2024/10/08 のログ
ご案内:「常世学園 施術室」におこんさんが現れました。
ご案内:「常世学園 施術室」に黒羽 瑠音さんが現れました。
■おこん > 「とうとう約束を果たす時が来たのう…。」
おこんはつぶやき、生徒の方へと向き直る。
「おぬしに尻尾を梳いてもらう、その時が!!!!」
そう、ここは施術室である。
マッサージや整体などを行うために使用するための場所なのだ。
今日はおこんが教師の権限で予約していたのだった。
「色々あるでのう、おぬしがいい感じにワシを保定できるように使ってくれて構わぬ。」
手頃なクッションや台、マットを指差して、生徒に呼びかける。
あの夏の暑い日…職員室でビニールプールに使っていた時に交わした約束。
それが本日果たされる『尻尾梳き放題』なのだ。
9本の尻尾を丁寧に梳いてもらう…考えただけでよだれが出る。
人間でいえば髪を切ってもらったり、それこそ体をほぐしてもらったり…。
そういった心地よさがあるのだ。
■黒羽 瑠音 >
「ふふふ」
こくりと頷いて、バッグの中を確認する
「ええ、お待たせしました、そしてお任せくださいおこん先生…!」
ぐっ、と握りこぶしを作って頷く私、そう、今こそデパートで買った諸々を役立てる時!
とはいえ、こんな部屋まで借りて貰える何て思わなかったけど、これは責任重大だぁ……
「それじゃ、早速準備しますね!えーと、台……よりもマットですかね、よいしょ、っと」
「あ、取りあえずこれでも飲んで待っててください」
マットを敷いてうつ伏せになってもらうように頼む
諸々の道具を取り出して状態を確認しつつ、先生に渡すのは「ちるとこよ」
そう、チルアウト用ドリンク!マッサージとはちょっと違うけど、尻尾ケアも多分似たようなものだよね
尻尾ケア前にリラックスしてもらって、効果を最大限に高めようという魂胆だ
「櫛よーし、ブラシよーし、保湿ケア用品よーし……… よし、これでオッケーです!」
おこん先生が飲み物を飲み終えて、マットにうつ伏せになってもらった頃には私も準備完了になっている、って訳です!
■おこん > 「おお、飲み物か、ありがたいのう! 『ちるとこよ』…。
ワシこういうのいっつもゲーミングのやつしか飲まんのじゃが、
これで本当にチル感でるのかのう?テアニンとか入っとるのかな…。」
両手でドリンクを受け取って、ちびちび飲む。 彼女の準備が終わる頃には
きれいに飲み干して、マットの上にぺたーっとうつ伏せになった。
「おお、準備万端といったところじゃな…気合が入っておる…!」
準備をばっちりと整えているとばかりに色々な装備を出してくれる彼女を横目に眺めながら、
9本の尻尾を立ててゆらゆらと動かしてみせた。
「おーし、ちょうどチルってきたんじゃよ!よろしく頼む!」
ふんすと鼻を鳴らしてから、彼女に目でアピール。
「おぬしなら丁寧にやってくれるじゃろうし、細かい注文は不要じゃろう。
どーんとやっておくれ!頼んだぞ!」
とはいえ、ここまで丁寧に準備を整えてというのは初めてだ。
ちょっとドキドキする。
■黒羽 瑠音 >
「どうでしょう、こういうのってあれです… プラシーボ?が大事らしいですし、気持ちから入るのも必要かなって」
「でもゲーミング?なのは飲むんですね、結構ゲームもするんですか?私、メタラグならよくやるんですけど…」
雑談しつつ、うつぶせになってくれたおこん先生の尻尾を眺める、相変わらずよく揺れている
魅惑の尻尾にそのまま抱き着きたくなるけれど、今日はお手入れのためにやってきたんだよねっ
頬をぱんぱん、として気合を入れ直し……まずは
「じゃあ、まずは今の尻尾の状態を触診しちゃいますね!そーっと……」
荒めの櫛をゆっくりと通しながら、手でそっと九尾の一本一本に触れていって、今日のコンディションを確かめていく
触れていてわかったけど、おこん先生の尻尾って一本一本微妙に振れ心地が違うんだよね、多分生え際が関係してるのかな
具体的には中央に行くにしたがってちょっとだけしっかりした毛並みになるというか……まぁ、何となくなんだけど
「よし、それじゃあ外側の尻尾からやっていきますね、気になる事があったら言ってくださいね!」
