常世城砦にある探偵社。






Time:01:28:05 更新


シェン・トゥアール > 「ミルさんっ、そんなの…あ、あ…。」
彼女の言葉は熱に浮かされたようなそれ。
甘い宣告とともにゆっくりと、彼女の口が首元に迫る。
その様子に名前を呼ぶことしかできなかった。そして――――。

「―――――っ♡」
首筋を軽く噛まれたその瞬間、頭の中に情報が流れ込んで来る。
”ウサギは狼に食べられて…いっしょに、ひとつになる”。
その言葉が頭の中にひらめくのと同時に、かっと体の奥が熱くなる。
眼の前の人に…狼に、もっともっと自分を染め上げてほしくなる。
身も心も相手のおなかのなかにおさまってひとつになりたい…
そんな渇望が首をもたげ、衝動となって自分を突き動かした。

「ミル……さぁん…」
呼びかける声は先程とは異なる、甘く嗜虐心を誘うようなもの。
荒い息を尽きながらゴクリと息を飲み、ゆっくりと体の力を抜いていく。

「ミル、さん…俺のこと、たべてぇ…♡ 食べて、くだ、さい…♡」
甘く囁くような調子で相手におねだりする。
今の自分は、もはや探偵ではなく…狼に食べられる、小さなウサギでしかなかった。
(02/24-01:11:34)
ウィンドミル > 「分かってる、分かってるよね?ガラテアにそんな悪い事出来る人はいないもん
 ミルに嘘を最初に書きこんだ誰かもこんな事起こる筈はないって思ってる筈だもん

 でもミルは悪い事、たくさん出来るのだわ。これまでと同じように」
ぴんと立った耳が、諭す"おじさま"の言葉を聞く
そして自分の倫理回路がNGを刻み込む度。自身の熱が背徳を誤認する

今の彼女は、『悪い事』に過剰な興奮状態を示す状態になっていた
例えば、目の前に『獲物』を組み敷いているのならばやることは決まってる
ほんのちょっと手の力を強めて、体重を乗せるように被さって。彼女の牙がその細い首元に……
(02/24-01:00:19)
シェン・トゥアール > 「ガラテアの……そ、そうか…!!」
頭の中で全ての情報がつながっていく。
ひたすらに正体を隠す彼女/彼女の種族/彼女の目的…。
そして新型の”人形”。

「君は…ミルさんはアンドロイドだったんだ…。」
間近で見ればよく分かる。彼女の皮膚の質感。
そして微かに…機械の目を持つものにだけ見えるパネルライン。
逆に言えば、自分はこれまで彼女のことをきちんと見ていなかったのだ。

「ミルさん、もし俺を上書きしちゃったら…。 ”おじさま”は消えるんじゃない?
 ガラテアはそうしろっていったの? それとも…ミルさんがそうしたいって思っている?」
彼女と1:1で接続されている以上、彼女の指先ひとつで自分は塗りつぶされてしまう。
彼女を”人間”と認識してしまったように、自在に書き換えられてしまうだろう。
それをわかっていても、この行動が…誰の思いなのかを知りたくて問いかける。
その声はとても穏やかで、呼びかけるようなそれだった。
(02/24-00:50:25)
ウィンドミル > 「ミルはガラテアの人形なのだわ。それもおじさまのボディ情報を踏まえて作られた次世代機
 本当はおじさまのメンテナンス機として支給されるはずだったのだけど
 ガラテアの人たちに命令されたの。『正体を隠して接触する』って」
彼女が事実を口にする、それに並行して貴方の内部に『人間』で固定した項目に修正を加える
彼女の正体はガラテア所属。そして貴方の次の世代のドールである、と

彼女の瞳が結末を悟る。このまま書き換える権限は握り続けている
口調はそのままであるものの、その瞳も言葉も、感情を欠落したように淡々と

「ミルの人格ソフトウェアでおじさまを上書きすれば、一緒になれると思わない?」
ガラテアの思想に必要なのは、実際の所ボディの挙動が正常かどうかだ
彼らの善意で守られてきた貴方の『人格』に対して。もしも少しの悪意が介入すれば……?
(02/24-00:37:09)
シェン・トゥアール > ぽすん。 気の抜けた音とともにソファに押し倒される。
さっきとはまるで違う、丁寧な…大事なものを扱うようなそれだった。

「…ミルさん、君は…いったい…?
 それに一緒って、っぴぃっ…!」
ウソをついている…その話は、そこまで重大なことではない。
それよりも、彼女の手が自分の首に動き『なにか』が接続されたことが示されている。
侵入などではなく、防壁も起動しない…そんな権限で
アクセスできるのは、『ガラテア再現部』だけだ。

「ミルさん…な、人間、えっ…? ええ…?」
困惑と混乱が抵抗の意思を奪う。
頭の中に思い起こされるのは、夢の話…。
彼女と”つながって”エネルギーを補給されたあの日のことだった。
強制的に意識がシャットダウンしていたことから、なにかバグの類かと思っていたけれど、
あれは現実に……実際に、彼女からエネルギーを供給されていたのだと理解する。

