2024/11/06 のログ
ご案内:「とある宝石店」に海藤 宗次さんが現れました。
海藤 宗次 >  
夜、寝静まった学生区のとある宝石店。
ここは学生向けの安価なアクセサリーからブルジョワ学生向けの高価な物まで幅広く取り揃えている。

そこからおよそ100mくらい離れたところにワゴン車
その中に宗次を含めた複数の闇バイト達がいた。

「はい、真面目な闇バイトさんたち~今夜はデカい仕事は入りましたわ。ほな張り切っていきまひょか。」

闇バイト達は好き好んでやってるわけではなく宗次に脅されてやっている感じだ。
まあ宗次も彼らの弱みを握ってるので体の良い傀儡。
いざという時には盾にすればいい、使い勝手の良い保険だ。

そんな彼らを指揮する立場にあるのでまずは宝石店に先行させる。

海藤 宗次 >  
宝石店ともなればセキュリティは完璧だ。
闇バイト達もこじ開けるための道具を持っているが所詮は素人に毛が生えた程度。
たとえ、こじ開けたとしても結局はその瞬間に警報が鳴り響き犯行が露見するのが関の山だ。

間もなく専用の道具でこじ開けるだろう。
そして警報は鳴り響く……はずだった

「鳴らへんよなぁ?おやおや~、故障かなぁ?」

わざとらしく少し離れた場所でほくそ笑むのはこの宗次という男だ。
実は最近から宝石店にバイトとして入って今日退職した。
退職するついでに警報に細工を仕込んだ。
だから非常ベルも鳴らないし警備も風紀も飛んでこない。
あるのはちょっと硬いガラスケースに包まれた宝石だけだ。

海藤 宗次 >  
ともすれば後は簡単だ。
事前にバイトとして目星はつけてあり、それをメモとして闇バイト達に渡したので手間取ることは少ないだろう。
硬そうなガラスケースをぶち破って、かっさらって終わり。
なんの危険もない簡単な仕事だ。

「まあ、俺ら怪盗団の側面もあるねん。怪盗って人を傷つけずにスマートに盗むねんな。ターゲットは富裕層一択で設けてる奴から金をせしめて…後でお金を分けるねんな。まあ、取り分は俺が7割やけどなぁガハハハ」

自らを怪盗を自称し、その割には信念もなくただ建前と言い訳を並べてるに過ぎない。
それらは聞く人間によっては激昂させるものだし本人も狙ってやってる。

そうこうしてるうちに突入した闇バイト達の宝石を盗む作業は終わったようだ。
何か危険があれば宗次だけ逃げるつもりだったが何もないようなので彼らを出迎えよう。

海藤 宗次 >  
後は宝石を貰って退散する。
今日の闇バイトは成功に終わったようだ。
次は落第街にでも出向くか?

まあ、この出来事は新聞やらで小さく見出しになるだろう。
そんな程度だし、もし事を大きくするのならば風紀委員に変装して圧力をかけてマスコミ操作だってしよう。

ご案内:「とある宝石店」から海藤 宗次さんが去りました。