※注意! この部屋の存在によって、性行為描写・極端なグロテスク、猟奇表現などを含むロールを積極的に肯定・推奨するものではありません!
性行為描写(いわゆるエロール)のみを目的としたキャラクター、性行為描写をメインの目的とするキャラクターの登録はご遠慮いただきます!
この部屋では、ある程度性的に過激な描写(いわゆるエロールなど)、苦手な人がいるような残虐・グロテスク表現を伴うロールを行うことができます。そのような描写が苦手な方はご注意ください。
この部屋はフリールームです。基本的に、常世島島内でのロールを行っていただくためのものになります。
島内であるならばどの地区、場所でも構いません。ご自由に設定してください。
待ち合わせ以外にも、通常通り使うことも可能です。絶対にこの場では過激な描写を行わなければならないというわけではありません。行うこともできる、という部屋です。
残虐描写・グロテスク表現・性的な描写など、過激な描写に関しましては苦手な方もいらっしゃいます。
その配慮としてこの部屋を設けております。ご理解いただければ幸いです。
どこまでが通常の部屋でしてはならないのか、という定義については申し上げられません。ご自身での判断をお願いします。
規約にもありますように、相手PLの許可なく無理矢理そういったロールに巻き込もうとするような行為は禁止です。
PCがどうであれ、あくまでPL同士の合意の上で、そういったロールは行われるものです。
問題が起こらないよう、十分なご注意・配慮をお願いします。
また、当サイトは性行為描写を伴うロール中心のサイトではありません。
いわゆる日常ロール、戦闘ロールなどが基本のサイトとなります。
その点をご理解したうえでのご利用をお願いします。
参加者(0):ROM(1)
Time:02:26:47 更新
ご案内:「落第街の一角」から夜見河 劫さんが去りました。
■夜見河 劫 >
そうして、のたりのたりと若者が歩き去っていけば、
後に残るはぶちのめされて「潰れた」チンピラ一人。
それも、その内駆けつけた風紀委員辺りにしょっ引かれていく事だろう。
これも、落第街の日常。そのひとつ。
■夜見河 劫 >
きっかけ自体は、些細な事だった。
ゴロツキが因縁をつけて来たんだか、自分から因縁をつけたんだか。
その辺は覚えていないし、正直どうでもいい。
そこから売り言葉に買い言葉で、殴り合いになるのは「当たり前」の流れ。
「……一人しか引っ掛からなかったから、なるべく長引かせたかったんだがなぁ。」
無気力な声が思わず漏れて出る。
相手の方はどうだったか分からないが、若者にとっては「その時間」が最高の時間だった。
殴られるのはいい。殴るのはもっといい。痛みがあればあるほど、とてもいい。
「自分が今生きている」という実感を、これ以上なく感じ取れる。
だから、なるべく長引かせて楽しみたかった。
それに相手は善良な一般生徒ではなく、すぐに牙剥くゴロツキの類。
良心、なんてものが自分にあるとは思っていないが、相手は選んだ方が後々面倒じゃない。
何より血の気の多い奴の方が、長く楽しめる。
だから、正直この時間は物足りなかった。
もうちょっとは楽しめるかと思ったのに、落ちるのが早い。
「……今日は日が悪かったかな…。」
気力の無い声でぼやきながら、ブレザーの若者は軽く鼻を押さえ、鼻から空気を出す。
痛みと一緒に溜まっていたらしい血が押し出されて軽く飛び散ったが、潰れていた鼻はしっかり元通りだ。
拳に目を向け、軽く拭う。
少し血で汚れているが、もう破れた皮膚は塞がっている。
「………。」
殴られて負ったと思う怪我も、ほぼ治っている。
異能のお陰でいちいち病院に通わなくてもいいのだけは、本当に助かる。
「……おかわりは、いないか…。」
ぼそり、と呟き、周囲に目を向ける。
殴り合いを始めた頃は、もう2~3人くらい、周りで囃し立ててた奴等が居た筈だが。
まあ、あのくらいで逃げるような相手じゃ、碌に楽しめずに潰していたような気もする。
「……風紀が来たら嫌だし、帰るか。」
億劫そうに立ち上がり、血塗れで気持ちの悪い包帯を顔から解いてそこらに投げ捨てる。
何処に帰ろうか。
……昨日使った廃屋にするか。
すっかり働きが悪くなった頭でそんな事を考える。
■夜見河 劫 >
派手にぶっ倒れたゴロツキの襟元を掴み、若者はぐらんぐらんとその頭を揺さぶりにかかる。
「何ネンネしてる! タマぁ付いてんのか! とっとと起きろ!」
酷い罵声を浴びせながら暫く揺さぶるが、起きる様子はない。
どうやら、完全に気を失ったらしい。
それを確かめると、ブレザーの若者はあからさまな失望と、火の消えたような雰囲気で、
チンピラを地面に放り出す。
「……クソ、つまんね。」
口に出したら、嫌でもその感触が来る。
さっきまでは全身が燃え上がるような高揚感があったのに、それがまるで
水を思い切りぶっかけられたように、綺麗さっぱり消えてなくなる感触。
「……面白くねぇ…。」
ひどい脱力感と、鼻の辺りの不快さ、それに拳の痛みが余計に強くなったように感じる。
確かめてみたら、返り血だけではない。
拳の方からも、皮膚が少し破れて血が流れていた。
「…………。」
それを目にすると、まるで血と一緒に、ほんの僅かな余熱が失われていく感触を感じる。
つい今しがたまでの「最高」が、たちまちに「無」へ塗り替わっていく不快感。
そして、それが止まらない事への小さな苛立ち。
「……つまんね。」
もう一言、愚痴じみた言葉を吐く。
そこから、ずるずると体を引っ張るように歩き、そこらの建物の壁に身体を預けるように座り込む。
■夜見河 劫 >
落第街の一角。
特に物騒なその区画で、何かを殴る鈍い音が散発的に響く。
「っは、ははは、ハハハハハハハ――!!」
ネジが飛んだような笑い声を上げながら拳を振るっているのは、顔を包帯巻きにしたブレザー姿の若者。
そのブレザーも所々が破れたりほつれたり、あるいは返り血で、酷い有様である。
「おらどうした、そんなへっぴり腰じゃ人一人潰せねぇ――がっは…!」
殴り合っている相手…服装からしてゴロツキの類から強かに殴られ、ぐしゃ、と音がする。
鼻か、その辺りが潰れたか。鼻出血で聊かの不快感と、それ以上の替え難い感覚を感じる。
「訂正してやる…ちっとは腰が入ってるようだ、なっ!!」
仕返し、とばかりに今度は若者の方が思い切り相手の鼻柱に向かってのストレート。
ぐちゃ、と、今度は粘性の高めな音が相手の顔から聞こえて来た。
同時に拳に少し痛み。
(力が入り過ぎたか…これは骨まで行ったな。
ま……どうでもいい!)
