2024/10/13 のログ
ご案内:「ロケット研究会 本部」におこんさんが現れました。
ご案内:「ロケット研究会 本部」にイヴさんが現れました。
■おこん > 「ようし、宇宙服の強化計画は皆の手元に渡っておるな。
それにロケットの方もじゃ。 各々、努めを果たせい!」
おこんの号令が下ると、生徒たちがぞろぞろと散開して
ロケットや宇宙服に取り付いて作業を開始する。
部室棟の端っこの端っこにある、大きな倉庫⋯
今は使われていないとされるその場所は、ロケット研究会の活動拠点のひとつだ。
「聖人の遺骨、37の宗教指導者の祝福が施された聖印、新素材研究部の開発部の
耐熱素材、セラミックに⋯断熱素材に⋯。大丈夫じゃろ。」
改めて自分が揃えた代物を確認する。
ロケットを飛ばすだけなら必要ない代物かもしれないが、
少なくてもおこんはそれらが必要であると踏んで収集していたのであった。
「宇宙服ができたらオプション類も考えねば⋯」
のんびりと作業をしている生徒たちを眺めながら、自分の顎を撫でる。
尻尾をゆらゆらと動かしながら、少し離れた場所で様子を観察していた。
■イヴ >
今日は学園のあちこちを一人で探検中。
見知ったものも、物珍しいものもあって、あっちをきょろきょろ、こっちをきょろきょろ。
おっきな狐耳と狐尻尾をぱたぱたさせつつ、小さな子狐が歩き回っているのでよても目立つ。
そうして探検中に辿り着いたのは…。
「?」
なんだか大勢が集まってわいわいやってる?倉庫…みたいなのがある。
■おこん > 『万機神と機械精霊の名において⋯』
『触媒漏れてんぞ!なにやってんの!』
わあわあと忙しなくやり合っている生徒たちの中で、
不思議な動きをしているものはいやでも目立つ。
ふと視線を向けると、可愛らしい男子が興味深げに歩いているのが見えた。
ちょっとだけ小走りで駆け寄って声を掛ける。
「おお、どうしたんじゃ、こんなところに。 物珍しいものでもあるかのう?
この辺はそそっかしいものも多いから、ワシが話し相手になろう。」
穏やかな調子で声をかけ、作業場所からちょっとだけ離れた場所に誘導する。
作業をしているメンバーはともかく、何も知らずに入ってきた生徒に
万が一の事があれば大変だ。
■イヴ >
ほぇー、そんな作業風景を見ていると…。
自分よりも小さく見える、狐さんが声をかけてきてくれた。
少年にとってはなんだかとても耳馴染みのある口調。
自分のお姉ちゃんに、とてもよく似てる。
なので特に警戒心も何にも持たず、ぱっと笑顔を浮かべて、ぱたぱたと彼女のついていくのだ。
「すごいねここ!何しているところなのかな?」
連れて行かれた先から、作業場所を眺めてわくわくしながら問いかけて、
ちらりと少女に視線を向けると、ゆらゆらふわふわしている狐尻尾についつい目が行っちゃう。
■おこん > 「ウム、ここはロケットっちゅうのを作っておる。
本当はこの空の向こうの⋯月までいく計画じゃが、
全然そこまでは至っとらんでのう。」
少年の純粋な好奇心に答えながら、二人で作業場所からちょっとだけ距離を取った。
二人で作業の光景を眺めながら、鷹揚に頷く。
あれやこれやと作業現場を指しながら説明している最中で、
視線に気がつくと楽しげに笑った。
「おや⋯、ロケットよりワシの尻尾がそんなに気になるか?
