから興味が出る。
「お、そういうのもあんの?ビターな奴だよな。
んー、さっきのクッキーも合わせて試食とかしてもいいか?」
味覚にはそれなりに自信あり。
それに、折角彼女と仲間への土産になるんだ。
バッチシカッコ付けたいと思うのは男心。
「涼子だな。言ったろ?肩書きなんて関係ねーって。
にしても、そうか。デケェとある程度大丈夫なのか……。
……流石に犬用のケーキとか、そういうのは売ってたりは……?」
大丈夫と言っても人間の食べ物だ。
あんまり食べさせすぎるのも良くない。
犬とは言え大事な部員だ。土産一つで仲間はずれにはさせたくない。
そういう気兼ねが見え隠れしている。