2024/09/12 のログ
ご案内:「とあるオフィスビル」に海藤 宗次さんが現れました。
海藤 宗次 >  
とあるオフィスビル。
場所的には学生教職居住区と異邦人街と歓楽区の三つから近いところ。おまけに線路も通っている立地も良い場所だ。
そこにあるとある高いビル。
その会議室で重大な会議が行われていようとする。

「はい、ちゅうわけで報告は以上となっております。まとめますと…学園の潜入は引き続きやります、ギフター達に潜入して一個集まり壊滅させました、木曽山の姐さんのシノギで問題発生、対処に木曽山の姐さんにお任せしたいっちゅうことです。」

会議室には数人。
宗次はホワイトボードに書き込んだり資料をマグネットで貼ったりと色々と説明をした。

「まあ、収入(アガリ)は問題ないです。一応は黒字出しとります」

木曽山 清華 >  
「お手伝いってことはぁ~…その例の少女の対処でしょ~?うん、やるやる、アリ寄りのアリにゃん。がんばっちゃうニャン」

ソファに座っているのは木曽山の姐さん…本名は木曽山清華。
年齢で言えばこの場にいる誰よりも最年長だが語尾にニャンをつけたり仕草の一々がきわどかったり媚びてたりと…中々に痛い人物だ。
しかも大事な会議だというのにオモイカネを開いて自撮りだの加工だの呟いてたりだのやりたい放題。
彼女の机は資料などではなく化粧品などが散乱してる。

「つか、やるけど何、私がやりますよって勝手に決めてるワケ殺すよ?あ?」

急な媚びた声から一変。
ドスの聞いた低い声で宗次の首元に槍を突きつける。
どうもこの女、部下に色々押し付ける質だが、少しでも気に食わないとこのようにパワハラは当たり前らしい。
こんな酷い有様だが悪知恵は働くようでシノギでの稼ぎはぶっちぎりでトップだ。

火ノ宮 梓 >  
「まあまあ、宗次君も色んなお仕事や対処で忙しかったみたいですし、どうか収めてくれませんか?清華ちゃん。」

そんな一発触発な雰囲気でもニコニコと笑みを絶やさない着物の女性がいる。
その女性は腕どころか顔にも蜘蛛の巣の刺青があり、どうみてもカタギに見えないがそれにしたっては柔和な雰囲気だ。
この着物の女性こそ幹部序列2位の火ノ宮梓。
一見して穏健派で常識人に見える彼女だが半グレの幹部らしく倫理観はない。人は使い捨ての道具だと思っている人種で加えてその戦闘能力が異常極まりない。
そんな彼女から窘められれば流石の木曽山清華も矛を収めざる得ない。

「現在の状況を確認します。私たちの"トップ"は海外でメキシコカルテルと会合中。残った私達でしばらくの間組織を回していくことになります」

現在ボスは海外遠征。加えて幹部の一人もボスの護衛として付き添っている。
だからここにいる幹部は5人。
ああ、一人は寝ているから会議には役に立たないかも…まあ、彼は幹部序列1位だし、そもそも作戦会議など意味をなさない特大級の爆弾だから実質四人…

海藤 宗次 >  
「はぁ…土屋さんもおらんし地里さんもソファでお昼寝…実質女子会だなんて俺はついてへんで…」

苦労人宗次はソファでぐっすり寝てすくすく育つ幹部序列1位を尻目に会議を進める。
この場で喋れるのは5番手と3番手と2番手…全員女性や。
4番手は海外遠征中。助けてや。
だからかなり俺苦労すんねん…

「ほな、木曽山さん。例の少女は頼んます…アレ処刑配信すればワンチャンバズりますって」

そう、炊きつけた。
さてこれで対処は出来た。あとは木曽山の姉御相手にどこまで粘れるか見物だ。

そんなこんなで会議は進むが…
まあ、女子会に放り込まれた男なんぞどんな扱いされるか分かるやろ…?

ご案内:「とあるオフィスビル」から海藤 宗次さんが去りました。