「ミルさん…ミルさんは一体…?」
押し倒されたまま小さく呟く。
少なくても、彼女は自分にエネルギーを補給できる、ガラテア再現部に所属するのは問題ない。
(02/24-00:25:57)
ウィンドミル > 力任せの振る舞いを一度見せ、身を乗り出して相手をソファーに押し付けるのは流れの様なものだった
ミルが上、おじさまが下。クッションに沈み込む時の感覚は、優しすぎるくらいだった

「嘘ついた、任務も失敗、でも、そんなものより
 おじさまと『いっしょ』がいいの……!!」

互いの首に手を伸ばす。そして2つが繋がれる
あの日の『夢』に顕れた通りだ。今日はそれが、現実の一幕で再現されているだけで
(02/24-00:17:51)
ご案内:「白兔偵探社」にウィンドミルさんが現れました。 (02/24-00:04:08)
ご案内:「白兔偵探社」にシェン・トゥアールさんが現れました。 (02/24-00:03:19)
ご案内:「白兔偵探社」からシェン・トゥアールさんが去りました。 (02/22-02:59:33)
ご案内:「白兔偵探社」からウィンドミルさんが去りました。 (02/22-02:59:06)
シェン・トゥアール > 「み”ゃっ♡ ひ…はひゅ…♡」
ぐい、と勢いよくケーブルを引き抜かれたショックが電脳を直撃する。
ばつんと目の前が暗くなった。 人間でいう気絶である。
その後、頑張って再起動したシェンはミルに昨日のことを問い詰めたが、
彼女は知らぬ存ぜぬを突き通しきった。

結局のところ、いきなりちゅーしてしまった手前、強くも出られず…。
匿った少女との共同生活が始まるのであった。
(02/22-02:45:02)
ウィンドミル > 「おじさま、もう十分だわ!自分を強く持ってだわ!!」
誰の責任、そういうものはもう通り越した議論であります
エネルギーの充填も終わった所で、ついぞそのチューブは外れる

ミルが自分の胸裏に収納する姿は思いっきり相手の認識してる範囲だけど
ダイジョウブ、コレハユメ。信じてくれと願いました
繋げたままの首裏のコードで改変すればいいと気付けないのが彼女らしさとして

「ミルがパートナーになる相手なのだわ
 甘えられるのは嬉しいけど……情けないのはちがうもの」
彼女の計画の中では果たして、匿われてる状況から何処まで進んでいるのやら
(02/22-02:30:39)
シェン・トゥアール > 「ち、違う! えっちなわけじゃなくてっ、それはその…。
 普段遭遇したことがない状況だから、それで…んあぁっ♡」
必死に反論しようとしたところで、溜め込んだエネルギーが一気に注ぎ込まれる。
腰を浮かせ、ぶるぶると全身を震わせながら情けなくも甘い声色で鳴いた。

「っはーっ、はーっ……♡ ミル、おねがい、それ、それっ、やめて…。
 俺おかしく、な、る……。 うぅー…♡」
耳をぺたんと伏せ、すっかり快楽に瞳を潤ませながら相手に訴えかける。
彼女のいうように、これが”毎日”続いてしまったら……。
自分がどうなるかわからない、そんな恐れがあった。

毎日彼女におねだりしてエネルギーを”入れて”もらう、とか…。
色んな意味で恥ずかしいし、大人としてのプライドもぐちゃぐちゃだ!
(02/22-02:18:29)
ウィンドミル > 「ざ、残念って、大胆過ぎるのだわ
 おじさまって想定よりえっちだったのだわ!」
イメージ像だけで浮べていた相手の姿は確かに違うもの
どんなトラブルでもどこか冷静さを失わないような探偵像

秘められた願望の甘さに、思わずつんとした言葉を使ってしまうものだけど
しかし体は正直というもの。一際溜め込んだ燃料をこぽっと、奥に流し込んでしまう
煽情的に震える相手を見まいと両手で目を覆いながら、隙間を作って眺めてしまう

「お、お仕事だから、お仕事だから。毎日してもおかしくないわ……よね?」
この小声、聞こえちゃうのかな
(02/22-02:08:05)
シェン・トゥアール > 「んっ…んんっ…んふ…♡」
エネルギーがとくとくと注がれるたびに、小さくお腹が、そして腰が震える。
人間でいえば、口移しで食べ物を与えられている…または、親にスプーンで食べ物を食べさせられているような、
恥ずかしさと、全身にエネルギーが満たされていく喜びと心地よさ…。
それらに小さく声を上げ、夢中になってエネルギーを取り込む。
心地よく、幸せで…少し恥ずかしいような感覚にすっかり浸っていたところに、
彼女の混乱した言葉が返ってくる。

「夢…夢かあ…じゃあ残念だな…。
 ミルに、こんなふうに…エネルギー、分けてもらえるの、嬉しいのにぃ…♡
 あ、でも…この気持ちよさ覚えたら、もうひとりじゃエネルギー補給できないなぁ…。」
とろんと表情を緩ませながら、心地よい感覚に酔いしれる。
普段のエネルギー補給とは違う、明確な相手からのエネルギー。
”相手がいる”…それがたまらなく甘美に感じてしまうのは、ただ人寂しかっただけではない。
(02/22-01:56:53)