とはいえ、状態を確認すれば、まずは一番外側の尻尾を一本手に取って、軽く撫でるようにしながら始めるよ、と声をかけました
■おこん > 「実際のところ、きちんと薬効成分があるからチルったりあがったりするわけじゃからのう。
おお、ワシがするゲームか? むかしむかしのゲームばっかりじゃよ。
メタラグはのう。おぬしらが生まれる少し前に起きた第0プラント懲罰事件があってな。
電脳虚数空間突入艇をベースに…ありゃ、別のゲームだったかのう?」
ちょっとチルりすぎて目尻が下がってきたし、告げる内容もちょっと胡乱だった。
小首をかしげつつ、自分の腕を顎の下にしくような形で相手の手を待つ。
「おお、おおーぅ……。うむ、うむ…。 心地よい…。
ただ梳くだけではないんじゃよな、お主の手つきはなー。 まったく見事なものじゃよ。」
細い指と櫛が、尻尾の状態を確かめるように動く。小さく声を上げ、
その後満足げにため息をついた。 尻尾は嬉しそうにゆらゆらと動いて、
相手の目を引き付けてしまうかもしれない。
「うむ、頼んだんじゃよ。一本目か…ん、っふーっ……。」
ゆっくり深呼吸。 生徒が厚意から尻尾のメンテナンスをしてくれるのだ。
情けない姿を晒すわけにもいくまい。ちょっとだけ気合を入れ直した。
■黒羽 瑠音 >
「目に見えないのにちゃんと体のためになるのって、当たり前だけどちょっと不思議な感じしますよね
第0プラント?何か都市伝説で聞いたことがあるような、無いような……」
先生の話を聞きながら、尻尾の先に軽く霧吹きで水を吹き、湿らせてから、まずはブラシを通していく
毛並みにそって柔く梳きいれる之は、尻尾や毛並みの立派な亜人の人たちように用意された専用品、らしい
私でもお小遣いを貯めて買えるくらいの値段だけれど、これで中々評判がいいんだとか
毛並みに沿ってブラシをいれて、尻尾に僅かな汚れがあれば梳きとり、枝毛や絡まりも丁寧にとっていく
湿らせた尻尾を片手に乗せて心地よい重さと手触りを楽しめるのは役得というものだよね
「よいしょ、っと…… ブラシの次は、櫛をいれていきますからね」
そうして丁寧にブラシを通した後は、今度は櫛(コームとも言うらしい)を手に取る
ブラシの役割は絡まりをとったり、艶を活かすためなら、櫛は繊細に整えていく事が仕事なんだって
ブラシだとざっくりとしか整えられなかった、根元から毛先に向けての美しい流線の形を丁寧に、丁寧に整えていく
「よし、ここで……」
そこで取り出すのは、尻尾の手入れ用ローション、これを少しずつ、少しずつ尻尾に塗り付けて梳くと共にしみ込ませる
こうする事でゴミがつきづらくなって、最高のコンディションを長く維持する事が出来るようになる、らしい
私としても初めての事ばかりだし、先生が楽しんでくれているといいんだけど、と此処で一度先生の表情を見てみようかな?
■おこん > 「メタラグに関係ない話だったかもしれん。ここ最近は、とみに一日の情報量が増えておってな…。
覚えるのも難儀するからのう。 おおー…これは、なかなか…いい…!」
おっとりした調子で相手に答えながら、尻尾にブラシをかけてもらう心地よさに
目を細めて満足げな表情。徐々に、そして確実に体から力が抜けkていった。
さらさらと微かな音とともにブラシが動き、尻尾に心地よさが広がっていく。
「ウム…。櫛はなかなか、ん”ん”…!!」
反射的に自分の手を噛み、声を殺した。
ブラシのようなさっくり感と違い、細い歯を持つ櫛が、文字通り繊細に
毛の一本一本をなぞり、整えていく。 それを彼女の繊細な手つきで行うのだ。
心地よさは遥かに想定を超えていた。 必死に息を押し殺し、
震えを抑え込みながら、彼女の手が止まるときを持つ。
彼女の手が動くたびに、頭の中に満ちた白桃色がどんどんと色を濃くしていった。
「っふ”ーっ、ふ…うぅ……っ…!」
一度相手の手が止んだところで急いで呼吸。
何でもないとばかりに相手に微笑みかける。
「――――――っ♡」
ローションを優しく揉み込まれる。毛の一本一本の付け根から先端までが
感覚を取り戻し、櫛の動きがすべてダイレクトに神経を甘くなぞっていった。
「…お、おぬし…腕前っ…見事じゃな! あ、あれかあ? どこかで学んだのか?