ゆっくりなら触っても問題ないぞ、この前手入れしてもらったばっかりで、
触り心地も毛艶も抜群じゃからな!」
他人に手入れしてもらった尻尾だが、我がことのように自慢気に語る。
大きな尻尾を相手に差し出すようにして、尻尾の先端で軽く相手に触れた。
見たところ、自分と彼?はある程度近い種族にいるのだろう。
気になるのもわかるし⋯なにより稚気が自分を刺激する。
甘い反応になってしまうのも仕方ないのだ。
■イヴ >
「ロケット!この学園そんなのも作ってるんだ…!月まで!?すごーい」
興奮気味にぱたぱたと尻尾を揺らしながら、目をきらきらさせている。
小さな男の子、ロケットとか好きだよね。
次いで、視線に言及されるとちょっと恥ずかしそうに視線を泳がせる。
「えへ、此処でお狐さんってあんまり見なくってつい…。
わぁー、おうちではママやお姉ちゃん達が毛繕いしたりさせてくれたりすrんだけど、
こっちに来てから全然そういうのがなかったんだ。触ってもいい、の…?」
自分よりちっちゃな子、という目線で見ちゃっている故に、少しだけ遠慮がちに。
でもその先端がくゆる様に触れてくると、そのもふもふ加減にそわそわ…我慢できなく…。
「もふー♪」
わしゅっとふわふわの尻尾さんに抱き着くように、でも激しくはせず、わしゅわしゅもふもふ、毛並みと手触りを堪能…。
「わー、ふわふわだぁ~♡」
すりすり、甘える様な声を出しつつ、必要ないくらいの毛並みに思わず毛繕いの手付き。
おうちではいつも母狐や姉狐にしていることなので癖みたいなものなのだ。
ぱっふんぱっふん、自分の尻尾も振ってとっても幸せそげ。
■おこん > 「そうじゃな、まあロケットはまだまだといったところじゃが⋯。
ふむ、たしかに狐めいたものはあまり見ぬのう。
ワシも少しは見たことがある程度じゃな⋯。」
少年の恥ずかしそうな表情に優しい笑顔を浮かべて答えた。
たしかに、彼のいうように”同族”的なものをあまり見ないとなると、
これくらいの幼い子には、きっと寂しいに違いない。
「おぬしが満足するまで十分に触ってよいぞ。 んん、っ⋯♡
おお、そうじゃそうじゃ、上手に触れておる、良い子じゃな⋯。」
我慢ができない、といった様子からして、本当に近い仲間に
じゃれついた覚えがあまりないのだろう。
優しく、かつ満喫するかのような手つきに目を細めながら、
抵抗することなくうっとりと目を細める。
「ふふ、おぬしもよっぽど嬉しかったようじゃな?
満足したら次はワシがおぬしの尻尾を手入れしよう。
そうじゃ、よければ名前を教えてもらえぬか?
ワシはおこんという…んんっ、ふふ⋯♡」
甘えるような愛らしい手つきが母性を刺激する。
時折小さく鼻を鳴らしながら、相手に応えるように、
手や尻尾に優しく触れて撫でようとした。
■イヴ >
「おこんちゃん。おこんちゃんも、ロケットをつくってるの?」
自分よりちっちゃなこの狐さんが先生とはまだ思っておらず。
尻尾をもっふりもっふり、堪能させてもらいながら問いかけて。
「わふふ、ボク?ボクは祝夜って言うよ~♡
わぁ、ほんとに~?」
満足するまでしていい!らしい。
しかもお返しもしてくれるって、なんていい子…。
狐さんから時折聞こえる、鼻から抜ける様な甘い声。
遊んでくれるお姉ちゃん達や、ママがたまに漏らす心地よさ気な声にそっくりのそれ。
おっきな狐耳をぱたぱたさせて聞き取れば、こしゅこしゅと毛繕いする手付きがなんか艶めかしくなってくる。
ママ狐から"ある種の英才教育"を徹底してされている子狐、ちょっと自然に、そんな指遣いが出ちゃうのも無理はない。多分。
「ふふー、きもちいいー…?♡」
すりすり、身を寄せて耳元で囁く言葉も妙に甘ったるい。
同族とのモフり合いに嬉しくなっちゃたんだね、そうだね。
■おこん > 「おお、そうじゃぞ。 ワシは監督をしておるからな。
立派なロケットを作って月に飛ばすのが目標なんじゃよ⋯。
イヴ、よい名前じゃな、おぬし⋯それに、んんっ⋯♡
随分と尻尾の扱いに、手慣れてっ⋯おるのう⋯♡」
無邪気な調子の言葉とは裏腹に、尻尾に触れる手つきは
それにそぐわぬ熟達した様子。 声色に甘いものが混じりはじめ、
相手の手が動くたびにほのかに腰がぴくりと震える。
「う、うむっ、ずいぶんと、きもちよい、いいっ♡
おぬし、慣れておるようじゃ、な、ぁ――っ♡」
囁きにぶるぶると体が大きく震える。
敏感な尻尾を、子供らしからぬ手管で撫でられているだけで、
頭の中に桃色の霞がかかってくる。
自分が子ども扱いされているかのようだ。
「お、おぬし⋯どこかで習ったのかのう?
