2024/08/17 のログ
奥空 蒼 > 「ね、美味しいよねこれ。とりわけセットメニューは一通り欲しいものが全部そろってたし…
いやキミはセットも何も関係なく欲しいもの欲しいだけ喰いまくってたような…
んでもまあ…そういうものか。」

色んな種族がいるから。
私もそのいろんなのの一つ。

「はーーーーーーー」
「どいつもこいつも私にあれをしろこれをしろと…いいよいいよ、わかったよー」

やってる感。
やっぱそうだよな、うん…

「―――魚といえば。」

ひょいと湯呑を持ち上げる。

「土産に買ってあげよっか、折角だし。」
「湯呑もう一個頂戴ー」

3人いるんでしょ?って、声かける。
鮭とたこさんと、いかさんと。3つだけ面白デザインの湯呑を並べてあげてみよう。

「代わりに次は前より高ランクの奴から掃除手伝ってもらうかー。」
「つっても、キミはどうやってぶちのめすかと」
「次何するかーってのを前みたいに言うだけでいいよ」
「欲を言えば報告書の作成と分析データの作成その他執筆もしてほしいけど。」

冗談半分に笑ってお伝えして。

ナナ > 「セットってお得ですけど本当に満たされるには単品も網羅しないといけないと思うんですよ。」

限界まで欲望を開放したらこうなった
食欲、人が抗えないものの1つに

「有能な分サボってほしくないんでしょうね~
期待されてるんですよ、残念ながら。」

湯呑を見上げ、買ってあげるの声に目が輝く
実は割と気に入っていたのだ、蛸の湯呑

「いや~悪いなぁ。蒼さんにここまでされたら次回は頑張っちゃいますよ?私。」

続く言葉にはう゛ッ!と真顔になる
ただ、今度は倒す方法と演出を考えればいいらしい
それなら割と楽と言うより安全なのでは?

「流石に私報告書とかデータ解析とかは無理ですよ?
そういうのはイーリスにアルバイトで頼めば多分凄いのが出来ますよ。」

少なくとも機械の扱いは向こうが一級
どう凄くなるのかは分からないが、とにかくすごい事にはなると思う

奥空 蒼 > 「ふ、有能…期待…ね。」

決め顔である。褒められると嬉しいってのは人間も邪神も変わらない。
承認されて、評価されて、強いものと思われる―――それだけで生きていられる。

「ああ、頑張って頑張って、その為の前金みたいなものだからさ。
この間のお礼もあるけどね。」

「ああうん…そう…やっぱり?」

「あの子の奴凄いよねー。実は会った時に報告書、書いてくれたんだよね。
ゴミ処理に行ってたんだけど―――
…ま。あの子のお陰で仕事が一個増えたよ。」

嬉しくない。
私は楽にやってる感を演出したいのに…!
元はゴミ置き場を消し飛ばすだけだったのに…!

「刑事課あたりに流れてくれないかな~って思ってたけど、残念ながら、だね~。」

ナチュラルに他部署に仕事を流そうとしているあたり、根幹はダメな大人である。

ナナ > 「蒼さんサボるだけでめちゃくちゃ有能でしょ。」

それは確信
今までの言動を総合的に考えて、有能なサボり魔
それが破壊神に対する評価

「湯呑がお礼って聞くとなんだか可愛いですね、イーリス達どれがいいかなぁ。」

エルピスは無難に鮭な気がする
イーリスは自分と同じようにイカを気に入るかも?
蛸は渡さない!