さすがのワシも心地よさにとろけてしまいそうじゃ…。」
平静を装って彼女に語りかける。 とろけてしまいそうなので、
手加減をしてほしい…そんな思いだったが、今の状況で褒めたら
もっと気合を入れて梳ってくれることはあんまり考えていなかった。
■黒羽 瑠音 >
「買った時に店員さんにアドバイスを貰ったりはしましたねー
そうですか?ふふ、なら、もっともっと張り切っちゃいますね!」
おこん先生のリラックスした表情を見て、喜んでくれてる事が確信できた
よし、私の腕も捨てたもんじゃないね!えへへ……っと、最後までちゃんと気合をいれていかないと!
そのまま根元の絡まりまで、絡みとり用のスリッカーブラシ等も駆使して手を入れていく
こういった根元の所は自分では綺麗にしづらいから、特に丁寧にやってあげて欲しい、らしい
ふわり、と鼻先をくすぐる先生の匂いに、何だかくすぐったい気持ちが湧きつつ、そっと指先で根元の毛束を撫でるように
そのまま一本一本……は流石に難しいけれど、気持ちとしてはそんな感じで解していくのです
「もうちょっとですよ~~~、先生、尻尾つやつやで、とっても立派です♪」
心からの賛辞を述べながら、最後の仕上げにウェットタイプのシートで表面に残ったローションを軽く拭いとる
かくして出来上がった艶やかに仕上がった尻尾を、手鏡でおこん先生に見せてあげよう
「どうですか?こんな感じに仕上がりましたけど……」
他の8本の尻尾と比べて明らかに色つやが変わっている、と思う、おこん先生は気に入ってくれたかな?
■おこん > 「う、うむ?うむ?これ以上の張り切りは究極ハリキリグルーミングじゃよ!?
まっ―――――♡」
櫛の感覚にようやく馴染んで来たところで、スリッカーブラシ。
予測をかいくぐり、”丁寧に”ブラッシングされると、腰がぴくぴく震える。
根本から丁寧に丁寧に、そして先端に至るまで入念な手つきで櫛を入れられると、
小さく震えていた体がしまいにはおとなしくなっていった…。
「お、お”ぉ……♡? わし、どうなっ……あぁー…♡」
意識すらとろけてしまいそうな中、手鏡で自分の尻尾を見せてもらって、
うっとりとため息をつく。
ぴかぴかに磨き上げられ、丁寧に毛艶と毛並みを整えられた、ふわふわの大きな尻尾。
他の8本とは全く異なる、文字通り”美しい”それに、思わず唸り声を上げた。
「…ワシの尻尾が、すっごい可愛くきれいにしてもらっておる…。
す、すっごいのう…。たとえ愛されてるペットでも、
ここまで丁寧に櫛を入れた毛並みにはならぬぞ…! ちょっと興奮するのう!」
荒い息をつきながら相手の言葉に率直な称賛を返す。
自分の尻尾であるからこそ、それを最大限にまで美しく仕上げた
彼女の腕前に舌を巻いた。
■黒羽 瑠音 >
「えへへ……そこはもう、先生のために練習しましたから!」
先生に対して私でも役立てる事があるって事が、とっても嬉しいのは言うまでも無くて
それにこんな反応を見ていると、もっともっとよろこんでほしくなるのは当然だよね?
「ふふ、最後にリボンとか巻いても可愛いかもですね♪それじゃあ……」
まずは一本、そこから手を離して、次の尻尾に手をかける
「残り8本、やっていきますね!ちなみにですけど……やっぱり、先生の尻尾
中央に近い程、絡まりや汚れが多いみたいです、洗いにくそうですしね、だから……
まずは外側からじっくり、内側はしっかり……それ用に櫛の粗さも調整できるようにしてきましたから!」
ブラシもスリッカーブラシも、そして櫛も、それぞれ数種用意してある、まとめ買いしたやつだ
……セットで3割引きという響きに釣られちゃったのは秘密です、うん、ああいう言葉に人は弱いんだなぁって
「一本目で『要領』は掴めたと思うので、次はもっと気持ちよーくできると思います、期待してくださいね!」
そういって二本目へと視線と、集中を移していく、此処からも、いや、此処からも全力投球だ
私と先生の尻尾のタイマン勝負、9人抜きならぬ、9本抜きをしなきゃならないんだから、気合をいれていかなきゃね!