随分と尻尾のっ⋯あっ⋯♡触り方を、心得ておるようじゃ、が⋯?」
必死に抵抗するように、相手の尻尾に手をやり、根本に小さな手を這わせながら問いかける。
■イヴ >
「監督さんなんだ!?すごいなぁ…ボクより小さい狐さんなのに‥♪」
こしゅこしゅ、くゆくゆ。
手指の動きがどんどん滑らかになっていく。
毛並みにそって手櫛をいれたと思えば、ちょっとだけ逆撫でしてアクセントをつけてみたり。
ただもふってるわけじゃなくて、相手を気持ちよくさせる触り方を心得ている…!
「ふふー♡
ボクのママやお姉ちゃん達も、上手だねーって言ってくれるよ♡
いっぱいいっぱい気持ちよくなってくれるとかわいい声出してくれるから、好き…♪」
無邪気に笑みを浮かべる子狐。
細められた紅眼にどこか魔性を感じる(かもしれない)。
「ママがいつもボクにしてくれてたから、自然と覚えちゃったんだ~。
ふふ、気持ちよさそう♪ ふふっ」
尻尾の付け根をすりすり…。
自分の尻尾の少女の手指が触れると、小さく細い肩を震わせて、擽ったそうに大きな尻尾をくゆらせながら。
※あくまでも毛繕いをし合っているだけです
■おこん > 「そ、そうじゃよっ♡ ワシはこう見えても、お”っ、あぉぉ⋯♡」
年上ぶろうとするも、ことごとく尻尾への愛撫で潰されてしまう。
今やその場にへたり込み相手に体と尻尾を委ねて梳き放題に可愛がられるがままだった。
「じょ、じょうず、じょうずじゃなっ♡
姉様やかか様が教えてくれるのか、道理で、しゅ、ごぉっ♡
っふーっ、ふーっ、ちなみにっ、ちなみにワシはどうじゃっ?
ワシはおぬしからみたら、かか様レベルか?姉様レベルかっ?」
おぼつかない手つきで、相手の尻尾の芯をなぞるように撫でる。
先生としての矜持が尻尾を撫でられるきもちよさでぐちゃぐちゃにされる前に、
必死にアピールしたかったのだ。
「おぬしの尻尾も立派な⋯うむ、良く愛されておるのが、わかる⋯♡
っふーっ、ふ⋯⋯! さりとて無理にもせず、丁寧に扱うことをしっておる⋯。
実によい子じゃのう⋯♡」
相手の掌の↑でころころ転がされているにもかかわらず、年上としての目線は忘れない。
忘れてしまったら、彼より小さな狐の女の子でしかないのだ。必死だった。
■イヴ >
「こう見えても…?
