2024/12/17 のログ
ご案内:「落第街 ホテル通り」に廿楽 紫音さんが現れました。
廿楽 紫音 > 「お試し実験は終了っ、と」

ホテルでの一幕を終え、すぱーと煙草の煙を吐きながら感慨にふける。
色々試してみたけど、やっぱりドラッグが一番手っ取り早いか。
自分の”特性”にもよく馴染む。とはいえどんなものを作るかはまだ未定。

「ドラッグを作るならどんなモンがいいかね~…
 気持ちよくなんのは当然として、他にも色々……

 アッパー系ダウン系とかいろいろあるらしいじゃん?でもそれだけじゃ面白くないし…

 ま、試作を作るところから始めないとな」

それには一体何が必要か。
研究室は必要だ。何をするにも実験が不可欠。
それに工場もあった方がいい、となると……金が少しいるか?

「足はつかないようにしないとな」

となればやはり拠点は落第街だろう。犯罪組織は風紀委員に逃げるということが出来ない分、ひっそりとやる分には目につきにくい。

コネもツテもない自分ならどうすればそれらを調達出来るか……課題は少し多くなってきたな。

「これからは素顔晒してる訳にもいかないし、顔隠すもんも集めないといけないよなぁ。

 うーん、目的が出来たのはいいけどやることは結構多いかも」

それらをかき集めるのも、やはり落第街だろう。足がつかないのは大事だ。
常世学園にあるディープウェブ上を少し探りながら、目的に合致しそうな所にめぼしをつける。

幸い、悪い事をしようという人間で素顔を隠したいというものは多い。
それようの仮面屋はすぐに見つかることだろう。

廿楽 紫音 > 「君はどう思う?」

そんな風に、ベッドで”倒れている”女に尋ねる。
返事はない。まぁ、当然だ。色々としたもんだから。

死んではいないけど薬の影響で意識が緩慢になっているのは間違いない。

「結構気持ちよかったでしょ? 
 色んな菌で遊べるんだよ。今は…感覚神経を麻痺らせて快楽系を少し弄ってるんだよ。
 脳みその中優しく撫でられてる感じになってんじゃないかな~…これ知ったら普通に戻れないかもね」

声に反応したのかぴくんと跳ねる女体を見て、はははと笑い。

「やっぱ快楽って大事だよね。
 なんでも気分いい方がハマるもんだしさ。

 んー、アッパー系にしようか。
 過去に流通したドラッグも調べてどんなのが流行ったのかも勉強したいね」

シャーレに残る液体をスポイトで吸って、また数滴を女の口に注いで飲ませる。
んん…っ!という一瞬の拒絶は、しかし酩酊に似た朦朧状態では抵抗できるはずもなく。
そのまま嚥下させられ、また何度か痙攣を引き起こしながら女に絶頂を引き起こさせる。

「効き目は十分。ん~……我ながらこういうことするのには最適な魔術だよな。
 誰がこんな体にしたんだか…ま、どうでもいいけど。」

廿楽 紫音 > 実験はさらに数度繰り返される。
落第街に落ちていた女一人、滅茶苦茶になったところで誰も気になどしないものだ。
薬物中毒で廃人になってるような連中、これまで腐るほど見てきた。
その中の一人として、何処かで好きなように扱われるだろう。

勝手にほかの連中が処理してくれるというのは、今の自分にとってはかなりありがたい事だ。

「次は何系を試そうかな~
 LSDみたいな合成麻薬系は参考にしやすそうだよね。

 ん~…しかしパンチがもう少し欲しいか。
 今日日ただのドラッグなんかじゃ満足しないだろうし」

そういえば、過去には異能を発現させるようなドラッグもあったんだったか。
そういうのを作れるだろうか?自分の使える魔術を用いて。

試してみようか。時間は沢山あるのだし。

ご案内:「落第街 ホテル通り」から廿楽 紫音さんが去りました。