■おこん > 「ワシのために…!?」
そんなふうに言われて嬉しくない人はいない。
尻尾がふわっと広がり、喜びにゆらゆらと揺れ動く。
瞳をうるませたその様は、愛玩してもらって幸せなペットのそれに似ていた。
「そ、そうじゃな…リボンとかも悪くはないな。でもこっとワシには可愛すぎるていうか、あっ。」
照れている最中に、彼女のてが2本めの尻尾にかかる。
気付いた。
「あっ、っ…そ、そうではあるが、あの。 ワシもな?あの…その、
あっ、あれじゃ!揉み返しちゅうてな、いっぺんにマッサージすると反動がすごいんじゃ。
じゃから、その、一気にやりゅ、と…わし、おかしくなるからあ……」
喜びと恐怖が入り混じった表情で彼女に必死に訴えかける。
慣れていない一本であの心地よさだった。それがあと8回…。
しかもあと7回の学習を残しているということである。
到底耐えられるような気持ちよさではない。
「あっ、あっ…ぁ……♡」
彼女の目線が2本めの尻尾に注がれる。小さな声をあげ、
ぶるりと体を震わせてからそっと顔を伏せて、しっかりと自分の指を噛んだ。
せめて声が漏れないように。彼女がびっくりしないように。
■黒羽 瑠音 >
「またまた、それに、一度にやらないと『次』にやるタイミングもずれちゃいますから
どうあっても今日中には全部終わらせるつもりでいくので、任せてください!」
ゆらゆらと嬉しそうに尻尾を動かすおこん先生、こっちも何度かぽかぽかしてきちゃう
可愛すぎる、だなんていうけど……先生には失礼かもしれないけど、既に十分『可愛すぎる』だなんて思ってたり
「リラックス、していいですからね、確かこの部屋って防音もしっかりしてるんですよね?
私も初めてマッサージ受けた時、『うぁ~~』って変な声出たりしちゃいましたし、笑ったりしませんよ」
何て一応声をかけつつ、ブラシをかけていく、細かなゴミや枝毛、そして絡まりを一つ一つ解決していく楽しみ
それが延々と続くのがこんなに楽しい何て、ある意味天職に出会えた気持だった
「ふふっ…」
思わず声が漏れる、之が後8本も楽しめるなんて、お小遣いの残りを使った甲斐があったかも!
「取りあえず3本ごとに5分だけ休憩しましょうか、水分もしっかり取った方がいいですし」
何て一応声もかけつつ、後はただ、尻尾と真剣に向き合うのだ
さわ… さわ… すっ……すぅ……
感触を確かめる手の動きと、梳いていく櫛やブラシの小さな音だけが、私が発する音になる
■おこん > 「ひ、ひぃぃん…」
情けない声がでた。 不敵なおこんが恐れていた。
性を啜る存在ではあるが、快楽を啜る存在ではない。
もちろん人間よりは快楽に強いが、さりとて無敵でもないのだ。
「そうじゃ、助けを…防音、うん、そうじゃな…。
い、いや、ワシは変な声あげるから!!ん”お”お”みたいなの出ちゃうから…!!」
明るく『わたしもありますよ~』みたいなトーンで言われたけど絶対違う。
首を弱々しく横に振るけれど、最早蟷螂の斧だった。
「んぃ―――っ♡」
思わず声が漏れる。 無意識のうちに腰を浮かせ、ぴくぴくと小さく震わせながら、
甘い快楽に打ち震えた。 彼女は一本一本の尻尾を丁寧に触っているのだが、
それらが集まる尻尾の付け根は触られた感覚が束ねられたままなのだ。
「っふーっ、う”ぅっ♡ んんっ…っふ、っはーっ、はぁっ……うん……♡」
相手の呼びかけに素直に頷く姿は、ロリババアでも教師でもない、
外見通りの幼い狐の女の子のように従順なものだった。
最早取り繕う余裕すらないのである。
「んんっ♡ ……はぁ…あ、ぁっ♡」
ブラシが尻尾を梳るたびに、浮いた腰がぴくぴく跳ねる。
最早隠そうにも隠せない、高い甘い声をこぼしながら、