「あ、一回試したんですね。
仕事が増えたんだ……そっかぁ…」

多分また何かイーリス伝説を残したらしい
この人が仕事を増やされるってどれだけ嫌だったんだろうと思うと少し笑えてしまう

「ま、まぁ私は適材適所で頑張りますよ。
蒼さんのお手伝いにはこんなご褒美も有るんだなって分かりましたし♪」

奥空 蒼 > 「そりゃあどうも。でも…
私みたいなのは真面目にやらないのが一番だよ。」

ちょっと褒めすぎでしょって思うけど、言われたら嬉しいからね。

「シャレてるでしょ?割と眺めてるだけで面白いからね。ここの名物でもある。
あと…宣伝も兼ねてるのかもね。神八屋って。」

最初に入ってきた時にあった暖簾、あるじゃないか。
あれと同じ模様と、このお店の名前が下の方に書いてあるのさ。

「あの子も頭が良いけれど、頭が良いお陰で―――
単なる超常危険物(ゴミ)掃除の筈が、ソレを用意した超常犯罪者(ゴミ)まで突き止めて報告書まで書いてくれたおかげで。
その犯人まで掃除することになったよ。
しかも殺すなと来たもんだ。」

まっ、元からその気はないけど。
然しこの子の言うとおり、あのレポートの能力はちょっと常軌を逸してるな。
助手に欲しい。

「機嫌よさげね…ふふ、それじゃあ、また今度も頼らせてもらうから。」
「愉快な恐怖の演出でも、考えておいて。さ、出ようか。」

席を立つ。

「お会計。」

手持ちの端末を掲げて、一言呟く。
魔術式電子決済、対応済みなんだ。
……祭祀とかでやってる式神とオモイカネ8の合わせ技の転用みたいなものらしい。
表示された金額を見て…

「うわ、……すっごいするなあ。
じゃ、―――またよろしく?ナナ」

ナナ > 「破壊神が真面目に仕事…確かにちょっと不安が有りますね?」

そもそも破壊神の仕事とは?
破壊で恐怖をまき散らすのならぜひニートになってもらいたい

「シャレてますね。
ほんと、美味しいし綺麗だし大満足ですよ。」

広めていいならこのお店の事は口コミの1人になって良い位には良かった
帰って湯呑と一緒に土産話をしないと

「お、それはそれは。やっぱイーリスやる時はやるんですね。」

なら褒められてしかるべき
いつかはやらないといけない相手まで炙り出したのなら流石である
イーリスの事を褒められるとなんだか嬉しくなる
褒められていないけど活躍を聞いたって嬉しくなる

「そりゃいいですよ。たくさんの美味しいごはんにお土産までもらえるんですから♪」

今後の参考のためにお会計の金額を見ておく
見た後に見なければよかったと思いつつ店を出ればまだ蒸し暑いがそれでも少し過ごしやすい夜風

「それじゃ蒼さんご馳走様でした。
何かあればいつでもメッセージ下さいね。

あ、イーリスとエルピスにもちゃんと話しときます。」

湯呑が入った袋を掲げてぺこりとお辞儀
のんびり上機嫌に家路につく

奥空 蒼 > 「あっはは、キッツいこと言うけどココじゃあ嬉しそうにしてる~。そんなにかあ…」

そういわれると、こちらも連れて来たかいもあるものだ。

「うん、また何かあったら、お伝えするからさ。
それじゃあ、キミも何かあったら言いな。」

「日頃は、ゴミ処理係の部屋でゲーム片手に菓子つまんで、
のんびりさぼるのが日課だから。大体いつでも返事できると思うよ。」

あまりにも酷い職務態度を悪びれもせずに告げた。

「うん、同居人のお二人にも、よろしく―――それじゃあ、またね。」



店の外で別れを告げてから、ちょっと暖簾の方へ向き直って呟いた。

「"美味しいし綺麗だし、大満足"だってさ。」
「良かったじゃん?」
「もしまたあの子ら来たら、良くしてやってよ。」

それに応える如く、ひゅう、と、暖簾に暖かな海風が吹いた。

ご案内:「異邦人街/海鮮レストラン『神八屋』」から奥空 蒼さんが去りました。
ご案内:「異邦人街/海鮮レストラン『神八屋』」からナナさんが去りました。