更に逆の拳を振るい、今度は顎に向けての打ち上げ。
がつ、と手ごたえのある音と感触が伝わる。
そして、顎に強烈な一撃を喰らったゴロツキは、鼻と口から血を垂れ流し、硬い地面に倒れる――。
ご案内:「落第街の一角」に夜見河 劫さんが現れました。
ご案内:「追想~【十年前の冬】~」から切人さんが去りました。
■切人 >
―—後に【凶刃】と忌まわれ、或る死闘にて片目と刃を断たれるまで続く、殺戮刃の軌跡。
■切人 > この世界は二つに一つ――斬れるか、そうでないか。
少年の世界はそれだけで区別されていて、後は全部ただのオマケでしかない。
…余分なモノなんていらない、ただ斬りたい、それだけ。
喧騒が近づいてくる――風紀の死体から奪い取ったばかりの刃を緩やかに握り直す。
―—来いよ有象無象、来いよ世界。片っ端から斬り殺してやる。
切る人はただそうして振るわれるのみ。己すら斬り捨てるソレには自我すら必要ないのかもしれない。
■切人 > 「―――!」
目に留まった刀。風紀委員の誰かの持ち物だろう。丁度いいので、錆刀はそのまま放置してその刀を拾い上げる。
軽く二度、三度と振って確認してから抜き身のまま肩に担ぐ…鞘なんていらない。
武器に愛着は無い――壊れたら次を、無ければ己自身を刃として。ただ、斬って切って伐って――…
…その果てに、荒涼とした世界に例え己一人だけになってしまったとしても。
最後は自分自身を斬って終わる末路。が見えていても。
「―――?」
向こうから騒がしい音が聞こえる。どうやら風紀の応援か何かが来たらしい。
…逃げる……までもない。向かってくるなら全部斬り殺すまでだ。
■切人 > ゆっくりと吐き出す息は白く細い。錆びた刀を肩に担ぎ、鬱蒼とした暗闇の隙間から見上げる寒空。
「―――■■■■。」
掠れた声が何かを呟いて。人語とも獣の唸りにも似たそれの意味は誰にも分からず聞こえやしない。
…動く気配。どうやら生き残りが居たらしい。刃を担いだまま、コートの裾を引き摺るようにソイツへ足を向ける。
『…ぅ…ゴホッ…て、てめ…ぇ…何モン…だ、このクソガキ…何が目て――ぁ。』
煩いので、右足でソイツの頭を踏み潰した。それだけで破裂した生き残りの誰かの頭が赤い花を雪に咲かせる。
―—何者?そんな事はどうでもいい。目的?…ただ斬りたいだけだ。全部を、片っ端から。
その欲求に従って斬っただけだ。恨みも区別も無い。彼の刃はただ鏖殺するだけ…例外は無い。
飛び散った鮮血であちこち黒い染みとなった襤褸とコートを一瞥し、担いでいた錆刀を地面に突き刺す。
纏っていたコートや襤褸の衣服を脱ぎ棄てて、死体からなるべくマシそうな衣服を奪い取り身に付ける。
■切人 > ――白い積雪が真紅に染まる。振り抜いた歪な刃がまた一つ首を落とす。
「――…。」
襤褸寸前の衣服に、丈の全く合っていない裾が擦り切れた黒いコートを羽織る少年。
振り抜いた右手の刃は、刃毀れと錆で既に使い物にならない有様——なのに。
―一つ、二つ、三つ四つ、そして五つ。少年が無造作に刃を振り抜く度に誰かの首が落ちる。
その場から全く動かず、ただ刃を振り抜くだけで呆気無く死が訪れる。慈悲は無い。
「……■■■。」
掠れた呟きは冬の寒空に掻き消える。背後から迫る誰かを、振り向きもせずに斬り捨てる。
既に周囲は死屍累々…入り乱れたそれらは、片や風紀の衣服を纏い、片や不揃いの衣装。
―—珍しくも無い、風紀委員会と違反組織の激突。その最中に突然割り込んだ浮浪者のような少年が。
善悪区別無く、面識も無く、憎悪も怨嗟も何もなく、ただ”斬りたい”という己の業に従って。
―—結果、生き残りは少年のみ。それ以外の全員が首や胴を断たれ、雪を血に染め斃れている。
「――――…。」
動くモノはもう無い。斬れそうなモノは居ない。…つまらない。まだまだ斬り足りないのに。
ご案内:「追想~【十年前の冬】~」に切人さんが現れました。
ご案内:「落第街 ■区」から出雲寺 洟弦さんが去りました。
ご案内:「落第街 ■区」から九耀 湧梧さんが去りました。