優しい丁寧な手つきに支配されるがままになった。
■黒羽 瑠音 >
「はい、二本目終わりです、次は三本目ですね」
先生が気持ちよさそうな声を上げている、何だかちょっと語尾に♡がついてる気がするけど
まぁ気のせいだよね、ただ尻尾を綺麗にしているだけだし……でも、あんまり大げさにされると私もちょっとだけ…
「先生、出来ればじっとしててくださいね?」
腰を浮かせる先生の尻尾をそっと撫でながら、膝の上に尻尾を乗せて
「よし、じゃあここからは……両手でも行きましょう」
膝で尻尾を枕しながら三本目に取り掛かる、あんまり時間をかけすぎて、借りれる時間を超過しても不味いもんね
指で絡まりを解す部分をつつ、と確認しながら、ブラシと櫛を使い分ける、霧吹きでしっとりとした尻尾が一度ほつれ
そしてまた一つにまとまり、ローションで艶を出されていく姿
何だろう、胸に充実感が集まっていくのを感じる、何だか熱くなってきちゃったかも
上着を脱ぎたくなりそうな気持をぐっと抑えつつ、先生の喜びの声をささやかに聞いているけど
「変な声じゃないですよ?とっても可愛い声です、もっと聴きたいかも!」
取りあえずフォローはしておかないとね、んおお、なんて変な声はあげてないもん
寧ろ、先生って事を知らなかったら、可愛い女の子の声としか思えないくらいにはね
■おこん > 「2本目、おわった…3本目……」
尻尾から背中、そして頭がまさしくふわふわとろとろに
ほぐされていくような感覚。
体に力が入らない中、甘い声色で呟く。
「っひぅ…は、はい…。」
あまりに大人しく相手の指示に従ってしまった。
尻尾を握られているからではなく、もっと自然な…
『グルーミングをするもの/されるもの』という関係に
無意識の撃ちに従ってしまったのだ。
「両手!? 待つんじゃよ話せばわかるんじゃよ!!
今までだってワシ声を我慢してたのに、や、やだぁ♡
ワシが、しっぽがぁ♡ っふ、うぅ――っ♡」
先ほどのような、確認しながらの動きではない。
しっかり把握しての、両手での的確かつ丁寧な動きは、
瀬戸際の状態にあるおこんには強烈過ぎた。
高く愛らしい声を上げながらも、指示によって体を動かせない。
3本目の尻尾の汚れが取り払われ、ブラシをかけられ、さらにローションを丁寧んい擦り込まれる…。
頭の中を覆うピンク色の気配に情けない声を上げながらも、
けっして逃げ出したり抵抗したりひあしなかった。
■黒羽 瑠音 >
「よし、と……」
ややあって三本目を終わらせて、おこん先生の様子を見る、私もちょっと汗かいちゃったかも
額を拭うようにしながら見れば、ふわーっとした顔の先生の姿が見えた、ちょっと休憩のし時かな?
「お疲れ様です先生、取りあえず三本終わったので少しだけ休憩しましょうか、ずっと同じ姿勢でも疲れますし」
そういって先生にお茶を差し出しつつ、自分でも水分補給
「辛い所とか、違和感はないですか?次はちょっと姿勢変えましょうか
台の方なら、仰向けでも手入れ出来そうですし」
マッサージ用の台は、尻尾を通せるように穴を作れる仕様になっている事はさっき確認したんだよね
だからそこから尻尾を通して、リラックスしてもらった状態で手入れする事も出来るはず…
色んな『尻尾ケア』の形が脳裏に浮かんでいって、わくわくがこみ上げてくる
「先生、後6本、たーっぷり手入れして、私の虜にさせちゃいますよ!」
なーんて、ちょっと冗談めかしてウィンクしてみる、やっぱりちょっと、変なテンションかも、私
……おこん先生の顔が何だか赤く火照ったように… 前に焔城先生に見せて貰ったビデオで女の人がしてた顔に重なって見えたのも、きっと気のせいだよね、うん