あ、もしかしておこんちゃん。ほんとはおっきい狐さん…とか?」
ふと、自分のママが幼女のような姿をとることがあったのを思い出す。
ロケットを作っている集団の監督さんだし、もしかして…とも思って。
…好き放題にもふもふさせてくれるし、可愛がらせてもらるし…普通に年下の狐ちゃんかと思ってしまっていた。
「みんなに可愛くなって欲しいから、気持ちよくなってくれると嬉しいな~♡
にゅふふ…おこんちゃんのも気持ちいいよ♡
比べるなんてしつれーなことしないよ♪おこんちゃんのお手々も、すっごい素敵だもん…♡」
息が荒いちっこい狐さんをぎゅーっと小さな体で抱きしめる様にして、尻尾くゆくゆ、お耳はむはむ。
まぁ,甘えているだけといえば甘えているだけなのだけども、なんだか一々、官能的。きっとママ狐の影響だ。
「ママが、男の子なら"女の子は鳴かせても泣かしちゃダメ"って♡」
どうやらなかなかのことを教え込んでいる母狐らしかった。
■おこん > 「そうなんじゃよっ、ワシはすごい、数万年以上もいきっ、いいっ⋯♡」
尻尾の付け根から、芯、そして毛皮⋯丁寧に動く手が頭の中を心地よさで満たしていく。
上ずった甘い声でしか答えられないのがその証左だった。
「き、きもちよい、よいからっ、♡ ワシはっ♡ ――っ♡」
尻尾をいじるだけではなく、お耳まで食まれてしまうと全身を硬直させて
ふるふると震わせる。 彼のかか様はきっと教育熱心だったのだろう。
まさかこのの幼さで、ここまで尻尾を丁寧に弄り回すことができるとは。
「っふーっ、ふーっ⋯♡ な、なるほど?たしかにそうじゃな、それは⋯そうじゃが⋯。
イヴは良いこじゃな、かか様のおしえをきちんと守っておる⋯。」
息も絶え絶えな様子で、優しく頷く。彼の”かか様”に対する愛と信頼は本物だ。
自分がちょっとそれを考えていなかったのである。
最早頭の中はとろとろふわふわで、相手の尻尾の付け根を指でなぞり、
更に毛皮に手櫛をかけるだけでせいいっぱいだった。
■イヴ >
「えっと…じゃあ、ちゃん付けは不味い…カナ?」
くしゅくしゅくゆくゆ。
もしかしてだった!…と思いつつも、やめてと言われないので止めない尻尾愛でタイム。
むしろもう、こんなに気持ちよさそうにしてくれて子狐もご満悦。
可愛い女の子が、より可愛い感じになってくれるのがとっても嬉しい無邪気パワー。
「にゅふふ…ボク、いい子?
折角同じお狐さんなんだし、なかよくしよーね…♡」
すりすり。
年上だってことがわかったらもう甘える方向にも遠慮しなくなった様子。
おこん先生の手櫛に心地よさげに身を寄せて、自分の手指は少し穏やかに、もふもふとふわふわ感触を楽しむ程度にペースを落とす…。
一方で、相手が自分よりちっこくてもまるで構わない甘え上手。
しゅるん♡と尻尾同士を絡ませたりして、むぎゅーっとくっついている……。
■おこん > 「構わぬ、ちゃんで良い、のじゃっ、あっ、っひあぁぁ⋯♡」
すっかり瞳をうるませ、頬を桜色に染めながら相手の言葉に答える。
小さな身体を相手にくっつけたまま、幼く無邪気な”なかよし”攻撃に
すっかり蕩けていた。
「うむ、良い子じゃ⋯♡ イヴはとっても良い子じゃ⋯♡
おぬしの姉様もかか様も誇らしいじゃろう、んあっ、はぁっ⋯♡」
尻尾と尻尾が絡み、体と体がぴったりとくっつく。
自ら体を擦り寄せるようにして甘えながら、
相手の純粋な優しさを味わい目を細める。
「おぬしはやさしい子じゃ…こうして少し触れ合っただけでも、
十分わかるぞ⋯。」
手を伸ばし、よしよしと相手の頭を小さな手で撫でる。
純真な好意はこうも鋭い⋯久方ぶりに味わった思いに、
どこか満足げな表情を浮かべ、自ら尻尾を動かして、
相手の尻尾を優しく撫でさする。
■イヴ >
擦り付ける頭の向こうから聞こえる蕩けた声。
気持ちよくなったお姉ちゃんやママがたまに出しちゃう声と同じ感じ。
自分よりちっちゃな相手に甘えるの、少しだけ変な感じだけど、よしよしと撫でられると頬を綻ばせて、目尻が下がる。
気持ちよさ下に大きな耳がぱたぱたと跳ねて───ちょっとヘンな気分になっちゃいそう。
「ふふー…♡ おこんちゃん可愛い~♪好きかもー♡
ね、ね。また此処に遊びに来てもいい……?」
すりゅすりゅ、これでもかとモフり尽くした感のあるちっちゃな狐さんに甘えるように問いかけ。
こう、ママ狐から離れて男子寮で生活なんかもしれいるからこういう手触りが少し恋しかった。
自覚はなかったけどちょっとだけホームシックだったのかも。
思わず、おんなじお狐さんを見てこんな風になっちゃうくらいには。
■おこん > 「んふー⋯ウム、良い子じゃな⋯♡ ワシもイヴのことは好きになった⋯。
ワシも良い子は大好きじゃ…。
ここを訪れたときもきちんと礼儀を知っておった。 かか様から良く教えられたのじゃろう⋯。
おお、ぜひまた遊びに、んんっ♡ 遊びに来ておくれな?
