【シェア設定】【古代エジプト】【イベント】 ◆古代エジプト文明の遺物展示エリア ※【】にて囲んだ専門用語は、下部に後述。
●概要 常世博物館の中央館、その一角に設置されたエリア。 主な展示は、先王朝時代~プトレマイオス期の、ナイル川周辺に発展したという【ケメト】と呼ばれた地域より発見された古代エジプト文明の遺物が中心となっている。
また【ケメト】と対比される概念である、ナイル川より離れた【デシェレト】と呼ばれる地域については、簡単な説明のみで済まされている。
◆主な展示物 ●石板やパピルスなどを中心とした文献的遺産 【ヒエログリフ】や【ヒエラティック】【デモティック】と言った古代エジプトを代表する言語で記された、様々な文献。 宗教的な物から、政治的な物、民衆文化的な物、と、完全な形で残っている物は少ないが、数多く展示されている。 また、神秘学的、魔術的な記述のある物も多く存在するが、危険性が未知数のため、一般展示はされていない。 これらは博物館の地下に保管されている。
●古代エジプト美術品 絵画やレリーフなどに代表される、胴体が正面、顔と両脚が横を向くという形式で統一された、平面美術。 また、主に黄金を用いた彫金によって作られた、より写実性に即した立体的美術品、の数々は、王族の装飾品などとして多く残っているが、それ以上に盗掘などの憂き目に遭い現存している物はほんの一部であるという。 現代で最も有名なのは『ツタンカーメンの仮面』だろう。 ●楽器 ほとんど研究が進んでいない分野だが、銀製のトランペットなど、いくつかの楽器とみられるものは発見されており、その一部が展示されている。
●文学 主に賛歌や詩、自伝的なものなどが展示されている。 また古代から時代が下ると、物語文学なども産まれ、それらの一部も展示されている。 ※古代エジプト文化より近代であるとの注釈がある
●娯楽 【セネト】と呼ばれる、世界最古とみられるボードゲームが存在していたとされる。 また、そのほぼ完全な形の遺物が展示されている。 この展示の近くには簡易な休憩室を兼ねた防音室があり、この【セネト】を実際に体験して遊ぶ事が出来るようになっている。
●宗教 古代エジプトと言えば、と連想されるだろう『ミイラ』や、それらを納めていた石棺、ピラミッドに使われていた精巧すぎる石材などが展示されている。 また、埋葬の際に用意される装飾品、埋葬品などのレプリカ(多くが黄金製のため)なども多数展示されており、不気味さと神々しさ、華やかさなどが混同している。
⇒●宗教『冥界が信じられていた文明における、聖遺物の展示』 宗教関係の展示コーナーにはさらに一画、特別な展示エリアがある。 そこには実際に使われていたとされる遺物が展示されている。 ⇒【死神の十三神器】へ
◆特別な展示物 ●完全な形で遺されている、詳細不明な古代ピラミッド あまりに巨大なピラミッドであり、建設時期は恐らく『古代プトレマイオス期』である、と目されているが、より古いと物と思われる形跡も確認されている。 ▲⇒現状 その巨大さと稀少価値から、周囲数キロメートルに渡って結界により現実世界から切り離し、空間を圧縮。 物理的な大きさを1m四方まで縮小された状態で、常時『図書委員』または『祭祀局』による2~4人の監視がされた状態で保管、展示がされている。 ▲⇒展示意図 こちらの遺物に着いては常に有志の採掘者、調査員などを募集しており、また、アトラクションの一つとしても扱われている。 詳細は▼⇒【謎の巨大ピラミッドの探索へ挑め!】へ(リンク先作成中)
◆用語説明 ●【ケメト】 ナイル川を中心に発展した地域であり、古代エジプトと言えば主にこの地域を指す。 ナイル川によって運ばれてくる肥沃な河土によって、豊かな土地となっており、【ケメト】は【黒き大地】という意味の言葉である。
●【デシェレト】 【赤き大地】という意味の、ナイル川の恩恵を受ける事ができない地域の事である。 荒れた荒野、砂漠であり、【ケメト】に比べて記録が残っておらず、人類が生活していただろう痕跡が僅かに見つかっているだけである。
●【ケメト人】 【ケメト】で生活していた、古代エジプトの中心になった人々の事を指す。 恵みも滅びももたらす『ナイル川』を神聖視していた。
●【デシェレト人】 【ケメト】の外からやってきた人々、または【デシェレト】で生活していた人々を指す言葉。 彼らは【ケメト人】とは別の信仰や文化を持っていたとされるが、詳細はわかっていない。
●【ヒエログリフ】 古代エジプトで使われていた、もっとも有名な文字。
●【ヒエラティック】 【ヒエログリフ】と共に発展した、神官や書記官の用いた文字。
●【デモティック】 【ヒエラティック】を崩した簡略文字であり、民衆向けに使われていた文字。 【プトレマイオス期】以前はその価値が高まり、様々な場面で利用されたが、紀元前3世紀前頃には、行政言語として【コイネー】の価値が高まり、次第に公的な場面からは姿を消していった。
●【コイネー】 現代ギリシア語に繋がる、広く伝わった古代言語の一つ。 古代ギリシア語の、二つの方言をベースに作られた。
●【セネト】 世界最古と目されるボードゲーム。 |
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