もし先に言ってくれたら、お茶菓子のひとつも用意しておくでのう⋯♡」
すべすべした尻尾と尻尾が絡み合うだけで、くすぐったさと心地よさが背筋と脳を刺激する。
頭を撫でてもらって嬉しそうにするあたり、彼はまだ幼いのだろう。
そのまま髪、獣耳、ほっぺたのあたりまで丁寧に撫でてあげながら、満足げに頷いた。
「それに、ワシもこうして狐の子に会うのはあまり機会がなくてのう⋯。
イヴが来てくれて、ようやくその事に気づけたかもしれぬ。」
長く長く生きて来ても、寂しさというのはあるのかもしれない。
改めてそこに気づけたこと、そして、その気持を彼が和ませてくれることを知ったのだ。
穏やかな表情で相手に語りかけ、そっと体を預けた。
■イヴ >
「むふー♡」
好きだと言ってもらえれば満面の笑み。
悪意の滲みが一つも見えてこない幼狐…また遊びに、の言葉に力強く頷いて。
「ねー、やっぱりちょっとだけ寂しいよね?
ボクもおこんちゃんといっぱい"なかよし"したいな…♡」
しっとりと細められた紅眼はあどけない顔つきにそぐわずほんのりとした妖艶さを見せる。
ずっとここでもふもふしてたいけど、部活?の邪魔をしてもいけないし…。
最後にもふーっとおこん先生の尻尾に顔を埋めて良い匂いにご満悦。
たっぷり堪能させてもらって、撫でてもらって、名残惜し下にぱっと離れると。
「ふふ、それじゃあ…また来る、ね? おこんちゃん♡」
くすりと笑みを浮かべる口元に自身の指をあてて、
嬉しげにゆらゆらと金色の尻尾を揺らしながら…言外に次はもっとなかよししようね、なんて思わせる視線を向けて。
じゃあ、またね!と。
別れは年頃の子供らしく、元気に手をブンブン振って、ぱたぱたと駆けていくのでした──。
その日は男子寮で、とってももふもふの良い夢を見れたそうな。
■おこん > 「そうじゃのう⋯。少しだけ、本当にすこーしだけ、寂しいかもしれん⋯。
えっ、あっ、そ、そうじゃな?!”なかよし”⋯じゃな⋯?」
一瞬寂しさが表情に浮かぶも、続く相手の言葉にびくりと震えた。
次に会うときには、大変なことになってしまうかもしれない。
尻尾に思いっきり顔を埋める相手の頭を優しく撫でながら、それでも、と目を細めた。
「うむ、ぜひまた⋯”なかよし”しような?」
頬を染めながら、イヴの言葉に頷く。
元気よく去っていく背中を見送りながら、小さくため息をついた。
「あの年齢で傾国の気があるのう⋯。 ワシも900年前はああだったんじゃろか⋯。」
あの若さとあどけなさ、そしてなにより人誑しの相。
なんとなく思うところがある。 遠い昔のことに考えをやりながら、
さっきまでたっぷり彼が触っていた尻尾を両手で抱きしめ、物思いに耽るのであった。
ご案内:「ロケット研究会 本部」からイヴさんが去りました。
ご案内:「ロケット研究会 本部」からおこんさんが去りました。